事件を起こしたのは、平野署地域課に勤務する35歳の巡査長。11日正午ごろ、府内の道を歩いていた10代女性の尻をわしづかみしたうえ、スカートの中にスマートフォンを入れたのだ。
詳細は不明だが、驚く女性をよそに、自動車で逃げた模様。防犯カメラにその様子とナンバーが映り込んでいたことから関与が浮上し、逮捕となった。なお、当日巡査長は休みだったという。
警察の取り調べに対し、巡査長は「スマホは入れたがわしづかみにするような行為はしていない」と不可解な論理で一部容疑を否認。あくまでも、「盗撮のみ」を実行したと主張している。この件については、今後女性の証言や目撃者への聞き込みなどで、事実が明らかになっていくものと思われる。
それにしても多い警察官のエロ事件。大阪府警だけでも、昨年9月に26歳の巡査長が路上で女性の胸を触る事件が発生。さらに、今年2月にも、33歳の巡査長が大阪府の商業施設で女性の衣服内にスマホを入れたとして逮捕されている。
また、千葉県では、今年2月に機動隊所属の24歳の巡査が自転車に乗り女性を転倒させ、体を触るなどする事件も。これ以外にも、エロ警察官による事件が多発しているが、歯止めが掛けられていない。
警察官は市民を守る立場であり、そのような存在が女性を傷つけるのは、言語道断。ほとんどの警察官は真面目に勤務しているのだろうが、このような事件が多発している現状は、信頼の失墜を招いていると言わざるを得ない。再発防止策を早急に講じてほしい。