その中でも、特に世間の注目を集めたのが、お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱であった。山本は2006年に10代の女性に対し飲酒行為および性的暴行を行ったとして吉本興業を解雇。最終的に不起訴処分にはなったものの、以前から問題視されていた、持ち前の素行の悪さから吉本への復帰は叶わず、2016年11月まで再契約は行われなかった。
ところが、復帰後もスポンサーや視聴者への配慮からか、レギュラー扱いだったフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』以外の地上波番組には出演できない状態が続いており、一部からは「放送禁止芸人」と揶揄されるようになっていた。
そのため、今回の吉本坂メンバー合格は、山本にとって『めちゃイケ』以来のテレビ出演の解禁といっても過言ではなく、今回をもって吉本芸人としても改めて合格した模様だ。
しかし、その一方、まだまだ山本に対する世間の風当たりは強いようで、山本はメンバー発表会にて「私が吉本坂の風紀委員となり、男女関係が一切ない清いアイドルグループとして頑張れるように目を光らせたい」とブラックジョークを披露。すると、全国のアイドルファンから「お前が言うな!」「山本には全ての坂グループに近づかないで欲しい」と大バッシングを受けていた。
テレビには完全復帰したが、世間からの風はまだまだ厳しいようだ。