阿部慎之助
-
スポーツ 2021年08月30日 20時30分
巨人・阿部二軍監督が井納に激怒「全てぶっ壊した」 試合後インタビューでの酷評が物議、炎上KOにファンも嘆き「このままだと2億円がドブ」
29日に行われた二軍・巨人対DeNAの一戦。「8-2」でDeNAが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人・阿部慎之助二軍監督の試合後コメントだった。 巨人はこの日、昨オフDeNAからFAで巨人入りしたプロ9年目・35歳の井納翔一が先発。しかし、井納は初回こそ三者凡退に抑えたものの、続く2回に先頭から4連打を浴び一気に3点を失う。さらに、その後2死二塁からタイムリーを浴びさらに1点を奪われ、この回限りで早々に降板する結果となった。 試合後にグラウンド上で監督インタビューに応じた阿部二軍監督は、「2回4失点・被安打5」と打ち込まれた井納を「先発が全て試合をぶっ壊したので(残念)」と酷評。続けて、「本当は二軍で投げるような投手じゃないですし、もうちょっと考え方、攻め方を考えてほしいですね」と、なぜ二軍暮らしが長引いているのか考えるべきと苦言を呈した。 >>巨人・井納の大炎上で原監督に批判「使う方が悪い」 誤算続きのリリーフ起用に反発相次ぐ<< 阿部二軍監督の発言を受け、ネット上には「阿部監督が明らかに井納にキレてて怖い」、「『ぶっ壊した』って表現を使うところに相当な怒りがにじみ出てるな」、「これ井納が裏で聞いてたら震え上がってるだろうな」といった反応が寄せられている。 一方、「井納が二軍降格したのって確か5月半ば(5月20日)だろ? もう3か月も経つのにこの投球は俺が阿部でも怒るよ」「一軍でも二軍でもほとんど役立ってないし、これは言われてもしょうがない」、「阿部がキレたくなるのは当然、このままだと2億円がドブに捨てられたような形になるしな」と、阿部二軍監督に理解を示すコメントも複数見受けられた。 「井納はプロ入りした2013年から2020年まで『168登板・50勝60敗・防御率3.94』という成績を残し、昨オフ2年総額2億円(推定)の条件でDeNAから巨人へFA移籍。しかし、迎えた今季は一軍で『5登板・0勝1敗・防御率14.40』、二軍でも『16登板・4勝7敗・防御率4.12』とほとんど結果を残せていません。当初は一軍先発ローテの一角を担うと期待されていただけに、“不良債権”と化している現状に阿部二軍監督もいら立っているのかもしれません」(野球ライター) 巨人の一軍は17日に助っ人・サンチェスが右肩違和感で戦線を離脱。その後も菅野智之が26日・広島戦で「6回5失点・被安打6」、山口俊が27日・中日戦で「2回4失点・被安打5」とそれぞれ打ち込まれるなどローテ投手に誤算が相次いでいる。目立った結果を残せばチャンスを手にしやすい状況ともいえるが、果たして井納は今後の試合で奮起を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年07月02日 20時30分
巨人・阿部は“褒め殺し”指導で覚醒? 元コーチが育成秘話を告白、「過去の苦労も影響してそう」驚きの声も
野球解説者の片岡篤史氏(元阪神他)が1日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の西山秀二氏(元広島他)がゲスト出演。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で西山氏は、現役・広島時代(1987-2004)の思い出や過去にコーチを務めた(2006-2010)巨人の捕手事情をテーマにトーク。配球を巡りコーチと口論になった話や、巨人・小林誠司が抱える課題について語った。 その中で、西山氏は巨人一軍バッテリーコーチ時代(2008-2010)に阿部慎之助(現巨人二軍監督)を指導した際の裏話を明かす。西山氏は阿部に対し「極力うまくいったところ(プレー)を見つけてそこを(褒める)」という指導方針だったといい、試合後にビデオなどでプレーを振り返る際は「ようお前ここでこの球投げさせたよ、これはファインプレーだよ」とまずは良かった点を称賛していたという。 ミスを指摘する際にも頭ごなしにしかることはせず、「シン、どうやこの(相手打者の)動きは? この動き見たらやっぱりあっちの(配球の)方がよかったよな?」と諭して教えることを重視。こうした指導を続けるうちに、阿部は西山氏が口を開く前に「ここはあれの(別の配球の)方が良かったですよね」と自発的にプレーを振り返るようになっていったという。 また、西山氏は「お前が打ってる間は誰も配球のことは文句言われへんから」と、守備で伸び伸びとプレーするためには打撃も大事だと常々教えていたとのこと。2008~2010年の阿部は本塁打(24本→32本→44本)、打点(67打点→76打点→92打点)を毎年伸ばしたが、西山氏は「すごい数字を残していった」と結果を出したことを評価した。 >>巨人・阿部二軍監督、桁違いの振り込みを徹底させるワケを告白 意外な敵軍選手がきっかけだった?<< 西山氏の発言を受け、ネット上には「褒めて伸ばすやり方を重視して阿部を指導してたのは初耳」、「球界に限った話じゃないだろうけど、高圧的な人間よりは寄り添ってくれる人間の言葉の方が頭に入りやすいよね」、「打てば守備にケチつけられないって考えはめちゃくちゃ分かるな、多少ミスしても『打って取り返せばいい』って臆せずプレーできるようになるし」といった反応が寄せられている。 一方、「とにかくおだてて指導する方法には過去の阿部の苦労も影響してそう」、「表向きには何も言ってないけど、イップス経験者の阿部に気を遣った面もあるんじゃないか」、「イップス再発のリスクも考えてこの指導法を選んだとしたらそれはそれですごいことだな」と、イップスの影響を指摘するコメントも複数見受けられた。 「阿部は2001年のプロ入りから巨人一筋(2001-2019)でプレーし『2282試合・.284・406本・1285打点・2132安打』といった通算成績を残した名捕手ですが、プロ1年目の2001年にファンやマスコミからの批判が原因で一時イップスに陥っていたと本人が過去に明かしています。同僚・上原浩治氏(現野球解説者)から助言を受けるなどして何とか克服したといいますが、ひどい時は指がこわばって投手へのサインもまともに出せなかったそうです。今回の動画で西山氏は阿部のイップスについては言及していないのですが、褒めて伸ばす指導法にはイップスを再発させない狙いもあったのではと推測しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 引退後の2020年から巨人二軍監督を務め、次期一軍監督の最有力候補とも目されている阿部。西山氏の“褒め殺し指導”もまた、順風満帆な野球人生を送ることができている一因となっているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
-
スポーツ 2021年02月22日 17時00分
巨人・阿部二軍監督、桁違いの振り込みを徹底させるワケを告白 意外な敵軍選手がきっかけだった?
巨人・阿部慎之助二軍監督が、21日未明放送の『S☆1』(TBS系)にVTR出演。春季キャンプで打撃力強化を徹底している理由を明かした。 今回番組では元ソフトバンクで現在はBC・栃木でプレーする川崎宗則氏が、宮崎で行われている巨人二軍キャンプを訪問するVTRを放送。その中で登場した阿部二軍監督は、昨年の日本シリーズが打撃力強化を志すきっかけになったと明かした。 昨年の日本シリーズでは、一昨年に続きソフトバンクに4連敗を喫した巨人。投手陣は栗原陵矢(.500・1本・4打点)、柳田悠岐(.429・1本・3打点)、グラシアル(.357・1本・3打点)といった面々に打ち込まれたが、阿部二軍監督が一番印象に残ったのは牧原大成(.250・0本・0打点)が第1戦目で見せた打撃だったという。 >>巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」? 中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定<< 同戦の牧原は「5-0」とソフトバンク5点リードで迎えた9回表無死の場面で、巨人・ビエイラのストレート(152キロ)を捉え右翼線に二塁打を放っている。阿部監督は「体はそんなに大きくない(牧原は身長172センチ・体重72キロ)けど、それ(150キロ超のストレート)を打ち返せるのはすごいなと思った」、「こうでないと(強く振れないと)ソフトバンクの上にはいけないなと感じさせられたシーンだった」と、小柄な体格をものともしないスイングに衝撃を受けたという。 牧原をはじめバットを強く振り切ってくるソフトバンク打線に、日本シリーズでは4戦で26点を奪われた(巨人側は4得点)。阿部二軍監督はシリーズで痛感した打力の差を埋めるため、今春キャンプでは多い時で3000スイング以上に達するほどの練習量を選手に課し、バットを強く振る力・意識を植え付けているという。 また、阿部二軍監督は「『打てる球は全部打て。ボールは見逃すな』って(教えてる)。いい(甘い)球をカチンって打つのは誰でもできる(から)、『ボール球をガンッ!って打て!』っていうのも言ってる」と、ボール球でも打てると思った球はフルスイングで狙いにいくよう指導していることも明かしていた。 今回の放送を受け、ネット上には「牧原がきっかけなのは意外、日シリは柳田とか栗原の方が打ってたのに」、「牧原は絶対的レギュラーじゃなくてスーパーサブだけど、そんな立ち位置の選手でもガンガン振ってくるから驚いたのかな」、「ソフトバンクは今1日1000スイング課してるから、それ以上振り込まないと追いつけないだろうな」、「ボール球まで打たせるのは、とにかくバットを振り切る意識を養うためなんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 VTR内に登場したドラ3ルーキー・中山礼都が「厳しい練習が毎日続いてるんですけど、本当に一つずつレベルアップしていると自分でも感じています」と語るなど、選手側も手ごたえを感じていることがうかがえる阿部二軍監督の指導。レギュラーシーズン、そしてポストシーズンで大暴れするような打者を一軍に輩出することができるだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年12月28日 17時00分
巨人若手へのスパルタ指導に「まじモチベ下がるわ」 元巨人・笠原氏が杉内コーチに苦言、阿部二軍監督の“罰走予告”にもクレーム?
元巨人・笠原将生氏が28日に自身の公式ツイッターに投稿。巨人・杉内俊哉一軍投手コーチの指導方針に苦言を呈した。 笠原氏は、巨人が今年の日本シリーズで4連敗を喫したことを踏まえ、杉内コーチが来年からチームの若手投手に走り込みやウェートを厳しく課す意向を口にしたことを伝えた『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版)の記事リンクを投稿。 同時に、「(2軍選手)負けたの1軍やろ?まじ何してんの1軍 あーまじモチベ下がるわー 1軍が走っとけや」、「これがリアルな声」とツイート。一軍の日シリ敗戦を理由に二軍も含めたスパルタ指導を行うようなら、二軍選手のモチベーション低下は避けられないのではと苦言を呈した。 今回の投稿を受け、ネット上には「確かにとばっちりを受けたと感じて士気を下げる選手が出る可能性はゼロではない気がする」、「連帯責任を理不尽と捉える選手もいないとはいえないな」といた賛同の声が寄せられる一方、「去年も含めたら日シリ8連敗中なんだからこれぐらいは当たり前だろ」、「菅野(智之)が抜ける可能性あるし、少々強引にでも投手陣底上げしないとリーグ優勝すら危うくなる」と反発も挙がっている。 一方、「笠原はやらされる指導が嫌いなのか?この間も阿部(慎之助)二軍監督に噛みついてたし」、「杉内や阿部を批判する理由は一体何なんだ?現役時代になにか恨みでもあったのか?」といったコメントも複数見受けられた。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 「今回杉内コーチの指導方針に物申した笠原氏ですが、12日には阿部二軍監督の発言にも自身のツイッターを通じて苦言を呈しています。阿部二軍監督は11日に両国国技館で行われた『読売巨人軍2020シーズン感謝祭』でのトークショーで、来季も不甲斐ない二軍選手には容赦なく罰走させると発言。これに笠原氏は『川相(昌弘)さんが2軍で監督時に 罰走させてた時、あなた「高校野球じゃねぇんだから」って笑いながら言ってましたよ?』、『指導者になると考え方変わるの? 全力で指揮官に向いてないです』と反発しています」(野球ライター) 2009年から2015年まで巨人でプレーし、「80登板・7勝1敗3ホールド1セーブ・防御率4.34」と傑出した数字は残せなかった笠原氏。野球賭博への関与が発覚して2015年11月に球界を去っているが、もしかするとそれまでの現役生活での不満が現首脳陣への反発につながっているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shoki_____
-
スポーツ 2020年12月27日 11時00分
ソフトB・柳田、年俸6億到達は不吉の前兆? 引退の引き金を引いた選手も、来季も結果を出すためのカギは
今季「119試合・.342・29本・86打点・146安打」といった成績をマークし、チームの3年ぶりリーグ優勝、4年連続日本一に貢献したソフトバンクのプロ10年目・32歳の柳田悠岐。23日、その柳田が契約更改に臨み、4000万円増の年俸6億1000万円(推定)プラス出来高でサインしたことを複数メディアが報じた。 昨オフに年俸5億7000万円(同)プラス出来高で7年契約を結び、今季がその1年目だった柳田。出来高をクリアした分だけ翌年の基本年俸に金額が上乗せされるという契約内容のため、今回の年俸6億円台到達は4000万円分の出来高をクリアしたことにより実現に至ったとみられている。 過去に年俸6億円台に到達した日本人野手は、現役時代に巨人(1993-2002)、ヤンキース(2003-2009)、エンゼルス(2010)、アスレチックス(2011)、レイズ(2012)で活躍した松井秀喜と、巨人(2001-2019)一筋でプレーした阿部慎之助のみ。柳田は球史を代表する打者だった両名に肩を並べることとなったが、この両名は到達翌年のシーズンでは明暗が分かれている。 >>中日・高橋の“恨み節”はまだ甘い?契約更改で生まれた迷言、「食事は松屋か吉野家にする」発言で猛批判された選手も<< 松井が年俸6億円台に到達したのは、「140試合・.333・36本・104打点・160安打」で首位打者を獲得した2001年オフの契約更改。翌2002年シーズン中に取得する海外FA権を行使しメジャー挑戦する意向を公言していた松井に対し、巨人は5年総額50億円という超大型契約を提示。これを松井は断り単年契約を結ぶが、金額はそれまでの5億円(同)から1億1000万円増となる6億1000万円(同)とプロ野球史上最高額(当時)となった。 メジャー移籍をにらみ単年10億円という破格の契約を蹴った松井は、翌2002年に「140試合・.334・50本・107打点・167安打」といった数字をマークし本塁打、打点の2冠を獲得。チームに2年ぶり30回目のリーグ優勝、2年ぶり20回目の日本一をもたらすなどきっちり結果を残したうえで、同年12月19日にヤンキースと契約しメジャーへ活躍の場を移した。なお、同年の松井を最後に球界では50本塁打をクリアした日本人野手は出ていない。 2013年に「135試合・.296・32本・91打点・125安打」といった数字を残した阿部は、同年オフの契約更改で3000万円増となる6億円(同)の単年契約でサイン。だが、翌2014年はシーズン序盤の5月に首を故障したことで打撃不振に。これを受けた首脳陣は守備の負担を軽減するため本職の捕手では無く一塁で起用するなどの策もとったが、結局「131試合・.248・19本・57打点・114安打」と前年から大きく数字を落とし、年俸も9000万円減の5億1000万円とダウンしてしまった。 阿部はその後、2015年にファウルチップを顔面に受けたことで首の故障が悪化し、2016年からは捕手を離れ一塁にコンバートされることに。それでも全盛期の打撃を取り戻すことはできないまま、2019年限りで現役引退を決断している。なお、この間年俸は毎年ダウンし続け、最終的に1億6000万円(同)まで下落している。 松井は活躍、阿部は低迷と到達翌年は明暗が分かれた過去の6億円到達日本人野手だが、阿部が結果を残せなかった最大の原因は首の故障。2017年に右脇腹、2018年に右太もも裏、そして2019年は左ひざ裏と近年は相次いで故障に見舞われている柳田は、自身のコンディションに細心の注意を払わなければ阿部の二の舞となってしまう危険性は高いだろう。 一方、活躍を収めた松井については、メジャー挑戦という目標が大きな原動力になったという見方ができる。柳田も本塁打王や打点王、さらには三冠王など、自身がまだ獲得したことの無いタイトルを目標に掲げてシーズンに臨むことが成績を左右するカギとなりそうだ。 契約更改に関する報道で「本塁打の最低ラインはキャリアハイ」と、自己最多記録である36本塁打(2018年)を超える目標を掲げたことも伝えられている柳田。リーグMVPにも選出された今季以上の活躍を来季、見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年11月03日 11時00分
巨人、“敵将”ラミレス監督の入閣計画が?「育成に舵を取る」上層部の言葉は改革の前触れか
育成選手は、幸せか…。2020年のプロ野球ドラフト会議で、原巨人は12人の育成選手を指名した。05年の同制度導入以来、史上最多である。大塚淳弘・球団副代表を始め、何人かのフロント幹部が「育成に舵を取る」と言っていたので12人の大量指名には驚かなかったが、巨人と同じく三軍制を敷いている福岡ソフトバンクは、“新しいチーム像”をファンに問うことになりそうだ。 >>元MLB・田沢の指名漏れに上原氏が指摘低評価の理由は“実績”?ドラフトの“縛りルール”にも疑問<< 「育成3位で指名された敦賀気比高の笠島尚樹投手が『育成ではプロ入りしない』と、改めて表明しました(ドラフト翌日)。メジャースカウトも彼を視察していたので、将来性は高い。70人の支配下登録枠があるので、他球団は指名を見送ったみたいですが」(ベテラン記者) 「三軍・育成」は、3ケタの背番号を背負い、大学、社会人などのチームと試合をする。球団組織の最低クラスに所属するのなら、アマチュアで頑張り、改めてプロ野球をめざした方が良いと考えたのだろう。 支配下を勝ち取り、一軍へ。プロ入りが多少遅れても、「大学、社会人で活躍し、上位指名で」と考える球児もいる。どちらを選ぶかは本人次第だが、巨人はフリーエージェントやトレード、外国人選手の獲得など外部補強をやめるとは、一言も言っていない。また、原辰徳監督が「選手本人のためにも」の発想で、トレード活性論者でもある。 「ドラフトで上位指名され、二軍で鍛えられ、一軍で活躍。引退後は指導者に」――。そんな巨人で育って、巨人で現役を終えてという“生え抜き”は少なくなっていくのではないだろうか。今さらだが、第三次原政権が誕生した18-19年オフ、内海哲也、長野久義の両ベテランがFA補強後のプロテクト名簿から漏れ、他球団に移籍した。 「内海、長野は巨人に入りたくて、他球団のドラフトを蹴って指名を待っていました。その経緯を考えると…」(スポーツ紙記者) 当時、そんな驚きの声も出たが、その後のチームの優勝、若手の到来によって、批判的な意見は聞かれなくなった。しかし、見方を替えれば、常に優勝争いに加わっていなければ、ファンの支持は得られない。大量に選手を指名し、外部補強もやめないということは、勝たなければならない。つまり、もっとも厳しい評価を受けるチームになるわけだ。 また、先の「三軍・育成」の対外試合だが、原監督が「社会人、大学に負けるようではダメ」と、苦言を呈したことがある。 二軍コーチの経験を持つプロ野球解説者がこう言う。 「育成選手ですが、社会人か、大学生のトップレベルと同等かな。でも、足が速いとか、長打力に長けているなど一芸に秀でた選手が多い」 三軍でスペシャリストを育てようとしているのかもしれない。育成は、投資でもある。若手に睨みも効く阿部慎之助二軍監督がファーム全体を見ているから統率が取れているが、一軍指揮官になった後はどうなるか、分からない。 「DeNAを退団するラミレス監督に興味津々のようです。阿部政権の参謀になるという情報も飛び交っています」(前出・スポーツ紙記者) DeNAもフロント要職を用意すると明言していたが、どちらを引き受けるかは本人次第だ。あくまでも「情報」のレベルだが、育成選手を増やせば、コーチも増員しなければならない。将来の阿部政権を支えるファーム統括者が誰になるのか、注目だ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年10月21日 20時30分
巨人・阿部、敵選手の選手生命を救う? イップス克服に繋がったアドバイスを大久保元監督が明かす
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が20日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現在巨人で二軍監督を務める阿部慎之助について言及した。 >>巨人・阿部二軍監督がドラフトで試される?「1位は外野手」上層部の意向に秘められた課題とは<< 今回の動画で大久保氏は、現役時代巨人(2001-2019)一筋で活躍した41歳の阿部をテーマにトーク。その中で、緊張や不安などの理由により自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害“イップス”を巡る、阿部との知られざるエピソードを語った。 現役通算で「2282試合・.284・406本・1285打点・2132安打」といった数字を残し、2012年には首位打者(.340)、打点王(104打点)を獲得するなど強打の捕手として鳴らした阿部。だが、プロ1年目の2001年にはファン・マスコミからの批判が原因でイップスを発症しており、当時同僚だった元巨人・上原浩治氏から精神面の助言を受けるなどして克服したことを過去に明かしている。 動画内で具体的な詳細は明かされていないが、楽天一軍監督を務めていた2015年のチームにイップスに苦しむ若手選手がいたという大久保氏。何とかしてやりたいという思いでイップスの経験がある阿部に電話し、「(イップス克服の)やり方、方法はあるの?ちょっと(若手選手に電話)代わるから教えてやってくれ」と頼んだという。 大久保氏の頼みを快諾した阿部は、その若手選手にイップス克服の方法を伝授。具体的には、「ボールを地面に思い切りたたき付けて、手からボールが離れる状態を思い出させる」、「指を(ボールに)かけて投げる(感覚を養うため)スライダーの練習をする」という2つの方法を若手に教えてくれたという。 阿部から教わった方法を取り入れた結果、その若手選手はイップスを克服することができたという。今回明かした一件も含め、大久保氏は「慎之助には(こういった)優しさもある」と語っていた。 大久保氏はこの他にもプロ入り前の阿部のプレーを見て持った印象や、今シーズンから転身している指導者生活で気をつけるべきことなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「リーグは違うけど、ライバルチームの選手に手を差し伸べる姿勢は凄いな」、「スライダー投げろって方法は興味深い、確かに指先の感覚を鍛えるためには理に適ってそう」、「当時の阿部はもう球界のスターだったから、『あの阿部さんが教えてくれたんだから間違いない』って感じでメンタルへの好影響もあったのかな」、「イップスの選手って誰なんだろう、デーブ時代だと銀次とか福田(将儀/2017年限りで退団・引退)にイップスの噂が立ってたけど」といった反応が多数寄せられている。 親身なアドバイスで楽天の若手の選手生命を救った阿部。敵チームの選手とはいえ、同じ境遇の選手を放っておけなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
-
スポーツ 2020年09月21日 11時00分
巨人・阿部二軍監督がドラフトで試される?「1位は外野手」上層部の意向に秘められた課題とは
巨人二軍が白スパイクの着用を決めた。現時点では「練習のみ」だが、ファームはデーゲームも多いだけに試合でのお披露目もそう遠くはないだろう。 「高野連がひと足先に白スパイクの着用を認め、甲子園大会で暑さ対策として効果を発揮していました。黒いスパイクよりも白の方が涼しいらしく、スポーツメーカーも白スパイク推奨のデータをまとめつつあるようです」(スポーツ紙記者) 阿部慎之助二軍監督の提案で巨人二軍の白スパイクの着用が決まったというのが、興味深い。 今さらだが、プロ野球のユニフォームなどは球団からの支給品だ。二軍の選手個々が買い揃えるわけではない。一連の新型コロナウイルス禍で思うような集客活動ができず、緊縮が囁かれる中、白スパイク着用は大きな出費になったはずだ。 >>巨人・若林に「やり方が汚い」ファン激怒 守備妨害を誘った“トリックプレー”に賛否、篠塚氏は「うまく演技してます」<< まだ早いが、こういう“出血サービス”の話を聞くと、阿部二軍監督が「ポスト原」の一番手であることが再認識できる。そんな阿部二軍監督の采配について聞いてみた。 「勝率は5割ライン。二軍は育成の場なので勝敗にさほどこだわった采配は見られませんが、好機に打てなかった選手、痛打を浴びた投手をジッと見ているような印象です。現役時代から後輩たちには『練習あるのみ』の姿勢でしたから、違和感を持つ選手は一人もいません」(球界関係者) ファーム戦での様子を補足すると、いつもサングラスをかけているので、表情から感情を察することができない。試合前の練習でも一歩引いたところから全体を見ていて、何かあると、近づいて行って助言をするといった感じだ。 しかし、阿部二軍監督が本当の意味で試されるのは「これから」だという。ドラフト会議だ。少し前、「巨人が外野手の1位指名を検討」との報道があった。今秋のドラフト候補には長打力を持った外野手もいるが、こんな指摘も聞かれた。 「そもそも、外野手の1位指名の話は、スカウト会議後(8月28日)の大塚淳弘副代表の発言によるものなんです。会議後、同副代表が『1位は外野手』とコメントし、それを額面通りに受け止めたからです。ただ、同副代表は最後に『ピッチャーは揃っているから』とも発言しているんですよね」(ベテラン記者) ピッチャーが揃っているのは、巨人のことではない。高校、大学、社会のドラフト候補に好投手が多いことを指しての発言で、 「本命の外野手がいるのではないか。その本命を指名重複後の抽選で外しても、ピッチャーを指名すればいい。外れ1位の再入札の段階になっても、好投手は残っていると経営陣は判断しています」(同) と、ドラフト戦略を予想する声も聞かれた。 「ファームを見渡すと、外野手の頭数が足らないわけではありません。阿部二軍監督が若い外野手をしっかり育ててくれたら、チームの本当の弱点である先発投手不足を補う指名が、2位以下でも可能になってくるんですが…」(前出・関係者) 昨年のドラフトを振り返ると、1位の高卒投手・堀田賢慎はいきなり肘の手術となり、2位・太田龍は「即戦力」と言われながらも、二軍調整が続いている。「最後のツメの部分で評価を見誤った」とする厳しい意見もあり、そのため、今年は「阿部二軍監督にも意見を求める」(関係者)という。 外野手の育成、そして、自身が一軍指揮官となった時に主力となる投手を見定める――。1位指名はくじ運も影響してくるが、どんなチームを作ろうとしているのか、阿部二軍監督のビジョンも見えてくるだろう。サングラスで表情を隠しているのは、二軍選手を厳しく見定めているのを悟られないためかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年09月11日 19時30分
広島・會澤のファウルチップ顔面直撃にファン悲鳴 過去に致命傷を負った捕手も、「今後に影響しかねない」心配の声
10日に行われた広島対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」で広島が勝利したが、同戦に出場した広島捕手・會澤翼の負傷交代にネット上のプロ野球ファンから心配の声が寄せられている。 同戦の會澤は「2-1」と広島1点リードの8回裏1死三塁から代打で途中出場し、点差変わらず迎えた9回表もそのまま守備に入った。ところが、先頭のヤクルト・廣岡大志が放ったファウルチップが會澤のキャッチャーマスクのど真ん中に直撃。のけぞってあおむけに倒れた會澤はそのまま動けなくなってしまった。 アクシデントを受け広島ベンチから佐々岡真司監督やトレーナーが駆け付けるも、會澤は一向に起き上がることができず。そのため、會澤は頭部と首を固定した状態で担架に乗せられベンチ裏に運ばれ、そのまま途中交代となった。 >>広島・佐々岡監督、野村に「残念な投球」発言で物議 「代えなかった方が悪い」ファンから反発相次ぐ<< 會澤の負傷交代を受け、ネット上には「會澤大丈夫かな…脳震とう起こしたのか全く動けてなかったし」、「最初は脳震とうだけかと思ったが、運ばれてる様子見ると首も痛めてるように見えるな」、「一時の脳震盪ならともかく、首を痛めてたら阿部(慎之助)のように今後にも影響しかねない」といった反応が多数寄せられている。 「捕手の投げた球がほぼそのままの速度で向かってくるファウルチップは、速度次第ではプロボクサーのパンチに匹敵する威力になるとも言われています。そのため、顔面に受けた捕手が頭部への衝撃により脳震とうを起こすケースは少なくありませんが、頭だけでなく首にも甚大なダメージを負うことがあります。直近では巨人捕手・阿部が2015年にファウルチップで首を痛め、その後2019年に引退するまで捕手を断念することを余儀なくされました。今回の會澤も倒れ方、運ばれ方を見る限り、とても楽観視できるような状態ではないことは明白。選手生命に関わるような故障に見舞われていなければいいのですが…」(野球ライター) 會澤の負傷の程度について11日午後5時までに続報はないが、広島は同日に會澤の一軍登録を抹消し、代わりに二軍から中村奨成を一軍に昇格させている。同戦のファウルチップにより何らかの故障を負った可能性は高そうだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年08月11日 17時30分
前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」
7月26日に横浜スタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。「10-6」で広島が勝利した試合で話題を呼んだのが「1番・中堅」でスタメン出場した広島・西川龍馬のバッティングだった。 話題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドで迎えた5回表の第3打席。西川は相手投手・平良拳太郎が投じた2球目をスイングしたが、顔が左翼方向を向いたままにもかかわらず打球は右翼方向へ。DeNAの右翼・オースティンがフェンス際でジャンピングキャッチしたことでアウトにはなったが、フェンス直撃の長打になっても全くおかしくないほどの大飛球だった。 >>巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは<< この西川のバッティングを受け、ネット上には「今の西川の打ち方ツイスト打法っぽくない?」、「ファインプレーに阻まれたけど見事なツイスト打法だ」といったコメントが多数寄せられた。「ツイスト打法」とは、打つ瞬間に腰を捕手方向にひねることで体の開きを抑えると同時に、反動でバットのヘッドスピードを上げる打ち方のことだが、西川のスイングがこれに該当するとみたファンは多かったようだ。 一方、一部からは「去年の丸みたいなスイングだ」、「丸もハマスタで同じ打ち方してたよね」といったコメントも。名前が挙がっている「丸」は巨人に所属する丸佳浩だが、丸も昨シーズンの試合で西川と同じくツイスト打法でファンの注目を集めている。 2019年9月12日、横浜スタジアムで行われた巨人対DeNAの一戦。同戦に「3番・中堅」でスタメン出場した丸は1回表の第1打席で先制タイムリー、2回表の第2打席で四球を記録するなど結果を残し4回表の第3打席を迎えた。 1死一塁の場面で迎えた第3打席、丸は相手投手・武藤祐太が投じた2球目をスイング。打った瞬間顔は左翼方向を向いていたが、打球は右翼方向への大飛球に。これがそのままスタンドに飛び込む2ランホームランとなり、球場には歓声とどよめきが入り混じった。 さらに、丸は8回表2死一塁の第5打席でも、三塁方向の地面を見ながら放った打球が左翼席への2ランに。ツイスト打法で2本の2ランを放ち、チームの「8-5」での勝利に大きく貢献した。 身体に負担がかかり本来の打撃フォームが崩れるリスクもあるツイスト打法をなぜ取り入れたのか、その理由は試合後の報道で判明する。報道によると、同年9月は同戦前まで打率「.207」と不調だった丸は、同僚の阿部慎之助(現巨人二軍監督)にアドバイスを求めたとのこと。そこで阿部からツイスト打法を勧められたことを受け、「苦肉の策というか、わらにもすがる思い」で取り入れたという。 現役時代はツイスト打法を取り入れていた選手として有名だった阿部からアドバイスを受け結果を出した丸は、「ここまで結果が出るとは思わなかった」と驚き。ただ、同戦後は効果が続かず、本来の打撃フォームが崩れるリスクも考慮し、同年のポストシーズンには元の打ち方に戻したことが伝えられている。 今回話題となった西川は7月26日終了時点の打率が「.336」と、丸のように不調に陥っているわけではない。ただ、西川と丸は2016年から2018年にかけ広島で共にプレーした経験があり、丸の移籍後も試合前練習などで頻繁に言葉を交わしているため、もしかするとこの際にツイスト打法を“伝授”された可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」
2020年08月11日 17時30分
-
スポーツ
巨人、鍬原の一軍昇格が決まったワケ 直近の登板は大炎上、今後の投球に阿部二軍監督の手腕が試される?
2020年06月25日 11時50分
-
スポーツ
巨人・阿部二軍監督、独自の練習法で選手に喝? 広島の“階段ダッシュ”には賛否、延期中の練習でシーズンの明暗も分かれるか
2020年05月07日 17時30分
-
スポーツ
巨人・阿部二軍監督、上原氏に選手生命を救われた?「イップスに陥った」衝撃暴露の秘蔵映像に、ファンからも驚きの声
2020年04月27日 19時50分
-
スポーツ
巨人、新加入投手に他球団は恐怖? ファームで見せた“大化け”の予感、球団も非公開練習を逆手に幻惑か
2020年04月23日 17時30分
-
スポーツ
巨人・阿部二軍監督の“罰走命令”に「何を教えてるんだ」 高木豊氏が苦言、「話術を勉強した方がいい」指導法に指摘も
2020年04月03日 17時00分
-
スポーツ
ダルビッシュ、巨人・阿部二軍監督に「無駄なランニング」 敗戦後の“罰走命令”に苦言、一部の批判に「パワハラ」と反論も
2020年03月24日 18時30分
-
スポーツ
巨人・阿部二軍監督にパワハラ疑惑? 「ぶっ飛ばしてやろうか」不振の助っ人への発言、「期待の言葉もかけてるのに」との指摘も
2020年03月06日 19時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分