「日本のために戦う。試合はもちろん、復興支援にも全面的に協力したい。まずは今回のファイトマネーを被災者のために活用したい」と被災者チャリティーに協力を申し出たアンディ・サワーと、シュートボクシング初参戦の佐藤嘉洋がメインで激突(70キロ契約の3分3回戦)。2007年4月以来、4年振りの一騎打ちが実現した。
懐に入ろうと前に出るサワーを、ヒザ蹴りや前蹴りで突き放す佐藤の攻めは序盤は有効だったものの、2Rにサワーの左ハイキックで追い込まれ徐々に失速。0-3の判定負けに終わった。
「少し記憶が飛んだ。悔しいです。でも、今回はパワー負けはしなかった」と振り返った佐藤。7月に予定されていた次戦がキャンセルとなったことに関しては「K-1が再開されるまで頑張りたい」と今後の活動は未定ながらも、しっかり前を見据えていた。
また、対戦相手が来日しなかったことでエキシビションマッチでの出場となった、ガールズS-cup王者のRENAは、WPMF世界女子ミニフライ級王者の神村エリカと3分1Rで対戦。まさかのダウンを喫し「天狗になってた」と反省し、今後の飛躍を誓った。