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その他 2015年01月03日 11時00分
専門医に聞け! Q&A 無意識が怖いTCHの改善
Q:顎関節症のきらいがあるし、程度は軽いが歯周病もあります。最近、上下の歯を触れさせなければ顎関節症や歯周病の予防になると聞きました。デスクワークの際、何回かチェックしてみましたが、上下の歯が付いていました。どうすればよいかアドバイスをお願いします。(35歳・小学校教諭) A:無意識のうちに上下の歯を付ける癖がある人はけっこういます。その癖について歯科では、「TCH(Tooth・Contacting・Habit)=上下の歯を付ける癖」という言葉があります。 このTCHは、東京医科歯科大学歯学部付属病院顎関節症治療部の木野孔司准教授が「顎関節症を引き起こしている原因」として発見し、この名を付けました。 なぜ、上下の歯を付ける癖が顎関節症を引き起こしたり、歯周病を悪化させたりするのでしょうか。 その理由は、口を動かす筋肉や側頭筋などが収縮し続け、歯を支える歯槽骨に過度な負担をしいるからです。顎関節症は、顎の関節に何らかの異常があり、口が開けづらかったり、口を開けるときに音がしたり、痛みが伴うなどの症状がある疾患です。●癖は根気よく直そう TCHがあると歯が折れやすくなるし、義歯やインプラントが壊れやすくなるという報告もあります。 歯周病を悪化させるのは、上下の歯が絶えず接触していると、歯に横揺れをもたらすためと考えられています。歯周病は物理的な圧が継続してかかることによっても発症するし、悪化もします。 TCHは、上下の歯を付けるといっても、噛みしめるほどに強いものではありません。しかし、軽く触れているだけでも上下の歯には圧がかかるのです。 職場でのパソコンの作業などで仕事に熱中しているときは特にTCHが見られるといいます。しかし、ほとんどの人がそれに気がついていないようです。 口を閉じているときは、上下の歯は付いていないのが正常です。会話や食事の際にほんの瞬間的にだけ触れ合うだけです。 TCHは何でもないことのように思えますが、身についた癖のため、なかなか直りにくいものです。 しかし、毎日意識して気をつけていれば次第に変わってきます。三日坊主にならないよう、根気よく続けてください。山田晶氏(飯田橋内科歯科クリニック副院長)骨盤療法(ペルピックセラピー)で著名。日本歯科大学卒業。歯科の領域から骨格に関心を持ち、そのゆがみに着目。骨盤のゆがみを自分で取る方法として、腰回しの普及に努めている。
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芸能 2015年01月03日 00時00分
河北麻友子&水沢エレナ 新年インタビュー
オスカープロモーション所属のファッションモデル、女優として活躍する河北麻友子と水沢エレナ。2015年も注目の二人にインタビュー。新年の意気込みを聞いた。 「今年は歌がやりたいです。ぜひソロでCDを発売したい」と抱負を語ったのは河北。ちなみに、「前向きなハッピーソング」が希望だという。プライベートでは、車の免許を取得することが目標とのこと。「北海道とかに、のんびりドライブに行ってみたいですね」と語った。 一方の水沢は女優として、「いろいろな役を通して、いろいろなことに挑戦してきたいです」と意気込む。ミステリー小説が好きだという水沢は、「謎を解いていく役には興味があります」とも。プライベートでは、語学と料理に挑戦したいと語る。「得意な料理はハンバーグです。語学では韓国語は得意なので、もうひとつ、英語にも挑戦したいです。日常会話をゆっくり話せるくらいになりたいですね」とのこと。 2015年、さらなる飛躍を期待したい。
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その他 2015年01月02日 17時00分
元航空自衛隊空将・佐藤守氏がいま明かす! 最高機密「UFO」(2)
UFOは自衛隊機によって写真撮影されていた。 撮影したのは1979〜'80年ごろ、当時まだ二等空尉だった織田邦男元空将である。小松基地(石川県小松市)の第303ファントム飛行隊勤務時代、ソ連機の追尾のためスクランブル発進して帰投中に“茶筒型UFO”を目撃した。織田元空将は佐藤氏にこう語った。 《当時の私は後席のレーダー要員で、スクランブルで目標機を発見したら、確実に証拠を記録するための写真撮影の任務を負っていました。天候は良好でした。2機のファントムが300〜400メートル離れて飛行するスプレッド隊形で、能登半島沖を小松基地に向かって約高度1万フィートを降下中に、突如隊形の真ん中にUFOが出現したのです》 2機のファントムには合計4隊員が乗り込んでいたが、誰かが無線で「なんじゃ、あれは?」と叫んだ。外を見るとスプレッド隊形の真ん中を同速度、同高度で飛行していた。 《形は上方の円が下方の円より大きく、横から見ると台形に見える。航空工学的(織田氏は防衛大学航空工学科卒)に空中を飛べるとは思えなかった。編隊長が『ID写真を撮れ』と指示したので、写真を撮りました。ピントはややボケていましたが、UFOがはっきり写っていました。のっぺりとしていて、写真からは回転しているかどうかは判別できませんでした》 その後このID写真は、航空団司令部の情報班長が受け取り、上級部隊である中部航空方面隊司令部に送られたが、その後ファントム隊へは何の連絡もなかった。任務で撮影したID写真は自動的に「秘」に指定されるが、保管期限が過ぎると写真類は破棄されてしまうという。 「正体不明の飛行物体に対処すべき任務を持つ防衛省・航空自衛隊は、領空に侵入してくる対象を露、中、北朝機に絞っており、それ以外には全く関心がない。レーダーに映ったりパイロットが目撃した“正体不明物体”のデータをいかがわしいと思うことなく収集していれば、この50年余の間に貴重な資料が集積できたはずで、科学的根拠も整っていたに違いありません。織田氏も当時は青二才の二等空尉でしたから権限もなく、保存しておけばとすごく残念がっています。織田氏の証言から当時の空自、いや自衛隊、日本政府のUFOに対する関心の低さがわかります。この体質は現在も変わりません」 続けて佐藤氏は、このときのUFO出現の訳をこう指摘した。 「織田氏がUFOを写真に収めた'79〜'80年ごろはというと、美浜原発(福井県三方郡美浜町)の運転開始直後に当たる。美浜原発は'04年に3号機が蒸気噴出事故を起こしており、UFOは同原発を『危うい』と警告していたのではないかと気になります」
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社会 2015年01月02日 13時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 対立軸がみえてきた
衆議院選挙は、与党の議席が3分の2以上を占める与党の圧勝に終わった。アベノミクスの継続を問うという与党が示した争点に対して、明確な対立軸を示せなかった野党の戦略負けだったと私は思う。 ただ、選挙結果には、今後、野党示すべき対案の姿を映し出すヒントが隠されていた。一つは、大幅に議席を減らすといわれた維新の党が終盤で盛り返して、ほぼ勢力を維持したことだ。維新は、身を切る改革を優先させるべきだと選挙戦で強く主張したのだ。 実際、安倍内閣の財政膨脹は、とてつもない。今年度予算は、前年度当初予算と比べると2兆2000億円も増えている。過去10年間の平均予算増が4000億円だから、1兆8000億円も増額になっている。 そして選挙後、補正予算の規模を1兆円積み増しして、3兆円規模とすることを決めたから、昨年度当初予算と比べると4兆8000億円もの予算増額となった。今年度の消費税増税による税収増が4兆5000億円だから、増収以上の財政拡張を決めたことになる。 財政拡張が社会保障の充実に回されたのであれば、まだ納得ができる。しかし、そうではない。例えば、国家公務員の冬のボーナスは、前年比で21%も増えた。震災復興の財源確保のための給与削減が終了したことと、民間賞与に合わせて国家公務員の支給月数を増やしたからだ。 しかし、国家公務員の給与や賞与は、事業所規模50人以上の事業所の正社員のみを調査して、そこに水準を合わせている。アベノミクスは、中小企業を置き去りにして大企業の業績だけを大きく改善した。公務員は、その大企業と同じ恩恵を賞与で受けているというわけだ。 もし、中小企業も含めた給与調査をすれば、それだけで国家公務員の人件費を2割以上カットできる。しかも、安倍政権は財政政策を官僚に丸投げしている。選挙直後に、補正予算の中身がすぐに決まること自体が、官僚の用意したシナリオに乗っている証拠だ。 財政の無駄遣いを思い切って削減すれば、それを財源に消費税の引き上げも阻止できる。2016年夏の参議院選挙に向けて、野党は、消費税凍結プラス大胆な行政改革という対立軸を共通して掲げれば、勝機が得られるだろう。 実は、もう一つの対立軸がある。今回の選挙で次世代の党は、壊滅的に議席を減らした。一方、公明、共産が議席を増やした。安全保障政策でタカ派が支持を失い、ハト派が支持を増やしたのだ。安倍総理は、集団的自衛権の行使を可能にする法律整備を行うと同時に、憲法改正に向けての議論を深めていく方針を明らかにしている。だから、それに反対するハト派政策を打ち出せれば、かなり多くの国民の支持が得られるだろう。 今回の総選挙で、沖縄は四つの小選挙区すべてで自民党の候補者が敗れた。普天間基地の辺野古移設反対という政策で一致し、候補者を一本化した成果だった。 2016年夏の参議院選挙に向けて、野党は同じことの再現を目指せばよい。 もし、それができなければ、政権交代の可能性が限りなく小さくなり、日本は自民党の単独支配が続く55年体制の時代に戻ってしまうだろう
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芸能 2015年01月02日 11時45分
【新春企画】2015年に起きそうな5大芸能ニュース!
■中森明菜が本格復帰&電撃婚 無期限活動休止から、昨年の紅白に中継ながら出演し電撃復帰を果たした明菜。今月末には新曲も収録されたニューアルバム発売も決定しており、話題になりそうだが、プライベートでも大きな動きがある? 「復帰に向けて支えたのは、同じマンションの別フロアで暮らす敏腕マネージャー。以前も結婚話が出たことがあり、そろそろゴールインしてもおかしくない」(週刊誌記者)■松田聖子が電撃離婚? 昨年の紅白で大トリをつとめた聖子。3度目の結婚を果たした歯科医の夫との関係が気になるところだが…。 「公私ともに四六時中行動をともにしているのは、昨年、元の事務所から独立して個人事務所を設立したマネージャー。ほぼ結婚生活は破綻しているようで、3度目の離婚もありそう」(女性誌記者) 明菜と明暗が別れるか?■みのもんたが復権 おととし、次男の不祥事で報道番組を降板したみの。昨年は新たなテレビのレギュラー番組が決まらなかったが、今年いよいよ復権しそうだとか。 「昨年の古希を祝う会は芸能界の重鎮たちが発起人に名を連ねた。今年はすでに、フジテレビでのレギュラーが決定していると言われている」(テレビ関係者) 言いたいことが溜まっていそうなだけに、毒舌炸裂か。■新たなハリウッドスターが誕生? 日本のハリウッドスターといえば、「ラストサムライ」(03年公開)の好演で知られている渡辺謙が代表的だが、若手のハリウッドスターが誕生するかもしれないというのだ。 「昨年大ブレークしたイケメン俳優の福士蒼汰が早くから自分で英語を学び、海外進出を希望。ハリウッド映画のオーディションを密かに受けているという。いよいよ、今年はハリウッド進出か」(映画関係者) そうなると、ほかのイケメン俳優に大きく差をつけそうだ。■矢口真里が大ブレーク おととし自身の不倫が原因で離婚し、芸能活動を休止していた矢口が昨年10月に復帰。以後、続々とテレビ番組のオファーが舞い込んでいるが、今年はさらに仕事が増えそうだというのだ。 「復帰後、まだ元モー娘。OGたちちの共演が実現していいない。矢口の“ぶっちゃけトーク”を柱に、モー娘。OGとの共演するレギュラー番組の話も浮上しているようだ」(テレビ関係者)
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芸能 2015年01月02日 00時00分
宮崎香蓮&小芝風花 新年インタビュー
オスカープロモーション所属の2015年、期待の女優、宮崎香蓮と小芝風花。リアルライブでは、この二人を直撃、新年の意気込みを聞いた。 2006年全日本国民的美少女コンテスト第11回大会にて、演技部門賞受賞して芸能界デビューした宮崎香蓮。「どんな役にも挑戦していきたいです。そして、ひとつの役を大切に」と新年の目標を語ってくれた宮崎は、2015年は大河ドラマ「花燃ゆ」に出演することを決定している。現役の早稲田大学の学生でもある彼女に、「歴史は得意?」と聞いてみると、「いや…勉強中です。苦手な科目でした」とのこと。 一方の小芝は「ガールズオーディション2011」でグランプリに輝き、2014年には実写版映画「魔女の宅急便」で主役のキキ役に抜てき。またドラマ「GTO」にも出演し、話題になった。そんな彼女は、仕事で緊張することが多かったと語った。「落ち着いて、周りを見れることになることが2015年の目標です」とも。ちなみに、小芝は昨年はバラエティ番組で人生はじめてドッキリにも挑戦している。普段は落ち着いてかわいらしい彼女が、突然、ホウキを持って暴れるというものだった。この時も緊張したのか、聞いてみると「めちゃくちゃ(緊張)しましたよ! やるしかないって覚悟を決めて頑張りました」と振り返った。 二人の女優が2015年、どんな活躍を見せるのか注目だ。
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芸能 2015年01月01日 20時00分
相内優香 エロ巨乳がもたらした選挙特番またまた1位
いま選挙特番で面白いのはテレビ東京ではないだろうか。池上彰氏(64)のイヤミに加えて、エロ巨乳で評判の局アナ・相内優香アナ(28)も登場する。知ったかぶった他局の選挙特番を圧倒する人気ぶりだ。 去る12月14日に行われた衆議院選挙では、各テレビ局が選挙特番を放送し、相変わらずの視聴率のせめぎ合いを演じた。視聴率1位はもちろん、公共放送のNHK。16.5%と全放送局でトップを獲得した。 「NHKが一番になるのは仕方ないにせよ、あなどれないのがテレ東でしょう。視聴率11.6%は民放でトップ。昨年の参院選特番でもテレ東は10.3%と、やはり民放トップ。いまや政治といえば、民放では“テレビ東京”というのが定説化しつつある」(テレビライター・小林タケ氏) 正確にいえば、テレビ朝日も衆院選特番は11.6%で首位を分け合った格好。それはともかくテレ東はかつてアダルト系、いま食べ物系と、政治にはほど遠い局だが、選挙は妙に強い。 「まず池上彰氏を持ってきたことでしょう。元NHK記者ですが、とにかく嫌味がハンパではない。今回も当選した公明党議員に『母体は創価学会ですよね。どう思いますか』としつこく繰り返し聞いていた。以前から選挙特番に出ていますが、なぜか公明党には『政教分離はどうですか』との質問を連発。あまりに意図的なので、逆に笑ってしまう」(全国紙政治記者) また、衆院特番では“安倍総理の野望年表”といったものまで掲載。開票後のインタビューには安倍総理に「集団的自衛権」について質問。「選挙で説明がなかったですね」と言うと安倍総理は気色ばみ「そんなことないです。あれだけ言っているじゃないですか」と反論。一方的に持論をまくしたてた。 「池上氏の質問は、もはや選挙特番の名物になっている。毎回楽しみにしている視聴者は多いし、権力者には、やたら答えにくい質問をする。『特番なら池上』と評価するマスコミは多い」(テレビライター) さらに我らが相内アナの存在も忘れてはならない。 「ネットでは“文句おやじ”と“エロエロたぬき”と2人のコンビは絶賛されている。相内アナはT160センチ、B86のFカップ巨乳。ボヨンボヨンさせて司会をするだけでも目の保養になる。“エロいい”中和剤です」(政治部記者) 男性アイドルの司会など見たくないし…。
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その他 2015年01月01日 17時00分
元航空自衛隊空将・佐藤守氏がいま明かす! 最高機密「UFO」(1)
空自松島基地(宮城県東松島市)から飛び立った自衛隊機はUFOを数多く目撃している。その松島基地所属機が2000年、まるで女川原発(同県牡鹿郡女川町、石巻市)を避けて墜落したかのような不思議な事故を2度立て続けに起こした。そこで佐藤守元自衛隊空将は、'10年7月に上梓した著書の中で、この事故を教訓にこう提案している。 「日本でチェルノブイリのような核施設事故が発生したときに、どのような対応を取るか(中略)常に考えておかねばならない、と書いたのですが、その8カ月後の'11年3月11日に起こった東日本大震災に続いて、福島第一原発事故が起きたのです。それで奇しくもこの一文が予言のようになってしまいました」 '00年7月4日のことだ。松島基地ブルーインパルス所属の『T-4』2機が墜落して、乗員3名が殉職するという痛ましい事故が起きた。同年3月22日にも、『T-2』練習機がほぼ同じような形で墜落(訓練生1名殉職)しているが、いずれの事故も佐藤元空将は“知っていた”のである。 「3月19日の時点で、3日後の同月22日、そして7月4日に墜落事故が起きると知人が知らせてくれたのです。発生日時、T-2、ブルインという機種の特定、その機数と人数までことごとく的中していました。しかもその知人に事態発生を知らせたのは、地球外生命だったというのです」 T-4の事故は国会でも取り上げられ、綿密な事故調査報告書が作成されたのだが、原因などに多くのナゾを残した。 「ただ一つ言えることは、両方の事故とも実にうまく女川原発を回避して墜落しているのですよ」 佐藤元空将に知らせた知人とは、石巻市在住の神主Sさんだ。 「Sさんいわく、メッセージを送ってくるナゾの知性体は4種類、他にも16種類くらいいるようで、われわれと違う感性を持つ者が半数、残り半数は善意が通じる相手のようなのですが、彼らも複雑に利害が絡んでいるようなのです」 UFOの目撃情報は1952年と'57年に突出して多い。'52年には米国が史上初の核融合兵器の実験を行っており、'57年には英国が初の水爆実験を行っている。同年にソ連はICBMの実験に成功している。 「UFOは存在するかしないかの議論など、もうとっくに終わり『第5種接近遭遇』、つまり人間からコンタクトを取って情報を発信し、地球外生命と双方向のコミュニケーションを行う段階に来ているのです。特に日本の空を監視・防衛する空自は真剣にUFO対策に乗り出すべきです」 佐藤元空将は、日本政府のUFOに対する法整備不足にこう警鐘を鳴らし、前著刊行後の'11年7月には自身もUFOに遭遇したこともあって、今回、前著から大幅に加筆した『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO 地球外生命は原発を見張っている』(講談社+α新書)を上梓した。佐藤元空将の言うUFOの真実とは、ズバリ「人類の核エネルギーの未熟な扱い方について見守ってくれていること」と断言する。
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スポーツ 2015年01月01日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈曙vsボブ・サップ〉
“大晦日は格闘技!”という時代が確かにあった。 2001年から'10年にかけてTBSが生中継をしたこの時期、その中でもピークは2003年の『Dynamite!!』であろう。メーンの曙vsボブ・サップは瞬間視聴率43.0%をたたき出し、民放初となる“紅白越え”を果たした。現在だとプロレス興行のセミファイナルあたりでも組まれそうな顔合わせだが、当時は一般層までをも巻き込む“事件”であった。 まず、ボブ・サップの知名度が今とは段違いだったというのもあるし、そして何よりも曙である。 「日本の国技、相撲がついにその真の実力を見せるときが来た!」 “力士の強さ”は日本人にとっての信仰ですらあった。200キロ近い巨躯でぶちかます破壊力と瞬発力、それに耐えうる頑強さ−−。そんな最強の鉾と盾を身にまとった強者であり、さらにその頂点に立つ横綱となれば、いくら引退から2年が過ぎたとはいえ弱かろうはずがない。テレビのバラエティー番組でおちゃらけているサップなどはきっと一瞬で吹き飛ばすだろう。そうであると信じたい…。 多少なりとも格闘技の知識があれば「相撲の取り組みに比べてはるかに長い試合時間に耐えるだけのスタミナがあるのか」「そもそも相撲の突っ張りと立ち技の打撃では技術が異なる」との疑念も起きる。何せK-1挑戦が発表されたのは11月6日のこと。試合当日まで2カ月を切っていて「とても対応できるハズがない」と見るのが常識的ではある。 そもそも当時の曙は部屋付き親方としての務めのために、稽古どころかまともな運動すらしていなかったに違いないのだ。 対するサップは粗さが目立つとはいえ、K-1のトップファイターであった。 だが横綱たるものに、そんな“流行”など通用しない。きっと闘神がリングに降臨する奇跡を目の当たりにすることができる…。日本中がそんな幻想に包まれ、その瞬間を今や遅しと待ち構えていた。 いよいよ試合開始のゴングが鳴る。 早々からサップに向けて突進し、コーナーに押し込んでみせた曙。だが、見せ場はこの数秒だけに終わる。 パンチともツッパリともつかない、ただ腕をやみくもに振るうばかりで、サップを捉えそうな気配が見えない。もしや当たったところで倒せそうな威力も感じられない。サップのローキックやジャブにも怯まずに前に出る精神力は、さすが横綱と感じさせたが、技術の差は歴然。徐々に形勢は傾き始める。 2分過ぎにサップが下がりながら放った右ストレートがヒットすると、曙は1度目のダウンを喫する。それでも前に出る曙だったが、振り払うようにして倒されると起き上がるのも精いっぱい。再度右ストレートを食らって正面からリングに突っ伏した。 わずか2分58秒。 試合後は悪夢を振り払うかのごとく、ネットを中心として曙を罵倒しあげつらう言葉が撒き散らかされた。それにしても曙はなぜ、後から振り返れば無謀でしかなかったこの戦いに挑んだのか…。 「巨額のファイトマネーに釣られた」との声もある。曙自身はその額をつまびらかにしていないが、K-1から長州力へのオファーがあったときには1試合5000万円だったとの証言があり、舞台の大きさからすれば億の単位であったことは確かだろう。 だが、曙自身は当時、カネに窮する状況にはなかった。引退時には相撲協会から1億円の功労金が渡され、また親方株取得のため多額の蓄財があったに違いない。 曙自身はこのときのことを、当時K-1のイベントプロデューサー谷川貞治氏からの「曙に勝てるとサップが言っている」との挑発に乗ったためと語っている。事はそこまで単純でもなかろうが、しかし曙が相撲界での自身の将来を悲観していたことも事実である。 K-1出場の報告のため親方衆を訪れたときには皆「親方株の件だと思った」という。外国出身であるが故に、部屋持ち親方となる道が困難であったことを当人も周囲も感じていて、やむにやまれずの転身という面が少なからずあったのだ。 このことは曙の名誉のためにも、ここに付言しておきたい。
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芸能 2015年01月01日 10時00分
2015年のお笑い業界はどうなる!? 「M-1」復活で芸人人口が減少!? ますます加速する「芸人=消耗品」の傾向
2015年のお笑い業界は果たしてどうなっていくのか…。 1番のキーポイントは、「M-1グランプリ」の復活である。開催時期は夏頃で、審査方法や審査員、出場資格、結成年数などの詳細は未定となっている。「M-1」は2001年〜2010年まで開催され、中川家、フットボールアワー、アンタッチャブル、チュートリアル、ブラックマヨネーズ、NON STYLE、オードリー、サンドウィッチマンなど、今テレビ番組で活躍しているお笑い芸人たちを数多く輩出。「M-1」で優勝または活躍できれば、確実にブレイクできるというお笑い賞レースだった。 「『M-1』の復活は若手芸人とっては、大変喜ばしい事だと思います。ただ、審査員や対戦方式など『THE MANZAI』としっかり差別化しなければいけないと思います」(東京キー局関係者) すでに日本一の漫才師を決定する賞レースでは「THE MANZAI」が存在し、「M-1」はどのように独自の色を打ち出せるかが鍵となっている。そして注目すべきなのは、出場資格や結成年数。「M-1」のオーガーナイザーである島田紳助は、「M-1」を創った理由の1つとして、“若手芸人が芸人を諦める場”として位置づけていた。旧「M-1」の特徴しては、芸歴10年以内という出場資格が規定されている。 「今では芸人が増え過ぎて、中々活躍できない状況です。40代〜60代世代が詰まっているというのも1つの要因だと思います。20年前は芸歴10年で若手でしたけど、今では芸歴20年でも若手ですからね。そういった意味では、紳助さんが規定した“芸歴10年以内”という条件は、非常に素晴らしかったですね。厳しい言い方ですけど、質の悪芸人は辞めるべきです。もし、新たな『M-1』が再び芸歴10年以内を条件とするならば、つまらない芸人は淘汰され、芸人人口も少しは減少するでしょう」(構成作家) 芸人が増え過ぎた昨今。「M-1」復活によって来年はより激しい競争が生まれ、芸人人口が減少していくかもしれない。 次に注目したいのは、芸人の消耗度。2014年は日本エレキテル連合が大ブレイク。未亡人朱美ちゃん3号の「ダメよ〜ダメダメ」が、「2014 新語・流行語大賞」を授賞するなど、一大ムーブメントを巻き起こした。日本エレキテル連合は2014年4月頃から人気が爆発、瞬く間にテレビやイベントに引っ張りだことなった。 「これも由々しき問題。芸人は消耗品になっています。しかも年々、その期間は短くなっている。可哀想ですが間違いなく、彼女たちは消えてしまうでしょう。トリッキーな芸人ほど、消耗芸人になってしまう確率は高い。ロングセラー芸人はますます出にくい状況になると思いますね。日本エレキテル連合は、ブレイク期間が8か月。そう考えると来年はブレイク期間が半年ぐらいに短縮されるかもしれませんね」(バラエティ担当ディレクター) 2015年のお笑い業界は、芸人にとってはますます厳しい状況となりそうだ。