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2桁すら難しくなった嵐・相葉の月9

 1日に放送されたジャニーズ事務所の人気グループ・嵐の相葉雅紀主演のフジテレビ系月9ドラマ「貴族探偵」の第3話の平均視聴率が9.1%だったことが2日、ビデオリサーチ(関東地区、以下同)の調べで明らかになった。

 同ドラマは主人公は、相葉演じる使用人に推理をさせ、謎解きをすることが趣味の「貴族」。本名不詳、年齢も住所も家族も不明で、趣味は探偵という設定。事件に出合うと、中山美穂演じるメイドや松重豊演じる執事に命じて捜査・推理をさせ、武井咲演じる新米女探偵と競い合う形で事件の謎に挑む。

 1987年4月開始の月9ドラマ30周年という節目の作品。ほかにも井川遥、滝藤賢一、生瀬勝久ら豪華キャストをそろえ鳴り物入りでスタートした。

 「1話あたりの制作費は異例の1億円とも言われている。それだけに、視聴率は最低でも全話平均で15%超えが目標と制作サイドは意気込んでいた」(フジ関係者)

 月9では3クールぶりの2桁スタートを切ったものの、第2話は8.3%にダウン。第3話は0.8ポイントアップしたものの、2桁に回復することすら難しい状況となってしまった。

 「数字は下がっているものの、各スポーツ紙などはジャニーズ事務所との関係があるだけに、おおむね好意的な記事の書き方。それによると、原作ファンには好評で、キッズ、F2層(女性35〜49歳)、F3層(女性50歳以上)の支持を得ているというが、ネット社会のこのご時世にヒット作となるには、SNSの発信力がある若者世代に支持されないとなかなか数字は伸びない。そのあたりにアピールする戦略が徹底されていないのでは」(芸能記者)

 先日、フジの亀山千広社長は定例会見で「タイムシフト(録画)の数字もいいように聞いている」と発言。危機意識がかなり低いようだ。

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