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芸能 2014年12月27日 18時00分
週刊裏読み芸能ニュース 12月20日から12月26日
■12月20日(土) 主演映画舞台あいさつで妻夫木聡が号泣 映画「バンクーバーの朝日」の公開初日舞台あいさつが都内で行われ、主演の妻夫木聡が感極まって号泣した。 「同作品はフジテレビ開局55周年記念でなんとしても当てなければならなかったが、興収ランキングでは初登場ですでに公開中だった『アオハライド』に負けた。感動作だが、全体的に暗いトーンで大当たりしそうな内容ではない」(映画ライター) ところで、妻夫木といえば、交際が報じられたいる女優のマイコとの関係が気になるところだが、いつの間にかうやむやになってしまった。■12月21日(日) 同性婚カップルが会見 来年4月に結婚式を行うことが一部スポーツ紙で報じられた、同性婚カップルの一ノ瀬文香とダンサーの杉原茜が都内で会見を行い、各メディアが大々的に報じた。 「日本ではまだ同性婚は珍しい。そこで、一般紙やテレビなどでは普段は頭の固い年配のデスクがやたらと反応。社会性の高いニュースとして大々的に取り上げられた」(ワイドショー関係者)■12月22日(月) ローラの父の初公判 タレント・ローラの父で、国民健康保険の海外医療費をだまし取ったとして詐欺罪で起訴された、バングラディシュ人のジュリップ・エイエス・アル被告の初公判が東京地裁で行われ、ジュリップ被告は起訴内容を全面的に認めた。 「ローラの父は、『バングラディシュの病院にデング熱で入院した』などとして約98万円を騙し取った。ほかにも、2件の罪で追起訴されるが、3件の被害額についてはいずれも弁済済み。父が逮捕された際、ローラが被害額を弁済するという旨のコメントを発表していたので、おそらく、弁済したのだろう。そのせいもあってか、今のところ、仕事に影響がない」(芸能記者)■12月23日(火) 嵐が全国ツアー最終公演 ジャニーズ事務所の人気グループ・嵐が東京ドームで全国ツアーの最終公演を行い集まった5万5000人のファンを魅了した。 おおみそかの紅白歌合戦では白組の司会をつとめる嵐だが、あの人気メンバーの周辺が騒がしいようで…。 「女優の井上真央との交際が報じられている松本潤だが、結婚話まで浮上。交際していないならば、とっくにジャニーズサイドが“火消し”しているはず」(女性誌記者) 電撃結婚もある?■12月24日(水) 片岡愛之助がカレンダー発売記念イベント開催 人気歌舞伎俳優の片岡愛之助が都内で「2015年カレンダー」の発売記念イベントを開催した。愛之助といえば、タレントの熊切あさ美との交際が報じられているが、結婚について聞かれると「なんとも言えない」、「(熊切)本人に聞いてみてください」などとはぐらかした。 「すでに熊切とは破局したという情報もあるが、今の人気ぶりだと、あえてそれを公表するよりも、とことん引っ張った方が得策と判断しているのでは」(演劇関係者)■12月25日(木) 「7時28分の妹」のW不倫が発覚! 「魔法少女」、「7時28分の妹」などの愛称で人気だった、NHK「ニュース7」のお天気キャスター・岡村真美子が、TBS「ひるおび!」の気象予報士・佐藤大介氏と、もう1人の別の男性とW不倫していたことを「週刊文春」(文芸春秋)が報じた。 岡村キャスターと佐藤氏の2人が所属する事務所は同日、NHKとTBSに出演辞退を申し出、了承されたことを明らかにした。 「今後、当分、2人に仕事のオファーはないだろう。となると、岡村は退社することになりそうだが、グラビア、さらにはAVのオファーまで舞い込みそう」(芸能記者) 岡村は今後“女”を武器にしてたくましく生きることになりそうだ。■12月26日(金) 米倉涼子と杏が結婚発表 女優の米倉涼子がこの日、交際中の2歳年下の会社経営者と入籍したことを発表。また、女優の杏が同棲を報じられている俳優の東出昌大と来年元旦に結婚することを発表した。 「杏と東出の結婚は一部スポーツ紙がすっぱ抜き、双方の事務所が発表したが、米倉は完全なサプライズ。今週発売の『文春』で同棲を報じられ、事務所が否定していただけに、米倉の事務所に対する反発から電撃入籍に至ったと思われる」(芸能記者) ちなみに、各スポーツ紙のスペースの扱いで米倉と杏のニュースを比べると、米倉が完勝だった。
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レジャー 2014年12月27日 18時00分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(12/28) 有馬記念 他
4回中山競馬最終日(12月28日日曜日)予想・橋本 千春☆中山10R「有馬記念」(芝2500メートル)◎14ゴールドシップ○13エピファネイア▲4ジェンティルドンナ△3ワンアンドオンリー、10フェノーメノ グランプリにふさわしい豪華メンバーが一堂に会し、火花を散らす。予想するのが難しいが、総合力で一歩リードするゴールドシップに期待。ご存知、一昨年のグランプリ馬。中山コースは、有馬記念1着、3着(昨年)、皐月賞1着と実績はメンバー屈指。GI5勝もメンバー最多(他にジェンティルドンナ)。前走の凱旋門賞は14着惨敗に終わっているが、結果的にぶっつけ本番のリスクが大きかった。度外視して大丈夫。目標レースだけにもちろん、臨戦過程は寸分の狂いがない。ジャパンカップには目もくれず有馬記念に全力投球だ。勝利のお膳立ては整っており、得意の“3角まくり”で栄冠を手にする。相手は、ジャパンCで驚異のパフォーマンスを披露したエピファネイア。ここがラストランの女傑ジェンティルドンナが不気味。初の中山コースに戸惑わなければ好勝負必至だ。☆中山9R「ホープフルステークス」(芝2000メートル)◎9ダノンメジャー○15ティルナノーグ▲3ソールインパクト△1タンタアレグリア、10シャイニングレイ センスの良さが光る、ダノンメジャーをイチ押し。前走の京都2歳Sはクビ差2着に惜敗、3連勝は成らなかったが、外から猛然と追い込んできた内容は勝ちに等しいもの。新馬、野路菊Sはいずれもメンバー最速の差し脚を爆発させ2連勝達成と、決め手はメンバー有数。休み明けを1度使われた効果も大きく、確実に上積みが見込める。初の中山も、同じコース形態の阪神で野路菊Sを快勝しており全く心配無用。強敵は、ティルナノーグ。2連勝で紫菊賞をレコード勝ちしているスピードの持ち主。京都2歳S7着は入れ込みが激しく、出遅れが響いたもの。巻き返しは必至だ。この2頭に迫るのは東スポ杯2歳S3着のソールインパクト。☆中山8R「フェアウェルS」(ダ1800メートル)◎2ジャッカスバーク○9アドマイヤランディ▲3ストロングサウザー△4セブンフォース、16ヒラボクプリンス 地力強化が目覚ましい3歳馬、ジャッカスバークでいける。昇級緒戦のハンデも実力でカバーする。4走前の三浦特別で後に交流重賞「クイーン賞」を快勝する、トロワボヌールのレコードにコンマ1秒差2着と迫っており、クラスの壁は皆無に等しい。差し切りが決まる。相手は、アドマイヤランディ。菊花賞は17着と惨敗に終わっているが、全3勝を挙げているダートなら巻き返しは十分可能だろう。もう1頭の上り馬、ストロングサウザーも侮れない。☆阪神10R「江坂特別」(芝2400メートル)◎1アグリッパーバイオ○10ダンディーズムーン▲9ジェラルド△6ランフォージン、8マイネアルナイル 現級で0秒2差5着、0秒1差2着と着実に地力を増している、アグリッパーバイオにチャンス到来。強敵が抜け、もう負けられない。相手は、阪神2400メートルで全2勝を挙げている実績馬のダンディーズムーン。穴は、久々でも一発の底力を秘めているジェラルド。☆阪神9R「千両賞」(芝1600メートル)◎5サトノフラム○9アンビシャス▲16ジェルブドール△3ロードフェリーチェ、14ヤマニンマンドール 素質馬のサトノフラムが、いちょうS10着のリベンジだ。単勝1番人気を裏切る結果になったが、遠征競馬の上に重賞メンバーが相手でキャリア不足を露呈した格好。自己条件に戻れば巻き返しは必至だ。強敵に揉まれた経験がここで生きるハズ。舞台が新馬勝ちした阪神に替わるのも強調材料。相手は、デビュー戦を圧勝(0秒4差)して勢いに乗るアンビシャス。外国産馬のジェルブドールが不気味だ。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年12月27日 18時00分
有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日)藤川京子のクロスカウンター予想!
今年のメンバーを去年のレースに当てはめるると1着になる可能性が高いのはエピファネイア、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ中でも、前走のジャパンカップで2分23秒1を叩き出したエピファネイアです。 実力的には、ジャスタウェイの方が上かもしれませんが今年になって6戦目となる激戦で、流石に少し疲れが不安です。むしろゴールドシップの方が恐いくらいです。機嫌さえ損なわなければ底知れぬ力を発揮する馬です。1着まである予感がします。 ジャパンカップ組みが力を発揮しやすいレースでもありますが、このメンバーの中では、やはりエピファネイアが調子良さそうです。また、長い距離での実績もこのレースでは、重要視したいと思います。そして、走破タイム実績的にもエピファネイアが1番です。(13)エピファネイア(4)ジェンティルドンナ(14)ゴールドシップ(1)トーセンラー(15)ジャスタウェイ(3)ワンアンドオンリー (7)ラストインパクト ワイドBOX (13)(4)(14)3連単1頭軸マルチ(13)-(4)(14)(1)(15)(3)(7)予想動画→http://youtu.be/OOQ1kBb3Mq4※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年12月27日 18時00分
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(12月28日)有馬記念(GI)他2鞍
ど〜も! ハッシーです。先週はなかなかの好結果。中京1Rを◎→○→△で的中し、馬単4,330円、3連複5,930円、3連単30,540円。中京6Rは◎→△で的中し、馬単3,900円の総トータル44,700円と大幅プラス収支を達成! 今週で今年最後の予想となるだけに、この勢いのまま1年を締めくくれるようビシっといきますよ!!☆阪神2R 2歳未勝利戦(芝1400m) ここは負けられないレッドベルダ。初戦は勝負所で内が詰まりほとんど追えず5着。前走は道中ややかかった上に馬場が渋っており本来の脚が使えず5着と、実力を発揮できていないが、潜在能力の高さは折り紙付きでまともならここはあっさり。◎(11)レッドベルダ○(8)プルメリアスター▲(3)デンコウハシャ△(14)マーシフルハート△(17)オヒア買い目【馬単】6点(11)→(3)(8)(14)(17)(8)→(3)(11)【3連複2頭軸流し】3点(8)(11)-(3)(14)(17)【3連単フォーメーション】9点(11)→(3)(8)(14)→(3)(8)(14)(17)☆阪神6R 3歳以上500万下(ダート1800m) グレンガイルは、好馬体の持ち主でありながらこれまで戦績が伴わなかったが前走で一変。中団からのマクり勝ちを決め、そのタイムも未勝利戦としては優秀でようやく馬体に精神が追い付いてきた。まだまだ伸びしろがあり、ここは通過点とみる。◎(2)グレンガイル○(12)ラウンドロビン▲(7)ハギノウイッシュ△(13)ゲームフェイス△(3)アドマイヤアース買い目【馬単】8点(2)⇔(3)(7)(12)(13)【3連複1頭軸流し】6点(2)-(3)(7)(12)(13)【3連単フォーメーション】6点(2)→(7)(12)→(3)(7)(12)(13)☆中山10R 有馬記念(GI)(芝2500m) 世界一の力を見せつけるジャスタウェイ。今年のドバイDFを制し、世界一のレーティングを与えられると、決して得意とは言えない不良馬場の安田記念で強さを見せるハナ差の勝利。凱旋門賞はぶっつけで挑み反応悪く8着に敗れたが、前走のJCは距離不安がささやかれながら2着に好走。ここ秋2戦勝ち星はないが、ぶっつけの凱旋門賞と帰国後初戦のJCでは厳しいのは当たり前。それでもJCは2着。勝ったエピファネイアは強かったものの、向こうは秋2戦目の国内組で状態はベストの時。今回はこちらが国内秋2戦目で、一度使われて明らかに状態がアップしており、適性の差からも逆転可能と見る。相手筆頭はエピファネイア。中山は4着、2着と勝ち星はないもののまずまずの好走を見せているが、本馬は大跳びで決して中山が合うタイプというわけではない。それでもJCでの強さで分かるようにハマった時の威力は凄まじく、ジョッキーとのコンタクトがビシと出来れば、ここも圧勝しておかしくない。一発ならゴールドシップ。この条件がベストと言える本馬。遠征疲れがありJCは回避したが、その甲斐あって状態はグングン良化。一昨年を勝ち、昨年も状態に疑問符が付く中で3着と、条件がベストであることを物語っている。鉄砲駆けが効くタイプだけに、休み明けの今回でも侮れない。以下、フェノーメノ、トーセンラー、ワンアンドオンリーまで。◎(15)ジャスタウェイ○(13)エピファネイア▲(14)ゴールドシップ△(10)フェノーメノ△(1)トーセンラー△(3)ワンアンドオンリー好調教馬(15)(1)(13)買い目【馬単】7点(15)→(1)(3)(10)(13)(14)(13)(14)→(15)【3連複1頭軸流し】10点(15)-(1)(3)(10)(13)(14)【3連単フォーメーション】12点(15)→(10)(13)(14)→(1)(3)(10)(13)(14)※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり3連単100万円越えもあり。予想スタイルは馬の適正、過去のレース内容、調教を重視。
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レジャー 2014年12月27日 18時00分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(12/28) ホープフルS
中山9R ホープフルS◎ダノンメジャー 2歳中距離路線の頂上決戦。ラジオNIKKEI杯2歳Sの流れをくむが、皐月賞と同じ舞台での一戦だけに、より春のクラシックに直結する重要な一戦となる。 ティルナノーグ、ダノンメジャー、シャイニングレイあたりが人気を分けそうだが、当欄ではダノンを推奨する。デビュー2連勝で臨んだ京都2歳Sでは、直線で外に振られる不利がありながらも鋭く伸びて首差2着まで迫った。敗れて強し、改めてポテンシャルの高さを示したレースぶりは、現有勢力では屈指の存在とみて間違いない。 この中間も、落ち着き十分で、稽古でも馬なりで相手をあおるような威圧感を見せ、2歳馬ながら古馬のような風格さえ漂わせている。パワー兼備のダイワメジャー産駒なので、タフな中山の馬場も苦にすることはないだろう。これまでと同様に、目を見張るような末脚でゴールを駆け抜けるだろう。 他では、前走、案外な内容だったティルナノーグ、レトロロック両素質馬の巻き返しはあって当然と考えるべき。また、スケールの大きさを感じさせるシャイニングレイも圏内か。穴では、3戦目での勝ち上がりだったが、意外な大物感のあるタンタアレグリアと休み明けをひと叩きしたマイネルシュバリエあたりか。馬連 流し(9)-(1)(2)(5)(10)(15)3連複 軸1頭流し(9)-(1)(2)(5)(10)(15)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年12月27日 18時00分
キャバ嬢が生まれる瞬間(29)〜情報を得るためにキャバ嬢になった女〜
笹野亜美(仮名・24歳) 私は元々、高校の頃から女性コラムニストに憧れていた。菊池美佳子さんや犬山紙子さんのような男と女の確信をズバっと突くような恋愛コラムとか、世の中の芸能人やイベントを少し皮肉りながら笑いへと転換させる辛酸なめ子さんとかも好きで、昔はサイン会に足を運び、2ショット写真を撮ってもらったりしたこともあった。その写真は今でも宝物。 それで私は東京でコラムニストになるんだという夢を持って20歳の時に上京した。東京は遊ぶ場所や恋愛が溢れていてなんでも手に入る自由な場所だと思ってた。でも現実は全然違ったっていうか、とりあえず家賃を払うために、駅前の牛丼屋で働きはじめたんだけど、毎日がただ自宅と牛丼屋の往復だけ。私の思い描いていた東京生活はこんなはずじゃなかった。女性ファッション誌で連載出来るような女性コラムニストになって、たまにパーティーなんかに参加したりする生活を思い描いていたのに、毎日、ご飯の上にお肉を乗せているだけでいつの間にか1年が経過してた。 そもそも私は上京したものの、どんな方法を取ったらコラムニストになれるのかすらわからなかった。でもこのまま普通にバイトしてる場合じゃない、とにかく接客業じゃなくて、少しでも文章に関わる仕事をしなきゃって思った。 それから私はネットの求人サイトで、ライター募集の記事を見つけて即応募した。そこは芸能ニュースを扱う編集ブロダクションだった。芸能界のことなんて、テレビや雑誌を少し見る程度でしか知らない。どうしようと考えた時、自分が知らないなら人から聞けばいいんじゃないかと。 例えばキャバクラなら有名企業の社長さんも多く来店するから、その人に裏話とかを聞いて 就職に役に立たせる学生がいるってのを聞いたことがある。会社の社長が来るなら、業界関係者もたくさん来るはず。その人たちから聞いた情報を記事にしていこうと思ったんだよね。だから私はキャバ嬢になった。張り込みや自分の足で取材するのは大変だけど、ここには毎晩リアルタイムで業界の裏側を知る男達の情報が入ってくる。まあそんなわけで今は芸能ライターだけど、いつかとんでもないスクープをモノにして、名を売った後、最終的に有名コラムニストになってみせます。(取材/構成・篠田エレナ)
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その他 2014年12月27日 17時00分
おやじ雑学 日本のお正月(3)
年明け元旦にいただくお酒といえば屠蘇。この“おとそ”は本来、酒やみりんで生薬を漬け込んだ一種の薬草酒で、邪気を払い無病長寿を祈るものだ。 屠蘇の代わりに−−というわけではないが、日本酒はおせち料理によく合う。単に和食だからという訳ではない。「お酒と料理の相性」についてなされたある研究に“似た者同士はおいしい”という理論があり、それによると、おせちと日本酒は似た者同士なのだ。 この有名な理論は“リンゴ酸”と“乳酸”のどちらの酸を多く含むかで味のタイプを分けている。 聞き慣れない名前が出て来たが、“リンゴ酸”を多く含むお酒の代表はすっきりとした辛口の白ワインで、“乳酸”を多く含むお酒の代表は熟成した赤ワイン、といえば味をイメージしていただけるだろうか。 料理に当てはめると、リンゴ酸系の調味料は塩、レモン、酢などで、乳酸系の調味料には、醤油、味噌などがある。つまり、さっぱりして冷やすとうまいグループがリンゴ酸系で、コクがあって温める(もしくは冷やさない)方がうまいグループが乳酸系だ。 おせち料理は日持ちをさせるために甘めの濃い味付けにすることが多いので乳酸系になる。赤ワイン向きということになるが、赤ワインよりももっと多くの乳酸を含むお酒が日本酒。だから、おせち料理に日本酒はぴったりなのだ。 乳酸系は、温めるとうまくなるグループ。日本酒のお燗は、寒いときに体を温めるためというより、実は乳酸の旨味を引き出して味を豊かにするための飲み方なのである。ただしリンゴ酸を多く含む大吟醸酒は例外で、お燗してもおいしくはならないから要注意だ。 今度のお正月は、お酒とおせち料理の“うんちく”を家族に披露してみてはいかがだろうか。 師走になると、旬のお酒として「生酒」が発売され始める。しかし、一年を通じて「生貯蔵酒」や「生詰酒」という生酒も売られている。いったい何が“生”なのか。 これは火入れの回数の違いだ。「火入れ」とは、品質の劣化を防ぐために60〜65度くらいの温度で加熱殺菌する工程で、通常は製品として出荷する前に2回火入れをする。生酒は全く火入れしていないものを指す。対して生貯蔵酒や生詰酒は、貯蔵前か出荷前かのどちらかに1回火入れを行ったもので、いわば半生状態だ。 生酒はフレッシュな味や香りを味わえるが、デリケートなお酒。昔は夏場に生酒を味わうことは無理だったが、貯蔵・流通技術が発達した最近では、低温熟成された「夏の本生酒」が売り出されるようになった。 生酒に限らず、おいしいからといってついつい飲み過ぎないように!
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その他 2014年12月27日 17時00分
話題の1冊 著者インタビュー 八万介助 『49歳未経験 すっとこ介護はじめました!』 小学館 800円(本体価格)
−−介護の仕事はハードだとよく聞きます。他の仕事は考えなかったんですか? 八万 漫画家の仕事がなくなりそうなとき、暇な時間だけはたくさんあったので、何かの資格を取れば仕事に就けるんじゃないかと。それでバイクの免許やフォークリフトの資格を取ったんですけど、やはり食べていくには相当な腕が必要なんですよ。それにこれまで交通整理とか、いろんなアルバイトを経験してきましたけど、外での作業となると寒かったり、暑かったり、雨だったりと50歳に近いオヤジの体にはかなりキツイわけです。だからこれから長い間、腰を据えてやる仕事なら、外ではなく室内の仕事がいいなと(笑)。そこで介護施設なら、ウンチを触るかもしれないけど、施設自体は清潔で空調もきちんと効いているだろうということで、当時のホームヘルパー2級を取得して、介護老人保健施設で働き始めました。 しかし、未経験なのにいきなり認知症棟で、しかも、そこで働いている職員は女性中心。施設内ではネタの宝庫という出来事が多かったんです。職員には、なぜかシングルマザーが多く、元ヤンのような人も多かったですね。それに私と同じ世代のオヤジが何人か入ってきたんですけど、私も含めいじめの対象になりやすかったり。他にも見た目はインテリっぽいのに、きつく言われようが、いじめを受けようが、戦場のように忙しい職場の隅っこでただ立って見ているだけで、何の仕事もしないオヤジだったり。同僚の女性と男女の仲になったはいいけど、その女性が美人局だったなんて話も聞きましたよ。また、病院勤めに比べると、若干、介護施設の方が緩い部分もあるので、働いている看護師さんの中には、利用者と間違えて思わず介護しようと声を掛けそうになるような高齢の女性もいました(笑)。 一方の認知症の方々は、最初は暴力を振るわれたり、私が男だというだけで嫌われたりしましたが、慣れてくると一般棟の方々に比べると、子供みたいに純粋で心が洗われました。 −−49歳で未経験の新たな仕事を探すのは、勇気がいることだと思います。 八万 医療とか人のケアだとか無理だと思っていたんですけど、やってみたら人と接する仕事は意外と楽しいもんですよ。人間嫌いな人もいるとは思いますが、認知症の方々の話を聞くのも楽しいです。だから、もし今仕事を探している人や、若くしてプー太郎をやっていて、将来を不安に思っているような人たちの励みになればうれしいですね。(聞き手:本多カツヒロ)八万介助(はちまんかいすけ)別ペンネームで長年ギャグ作品を執筆。またイラストレーターとして活躍。2010年から介護老人保健施設で働き始め、'14年に介護福祉士の資格を取得。
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芸能 2014年12月27日 16時35分
「紅白歌合戦」に出てほしかった歌手は? アンケート結果はダントツで松たか子
11月26日、大みそかの午後7時15分から生放送される「第65回NHK紅白歌合戦」の出場者が発表された。 NHKは選考基準として、「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点を挙げたが、視聴者側からは、「新たなヒット曲がないベテラン歌手は出るのに、○○はなぜ出ない?」といった意見も多いようだ。 それでは、視聴者側は誰に出てほしかったのか? 「Yahoo!ニュース」では、「今年の『紅白歌合戦』に出てほしかった歌手は?」との意識調査を、11月26日から実施している。調査途中ではあるが、12月27日午後3時現在、25万4176票(男性=70.2%、女性=29.8%)の回答があった。 回答者が最も、その出場を願ったのは、大ヒットした映画「アナと雪の女王」の劇中歌「Let It Go〜ありのままで〜」を唄った松たか子で、実に5万8328票(22.9%)が集まった。 その代わりに、エンドロールで唄ったMay J.が選ばれたが、松のTVでの生歌を期待した人が多かったようで、落胆する声が大きい。 ただ、松は「紅白」の出場者発表の翌日に、妊娠6カ月であることを発表しており、NHKとしては、交渉はしたが、松の方が辞退したとみた方がよさそう。 松はやむを得ないとして、視聴者をいたく失望させたのはコブクロ、ゆずの落選だ。コブクロには2万7990票(11.0%)、ゆずには2万6078票(10.3%)が入った。 コブクロはNHKのソチ五輪、パラリンピックのテーマソング「今、咲き誇る花たちよ」を唄っており、ゆずはNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主題歌「雨のち晴レルヤ」を唄った。NHKへの貢献度は高いはずなのに、落選はふに落ちない視聴者も多いことだろう。 また、モーニング娘。'14(1万7068票=6.7%)、DREAMS COME TRUE(1万4171票=5.6%)、高橋真梨子(1万2566票=4.9%)、乃木坂46(1万1393票=4.5%)、小林幸子(1万532票=4.1%)に1万を超える票が入った。 NHKとしても、なんとか視聴者の要望に応えようと努力しているのは事実。例として、12年ぶり2度目の出場となる中島みゆきのオファーに成功し、現在放送中の朝ドラ「マッサン」の主題歌「麦の唄」を唄うことになった。 なかなか、NHKと視聴者が求めるものが完全一致することはないが、枠がある以上、仕方がない部分もあるのだろう。視聴される方は、出るメンバーで楽しむしかない。(リアルライブ編集部)
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トレンド 2014年12月27日 16時00分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第215回>
毎週末に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第215回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇ピンク・フロイド「THE ENDLESS RIVER」(2014/Columbia Records,Division of Sony Music Entertainment) 「バンド? 終わったよ。僕の人生にとって大きな存在だった。ものすごく満足している。でも、もう十分だ。今は自分1人で活動するほうが、楽なんだ」と言っていたデヴィッド・ギルモア(ボーカル、ギター)の発言からピンク・フロイドの活動はないと思われていたが、リチャード・ライト(キーボード)の死を受け、まさかの新譜が発売された。 20年前に発売された「THE DIVISION BELL」は当初2枚組のアルバムにするアイディアがあり、2枚目のディスクにはアンビエントなインストゥルメンタル曲を収録する予定でした。そして今回、エンジニア達のアドバイスを受け、20時間以上に及ぶ音源を聞き直して本作品が完成します。その流れなので最後の曲以外はインストゥルメンタルです。 インストのアルバムだと時間が流れていき、部屋のBGMになってもおかしくない作品も多々ありますが、そこはピンク・フロイドだけあって耳が離しません。時間もスピードも上も下も関係ない、ただ吸い込まれているような状態で、歌がないことも忘れてしまいますね。そして最後の曲で歌が流れてきて、ドキッとする訳です。 このアルバムはリチャード・ライトへのトリビュートだとメンバーが言っています。どのような形であれ、また新譜が聴けた喜びがありますね。当然、多少難解かもしれませんが、気持ちのいいアルバムです。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/6008315/