人間の体の特性上、脂肪細胞というものは体全体で均一に消費されていく。氷を冷凍庫から取り出して、テーブルの上に置いた様子を想像していただきたい。氷は一部分だけ溶けるのではなく、少しずつ全体が小さくなっていくことだろう。脂肪細胞も同じような減り方をするのである。
つまり「もんだら痩せた!」「マッサージしたら細くなった!」というのは、痩せたのではなく、むくみがとれたのか単なる目の錯覚なのだ。しかし、悲しむなかれ朗報がある。部分痩せは無理だが“その部分が“引き締まって見える方法”ならある!
その方法とは、ズバリ“脂肪を筋肉に変えてしまうこと”だ。そもそも脂肪というのは、体内部の臓器や骨を守るために付くもの。この役割は筋肉でも代用可能なため、頑強な筋肉さえあれば、脂肪は用なしになるのだ。「なんだ簡単じゃん!」と思うかもしれないが、筋肉は付けにくい上に衰えやすい。ひたすら筋トレをしなければすぐになくなってしまう。努力と根気がなければ、筋肉は手に入らないというわけだ。
楽して欲しいものを手に入れられるほど、世の中は甘くない。