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芸能 2014年08月29日 15時45分
松本人志&ビートたけしが主張する「死刑制度」のあり方
29日、小林光弘死刑囚と高見沢勤死刑囚の死刑が執行された。小林死刑囚は2001年、青森県弘前市の消費者金融・武富士弘前支店を放火し、従業員の男女5名を殺害。強盗殺人罪などで死刑が確定していた。また、元暴力団組長の高見沢勤死刑囚は、2001年〜2005年にかけて群馬県で2名の殺人に関与、1名を射殺したとして、殺人罪などで死刑が確定していた。 ネット上では「殺意の有無などの、いわゆる量刑を争うような事案の死刑囚ってのは、粛々と執行していくべきだ」、「冤罪の可能性もないものに関しては粛々と執行すればいいと思う」、「法の規定に粛々と従って、判決確定後半年以内に機械的に執行すべきです」、「死刑に値する犯罪を犯したのだから、どんどん死刑執行すれば良い!」、「全く早くみんな死刑にしろって感じ」など死刑執行に賛同する声が多数挙がっている。 以前、ダウンタウンの松本人志は、ラジオ番組「放送室」で、1997年に当時14歳の中学生が2名を殺害し、3名に重軽傷を負わせた「酒鬼薔薇聖斗事件」を例に挙げ、「酒鬼薔薇でもそうやで。死刑制度が反対か否かということを言うでしょ!? 必ず言い出すヤツが『それは昔の仇討ちと一緒なんや』みたいなことを言い出してくるんですよ。昔のヤッたヤラレたみたいな世界で、そんなことを国が認められるワケがないみたいなことをね。言い出す、輩が。いやいや、違うと。仇討ちやないねん。向こうがこっちの身内を殺したんや。まず、向こうが一回の表で攻撃してきたんや、一回の裏はヤらしてくれよ。それでまた、向こうがね、『何や〜』ってきたら、これは仇討ちですよ。二回の表はない。でも、一回の表裏はありますよ。それはある」と死刑制度廃止論者たちの考えを真っ向から否定した。 松本の「一回の裏はヤらしてくれよ」という言葉で思い出されるのは、1999年、光市母子殺害事件の被害者遺族で夫の本村洋氏が発言した「もし、法的機関が死刑を与えないなら、私が自らの手で殺すまでです」という言葉。2012年、死刑が確定した際には、「死刑判決が下されて、日本の社会正義が示されて大変よかったと思います」とコメントした。 そして、ビートたけしは以前に「ビートたけしのTVタックル」で「死刑が極刑だとは思えない。そんなんじゃ済まない。自分の意見としては、それだけの犯罪をもっと生きてもらって、人間とは何かと。殺生しなきゃモノが食えないとか、もう一回始めっから哲学的に修行してもらおうじゃねえかと。終身刑で勉強してくれって。中には死にたいから殺してくれっていってるヤツが出てくると、これどうなんだってね」と死刑ではなく、罪人を生かしながら刑罰を与えるべきと主張した。 昨今では、患者の透析チューブを引き抜いて殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された内科医の橋爪健次郎、公園で面識のない男性を刺した(男性は10時間後に死亡)として殺人未遂容疑で逮捕された太田勝也などが、「死刑になりたかった」という理由で殺人未遂事件を起こしている。2012年には、大阪・ミナミの繁華街で男性を刺殺し、現行犯逮捕された礒飛京三は刑務所を出所したばかりで、「自殺しようと現場近くで刃物を買ったが死にきれず、人を殺したら死刑になると思った。誰でもよかった」と供述していた。 「死にたい」「死刑になりたい」という理由で殺人事件を起こす犯罪者が増えている現代社会。たけしが論じるように「死刑」を求める犯罪者たちにとっては、「死刑」は最も重い刑罰にならないというパラドックスを生み出してしまっているのではないだろうか。
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芸能 2014年08月29日 15時30分
バラエティ番組で出た“迷言”週間トップ3(8/22〜8/29)
●第1位「ハメ撮りもラクじゃないんです」(ウーマンラッシュアワー・村本大輔/テレビ東京系『ゴッドタン』8月24日) 過去に出会ったひどい女に遭わされた被害を告白しあう“ひどい女サミット”が、およそ2年ぶりに復活。女癖が悪い芸人といえば、村本。オープニングから、同期の南海キャンディーズ・山里亮太に、あるドッキリに引っかけられた際に倒れたデジタルフォトフレームで、過去のハメ撮り写真が写ったことをバラされる、筋金入りだ。そんな“キング”が披露したのは、「手を出したファンと3Pした」だ。しかしのちに、この女が「バラす!」と言いだしたため、村本は、女の顔や名前をツイッター上で暴露。先手必勝法を打った。これを聞いたゲストの脊山麻理子は、「さっきのハメ撮りと変わらない」と批判。すると、村本は「ハメ撮りは許可とってやってますから」と前置きしたうえで、「ハメ撮りもラクじゃないんです」と、強引に正論づけた。●第2位「まさかの剛毛やったから」(次長課長・河本準一/テレビ東京系『〜裏ネタワイド〜DEEPナイト』8月29日) AV女優やホスト、はしくれグラビアタレントらが、“DEEPファミリー”と呼ばれる見識者に、濃厚な性癖や身体、お金、性格などの悩みを相談。聞くと、「知らんがな!」とツッコんでしまうそのディープな悩みは、大方が下ネタという新企画が発動した。トリを飾ったのは、関西で活躍中のトリオ芸人・GAG少年楽団の福井俊太郎。悩みは、「尻の毛が濃い」だった。「見せてみぃ」と言うMCのネプチューン・名倉潤、続いて河本の前でズボンとパンツを脱ぐと、予想以上の密林地帯に絶句。河本は、「まさかの剛毛やったから」と感想を述べた。ちなみに、福井の悩みは、DEEPファミリーの高須クリニック・高須医院長がレーザー手術を無料でしてあげるということで、解決した。●第3位「こんな節穴のカミングアウト、ある?」(サバンナ・高橋茂雄/フジテレビ系『アバケン第5弾〜芸能人の本性を暴け!!〜』8月26日) 芸能人の本性を暴いて検証する特番“アバケン”。今回は、布川敏和のドッキリが、番組の肝だった。布川といえば、妻でタレントのつちやかおりと別居の末、離婚。家族5人で住んでいた豪邸には今、モデルで長女の桃花と自分しかいない。そんな布川に20歳の桃花が、初めての親子水入らずの会食の席で、アメリカ人の彼氏できたと告白。仕込みの彼氏を、紹介した。事前のインタビューで、布川は、「俺は人の内面を読める」と自信満々に断言していたが、はたしてドッキリ彼氏を見抜けるのか? 結果、100%鵜呑みにする姿が、そこにはあった。その映像を観た高橋は、「こんな節穴のカミングアウト、ある?」と絶妙なツッコミ。スタジオゲストを笑わせた。(伊藤由華)
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芸能 2014年08月29日 15時30分
テレ朝の美人お天気キャスター・荒木真理子が「色っぽい」と評判に…
稀にみる大雨など、異常気象が続くなか、テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」への出演がやたら増えているのが、お天気キャスター・荒木真理子(35)だ。 正直、これまではあまり知名度がなかった荒木キャスターだが、プライム帯の人気番組への出演が多くなったことで、男性視聴者からは、“色っぽすぎるお天気キャスター”と呼ばれるようになって、注目を集めている。 荒木キャスターは78年10月1日生まれ、埼玉県上尾市出身。同県下の公立高では有数な進学校である県立浦和第一女子高等学校を経て、慶應義塾大学商学部に進学。同大在学中の99年には、地元・上尾の商工業の発展とイメージアップをアピールすることを目的にした「フレッシュあげお」に選ばれている。 01年4月、日本テレビ系のミヤギテレビにアナウンサーとして入社。同年10月、気象予報士試験に合格。05年3月、同局を退社し、テレ朝入り。女子アナから、気象予報士に転身した。 現在は、「スーパーJチャンネル」週末版(土日曜日午後5時30分〜6時)にレギュラー出演している。最近は頻繁に「報ステ」に登場するようになり、一気に顔が全国に知れ渡ることとなり、人気上昇中だ。 女子アナ・ウォッチャーのA氏は、「今、35歳ということですが、熟女でなければ出せない艶っぽさを醸し出していて、そこに惑わされる視聴者が多いようです。元女子アナとあって、しゃべりも滑らか。知的なルックスも人気の秘密のようです」と語る。 今後も、そのお色気をテレビ画面から振りまいてほしいものです。(坂本太郎)
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レジャー 2014年08月29日 15時30分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(8/30) BSN賞 他4鞍
2回新潟競馬9日目(8月30日土曜日)予想・橋本 千春☆新潟11R「BSN賞」(ダ1800メートル)◎5インカンテーション○2ヴォーグトルネード▲10ランウェイワルツ△4タイセイスティング、9タイムズアロー 休み明け2戦目で走り頃のインカンテーションが本領を発揮する。そのエルムS3着も、本来が叩き良化型だけに及第点をやれる内容。1度使われて上積みは大きい。とりわけ、新潟コースは2連勝でレパードSを圧勝(0秒4差)、重賞初制覇を達成した最高にゲンの良い舞台。レパードSを含め全4勝を1800メートルで挙げているエキスパートでもある。ハンデも据え置きの57キロなら全く心配無用。勝利のお膳立ては整っており、先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。当面の相手は、ヴォーグトルネード。目下、オープン特別2連勝中と本格化著しい。好勝負必至。☆新潟10R「稲妻ステークス」(芝直線1000メートル)◎6フギン○4サカジロロイヤル▲7ローブドヴルール△2アンヴァルト、3サザンブレイズ 究極の上り馬、フギンの勢いは誰にも止められない。下級条件とはいえ、500万→500万→千万特別3連勝の離れ業は並みの馬では出来ない。初の千直競馬、飛竜特別でいきなり小差3着と好走し、高い適性を示しており2度目の今回はさらに信頼度を増す。4連勝濃厚だ。相手は、戸崎騎手に鞍上強化されたサカジロロイヤル。☆新潟9R「麒麟山特別」(ダ1800メートル)◎7アドマイヤダリヤ○6ヒメサクラ▲2マルケサス△8ファンシーミューズ、12キャニオンバレー 前走の勝ち内容が圧巻だった、アドマイヤダリヤでもう一丁いける。4角から捲り最後は0秒8差突き放す驚異のパフォーマンスを見せつけている。4戦2勝とまだ底が割れていない3歳馬でプラスアルファは測り知れない。強敵不在のメンバーなら、あくまで通過点に過ぎない。得意の捲りが決まる。相手は、ヒメサクラ。すでに千万特別を快勝している格上の存在。初の新潟1800メートルに上手く対応すれば好勝負だ。札幌11R「HTB賞」(芝1800メートル)◎8ツクバアズマオー○5インナーアージ▲10ロジテール△6サングップ、7コスモスターター 成長力の大きい3歳馬、ツクバアズマオーに期待。自在に立ち回れるセンスの良さが備わっており、昇級しても十分太刀打ちできる。<2201>と、距離適性も高い。ハンデ53キロの後押しを受けて2連勝達成だ。相手は、もう1頭の上り馬、インナーアージ。☆小倉11R「釜山ステークス」(ダ1700メートル)◎4テイエムゲッタドン○13ベルサリエーレ▲7バンブーリバプール△8キングヒーロー、11ディーエスコンドル 素質開花した、テイエムゲッタドンが狙い目。春後半から(1)(8)(1)(1)着と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。唯一の8着は芝と、敗因は歴然。2連勝は交流競馬でのものだが、力を付けていることは一目瞭然だ。もともと、新馬戦で1番人気(4着)に推されたほど、ポテンシャルは高い。ハンデは51キロと裸同然だし、決して無謀な狙いではない。相手は、実績馬のベルサリエーレ。現級で勝ち負けしてきたスピードの持ち主で昇級は形だけだ。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年08月29日 15時30分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(8/30) BSN賞
新潟11R BSN賞◎ランウェイワルツ 大井のJDDで0.2秒差5着ながら前走レパードSではなぜか9番人気と評価の低かったランウェイワルツ。左回りに良績がなかったことを懸念されたのかもしれないが、内で控える形から末脚を伸ばしたレースぶりはなかなかの好内容だった。上がり3Fは勝ったアジアエクスプレスと互角であったし、粗削りな印象は否めないもののこの世代ではトップクラスの力量を秘めている。 前走内容から52キロはいかにも恵まれた印象を受けるし、本命視されている人気の古馬たちと5キロ差があればチャンス十分とみる。 OP特別2連勝中、前走の強い勝ちっぷりで本格化を印象付けたヴォーグトルネード。これまでは、大崩れはないものの勝ち味の遅さが目立っていた。しかし、年明けから徐々に末脚に迫力が増し、とくに前走は展開が向いたとはいえテンに置かれながらも短い直線だけで4馬身も突き抜けた。強かった。ハンデも57キロで止まっており、今の勢いなら勝ち負け必至。 古馬一線級と善戦歴のあるインカンテーションも地力はある。8か月ぶりの前走で馬体限ながらも好位で踏ん張り崩れなかった。3歳時にこの舞台でレパードS勝ち。夏場は走る傾向にある。札幌からの輸送は気になるが、馬体回復なら怖い存在だ。 他では、近走安定のタイムズアローか。昨年もこのレースで2着しているように、新潟コースも得意な部類。昨夏よりも臨戦過程がよく、注意の必要な一頭だろう。間隔はあいたが、先行力が魅力のタイセイスティングも当日の気配次第では穴に一考。馬連 (10)→(2)(5)(9)3連単 (2)(10)→(2)(9)(10)→(2)(4)(5)(9)(10)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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トレンド 2014年08月29日 15時30分
まだまだ俳優として発展途上の「努力の虫」岡田准一
映画『永遠の0』、大河ドラマ『軍師官兵衛』の主演と昨年から今年にかけて当たりに当たっている岡田准一が「本音」を吐露。ジャニーズのタレントらしくなく(?)控え目なコメントに終始したのだが、「これこそ岡田の人柄」と芸能評論家・肥留間正明氏は絶賛する。 岡田の“「本音」激白”は先ごろ幸福の科学出版より発売された書籍『人間力の鍛え方〜俳優・岡田准一の守護霊インタビュー』内に掲載。これは岡田の守護霊が「霊言(れいげん)」という形でインタビューに応じたもの。 前出・肥留間氏は「今回の守護霊インタビューは“俳優・岡田准一”の実態を知る上でも大変、興味深い内容になっている」と語り、感想を寄稿した。 岡田にとって昨年から今年はまさに俳優としての転換期。これまでの「大衆役者」から「名優」にジャンプする貴重な年月と言っていいでしょう。 そう言った意味でも大川隆法総裁先生の着眼点は素晴らしいと思います。又、大川総裁の元に降りてきた岡田の守護霊もナイスタイミングだったと言えるでしょう。 とはいえ、辛口の私に言わせれば、岡田の演技力はまだまだ発展途上。『軍師官兵衛』などは100点満点中60、70点ほど。昨年から飛躍的な伸びを示しているといってもまだ、この程度です。 関西で生まれ幼少期に両親が離婚。14歳でジャニーズ入りし、単身上京すると、ほどなくV6としてデビュー…いわば、彼の人格を形成したのは芸能界なのです。 「芸能界」とは、「人格を崩壊させる場」。これは「悪く言えば」の話ですが、周囲にチヤホヤされ尻の世話までスタッフがしてくれる。ダメなタレントは「悪魔の世界」に飲まれてしまうのです。 ところが岡田は違った。自分に打ち克ち学問に励み、社会勉強に明け暮れたのです。 それを考えると岡田の役者としての努力や研究する力は高い評価に値します。発展途上にいますが、近い将来、日本を代表する名優になるでしょう。 今回の霊言で興味深い箇所があります。《私は、私の仕事を通して、人間としてのあるべき姿を描きたいし、理想とまで言っては、あれかもしれないけども、「それぞれの人に、夢とか理想とかを追い求めてもらいたいな」という気持ちを持っているので、自分の演技を見て、そういうものを共鳴・共感してくれる方が出たら、うれしいなあと思いますね。》 岡田は「たかが芝居」にここまで魂を込めているのです。実に謙虚で、彼の人柄は本当に素晴らしい。なかなかこう思って俳優道を突き進んでいるタレントはいませんよ。 その背景には勿論、岡田准一という人間が「常に努力の虫であった」訳ですが、彼の育ったV6という環境が又、良かったのかもしれません。 森田剛、岡田、三宅健の「Coming Century(カミセン)」と井ノ原快彦、長野博、坂本昌行の「20th Century(トニセン)」。V6の中に年齢差が10も離れているユニットの存在が全てを物語っています。岡田や森田らにとって井ノ原、坂本などは「兄以上、父親未満」的な存在で生きた教材だったのかもしれません。 そうだとしたら、トニセンの3人もまた人として素晴らしかったという事です。 岡田が名優になる日は遠くありません。その日が来るのを一番楽しみにしているのはV6のメンバーかも知れないですね。
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スポーツ 2014年08月29日 15時00分
F1を凌ぐ9月開幕フォーミュラEの全容
トヨタのハイブリッド自動車が全世界で売れまくる中、モータースポーツ界も時代に即した形に姿を変えようとしている。9月に開幕する『フォーミュラE』世界選手権だ。早くもF1を凌ぐと話題になっているその全容をお伝えしよう。 EV(電気自動車)エンジンを使ったフォーミュラカーによる“未来型F1”が今年から始まり、来月、開幕戦北京GP(9月13日決勝)が開催される。今シーズンはこの北京を皮切りにブエノスアイレス(アルゼンチン)、マイアミ(米国)、モンテカルロ(モナコ)、ベルリン(ドイツ)、ロンドン(英国)など世界の10都市の“公道”で開催し、日本ではテレビ朝日が全戦を生中継する。 参戦するチームには超ビッグネームが連なる。F1とインディカーの元世界チャンピオン、マリオ・アンドレッティが創設した『アンドレッティ・オートスポーツ』、アイルトン・セナとともにF1黄金期を築いた元F1チャンピオンのアラン・プロスト率いる『e.ダムスルノー』、独アウディが総力をつぎ込む『アウディ・スポーツABT』、俳優レオナルド・ディカプリオとフランス老舗自動車メーカーがタッグを組む『ヴェンチュリー』、そして元F1パイロット鈴木亜久里率いる『アムリン・アグリ』も、イギリス人女性ドライバーのキャサリン・レッグを起用して参戦。多士済々の全10チーム20台が初代世界王者を競う。 「F1と同じ国際自動車連盟(FIA)が管轄するフォーミュラカーレースです。F1と違うのは、電気自動車を使うことで排気ガスが一切出ない。F1は恐竜がうなり声を上げるようなエンジン音が売り物。そのため市街地でのレースができなかったが、騒音問題がクリアになったことで都心部での公道レースが実現する。がぜん注目度が高まっています。交通アクセス、宿泊施設も至便になるので成功は約束されたようなもの。モータースポーツに新時代到来といえますね」(自動車誌デスク) 使用されるマシンは1年目はワンメーク車。マクラーレン、ウィリアムズ、ルノーなどの名門コンストラクターが協力し、合同で作り上げた。車重は740キロとF1よりやや重いが空力性能は高く、0→100メートルの加速はわずか3秒。エンジン音も従来のエキゾーストノートとは違い、ジェット機の発進音のような甲高く澄んだサウンドに仕上がっている。 「本来なら敵対視して当然のF1側が全面協力をしているように、ガソリン垂れ流しの現在のF1に未来はないと先読みしているのでしょう。年々、環境と健康、自然エネルギー問題は厳しさを増し、モータースポーツは目の敵にされている。CO2を排出しないハイブリッドやEV、FCV(燃料電池車)に移行するのは自然の流れなのです」(国内自動車レースのコンストラクター) F1のファンはクルマ好きの飛ばし屋。アウトドア派に人気が高かったが、フォーミュラEはいわゆるオタク系にも注目されている。ゲームメーカーが参画し、実際のレースと連動し、そのレースにリアルタイムで加われるというバーチャルゲームを提供するからだ。レースを戦うチーム側もゲームメーカーやソーシャルネットワークと連動した加速システムを開発するなど、相乗効果を呼んでいる。 「テレビを見ればレース展開ばかりでなく、データ連動ボタンを押せばマシンの状態がリアルタイムでわかる。それも全てのクルマでです。チーム監督になった気分でレースを分析できるわけで、オタク族が食いつかないはずがない。TBSやフジテレビが見放したF1を、あえてテレビ朝日が全戦中継するのは、勝算があればこそ。いま最も勢いがあるゲームメーカーや情報通信会社がスポンサーになっており、順番待ちしている業者も“ごまん”といます」(大手広告代理店) 日本の自動車メーカーも当然注目している。トヨタはすでに耐久自動車レースの最高峰ル・マン24時間レースにハイブリッド車を投入、ドライバーには日本人初のF1フルタイム参戦ドライバー中嶋悟の息子である一貴を起用。今年もアウディに5連覇を許したものの、参加した1台が3位に入り、ハイブリッド車の能力の高さを示した。 来季からF1に復帰するホンダも2012年からスーパーGTシリーズに『チーム無限』を通じてハイブリッド車を投入。インディカーに参戦中の元F1ドライバー佐藤琢磨がフォーミュラEの開発に携わるなど、参戦準備を進めている。 「今年、フォーミュラEが日本で開催されないのは、公道でのレース開催の認可が下りないからです。そこでトヨタとホンダが注目しているのが、2020年東京オリンピックのメーン舞台となる臨海部のお台場です。日本第1号のカジノ開始に合わせてフォーミュラEを開催すれば、桁違いの宣伝効果となり、東京オリンピックとの相乗効果も生まれる。世界中が注目するフォーミュラEですし、何よりこの両社には自動車レースに対する情熱のDNAがある。オリンピックを開催する東京都が保証すれば、お台場GPは必ず実現できるでしょう。そうなれば、野球やサッカーを上回るスポーツになるはずです」(東京都幹部職員) 伝説の漫画『サーキットの狼』では非合法イベントとして描かれた“公道グランプリ”。現実に目の前で行われる日はすぐそこだ。
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アイドル 2014年08月29日 14時00分
国民的美少女・高橋ひかるを直撃! 夢は剛力彩芽に近づくこと!!
これまで多くのスターを輩出した全日本国民的美少女コンテスト。8月5日に行われた8万1031人の中からグランプリに輝いた高橋ひかる(高は旧字体)。果たして、彼女はいったいどんな美少女なのか…。本人を直撃、根ほり葉ほり話を聞いた。 「まったく自信はなかったです。笑顔をつくったりするのが苦手なので、ちゃんとできるか心配でした。審査の時はすごい緊張して、足も震えてしまって…」 コンテスト本選を振り返る高橋ひかるは、滋賀県出身の12歳。小5から通うヒップホップダンス教室の講師に勧められたことをきっけにコンテストに応募。今回、見事にグランプリを獲得した。 「小さい時から華やかでキラキラしている芸能界に憧れていました。アイドルにも夢中になって、目標でした。ただ、学校で目立つのは決して得意な方じゃなかったですね。なのでグランプリを獲得できた時は友達にも驚かれました」 ちなみに、得意科目は体育。長距離走も得意で走り終わった後の達成感がたまらないとか。一番好きな食べ物はお肉。特に牛肉が大好物。逆に苦手な食べ物は空豆、小豆、グリンピースなどの豆類とキノコ。 そんな彼女の憧れは剛力彩芽。バラエティ番組『めちゃイケ』(フジテレビ系)で剛力がダンスする姿を見て「すごい!」と思ったのがきっかけで、剛力に夢中になる。そんな剛力のダンスを今、必死に覚えているが、なかなか習得が難しいという。剛力とはコンテスト本選の時にはじめて会うことができた。実際に見た剛力は、「顔も小さくて、テレビで見るよりも、もっともっと輝いていました」と語る。そんな憧れの女優と、少しでも話す機会はあったのだろうか。 「お話してはないと思うんですけど…コンテストの時は、あまりに緊張してて、記憶が曖昧で…。よく覚えてないんです…」 これからも目標を聞いてみても、やっぱり剛力彩芽を意識する。 「少しでも憧れの剛力彩芽さんに近づけるように頑張りたいです。いつか剛力さんと共演してみたいです」 高橋ひかるの夢は叶うことができるのか、今後も注目していきたい。
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社会 2014年08月29日 12時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 消えていく従業員視線経営
パナソニックが給与体系から年功的要素を来年4月に廃止する方針を固め、労働組合との協議に入ったという。勤続年数とともに給与が上昇する年功序列処遇は、多くの企業が縮小の方向を打ち出しており、珍しい話ではない。現に、ソニーも同様の給与体系変更を検討しているという。 しかし、パナソニックが年功制を廃止するということについては、大きな時代の転換を感じざるを得ない。 パナソニックの創業者、松下幸之助は、「会社は単に従業員を雇っているのではなく、従業員の背後にいるその家族の生活まで、責任を持たないといけない」と常に語っていた。今回の給与体系変更は、そうした経営理念の転換に他ならないのだ。確かに年功制をやめれば人件費を圧縮できる。しかし、そうした変更は、ライフサイクルに応じた従業員の生活を支えるという視点がなくなることを意味する。つまり会社にとって従業員が、家族から労働力に変化するのだ。 松下幸之助は、従業員の雇用をいかに守るかということを最優先で考えていた。そして、経営者として一番素晴らしかったところは、従業員を信じて、仕事を任せたことだ。石油危機後の不況で、会社の経営が厳しくなる中で、松下幸之助は従業員にこう語ったという。「大暴風雨にちっとも濡れんといくようなうまい方法はない。だから多少は濡れていこうやないか」。 腹をくくって従業員の衆知を集め、新しい事業分野や新商品を開拓することでリストラを回避する。その戦略が不況のたびに松下電器が蘇り、大きく発展する原動力になってきたのだ。 松下幸之助の権限委譲は、それだけではない。事業が拡張し、松下電器がさまざまな製品を作るようになると、「もう自分にはすべてがわからない」と言って、部門別事業部制を導入し、それぞれの事業部に経営を任せた。また、日本で最初に完全週休二日制を導入し、従業員には「一日休養、一日教養」と語り、リフレッシュして自分自身で新しいことを考えなさいと言ったのだ。 高度成長期だから、そんな経営が可能だったのだと思われるかもしれない。しかし、いまだに松下幸之助のような経営を続ける会社がある。山田明男が創業した未来工業だ。年間休日140日、残業なし、定年なし、報連相禁止。営業所は必要を感じた社員が勝手に作る。社員は提案をするだけで1件500円の報酬を得られる。人事部は存在しない。未来工業の経営は、すべて現場が自ら考え、自ら行動するための仕掛けになっている。 小物の経営者に限って強いリーダーシップを発揮しようとする。しかし、そうすればするほど従業員は命令に従うだけで、考えなくなる。だから、会社は駄目になっていく。 その裏返しで、経営者が「自分が責任を取るから自由にやりなさい」と現場に権限を委譲すれば、会社は成長を続けられる。未来工業を上場企業にまで成長させた山田明男は、松下幸之助の経営が、いまでも通用することを実証したのだ。 その山田明男が、7月30日に亡くなった。日本経済の宝とも言うべき経営者が、また一人消えてしまった。従業員視線で物事を考えられる経営者は、日本では絶滅危惧種になってしまったのかもしれない。
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芸能 2014年08月29日 11時55分
AKB48 峯岸みなみがファンを心配「ぱるるとかこじはるはいないけど大丈夫?」
羽田空港国際線旅客ターミナル内に新たにオープンする多目的ホール『TIAT SKY HALL』のこけら落としとして、AKB48が公演を行った。ホール以外にも従来のターミナルを拡張し、施設や店舗も新たにオープンした。 公演の冒頭にはトークコーナーがあり、そこで飛行機や海外についての話しが展開された。まず国際線の空港を利用したことがあるのかと聞かれた渡辺麻友は「ほとんどのメンバーがお仕事で利用をしたことがあると思います。多い時は50人くらいで移動したりします」と話した。今まで行った海外の中で一番好きな場所を柏木由紀に聞くと「今年で7回くらい海外に行っているんですけど、初めてシンガポールに行ったんですよ。今まで行った海外で一番好きです」と語った。横山由依にはもし一週間休みができたらしたいことは何かという質問が出た。「姉と母が少し前にパリに旅行に行ったんですけど、その時に私に送ってくれた写真がすごく素敵だったので、パリに行ってみたいですね。その時は、姉と母と私の3人で行きたいです」と話してくれた。 楽しいトークの後に公演がスタートするのだが、集まったお客さんはいつものAKB48ファンとは違い、航空会社の関係者や小学生などが中心だったこともあり、どんな反応になるか予想も付かなかったが、幕が開いて一曲目に『フライングゲット』が流れると、お客さんはノリノリで、いきなり大きな盛り上がりを見せてくれた。さらに『ラブラドール・レトリバー』と続き、前方で観ている子供たちは笑顔で楽しんでいる様子が伺えた。 そんな子供たちの笑顔を見た峯岸みなみが「今日は好きなメンバーは来ていましたか? ぱるるとかこじはるはいないけど大丈夫?」とちびっ子に聞くと「まゆゆが好き」と嬉しそうに答えた。それを聞いた渡辺も笑顔になり、公演は後半に突入した。 『恋するフォーチュンクッキー』では、客席みんなで歌って踊り、初めてのステージで初めてのお客さんと一体感が生まれた。最後は、8月27日に発売されたばかりの新曲『心のプラカード』を歌い公演は終了した。ライブ終了後は、小学生の招待客をメンバー全員がハイタッチでお見送りをして笑顔を見せてくれた。・参加メンバー 岩立沙穂、柏木由紀、木崎ゆりあ、北原里英、鈴木まりや、高城亜樹、田野優花、土保瑞希、西野未姫、野澤玲奈、平田梨奈、峯岸みなみ、向井地美音、村山彩希、横山由依、渡辺麻友・セットリストM00:OvertureM01:フライングゲットM02:ラブラドール・レトリバーM03:恋するフォーチュンクッキーM04:ポニーテールとシュシュM05:ヘビーローテーションM06:心のプラカード