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巨人とマリナーズが画策する“落日イチロー”の引退の花道

 イチローに代打が送られた。8月1日(現地時間)の対レッドソックス戦、1点を追う最終回だった。トレード期限ギリギリの前日7月31日にダイヤモンドバックスから入団したばかりのプラードが、イチローの代わりとしてコールされたのである。

 プラードは内野手だが、ジラルディ監督は「主に右翼手として使っていく」と語った。これでイチローの出場機会は激減しそうだ。
 「減るくらいなら、まだマシですよ。イチローとの契約は今季終了まで(2年契約最終年)。こういう扱われ方を見ていると、ヤンキースがイチローと再契約するとはとても思えません」(現地特派記者)

 もっとも「起動力の使える外野手を探している米球団はある」という。今オフは新天地を探すことになりそうだが、こんな情報も交錯している。
 「今のイチローに救いの手を差し伸べようとしているのは、古巣のマリナーズと巨人です」(球界関係者)

 巨人が以前よりイチロー獲得に強い興味を示しているのは既報通り。人気低迷で『ゴジラ松井の監督案』まで編み出すくらいだから、フリーになる今オフ、接近を企てたとしても不自然ではない。しかし、イチローのプライドを考えれば、日本復帰よりも「米球界で引退」を選択するだろう。巨人もそのことをわかっているとされ「可能ならば“最大級のオモテナシ”で獲得する」というわけだ。

 一方のマリナーズは事情が違う。
 「心配しているのはマリナーズの筆頭オーナーである任天堂アメリカです。故・山内溥氏のイチローへの愛情は周囲もわかっており、故人への手向けの意味も込めて、困っているのなら助けようと考えています」(前出・現地特派記者)

 イチローの直近7月の成績は打率2割2分4厘。外野手が欲しい米球団はあるものの、他に“本命”はいるだろう。となれば、マリナーズ再入団の可能性が最も高そうだ。
 近づくイチロー最後の晴れ舞台。多くのファンは、最初と同じ“神戸”を望んでいるかもしれないが。

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