阿部慎之助
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スポーツ 2020年06月25日 11時50分
巨人、鍬原の一軍昇格が決まったワケ 直近の登板は大炎上、今後の投球に阿部二軍監督の手腕が試される?
原辰徳監督と阿部慎之助二軍監督の「師弟愛」が試される。 広島カープに敗戦した後(6月24日)、宮本和知投手チームコーチがリモート取材に応じ、鍬原拓也投手の一軍昇格を伝えた。代わって、二軍降格となるのは同日、広島・菊池涼介にソロ本塁打を食らった古川侑利投手だという。 「いきなり、二軍降格となるほどひどいピッチングではなかったと思う」(スポーツ紙記者) 古川に対し、そんな声も聞かれた。しかし、驚いたのは“鍬原の早期昇格”の方だ。 鍬原は6月10日の練習試合(対DeNA)で先発登板のチャンスをもらったが、3回6失点と炎上した。この時点で鍬原をかばう首脳陣のコメントも多く聞かれたが、以後、一軍での実戦登板はない。 「二軍で調子の良い投手は他にもいますよ。たとえば、24日の二軍戦で先発し、7回無失点と結果を出したルーキーの太田龍(ドラフト2位)、23日にリリーフ登板して4回無失点で切り抜けた畠世周とか」(関係者) それでも、鍬原が選ばれた理由だが、「事前決定だったのでは?」と予想する声も聞かれた。キャンプ、オープン戦で長く巨人を見たプロ野球解説者がこう言う。 「原監督の鍬原に対する期待は、本当に大きかった。練習試合で打ち込まれましたが、首脳陣の評価はむしろ高かった」 勝敗は結果論。「微調整すれば、一軍で通用する」と、首脳陣は6失点した練習試合後に確信したそうだ。 「鍬原には先発ローテーション入りを争わせてきました。昨秋キャンプで原監督自らが助言し、サイドスローに転向させました。その後、試行錯誤を重ねて、少し腕の位置を高く戻した現在の投げ方に落ち着きました。変化球、制球力アップなど色々と課題を持って取り組んでいました」(前出・プロ野球解説者) 鍬原は2017年ドラフト会議で1位指名された。「プロ通算21試合登板、1勝」はドライチに相応しくない数値。原監督は昨年、その鍬原に2年先輩にあたる15年1位の桜井俊貴を一人前に育て上げた。「次は鍬原の番」という雰囲気も昨秋キャンプからあったが、こんな指摘も聞かれた。 「補強が巧く行かないので、鍬原をなんとかしなければという状況でした。鍬原の決め球はシンカー。でも、打者二巡目からシンカーを中心とした配球だと通用しなくなる。どの先発投手もそうですが、打者一巡目、二巡目で配球パターンを代えています」(前出・同) 鍬原にはシンカーを決め球にした配球しかなかった。サイドスロー転向が決まったのと同じ頃からだが、二軍の杉内俊哉投手コーチが「小さく曲がるスライダー」を教えている。そのスライダーが試合でも決まり出せば、配球、ピッチングの幅も広がるはず。鍬原は二軍でその小さく曲がるスライダーの精度を高めていたという。 「阿部二軍監督もブルペン入りして見守っていました。細かな指導は杉内コーチらに任せていましたが、捕手出身の阿部二軍監督が見て、『鍬原は大丈夫-という報告が原監督にされたようです』(前出・関係者) 阿部二軍監督が送り出す鍬原がどこまで通用するのか…。昨季の桜井のように中継ぎでスタートし、先発ローテーション入りすることが理想だ。鍬原が打ち込まれるようなことになれば、阿部二軍監督の報告が一軍で疑われることにもなりかねない。選手を育てることだけではなく、再調整も重大な二軍監督の仕事だ。阿部二軍監督とその周りを固めている“チーム阿部”のお手並み拝見である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月07日 17時30分
巨人・阿部二軍監督、独自の練習法で選手に喝? 広島の“階段ダッシュ”には賛否、延期中の練習でシーズンの明暗も分かれるか
技術か、それとも体力か? 巨人・阿部慎之助二軍監督がジャイアンツ球場での自主練習を視察し(5月6日)、自身が現役時代に行っていた「独自の打撃調整法」で、育成選手のエスタミー・ウレーニャ内野手)を直接指導した。意図的にファールを打つ練習で、その狙いは同監督が共同取材で明かした通りだが、こうも考えられた。ペナントレースが開催されないこの時期の過ごし方が、チームの勝敗に大きく影響してきそうだ、と。 「自主トレをやり直しているようなもの。例年以上に練習する時間があるので、レベルアップにつながれば」(プロ野球解説者) 巨人の自主練習は、2勤1休。ベテランも多いチームなので、「何をすべきか」はコーチに指示されなくても分かっている。若手もそれに触発され、相当量のバットを振っている。ファールを意図的に打つ調整法(=技術)も、通常のシーズン中では「試合優先」となって、学ぶことができなかっただろう。 対照的とも言える情報が、広島方面から聞こえてきた。 「カープ投手陣がマツダスタジアムのスタンドで階段ダッシュを実施しました。練習開始から約10分、全員、無口になっていきました」(スポーツ紙記者) 技術か、体力か…。プロ野球選手にとってどちらも大切だが、そもそも、今年のプロ野球ペナントレースはウイルス禍がなくても変則で行われる予定だった。東京五輪の開催期間中、いったん中断となるため、例年よりも約1週間早く開幕する日程だった。そのため、キャンプ序盤の「基礎体力のアップ」を図る練習は省略され、どの球団もキャンプ中盤から行う実戦形式の練習からスタートした。 「自主トレ期間中に、各選手が体力アップをしっかりやっていたはず」(前出・同) しかし、オープン戦中盤でのこと。年長のプロ野球解説者たちは、登板する各投手が打ち込まれるたびに、「下半身ができていない」と嘆いていた。走り込み量の不足だ。 「ひと昔前、キャンプでトータル3000球を投げるのは当たり前でした。投げ込みの数が多ければ良いという意味ではないが、『先発、中継ぎ、クローザー』と完全分業制が定着したからか、先発投手は端から完投しようという意識がないみたい」(ベテラン記者) 広島投手陣の階段ダッシュは、ウイルス禍で長引く自主トレの“ダラダラ感”に喝を入れる意味もあったのかもしれない。 巨人の自主トレについて、関係者がこう説明する。 「阿部二軍監督がグラウンドに入ると、雰囲気が一変します。緊張感が出て、選手も手抜きができなくなります」 阿部二軍監督は現役晩年、自主トレで同行した選手たちを指導していた。シーズン中も昼過ぎには球場入りし、黙々とティー打撃を行い、それにつられるように他選手たちも早出の練習を自らに課していた。 走り込み量が少ないということは、スタミナ不足を意味する。体力不足が故障につながられなければいいのだが…。阿部二軍監督の指導により、新しい技術を習得しようとすれば、自ずと練習量も増えていく。阿部二軍監督の狙いはそこにあったのかもしれない。変則的となる今季のペナントレースのカギは「故障者を出さない」ということになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月27日 19時50分
巨人・阿部二軍監督、上原氏に選手生命を救われた?「イップスに陥った」衝撃暴露の秘蔵映像に、ファンからも驚きの声
25日放送の『SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系/午後10時半~)の内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回番組では昨年12月に収録され、今年1月3日に『再会~今だから言える、聞ける、話せること~』(BSテレ東/午後9時~)で放送された巨人・阿部慎之助二軍監督と元巨人・上原浩治氏の対談をVTRで再放映した。その対談の中で、阿部二軍監督は上原氏とのエピソードを明かしている。 巨人一筋(2001-2019)で現役生活を送った41歳の阿部二軍監督と、巨人(1999-2008,2018-2019)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)でプレーした45歳の上原氏。両者は2001年から2008年、2018年から2019年の計10年間共に巨人でプレーし、2002年には2人で最優秀バッテリー賞を受賞した経験も持っている。 阿部二軍監督によると、自身がプロ1年目の時はファンやマスコミから批判を浴び続けたとのこと。そして、それが原因で「投げるのもサイン出すのもイップスになった」という。 “イップス”とは、緊張や不安などにより自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のこと。2015年にはヤクルトの2007年ドラフト1位・増渕竜義が、イップスが原因で27歳の若さでの引退を余儀なくされるなど選手生命を脅かす症状として知られている。 「この前こうやって打たれたな」などと考え込むうちに投手への返球や二塁送球、さらには投手とのサイン交換でもミスが目立つようになったという阿部二軍監督。ただ、上原氏が「いいよ、もうこの辺に投げてこい!」とミスを責めずに受け入れてくれたことで気持ちが救われたという。 また、阿部二軍監督は上原氏に精神面で助言を求めた際、「なるようにしかならん」と言われたことも告白。この言葉を聞いて「こういう大投手でもそう思って投げてるんだ」、「死ぬわけじゃないしな。なるようにしかならないよな」と開き直ることができ、イップスの克服につながったという。 一連の発言を聞いた上原氏は、「何も練習してない奴に『なるようにしかならん』と言っても絶対何もならない」と補足。「(阿部二軍監督は)そこまで練習をちゃんとしてたからそう思える」と語っていた。 番組では今回の対談VTRが再放映であるとの説明はされておらず、テロップによる説明もなかったが、ネット上には「対談したのは知ってたけどBSは見れなかったから、地上波で再放映してくれて嬉しい」、「何で1月にやった内容をまたやってるのかと思ったけど、開幕延期中だから野球のコーナーは再放送でもありがたいな」、「他のメディアも過去のインタビューとか対談とか再放送してほしい、ノムさん(野村克也さん)のインタビューとかだったら絶対見るよ」といった喜びの声が多数寄せられている。 対談が収録された昨年12月から状況は一変し、新型コロナウイルスの影響により現在も開幕延期が続いている球界。各球団は感染防止のため報道陣の取材を大幅に制限し、その影響でファンが野球のニュースや特集を目にする機会も減っている。今回の再放映は、野球に“飢えた”ファンのためを思っての決断だったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月23日 17時30分
巨人、新加入投手に他球団は恐怖? ファームで見せた“大化け”の予感、球団も非公開練習を逆手に幻惑か
データ不足というのは、警戒心や不安な気持ちを強めるもののようだ。 ベールに包まれた巨人の新加入投手に関する“断片的な情報”が流れた。「断片的」「流れた」というのは、あくまでもセ5球団の見方だが、3月末に支配下登録されたナティーノ・ディプラン投手が2日連続で阿部慎之助二軍監督から直接指導を受けたという。 ディプランが支配下登録された直後、ライバル球団ではこんな声も囁かれていた。 「驚きました。支配下登録があるとしたら、與那原か沼田両投手のどちらかだと思っていました」 確かに、支配下の最終テストと位置づけられていた紅白戦では結果を残せなかった。「5回2失点」、それもファーム選手相手の失点だ。しかし、ライバル球団が驚いた理由は“不合格の予想”が外れたからではなかった。 「3月15日の西武二軍との試合でも、彼は投げています。WBCなどの国際試合で、侍ジャパンが外国人投手特有のムービングボールに手こずっていますよね? そういうボールを投げていました」(ライバル球団スタッフ) つまり、大化けする可能性もあると見ていたのだ。 「ディプランは制球力が乏しく、マイナー時代、デッドボールの多いピッチャーとしても知られていました。故意にぶつけていたわけではありませんが、スピードのあるボールが投げられても、それを生かせず、マイナー暮らしが長引いていました」(米国人ライター) 才能があっても、それを生かしきれずに悶々としていた…。短期間で制球難が解消されるとは思えないが、阿部二軍監督が2日続けて直接指導をしたと聞いて、「一軍戦で使ってくる」と、ライバル球団は読んでいた。 「一連のコロナウイルス禍でオープン戦も無観客となり、スコアラーも例年のように機能していません。情報が少ない分、各球団の新戦力は要注意です」(前出・球団スタッフ) 一般論だが、プロ野球界ではデータを集めるため、新加入の外国人スラッガーに“甘いボール”を投げることがあるという。オープン戦や、ペナントレース序盤戦の勝敗に直接影響のない場面での話だ。おそらく、ペナントレースが開始されたら、新戦力の情報収集のために“新戦力を泳がしておく”場面もあるのではないだろうか。 「他球団の新戦力に対しても、同様です。広島のドライチルーキー・森下、クリーンアップが予定されているDeNAのオースティンなどに対するデータが少なすぎます」(前出・同) 本来ならば、交流戦明けのペナントレース再開予定だった6月19日の開幕戦を予想する声が強くなってきた。しかし、「二軍戦はどうなるのか?」という声も聞こえてきた。二軍戦の行われる球場の中には、シャワー室や更衣室が狭く、「3密状態になる」と懸念する向きもあるそうだ。 非公開の練習が陽動作戦にもなっていたようだが、選手たちはスケジュールの定まらない現状に疲労の色を濃くしている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月03日 17時00分
巨人・阿部二軍監督の“罰走命令”に「何を教えてるんだ」 高木豊氏が苦言、「話術を勉強した方がいい」指導法に指摘も
元プロ野球選手の高木豊氏が2日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。巨人・阿部慎之助二軍監督の“罰走命令”について言及した。 阿部二軍監督は3月22日、巨人二軍が早稲田大学に敗北した試合後に、全ベンチ入り選手に両翼ポール間走を命令。同戦で9四死球を出した投手陣に15往復、それ以外の選手には10往復走らせている。 ただ、ネット上のファンの間では、「パワハラではないか」と物議を醸しており、カブス・ダルビッシュ有も同24日に自身のツイッターで、「無駄なランニング」と指摘している。 この一件について、高木氏は「論理的だったらいいけど、感情論で走らせるのは良くない。感情で走らせた罰走だったらあまり意味はない」と指摘。 続けて、「それ以前に(投手陣の)技術がなっていない。9四死球を出すというのは何を教えてるんだという話」と阿部二軍監督を含めた首脳陣に苦言を呈した。 また、高木氏は「『下半身が出来上がってないから、制球が乱れて9四死球も出した。だからランニングをしよう』と言うのなら分かる。ただ、単に感情で『お前ら負けたから走れ!』って言うのなら反感を買うだけ」とも口にした。 「彼(阿部二軍監督)は確かに能力は持ってると思うけど、これからは伝え方を勉強した方がいい」という高木氏。「同じダメでも、なぜダメなのかって言い方はいっぱいある。その何をチョイスするかが大事。(そういう)言葉、話術を勉強した方がいい」と提言した。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「阿部の考えは古い、根性論とか今のご時世には通用しない」、「伝え方が大事っていうのはその通り、これは以前、原監督もどこかで言ってたと思う」、「阿部は入団当初から一軍でスタメン張ってたから、二軍で燻ってる選手との接し方が分からないのかも」といった賛同の声が挙がる一方、「やり方は難しいけど、厳しさを教えることも絶対必要だろ」、「阿部が悪いで片付けてたら選手がつけ上がるだけ」といった反発も寄せられている。 動画内では、自身が現役時代に罰走を命じられた際、「『罰走?お前が走っとけよ』って感じだった。『何の罰走だよ!ふざけんなボケ!』って」と指導者に反感を抱いていたことも明かしている高木氏。今回の一件に対しても思うところがあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年03月24日 18時30分
ダルビッシュ、巨人・阿部二軍監督に「無駄なランニング」 敗戦後の“罰走命令”に苦言、一部の批判に「パワハラ」と反論も
カブス・ダルビッシュ有が、24日に自身のツイッターに投稿。巨人・阿部慎之助二軍監督の“罰走命令”について言及した。 巨人二軍は22日、早稲田大学と試合を行い「6-9」で敗北。これを受けた阿部二軍監督は、同戦でベンチ入りしていた全選手に両翼ポール間走を命令。同戦で登板した投手には15往復、それ以外の選手には10往復走らせている。 ダルビッシュは24日、阿部二軍監督の罰走について触れた一般ユーザーのツイートを引用リツイートした上で、「(自分が入団した)2005年にはすでに日本ハムには無駄なランニングがなかった」と投稿。ダルビッシュは、“無駄なランニング”がなくなった理由として、当時日本ハムに所属していたトレーナーで、2012年には自身の専属トレーナーも務めている中垣征一郎氏(現オリックス)の存在が大きいと、投稿の中で挙げている。 また、ダルビッシュは、別の一般ユーザーが23日に投稿した“選手に罰走をさせた阿部二軍監督は監督責任を棚上げしてしまっている”という旨のツイートに「いいね」をつけている。 今回の投稿やいいねを受け、ツイッター上には「もう令和の時代なのにまるで昭和のような指導ですよね」、「日本ハムは15年も前に無駄なランニングやめてたんですか、その中垣って人は相当優秀ですね」、「目的があって自主的に走り込むのなら分かるけど、指導者からやらされる走り込みは全く身にならないと思う」、「ダルさんみたいに技術や実力があればいらないと思いますが、ない人は気持ち、根性で頑張ることも必要だと思います」といった反応が多数寄せられている。 ダルビッシュは、一連のツイートへの返信で「選手たちの態度に問題があったのでしょうか」と質問され、「態度に問題があるなら話せばいいと思います」と回答。他にも「不甲斐ない試合をしたのは事実、外野がとやかく言うことではない」という批判に対しては「それ言い出すとパワハラOKやん」と反論している。 以前から走り込みや投げ込みといった、日本の野球界で長年取り入れられている根性論をベースとした練習法に否定的な見解を示し、今月10日には自身のツイッターで「自分が走り込み、投げ込みを高校、プロとしていたらまずここにはいません」と言い切ってもいるダルビッシュ。今回の一件に関しても強く疑問を抱いているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年03月06日 19時00分
巨人・阿部二軍監督にパワハラ疑惑? 「ぶっ飛ばしてやろうか」不振の助っ人への発言、「期待の言葉もかけてるのに」との指摘も
巨人・阿部慎之助二軍監督がモタに対して口にした発言が、ネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 モタは2019年1月に育成選手として巨人に入団し、2月28日に支配下選手へ昇格した期待の24歳。同月16日から行われているオープン戦では、3月1日ヤクルト戦終了時点で「.348・2本・4打点・8安打」と好成績を残していた。 しかし、3月3日日本ハム戦で「4打数無安打・2三振」に終わると、同4日の日本ハム戦では「5打数無安打・5三振」とまさかの大ブレーキ。2試合をまたいで6打席連続三振を喫するなど、一転して不振に陥っている。 報道によると、4日の試合を翌5日にチェックしたという阿部二軍監督は、囲み取材の中でモタの5三振に対し「知ってますよ。ぶっ飛ばしてやろうかと思った」と笑い交じりに発言。モタは3、4日の2試合で打率が「.250」と1割も落ちているが「それで何を本人が感じたか。そこで今までのハングリーさがなくなった瞬間にもっと打てなくなる。研究もそうだし、探求心を持ってほしい」と奮起を促したという。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「冗談のつもりだとしても、こんなパワハラ気味な言い方はよくない」、「この調子だといずれ緒方みたいに騒動を起こしそう」、「ちゃんと期待の言葉もかけてるのに、パワハラってのはちょっと言い過ぎじゃない?」、「最近は何でもかんでもパワハラとか言われるし阿部も難しいところだな」いった反応が多数寄せられている。 「一昔前の球界では、時には暴力も辞さない高圧的な指導は当たり前のように行われていましたが、現在ではパワハラとして問題視されるケースが多くなってきています。記憶に新しいところでは昨シーズン、広島・緒方孝市監督が6月30日DeNA戦後に野間峻祥を平手で複数回殴打。これを受けた球団側が厳重注意処分を下したことが7月24日に発表されると、ネット上では『いくら怒ってたとしても手を出すのはダメ』、『完全なパワハラ、即刻辞任すべき』と批判が巻き起こりました。なお、緒方監督はその後10月1日、成績不振を理由に辞任すると発表しましたが、当時は『パワハラ騒動の影響もあったのでは?』と推察するコメントも複数見受けられました」(野球ライター) 阿部二軍監督は現役時代の2012年、日本シリーズの試合中に牽制のサインを見落とした先発・澤村拓一のもとへ歩み寄り、「しっかりしろ!」と頭を1回叩いたことがある。この時は球場に笑いが起こるなど特に問題視はされなかったが、そこからは約8年が経過しているだけに、“再犯”を心配しているファンも多いようだ。文 / 柴田雅人
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