去年の始球式では、ドラゴンズ京田選手にデッドボールをぶつけてしまう”アクシデント”があり、それについて、「あれはラミレス監督や、コーチに指示されたことではありません!スポーツにはルールがある。フェアプレーから感動が生まれるんです!」と、今話題沸騰中の”日大アメフト事件”を匂わせるトークで、スタジアムを爆笑の渦に巻き込んだ。
始球式後の取材に応えた諸星。例の”日大事件”に触れ、「俺なら監督やコーチの指示には従わない。そんな性格だから事務所はすぐ怒った」と過去の自身の経験と照らし合わせていた。今日は始球式ということで、野球経験を問われると「ピッチャーで4番でキャプテンだった」と即答。なぜなら「それ以外ではやらないから」という理由から。事務所とうまくいかなかったのも、なんだか頷ける。
去年の「来年は(元光GENJIの)7人で来たい」の発言はどうなったのかを聞かれると、「マネージャーにメンバー揃えろ、メンバー揃えろって、メンバー連呼したら今の時期にメンバーって言うなって叱られた」とブラックジョークを炸裂させた。これは取材の時だけの発言だと思いきや、なんとライブのトークでも披露し、会場はまたまた大ウケ。大っぴらにこの件を話せるのは、自由人“カークン”だけかもしれない。
話は一転、先日亡くなった西城秀樹さんの話題になると、表情もぐっと引き締まり、「(男性アイドルの)パイオニアだった。すごくショックです。いろいろアドバイスを頂いたことは、心にしまっておきます」と語り、「YMCAを踊れるようになるって、自分を奮い立たせるためにリハビリをしていたのかな」としんみりと振り返っていたが、最後には「明るく、前向きに送り出したい」と気持ちを切り替えていた。秀樹さんもきっと、落ち込む諸星は見たくないだろう。
野球を見に来ているお客さんを、歌とダンスとトークで大満足させてしまう諸星。「来年も来てね〜」と叫ぶファンが何人もいた。
何年経っても諸星和己は、永遠のスーパースターであることを、再確認させられた夜だった。試合は、DeNAが3回裏のロペス15号2ランと筒香12号ソロによる3点を投手リレーで守り抜き、3対2で勝利した。先発の東は4勝目を挙げた。