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痴漢で捕まったのは、通勤途中の巡査長 警察官による性犯罪が相次ぐ

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 愛知県警が5日、名古屋市の千種署交通課に勤務する巡査長を県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕したことが判明。その呆れた顛末に怒りの声が広がっている。

 報道によると、この巡査長は5日午前7時20分頃、通勤のためJR東海道線に乗車。尾張一宮・名古屋駅間を走行中、20代女性の尻を触ったところを現行犯逮捕された。被害女性は6月下旬から数回痴漢被害に遭っており、捜査員が列車に乗り込み警戒していた。捕まえてみると、犯人は何と同じ警察官だったというわけだ。

 逮捕された巡査長は容疑を認めており、「間違いない」と供述しているという。今後、懲戒解雇など厳重な処分が下されると思われるが、現在のところ詳細は不明で、県警の首席監察官が謝罪コメントを発表したのみとなっている。

 それにしても多すぎる警察官のわいせつ事件。一般市民に対する強制わいせつ、盗撮行為は毎日のように発生しており、信頼は失墜し続けている。

 今年2月には福岡県警の元警部補が宴会中、女性巡査部長を羽交い締めにし、もう1人の男性が覆いかぶさるなどした強制わいせつ事件も発生。裁判では宴会で食べ物の口移しや男性2人による性行為の真似などがかねてからあったとし、羽交い締めが強制わいせつには当たらないとして2被告が「無罪」を主張。そのモラルの低さに世間は怒りをぶつけた。

 また、滋賀県では2017年に懇親会で男性2人が女性にプロレス技「ロメロ・スペシャル」をかけ、その様子をほかの男性警察官が撮影するという事件も発生している。

 さらに犯罪行為ではないが、妻子持ちの男性警部と女性巡査が署内の個室で性行為に及んだ事案も。性欲を持て余しているのかどうかは不明だが、市民を守るために特権が与えられている警察官にそぐわない行為が続いている。

 事案発生のたびに「指導の徹底に努める」とのコメントが発表されるが、全く改善した様子が見られないともいわれている。性犯罪に対する意識が低いことが、事件が繰り返される要因と言われても致し方ない。当該者だけでなく、管理者についても厳しい処分を下す必要があるとの声も上がっている。

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