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レジャー 2007年07月02日 16時00分
地方競馬 笠野雄大騎手の素顔に迫る
「男の子はたった3カ月で随分たくましくなるものだあな」日に焼けて以前よりたくましくなったように見える体つき、精悍になった表情を見て少しドキドキしてしまった。 少々間隔があいてしまったが、今回は船橋・柿本男厩舎所属の新人ジョッキー・笠野雄大騎手(19歳)を紹介したい。 「これは、やんちゃ坊主だな」那須の地方競馬教養センターで笠野雄騎手に初めて会ったときに、ピンときた。センターの先生方が総じて、「控えめでおとなしい」という今年の第85期生の中で、随所に見せる少年らしい笑顔がいたずらっ子のようで印象的だった。東泉良明センター所長が、「一番元気が良くて、技術的なセンスもあると思います」と評した“元気印”クンは、すぐに先輩ジョッキーたちにもなじんだ。 デビューから2カ月で17戦。初勝利はまだだが、「馬上での安定感がすごい。見習いたい」と目標に掲げた石崎駿騎手に付いて猛勉強を積んでいる。深夜1時には起床し、調教で1日15頭前後の馬にまたがる。「センターの馬とはまったく違うし、柿本先生には『乗り方が甘い』と注意されます。まだ馬に引っ張って行かれてしまって」と悪戦苦闘する毎日だ。 「あなたは赤が似合うから」“鶴のひと声”ならぬ母のひと声で勝負服は紅白に決めたという少年はプロとして独り立ちしようと奮闘の日々を送っている。その濃密な時間がコンガリと焼けた肌とリンクする。 「南関東の(騎手の)層が厚いところに穴をあけていきたい」目標に向かって一直線に突き進む。これから笠野騎手の表情がどう変化していくのか。ゾクゾクするような成長を期待している。
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レジャー 2007年07月02日 16時00分
ラジオNIKKEI賞 ロックドゥカンブが菊に名乗り
秋のクラシック戦線を占う「第56回ラジオNIKKEI賞」(JpnIII 福島芝1800m 1日)はキャリア2戦の南半球産馬ロックドゥカンブがスケールの違いを見せ付け、初重賞制覇を成し遂げた。勝因には同厩の南半球産馬キンシャサノキセキにはない素直な気性が挙げられる。 最終追い切り後、同厩の南半球産馬キンシャサノキセキと比較してどうかと堀師に質問が飛ぶと、「キンシャサに比べて成長は遅いけど、こっちは素直」という答えが返ってきた。その従順ぶりが如実に現れたレースだった。 折り合い難が成長を妨げているキンシャサに対し、ロックドゥカンブはコース、重賞ともに初物尽くしでも、掛かる素ぶりはほぼ見せなかった。馬なりのまま3角すぎで早くも先頭に立つと、直線は搭載エンジンの違いを見せつけ、1馬身半差の完勝だ。1分47秒7(良)の勝ち時計も、馬場状態を踏まえれば上々といえる。 「反応が鈍いイメージがあったので、早めに気合をつけた」とテン乗りだった柴山騎手のゴーサインに即座に反応。成長度こそスローだが、乗り手を選ばない従順ぶりは、キンシャサに唯一欠けている点ともいえる。皮肉にも1つ年上の“同郷”の先輩を押しのけ、あっさりと重賞を制覇した。 そして、南半球産=半年遅生まれの特権でもあるハンデ52kgも味方した。普段は冷静な柴山から「最後に外からこられたら、逆にもっと伸びた」と言うコメントが飛び出したのは、やはり、牝馬より軽いハンデの恩恵があったからこそだろう。 加えて、その柴山の福島経験も手伝った。今よりもっと酷い馬場だった昨年の福島牝馬Sを同厩スプリングドリューで制しているだけに、どこの馬場が伸びるのかは頭の中にインプットされていたのかもしれない。事実、荒れ放題の内よりちょっと外めの一番伸びるところをしっかりと走っていた。 これでデビュー以来、無傷の3連勝。次走は未定だが、類まれなレースセンスを持ってすれば距離、コース、馬場を問わないオールマイティー型として育つ可能性は高い。今春の牡馬クラシックが荒れに荒れたことで、混とんとする菊路線。既成勢力に脅威を与える伏兵が、みちのくの地で誕生した。
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レジャー 2007年07月02日 16時00分
スパーキングレディーC確定 円熟の6歳ベルモントノーヴァが中央勢を迎撃態勢
今週の川崎競馬のメーンは「第11回ホクトベガメモリアル スパーキングレディーC」(JpnIII 1600m 4日)。芝、ダートの両GIを含め、重賞13勝を挙げた女傑の名を冠した一戦にふさわしく中央のメイショウバトラーを筆頭に好メンバーが顔をそろえた。迎え撃つ南関東の筆頭はしらさぎ賞(SIII)を含め、目下3連勝中のベルモントノーヴァだ。交流重賞初制覇へ、円熟期を迎えた“新星(nova)”が燦然(さんぜん)と輝くときを待っている。 「馬が本当に変わった」。出川克師と石崎駿騎手は口をそろえてこう話す。具体的には、師は「馬体」の変化を。ジョッキーは「レースぶり」の変化を挙げた。 馬体についてトレーナーは大井から転厩してきた今年初旬、「環境の変化もあってか、少し神経質でカイ食いが細い。何とか馬体をもう少しふっくらさせたい」と話していた。試行錯誤しつつじっくり時間をかけ、現在は「ふっくらして落ち着きが出たし、本当に良くなったと思う」と目を細める。実際の体重に大きな変化はないが、パンと張ったトモなど全体に実が入ってグラマーになった。 フィジカル面の強化は同時にメンタル面にも好影響を与えた。レースでは「昔は砂を被ると全然ダメで、逃げか外からマクってた」と振り返る鞍上だが、「今は砂を被っても全然大丈夫」と厚い信頼を置く。強靭な精神力が備わったノーヴァは、初重賞制覇となったしらさぎ賞で、泥を思い切り被りながらもインを突き抜ける会心の勝利を挙げた。 ここに向けての臨戦過程もすこぶる順調だ。6月30日、船橋競馬場で行われた最終追い切りでは、単走で終い重点に追われ、5F64秒1→50秒2→36秒9→12秒0(左回り・稍重)を計時。「今までで一番いいと思う」と自ら手綱を取った石崎駿騎手も太鼓判を押した。 心身ともにひと回り成長し、熟女の魅力を開花させたノーヴァ。しらさぎ賞→スパーキングレディC→トゥインクルレディー賞→TCKディスタフへと続く牝馬重賞戦線の主役の座へ、一気に駆け上る。
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スポーツ 2007年07月02日 16時00分
全日本プロレス 鈴木みのるが武藤敬司を破ってV5達成。全日プロ最後の砦陥落で団体崩壊の危機!?
全日本プロレスのシリーズ最終戦が1日、神奈川・横浜文化体育館で行われた。至宝奪還のため、3冠ヘビー級選手権に挑戦した武藤敬司が、鈴木みのるにまさかの敗北。25分を超える死闘の末に性悪王者のV5を許してしまった。最後の砦として社長自らが出陣したものの、至宝奪還に失敗してしまった全日プロ。もはや所属選手から次期挑戦者を擁立できないという非常事態に突入してしまった。 武藤・全日本が沈没。 昨年春に流出した至宝奪還のため、満を持して社長自ら出陣することになった武藤。ビッグマッチの際に着用する白パンツと、不気味な金髪姿にモデルチェンジしてきたみのると初のシングル対決に臨んだ。 静かな立ち上がりだった。グラウンドの攻防を展開した序盤戦。武藤は卓越したインサイドワークでみのるを完全に封じた。5分過ぎにはエプロンサイドでドラゴンスクリュー2連発。さらには場外に引きずりおろし、鉄柵越しにドラゴンスクリューをきめ、みのるの右足を集中砲火した。 その後も低空ドロップキックや足四の字で執ようなまで足への一点集中攻撃を展開し、15分過ぎには伝家の宝刀シャイニングウィザードを発射。決めにかかったが、不敵な笑みを浮かべる性悪王者から3カウントは奪えない。逆に息を吹き返したみのるに逆落としからの裸絞めであわやタップ寸前まで追い込まれる。 最大のピンチを回避し、反撃ののろしを上げるシャイニング弾を放つもここに落とし穴があった。右足をキャッチされ、そのままヒールホールド。グングン絞めあげられ26分54秒、たまらずタップしてしまった。 みのるの5度目の防衛を阻止できなかった武藤は試合後、沈黙のまま会場を後に。
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スポーツ 2007年07月02日 16時00分
ボクシング セクシーなロシアン美女が思わぬ理由で大激怒した
ロシア人美女ボクサーが怒った!WBA世界フライ級タイトルマッチの前座で、2人のロシア人女子ボクサーが日本人女子ボクサーとエキシビションマッチで対戦。美女たちが意外な理由で機嫌を損ねる結果となった。 2分2Rのエキシビションを終えた4人は仲良くそろって記者会見。ロシア人と日本人が互いに相手を称え合う超友好ムードの漂う中、ある事実に話が及ぶとロシア人の表情が一変した。
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スポーツ 2007年07月02日 16時00分
ノア キラー三沢が覚醒! パイプイスを手に大暴れ
7・15日本武道館大会で田上明の挑戦を受けるGHCヘビー級王者の三沢光晴が、田上火山の熱に当てられ地殻変動。“キラー三沢”が覚醒した。 6・30開幕戦で大噴火した田上火山に負けじと、三沢もキレた!小川良成&リッキー・マルビンとトリオを結成した三沢は、潮崎豪&齋藤彰敏と組んだ田上と激突。
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スポーツ 2007年07月02日 16時00分
ノア 秋山を手錠拘束。GHCタッグ王座挑戦を目指すパンパーズが査定マッチとなる白GHC防衛戦に向け、次なる一手を予告した
GHCタッグ挑戦に向け次なる秘策あり!1日のノア・ディファ有明大会で、志賀賢太郎&川畑輝鎮のパンパーズが、秋山準に手錠刑で勝利。2人は白GHCを防衛戦をタテに、秋山&力皇猛が保持するGHCタッグ王座挑戦を迫った。防衛すれば、黒ベルトへの挑戦権が一気に近づくパンパーズ。川畑は次なる秘策の存在を口にした。 秋山&金丸義信とのタッグ戦で、秋山を場外鉄柵に手錠で拘束し、孤立したパートナーの金丸を志賀が沈め、強引に勝利を奪ったパンパーズ。6・8横浜大会で前挑戦者の高山善廣&杉浦貴を破って挑戦に名乗りを挙げたパンパーズだが、秋山からは「待った」の声。そんな秋山を振り向かせる必要があっただけに、考え抜いた秘策だった。 拘束刑に処した上でリング上から6月30日の開幕戦で秋山から「白ベルトを懸けてやってやる」と不敵な笑みを浮かべた川畑。あす3日の千葉ポートアリーナ大会では秋山&谷口周平を相手に、白GHC防衛戦が正式決定した。
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スポーツ 2007年07月02日 16時00分
元欽ちゃん球団選手が、K-1トライアルリーグで勝利
K-1トライアルリーグが1日、都内ジムで行われ、元欽ちゃん球団の富永健義が、プロデビューを懸けた一戦に見事勝利した。 5月のK-1トライアウトに不合格だった選手が敗者復活をかけて戦いを繰り広げた同リーグ。この日は惜しくも前回のトライアウトでアーネスト・ホーストとマイク・ベルナルドのチームに選出されなかった元欽ちゃん球団の富永が結果を残した。
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社会 2007年07月02日 16時00分
安倍内閣支持率ついに28%まで大暴落
内閣支持率がついに28%まで落ちた。参院選を控えた1日、自民党総裁の安倍晋三首相(52)は小沢一郎代表(65)との党首討論で大苦戦を強いられたが、手ごわいのは小沢氏だけではなかった。 きょう2日朝刊の朝日新聞と毎日新聞が最新世論調査(電話)による内閣支持率速報をそれぞれ1面で報じており、朝日の調査では安倍政権最低記録の28%をマーク。毎日では不支持率が52%に達した。「しょうがない」発言をやらかした久間章生防衛相(66)をかばう首相に愛想をつかす国民はまだまだ増えそうだ。
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レジャー 2007年06月30日 17時07分
1日(日)はW重賞 宝塚記念 ズバリ的中の藤川京子の本命は
宝塚記念が終わり、いよいよ夏競馬も本番。今週日曜は福島&函館でダブル重賞が組まれている。“夏は牝馬”ということで、本紙1面を託された女馬券師・藤川京子が強力プッシュするのはこの2頭。「第56回ラジオNIKKEI賞」(JpnIII 福島芝1800m 7月1日)は、芝では底を見せていないハイソサエティー。一方、「第14回函館スプリントS」(JpnIII 函館芝1200m)は連覇を狙うビーナスラインだ。 ラジオNIKKEI賞は◎ハイソサエティーが重賞初制覇を飾ります。 前走のエーデルワイスSは3歳馬同士の戦いでしたが、楽勝といえる内容。抜群のスタートから楽に先団に取りつくと、テンを主張する他馬を行かせて5番手の外めを追走。すんなり流れに乗り、自分の走りに徹することができました。手応えよく4角大外を回り勢いをつけられると、ジワジワと脚色を伸ばし、残り2Fを切ったところで力強く先頭。他馬を引き離し、2着馬に0秒2差をつけての完勝でした。キャリアはまだ5戦と浅いことを考えるとこれからどこまで強くなるのか、非常に楽しみな素材です。 ここまで5戦3勝。芝で大崩れしたのは前々走のNHKマイルC7着だけですが(デビュー2戦目はダート)、その前々走は好スタートを決めた割に後ろに下げすぎてしまった感じ。それでも、4角大外を回って直線フラつきながら、0秒6差なら威張れる内容です。これまでのレースぶりを振り返ると、直線で少しモタれたり、手前のかえ方がぎこちなかったり…若馬のレースだなぁと思うところはたくさんあります。でも、そんな中で勝ち星を積み重ねてきているのには、短所を遥かに上回る才能があるからこそです。 とくに際立っているのは、天下一品のスタートの速さ。その気になれば、この馬はきっといつでもハナを奪えることでしょう。 多少、ムキになるところもありますが、鞍上がなだめると大抵は落ち着きを取り戻してうまく走ってくれますし、キャリアを積むごとに、だんだんそれも気にならなくなってきました。とにかく性格がまじめでひたむき。レースにいけば一生懸命走ってきます。 そして、新馬戦で見せた勝負根性もセールスポイントのひとつ。いい感じで気の強さが闘志となって現れています。 福島コースは初めてですが、今回は持ち前の先行力を生かせる絶好の3番枠。大型馬の割には、とても機敏で軽快な動きをする馬。そして何よりバテない。さらに、長くいい脚を使えますから、ロングスパートも可能です。絶対にこのコースは合うと思いますよ。 肝心の状態も直前の坂路では50秒台。ラスト1Fも12秒を切ってきました。だんだん瞬発力が磨かれてきている感じですし、手に取るようにわかる成長しているのがうかがえます。血統からは距離が延びて良さそうなタイプ。さらに“上流階級”を目指します! さて、日曜日は函館でも重賞が組まれています。サマースプリントシリーズの第1弾・函館スプリントSは連覇を狙うビーナスラインが早々と現地に入厩して磐石の態勢。小回り向きの一瞬の切れ味を生かせれば、偉業達成も夢ではありません。