その後も順調に調整されており、前走後はこのレースを目標にしてきた。「東京は昨年のエプソムCで重賞勝ちしているコースだし、何よりこの馬のしぶとさを生かすのに長い直線は最適だからね」と師は狙いを説明した。開幕したばかりで絶好馬場の今週なら、先行馬は簡単には止まらない。舞台設定はベストといえるだろう。
今年の目標はGI制覇。「安田記念を含めて大レースでの活躍を期待している。ここは何とか、重賞連覇を飾りたい」
得意の舞台で飛躍の足がかりをつかむ。
【最終追いVTR】岩田騎手を背に、坂路で800m53秒8→38秒7→12秒7。ゴール前は目いっぱいに追われ、最後までしっかりした脚色でフィニッシュした。毛ヅヤ、馬体の張りはピカピカで好調を持続している。