◎ダノンメジャー
2歳中距離路線の頂上決戦。ラジオNIKKEI杯2歳Sの流れをくむが、皐月賞と同じ舞台での一戦だけに、より春のクラシックに直結する重要な一戦となる。
ティルナノーグ、ダノンメジャー、シャイニングレイあたりが人気を分けそうだが、当欄ではダノンを推奨する。デビュー2連勝で臨んだ京都2歳Sでは、直線で外に振られる不利がありながらも鋭く伸びて首差2着まで迫った。敗れて強し、改めてポテンシャルの高さを示したレースぶりは、現有勢力では屈指の存在とみて間違いない。
この中間も、落ち着き十分で、稽古でも馬なりで相手をあおるような威圧感を見せ、2歳馬ながら古馬のような風格さえ漂わせている。パワー兼備のダイワメジャー産駒なので、タフな中山の馬場も苦にすることはないだろう。これまでと同様に、目を見張るような末脚でゴールを駆け抜けるだろう。
他では、前走、案外な内容だったティルナノーグ、レトロロック両素質馬の巻き返しはあって当然と考えるべき。また、スケールの大きさを感じさせるシャイニングレイも圏内か。穴では、3戦目での勝ち上がりだったが、意外な大物感のあるタンタアレグリアと休み明けをひと叩きしたマイネルシュバリエあたりか。
馬連 流し
(9)-(1)(2)(5)(10)(15)
3連複 軸1頭流し
(9)-(1)(2)(5)(10)(15)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。