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「NMB48 5th Anniversary LIVE」3日目(千秋楽)レポート

 今年で5周年を迎えたNMB48が『NMB48 5th Anniversary LIVE』と題した記念コンサートを20日〜22日まで開催した。そのコンサートの千秋楽が22日に大阪城ホールで行われた。初日は小谷里歩、2日目には日下このみが前座として独演会を行い会場を盛り上げてくれた。最終日も前座で誰かの独演会があるのではと思っていた人も多かったことだろう。

 そんなワクワク感を持ちながら待っていると、いきなりステージの真ん中に麻雀卓が現れた。そこに須藤凜々花が登場して、何と麻雀を打つことになったのだ。ゲストとして吉本新喜劇座長の川畑泰史・とにかく明るい安村・トレンディーエンジェル・たかしが登場して、4人で卓を囲むことになった。コンサートの前座としてはありえない光景だが、この麻雀でステージはしっかり暖まり、千秋楽の幕開けとなった。

 『イビサガール』からスタートとなり、最初からギアー全開で一気に4曲を歌い上げた。ここから様々な企画が用意されるのだが、まず1期生のデビュー当初のレッスンしている映像などが会場スクリーンに映し出された。ここで1期生のみでAKB48の『Beginner』を披露。この曲は結成当時にたくさん歌い踊った1期生にとっては思い出深い曲ということもあって選曲されたという。さらに2期生は『桜の花びらたち』、3期生は『BINGO!』、4期生は『Virgin love』、移籍組は『引っ越しました』、ドラフト1・2期生が『会いたかった』と、それぞれ思い出深い曲を選び披露した。さらに現在のチーム別にステージは展開され、各チームカラーをしっかり見せて会場を盛り上げてくれた。

 渋谷凪咲がピアノの弾き語りに初挑戦し『君と出会って僕は変わった』を歌うのだが、緊張のあまり手が止まったり歌えなくなってしまうシーンがあったが、歌えなくなったところを集まったファンが一緒に歌い、最後まで歌いきることができた。失敗してしまったが、大舞台で大きな経験をしたことで、これを糧に次へと繋がったのでは無いかと思う。渋谷のピアノ弾き語りに続いて、今度は山本彩がギターを持って登場だ。ここではAKB48の楽曲で初めてセンターを担当したNHKの朝ドラ『あさが来た』の主題歌でもある『365日の紙飛行機』をファンの前で初披露が行われた。しっかり聞かせてくれた後にはアゲアゲソングが続き、最後は『高嶺の林檎』を大熱唱したところでコンサートの本編は終了となった。

 会場からアンコールの声がかかり、その声に応えてメンバーは再びステージに戻って来てくれた。アンコールは最新曲『Must be now』『北川謙二』『なんでやねん、アイドル』と続いたのだが、アンコール3曲目の『なんでやねん、アイドル』の時に異変が起きた。いつものようにワイワイと楽しい感じで歌っていたのだが、突然曲が止まってしまった。ここでメインボーカルの門脇が「門脇佳奈子はNMB48を卒業します。日本一のバラエティタレントになります」と言い出した。このまま曲は続くのだが、メインボーカルとして一緒に歌っている木下春奈の目から涙が光り、動揺を隠しきれない様子だった。いつもクールで落ち着いている木下にとって門脇は1期生の同期であり、パートナーのような存在でもあったので、木下にとって受け入れ難い事実だったのでは無いかと思う。

 歌い終わった門脇は「前向きな明るい卒業だと思っているので、今回は大好きで大切な『なんでやねん、アイドル』の中で発表させて頂きました。私はダンスがしたくてNMB48に入りました。合格してダンスや歌だけでなく、MCがあり、そのMCにハマり可愛いと言われるより面白いと言われることが嬉しくなりました。それぐらいトークが大好きになりました。NMB48は夢を叶える場所だと思っていますが、私は夢をくれる場所でもあると思います。NMB48が私にくれたバラエティタレントという夢を一歩外に出て頑張ってみようと思います」と卒業を宣言した。山本彩が「今までたくさんのメンバーを見送ってきましたけど、淋しくないといったら嘘になりますけど、その淋しささえもNMB48のエネルギーになったり、皆さんを幸せにするパワーに変えていきたいと思います。ここで泣きたい気持ちもありますけど、それはグッとこらえます」と話した。

 この後に『ドリアン少年』を歌いコンサートは終わる流れだったのだが、ここでもう一度アンコールの声がかかり、Wアンコールとして再びメンバーがステージに登場。最後はNMB48の原点の曲でもある『青春のラップタイム』を歌い5周年公演の幕が閉じた。3日間行われた5周年公演では、様々な思考を変えながらNMB48らしさをしっかり見せてくれて、5周年という節目で涙あり笑いあり感動ありのNMB48ならではの素敵なステージを創り上げてくれた。

 今後も進化を続けるNMB48に大きな期待が持てそうだ。

取材/ブレーメン大島 (C)NMB48

・セットリスト
M00 overture
M01 イビサガール
M02 情熱ハイウェイ
M03 場当たりGO!
M04 青春のラップタイム
M05 Beginner
M06 卒業旅行
M07 桜の花びらたち
M08 BINGO!
M09 Virgin love
M10 引っ越しました
M11 会いたかった
M12 夢に色がない理由
M13 命のへそ
M14 Good-bye, Guitar
M15 僕だけのSecret time
M16 空腹で恋愛をするな
M17 チームBII推し
M18 ウッホウッホホ
M19 君と出会って僕は変わった
M20 365日の紙飛行機
M21 渚のCHERRY
M22 ジッパー
M23 ハートの独占権
M24 プロムの恋人
M25 野蛮なソフトクリーム
M26 僕が負けた夏
M27 右へ曲がれ!
M28 僕がもう少し大胆なら
M29どしゃぶりの青春の中で
M30 最後のカタルシス
M31 僕らのユリイカ
M32 ナギイチ
M33 らしくない
M34 高嶺の林檎
アンコール
EN1 Must be now
EN2 北川謙二
EN3 なんでやねん、アイドル
EN4 ドリアン少年
Wアンコール
WEN 青春のラップタイム 

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