今週の中山デビューの注目馬は、3月22日(日)第4Rダート1800m戦に出走予定のアニジャード。馬名の由来は「葉巻のリング貼り工程」。牡、黒鹿毛、2012年2月12日生。美浦・高柳瑞樹厩舎。父ハービンジャー、母ヴァルパライソ、母父サンデーサイレンス。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主は窪田康志氏。近親にはダート、芝で4勝を挙げ、昨年の目黒記念(GII)で3着となったプロモントーリオ(父ゴールドヘイロー)や、芝中距離戦で3勝を挙げたリメインオブザサン(父サンプレイス)がいる。本馬は柔軟性があり、ハービンジャーらしい好馬体をしている。まだ緩さがあるが筋肉の質は上質。ダートよりは芝向き。完成すれば上位クラスでやれる器になりそうだ。
阪神デビューの注目馬は、3月21日(土)第3Rダート1800m戦に出走予定のダノンプレジデント。馬名の由来は「冠名+大統領。競馬界のトップに立つことを願って」。牡、黒鹿毛、2012年5月13日生。栗東・高野友和厩舎。父ディープインパクト、母ケリーケイズプレジャー、母父Kelly Kip。生産は新ひだか町・岡田スタッド、馬主はダノックス。2013年セレクトセール1歳市場において4095万円で落札された。本馬は遅生まれということもありまだ全体的に幼い馬体をしているが、ディープインパクト産駒らしい軽さがある。パワータイプではなく、軽い芝でキレを生かす競馬が向いているだろう。なお、鞍上には和田竜二騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。