「家政婦は見た!」は83年から08年に「土曜ワイド劇場」枠で、市原悦子の主演で放送されていた人気ドラマシリーズで、97年10月期には宮崎美子(当時=淑子)の主演で連続ドラマ化もされた。
12年12月、「松本清張没後20年ドラマスペシャル 熱い空気」で、米倉が家政婦役を演じ、18.6%(数字は以下、すべて関東地区)の高視聴率を獲った。今回、その流れを汲む形で「家政婦は見た!」が5年8カ月ぶりに復活し、17.4%の高い数字をゲットしたのだ。
同時間帯放送の「S-最後の警官-」第8話(3月2日)は11.2%と、前週より1.7ポイントダウンし、過去最低の視聴率となった。同ドラマは初回(1月12日)こそ、18.9%と好スタートを切ったものの、第4話(2月2日)で12.9%と落ちて、以降4週連続12%台に低迷していた。
「家政婦は見た!」に完敗し、落ちるところまで落ちた感がある「S-最後の警官-」。第9話(3月9日)から、主役の神御蔵一號(向井)が所属する架空の警察庁特殊急襲捜査班(NPS)に配属される女性スナイパー(林イルマ)役として、新垣結衣が登場する。もう、こうなったら、もう“ガッキー効果”に期待するしかないか…。
問題ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)第7話(2月26日)は11.8%で、前週より0.3ポイントの微増。ただ、これで3週連続11%台となり、今後、大きなアップを望むのは難しい情勢となってきた。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第9話(3月2日)は15.4%で、前週より0.7ポイントダウンし、なかなか数字が伸ばせない状況だ。
(坂本太郎)