でも、なぜ嬉しくなるのか。そんな疑問にお答えする研究をご紹介します。
動物は周囲の快適さによって感情が変わることを発表した、英ニューカッスル大学のキャサリン・ダグラス博士らが行った豚の感情を調べた研究方法がこちら。(http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1298226/Pigs-feelings-prefer-bit-luxury.html)
まず、豚たちに木琴の音を聞かせて、そのあとご褒美にリンゴを与えた。次に、クリッカーという木製の道具でカチンという音を聞かせ、そのあとカサカサと少し不快な音のするビニール袋を与えた。パブロフの犬(梅干しを見ると、唾液が出てくるのような条件反射)のようにこの2つを覚えさせた。
次に、この実験を行った豚たちを二つのグループに分け、一つのグループはワラや遊具のある広い豪華な部屋に、もう片方のグループには、狭くて何もない退屈な部屋に入れた。
今度はそれぞれのグループに、キーキーと軋むようなあいまいな音を聞かせた。その結果、環境の良い部屋の豚たちは、おいしいリンゴを期待するように近づいてきたが、環境の悪い部屋の豚たちは、ビニール袋が与えられることを恐れているように近づいてこなかった。
快適な環境にいた豚は楽観的になり、不快な環境にいた豚は悲観的に物事を判断した、というわけですね。
これらの結果を踏まえて、ダグラス博士は次のように述べています。
「このような反応は、たとえば、人間でもついていない日に、あなたのオフィスに上司から電話があれば、何か悪いことをしただろうか…と考えてしまうことと同じ。私たちの感情は、環境によって変化していくものなのだ」
この実験が対象としたのは豚、ですが人間も同じだなぁ、と納得。…ということは、デートでお洒落なレストランやバー、夜景は、デートでよく使われますが、科学的にも効果があると言えそうですよね。
筆者が、快適な環境にしたい、と思いついたのは自宅。いきなり広くて豪華な部屋に引っ越すのは無理なので、部屋をきれいに片付けることにしました。
皆様も、これを機に部屋の片付けをされてみてはいかがでしょうか。(asaka)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/