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総裁選、竹下派は進次郎推し! 五輪明けに小渕優子新総裁のシナリオ

 いつ真相が明らかになるのか、“もりかけ問題”。すでにモリもカケも(蕎麦なら)伸び切ってしまっている状態をいったい安倍総理はどう解決するつもりなのか。

 秋の自民党総裁選が近づくにつれ、永田町界隈では竹下派(竹下亘総務会長)と同派の次世代のホープとされる小渕優子元経産相の動向に注目が集まっている。
 総裁選に誰を担ぐか、いまだ不鮮明の竹下派について、自民党ベテラン議員はこう明かす。
 「実は内部で、小泉進次郎筆頭副幹事長を総裁選に担ぐ声があるようで、細田派などで警戒感が強まっている。竹下派の狙いはズバリ、名門復活。万が一、進次郎氏が総理総裁になった場合、小渕優子氏を官房長官か党三役、主要閣僚に放り込んで箔付けし、5年後、50歳前後で女性初の総理総裁の実現を目指すというものです」

 確かに1987年、竹下登元首相によって結成された竹下派は、小渕恵三氏、橋本龍太郎氏を合わせ3人の総理総裁を輩出した名門派閥。それが額賀福志郎前会長になってからは総裁選出馬もままならず、安倍首相が属する細田派に圧倒されている。そうした中、小渕元首相の娘、優子氏は希望の星とも言える。
 小渕氏の急逝後、地盤を引き継いだ優子氏は2度の入閣により将来を嘱望されていたが、'14年、政治資金問題で経産相を辞任し、“謹慎”状態が続いていた。
 「ところが、今年に入り、竹下派を継ぐ額賀派ではクーデターによって額賀氏が退任。竹下元首相の弟の亘氏を会長に“新竹下派”は再び攻めの軍団になった。その亘氏は、優子氏を将来の首相候補に育てると公言している。優子氏も、有罪判決を受けた元秘書の執行猶予が終わる10月を目途に本格的に動き出す構えを見せており、まずは次期首相の元での再入閣がクローズアップされているのです」(全国紙政治部記者)

 こうなると、総裁選に対する竹下派のスタンスが俄然、気になるところだ。
 「安倍3選支持を麻生派と二階派はいち早く打ち出しているが、森友・加計学園疑惑がいまだ混迷し、一方で進次郎氏の評価は高まる一方。竹下派では、将来のある優子氏のためにも、進次郎氏に乗ろうという動きが出ているわけです」(同)

 自民党若手議員は、こう話す。
 「石破茂元幹事長の支持も考えていた竹下派だが、竹下総務会長は内部の意向を受けながら根回しをしつつ、ギリギリまで真意は明かさないだろう。進次郎氏につく決断を下せば、他派閥もなびき、状況は一変する」

 相変わらず、次の総理候補人気断トツナンバーワンの小泉進次郎氏だが、秋の総裁選のあとは、オリンピック後“小渕優子新総裁”誕生を虎視眈々と狙っている竹下派の舌なめずりが見える。

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