「G20サミット」実施に伴う6月27日からの4日間、阪神高速道路における長時間の交通規制の周知活動を吉本興業が協力した縁で、今年4月に安倍首相が「なんばグランド花月」を訪問。吉本新喜劇にサプライズ出演した際、すっちーらの表敬訪問を快諾していた。今回、元参議院議員の西川きよしのほか、吉本新喜劇から池乃めだか、すっちー、吉田裕、NMB48の吉田朱里、安倍首相ものまね芸人であるビスケッティの佐竹正史が訪れ、その“公約”が果たされる形となった。
表敬訪問は吉本ならではの笑い溢れるものに。吉本芸人が出迎える中、安倍首相が登壇するかと思いきや、まずは佐竹が登場。「G20をしっかり伝えるべく……」とモノマネでコメントをしていると、本物の安倍首相が到着する。佐竹が受け入れるように握手をしたことで、すっちーが「ほんまは逆やで?」とツッコミを入れ、記者らを笑わせた。
自身がモノマネされていることについて尋ねられた安倍首相は「複雑ですね」と本音をこぼし、場内を爆笑の渦に。佐竹について「(似ているところは)残念ながらありますね」と言い、「声のトーンや語尾」と語った。一方、佐竹はモノマネをする上で、よく記者らに政治的なことについて質問されると回顧。しっかりした知識がないと答えられないため、分からないときはモノマネまじりで、「事実確認をさせていただいてから」とかわしていることを告白した。しかし、安倍首相から「あまり気を付けてないのでは?」とツッコミを入れられていた。
また、すっちーと吉田の「乳首ドリル」や、池乃めだかの「ネクタイネタ」といった新喜劇の鉄板ネタを披露する一幕も。安倍首相は笑みを浮かべるも、「乳首ドリル」があまりの迫力だっため、すっちーは「総理が引いている」と戸惑い見みせた。
最後に安倍首相は「G20サミットは、まさに世界の首相が集まって、よりよい世界を共に作っていく。今や未来の課題をみんなで話し合う大切な会議です。多くの首相が大阪に集まりますから、日本の良さをみなさんと一緒にアピールしたいと思います」と語っていた。
なお、「G20」に伴う交通規制の詳細は、大阪府警のホームページでご確認を。
(文・浜瀬将樹)