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【雅道のサブカル見聞録】独断と偏見で勝手にセレクト! 2011年サブカル界10大ニュース

 様々なことが起こった激動の2011年も幕を閉じようとしている。もちろん、サブカル界でも色々なことがあった年だった。そんな2011年のサブカル界を振り返り、斉藤雅道が勝手に「印象に残った出来事ベスト10」を選ばせて頂いた。

●10位 ゲーム『桃太郎電鉄』シリーズ終了
個人的にかなりショックが大きかったので10位に。4月にゲームを開発していたハドソンがコナミの完全子会社化。12月11日のネットの番組で、生みの親であるさくまあきら氏が自らシリーズ完結を宣言。理由は子会社化後のスタッフ離脱だという。友人たちと楽しめるパーティーゲームというジャンルを20年以上引っ張ってきたシリーズだけに残念だ。

●9位 PS Vita(プレイステーション・ヴィータ)発売
今月の17日にソニー・コンピュータエンタテインメントが新型携帯ゲーム機PS Vitaを発売。しかし初期不具合が話題が目立ち、しばらくは課題がありそうだ。今後どこまで販売台数を増やすか注目。

●8位 アイドル戦国時代
昨年にメジャーデビューしたももいろクローバーZを始め、アイドリング!!!、スマイレージなどが入り乱れ、AKB48から天下を奪おうと競争はますます激化。また、今年はカフェレストランから生まれたアフィリア・サーガ・イーストや、グラビアアイドル篠崎愛が参加して、エコ活動もするユニット、AeLL(エール)など新しい路線でのアイドル活動も目立った年だった。歴史的にみて、ここまでアイドルが面白かった年もそうはないだろう。

●7位 携帯電話向けソーシャルゲームが大躍進
グリー、モバゲーを始めとして据え置き機や携帯機ゲームの市場を脅かすほどに成長したのも今年だった。大手のゲームメーカもソーシャルゲーム参入。更に盛り上がりをみせている。しかし、この流れ、今後どこまで続くのだろうか? 携帯電話でプレイするという性格上、ゲームのジャンルもクオリティー限られてしまう。以前、出版業界を脅かしていた携帯小説は今では下火。ソーシャルゲームも同じ道を進まないとは限らない。最近普及してきたスマートフォンをどう活かすかにかかりそうだ。

●6位 初音ミク、ロス公演で世界進出
音声合成ソフトとして07年に発売されたボーカロイド初音ミク。ネットでの人気、セガからのゲーム発売などでバーチャルアイドルといえる存在とまでなった彼女が、ロサンゼルスのNOKIAシアターで7月に海外初公演。セガが透過スクリーンを利用した映像制作を行い、まるで本人はその場にいるような臨場感を演出。全米に強烈なインパクトを与えた。もしかしたら、今一番世界で知られている日本のアイドルかもしれない。

●5位 オリジナルアニメ復権
ここ数年漫画、ライトノベルなどの原作モノに押されがちだったオリジナルアニメが今年に入り勢いをみせ、『TIGER&BUNNY』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』『花咲くいろは』『輪るピングドラム』など話題作を数々送り出した。もちろん、その人気の火付け役となったのはあのアニメだが、その話は後ほど…。

●4位 水樹奈々が東京ドームで声優初の2デイズライブを開催
果たして今後、2日で8万人も動員できる声優は現れるのだろうか。今、流行りの「声優のアイドル売り」とは次元が違う圧倒的な声量とパフォーマンス。水樹奈々が声優からアーティストへ飛躍した年であった。

●3位 『映画 けいおん』大ヒット
今月3日から放映開始。公開館数の少なさに反し、驚異的な興行収入をみせ、あらためて凄さを再認識させられた。原作の4コマ漫画の単行本が一巻しか出ていない段階で目を付けていたTBSには脱帽させられる。ドラマでの『JIN-仁-』のヒットなども記憶に新しく。もう報道のTBSではなく、エンタメのTBSと名乗った方が良いのでは?

●2位 オリジナルTVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』大ヒット
放送序盤でのストーリーの急展開が話題となり、“魔法少女”という作品観念をぶち壊した本作。放送終了後もその人気は衰えを見せずに、関連グッズの完売が相次ぎ、考察本も多数出版。社会現象という言葉も使われ始め、TVアニメのブルーレイセールス記録を塗り替えるなど今年のオリジナルアニメ人気を牽引。2011年を代表するアニメどころか、2010年代を代表するアニメになりそうだ。劇場版も三部構成での公開が決定しており、まだまだ話題には事欠かない。

●1位 “会いにいけるアイドル”から“神”へ…AKB48が大躍進
今年のCDセールス上位を独占、ミリオンセールスを連発したAKB48。ここまでの成績は過去アイドル史上どのグループも成し遂げたことがない。もはや国民的アイドルであるということは誰も疑わない事実であろう。しかし、会いに行けない遠い存在になってしまった…との意見も。先日仕事で秋葉原を訪れたあと昼食をとっていたら、隣のAKBファンらしき三人組が「AKBは会いに行けるアイドルから神になってしまった」と寂しさを漂わせて話していたのを思い出す。秋元康総合プロデューサーはこの距離感を改善する仕掛けをどう考えるかが来年からの課題になるだろう。

 と、個人的な嗜好でベスト10を並べてみたが震災があったにもかかわらす、アイドル、ゲーム、アニメなどは、閉塞感すらあった昨年に比べ、各業界に活気のあった年といえるのではないか。来年もこの勢いで、ぜひ楽しませて欲しい。それでは、よいお年を!!(斎藤雅道)

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