「芸能人が自分自身で考えるイメージと、世間のイメージのズレを浮き彫りにする」というコンセプトを引っ提げ、今年1月からスタート。MCには、お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基、フリーアナウンサー・田中みな実、タレント・DAIGOの3人が揃った。
「スマスマ」の後釜として期待を受けた「もしズレ」だが、ここにきて、不穏な説が浮上。
7日付の東京スポーツによると、なんと、年内いっぱいで打ち切りになるというのだ。
理由はズバリ、「視聴率が苦戦しているから」だという。
放送開始後、しばらくは5%前後で、夏頃には8%台を記録した「もしズレ」。確かに「8%」という数字だけを見ると、低視聴率に感じられる。
しかし、現在のフジテレビにおいて、2桁の視聴率を期待できる番組は、「奇跡体験!アンビリバボー」と「VS嵐」くらいだといわれている。
1桁台のバラエティがほとんどであることを考えると、8%という数字を稼ぐ「もしズレ」は、十分に健闘している方だといえるかもしれない。
「もしズレ」の打ち切り決定説は、ネットユーザーの間でも話題を呼び、「いくらなんでも、あれはつまらなすぎるもんな」「毎週見ようとは思わんわ」「面白くないもの」など、打ち切りに納得する声が多く並んでいた。
だが一方で、「最近面白くなってきたのに」「それなりに面白いと思ってたのにな」という、肯定的な意見も挙がっている。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」など知名度ある長寿番組が打ち切りの運びとなっているフジ。
「みなおか」や「めちゃイケ」という長寿番組のみならず、「もしズレ」のような伸びつつある番組まで打ち切ってしまうとは、なんとも残念なものである。
フジのバラエティとしては上出来、といえる数字を稼いでいるのであれば、ひとまず存続させても良いような気はするが……
フジとしてはスマスマのような人気番組誕生を目指しているのだろうか。
それなりの数字を維持しつつ、質の向上に努めていけば、スマスマ並みの番組へと育ったかもしれない。