鈴木誠也
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スポーツ 2021年11月16日 19時30分
広島・鈴木のメジャー流出に「悲観することではない」の声も FA交渉の行方も左右か、ファンが期待する最後の“置き土産”とは
2013年のプロ入りから広島でプレーし、今季は「.317・38本・88打点」とセ・リーグ首位打者に輝いたプロ9年目・27歳の鈴木誠也。16日、球団がポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を容認したと複数メディアが報じた。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 報道によると、鈴木はこの日本拠地・マツダスタジアムで鈴木清明球団本部長と会談し、今オフのポスティング利用を希望。これを受けた鈴木本部長は「2016年からしっかりやってもらって、貢献してもらったので、夢をかなえてあげたい」として鈴木の希望を了承し、来週中にも正式にポスティング申請を行うという。 鈴木は一軍に定着した2016年から今季まで6年連続で打率3割・25本塁打をクリアしているチームの絶対的4番。一方、2019年オフの契約更改でメジャー挑戦希望を球団側に訴えるなど、近年はメジャー移籍の可能性も取りざたされていた。 球団のポスティング容認を受け、ネット上には「遂にメジャーに行く時が来たか…来年からカープは後釜探しに苦労しそうだ」、「本人が行きたい以上応援はするけど、今年のチーム三冠王が抜けるのは戦力的に痛すぎる」、「今季は誠也がいても4位だったから、いなくなった来季は最下位もあり得そうで怖い」と、来季への影響を不安視する声が寄せられている。 一方、「他選手の残留にカネ使えるから悲観するようなことではない」、「ポスティングなら相応のお金が球団に入るからまだ救いはあると思う」、「どれだけの金額になるかは分からないけど、億単位の金額が得られれば戦力整備もはかどるのでは」と、流出のメリットを強調する声も多数挙がった。 「報道ではシアトル・マリナーズやテキサス・レンジャーズなど複数のメジャー球団が獲得調査を行っていると伝えられている鈴木ですが、契約金次第では広島への譲渡金が10億円以上になると予想されています。また、移籍が決まれば鈴木の今季年俸3億1000万円(推定)も浮くことを考えると、広島は譲渡金額が予想通りにいけば鈴木と引き換えに13億円ほどの金額を得る計算となります。そのため、仮に鈴木が流出しても浮いたカネで戦力整備を行うことは十分可能ではないかと前向きに捉えているファンも少なくないようです。なお、広島は大瀬良大地、九里亜蓮の主力先発2名が今季国内FA権を取得しており、今オフは慰留に向けて相応の資金を用意する必要がありますが、鈴木が移籍するならその分、慰留用の資金を手厚くすることが可能となります。また、既に投手2名、野手1名を獲得してはいるものの、資金があれば今オフや来季の助っ人補強も計画を立てやすくなるでしょう」(野球ライター) 佐々岡真司監督が近日中に両名の直接慰留に乗り出す予定と伝えられている広島。佐々岡監督の熱意はもちろん、球団がどれだけの条件を提示できるかも慰留の可否を左右する重要なポイントだが、鈴木の“置き土産”が追い風となる可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月22日 19時30分
広島・鈴木のポスティング報道に「気が変わったのか」驚きの声 『ジャンク』での過去発言が話題に、ファンは巨人入りを覚悟していた?
2013年のプロ入りから広島一筋でプレーし、昨季までに「770試合・.314・144本・474打点・799安打」といった通算成績を残しているプロ9年目・27歳の鈴木誠也。21日、今オフにMLBにポスティング移籍することが決定的と複数メディアが報じた。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 報道によると、鈴木は時期は不明だが球団側からポスティングの了承を取り付け、既に代理人の選定も済ませているという。また、シアトル・マリナーズやタンパベイ・レイズなど複数のMLB球団が鈴木の獲得に興味を示していることも伝えられている。 今季の鈴木は5月中旬に新型コロナウイルスに感染し一時戦線を離脱したものの、10月21日終了時点で「.322(リーグ1位)・38本(同3位)・87打点(同4位)」と打撃3部門で好成績をマーク。レギュラーシーズン最終月となる10月も「.340・6本・13打点」と好調をキープするなど、絶対的4番として広島打線を牽引している。 鈴木のポスティング報道を受け、ネット上には「今オフポスティングでマジかよ、いつの間にそんな動きしてたのか」、「このままポス成立まで行けば6年前のマエケン(前田健太/現ミネソタ・ツインズ)以来か」、「誠也がメジャーでどれだけやれるかは見てみたいけど、それ以上に抜けた穴どうするんだって不安の方が大きい」と驚きや心配の声が寄せられている。 同時に、「数年前は巨人入り匂わすようなこと言ってたのに気が変わったのか」、「数年前に昔から巨人に憧れてる的なこと口にしてたけど、それとこれとは話が別だったってことか」、「ジャンクでFAまでの期間すぐに答えたのはたまたまだったのか?」と鈴木の過去の発言にも注目が集まっている。 鈴木は2019年1月6日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、自身が巨人ファンの父の影響で野球を始めたことが話題に上がる中で『小さい時から野球といえば東京ドームに行っていたので、(巨人は)伝統のあるユニフォームだしかっこいいなと思う』と幼少期から巨人に憧れを抱いていることを告白している。また、同じくゲスト出演していたココリコ・遠藤章造がこの話を聞き『ちなみにFAってあと何年後なんですか?』と質問すると、『多分3年』と国内FA権取得が2022年シーズン予定であることを即答してもいた。 これらの発言は当時のファンの間で『将来的に巨人にFA移籍するつもりなのでは』と物議を醸したが、番組放送からは約2年半が経過する中、今回MLBへポスティング移籍する可能性が報じられた鈴木。MLB志望に至った詳しい理由は不明だが、同じ1994年生まれの大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の活躍などを受け、番組当時から考えを改めた可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月23日 11時20分
広島、鈴木・森下に侍ジャパン離脱の危機? 佐々岡監督も不安視、ワクチン副反応で選考は白紙か
「侍ジャパン」にも影響が出るのではないだろうか。 広島・鈴木誠也外野手が6月22日の東京ヤクルト戦のスタメンから消えた。前日に接種した新型コロナウイルス対策のワクチンによる副反応の影響で、球場には姿を見せたものの、練習は行わず、大事を取った。球団の発表によれば、同じくワクチン接種を受けた森下暢仁投手も“体調不良”を訴えており、広島はまたしても新型コロナウイルスに泣かされることになってしまった。 >>広島・會澤の侍ジャパン入りで阪神ファンから心配の声?「とばっちり受ける」 敵選手の負傷が問題視されているワケは<< 「鈴木は5月20日に陽性判定を受けており、何人かの広島ナインも感染が疑われました。濃厚接触者も少なくなく、ベストメンバーを組めない時期が続きました。これからという時だったのに…」(スポーツ紙記者) 同情の声は少なくなかった。森下は26日の中日戦での先発が予定されている。「一度、ローテーションを外して回復を待つ」というのが大半の見方だが、こんな指摘も聞かれた。 「12球団は『感染拡大防止特例2021』を設けて、感染者が出てしまった場合などに備えていました。同特例の中にはワクチン接種による体調不良者が出た場合についても書かれていますが、それは、体調不良の選手の登録を抹消しても、回復すればすぐに再登録できるという内容だけです。つまり、試合に出られない選手を抱えたチームへの救済法は書かれていません」(球界関係者) 例えば、二軍選手を一軍戦に臨時登録できる、あるいは試合直前でも26人の出場登録を入れ換え可能にするなど、“臨時対処法”が書かれていないのだ。 鈴木は広島打線の主砲であり、彼に代わる選手はいないが、チーム救済の臨時措置法があれば、ワンサイドゲームにはならなかったはずだ。 「12球団は秋までに全選手のワクチン接種を終えようとしていますが、侍ジャパン入りした選手から優先して接種を進めるつもり」(前出・同) 選手個々の体質もあるが、今回の広島のようなケースが再び起こる可能性は捨て切れない。 「この影響で、鈴木、森下が調子を落としたどうなるのか…。侍ジャパンのメンバーを直前で何人か入れ換えることも考えられます」(前出・スポーツ紙記者) 代表チームのメンバー変更は“故障など”と記されているので、「不振」が適用されるのかどうか分からない。しかし、対策は講じておくべきだろう。 雨天中止の影響もあるが、広島は阪神戦をまだ7試合しか行っていない。阪神戦を最も残しており、広島は「ペナントレースの行方を決めるチーム」でもあったのだ。 鈴木、森下の体調不良について、試合後、佐々岡真司監督は「明日になってみなければ分からない」と力なく語っていたが、侍ジャパンはもちろん、セ・リーグの首位戦線にも大きな影響を与えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月21日 11時55分
広島・鈴木らのコロナ感染、12球団全体の問題に? 試合開催可否をNPBが遅らせているワケは
広島東洋カープに激震が走った。新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受け、新たに7人が「陽性」と判定されたのだ。その7人の中には、主砲・鈴木誠也外野手を始め、長野久義外野手、羽月隆太郎内野手、石原貴規捕手といった主力選手も含まれており、濃厚接触者の特定もこれから順次、行っていくという。 メディア対応に当たった球団本部長は“最悪の事態”にも含みを持たせ、こう言った。「決まり次第、発表します」――。 今日5月21日から始まる本拠地・マツダスタジアムで首位阪神との3連戦を控えている。中止(後日延期)も念頭に入れ、NPBとも話し合っていくそうだ。同21日午前時点でまだ最終判断は出ていないが、しばらくの間、広島がペナントレースを小休止するようなことになっても、誰も反対しないだろう。 「球団独自の判断で、数人の選手にも自宅待機を要請しています」(関係者) 「一軍戦力の多くを欠いた状況で試合をさせる方が気の毒」と、他球団のスタッフも心配していた。 >>コロナ感染の広島・菊池、東京五輪出場が絶望的に? 同時に離脱の小園も二軍暮らしに逆戻りか<< 「新型コロナウイルスによるダメージをもっとも被ったのは、広島かもしれません」 そんな声も多く聞かれた。コロナ禍に見舞われる前、広島の本拠地・マツダスタジアムと言えば、連日、スタンドは超満員となっていた。「カープ女子」なる流行語も生み、対戦チームのファンはチケットの入手困難さをぼやいていたほど。そんな真っ赤に染まっていた「マツダスタジアム」のスタンドはガラ空き。感染防止策により、入場者数に制限が設けられたためだが、「ファンが再び帰ってきてくれるのだろうか」 との懸念もないわけではない。 21日から始まる阪神3連戦はともかく、佐々岡真司監督は主砲・鈴木のいない打順を決めなければならない。得点能力のダウンは必至だ。また、“試合再開”となった時、欠場する選手の人数分を二軍から招集しなければならないので、今度はファーム戦が成立しなくなる。 「広島も交流戦が苦手なはず。25日から始まる交流戦で記録的な大敗を喫する危険性はもちろんですが、NPBが21日の試合をどうするのか、発表が遅れた理由も『中止となった試合をどこに組み入れるのか』を決められなかったからでは? 問題は交流戦です。阪神3連戦の次、交流戦を中止・延期させたら、リーグが異なるので代替の日程を組みづらい。今回の件は12球団全体の問題です」(前出・関係者) 12球団全てを確認したわけではないが、東京五輪を指して、「本当にできるのか?」の声も多く聞かれた。ペナントレースをこのまま継続できるのかどうか、ちょっと心配になってきた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月22日 19時30分
広島・鈴木に「何回やれば気が済むのか」ファン呆れ 2日連続の暴走に批判、実はセオリー通りのプレーだった?
21日に行われた広島対ヤクルトの一戦。「1-1」で引き分けに終わったこの試合で、広島・鈴木誠也が見せたプレーがネット上の広島ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-0」と両チーム無得点で迎えた4回裏に飛び出たプレー。この回広島は無死一塁で西川龍馬が併殺打に倒れたが、2死で打席に入った鈴木が二塁打を放ちチャンスメーク。続く長野久義が遊撃への内野安打を放ち一、三塁にチャンスが拡大したと思われた。 ところが、ヤクルト遊撃・西浦直亨が長野の打球を一塁に送球する間に、二塁走者の鈴木は三塁を蹴り本塁へ。これに気付いたヤクルト一塁・西田明央はすぐに本塁に送球。鈴木は慌てて三塁へ引き返そうとしたが間に合わず、三本間でタッチアウトとなってしまった。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 得点機を潰した鈴木の走塁死を受け、ネット上には、「あまりにももったいなさすぎるミス、三塁コーチャーもストップかけとけよ」、「長野の打球が内野安打になると思わず適当に走ってたのか?」、「昨日も走塁ミスやってたのに何回やれば気が済むのか」といった批判が挙がっている。 一方、「西田が悪送球してたら1点は確実だからむしろ走らない方がおかしい」、「結果的にアウトにはなったが、状況考えると三塁コーチャーが突入指示を出すのは間違いではないと思う」、「2死なんだから攻めた走塁を仕掛けるのは何もおかしくない」と批判に対する苦言や指摘も複数見受けられた。 「ファンの間で批判が高まっている鈴木ですが、前日のヤクルト戦でも走塁ミスを犯しています。同戦の4回裏、広島は1点を先制しなおも1死一、二塁のチャンスで、打席の坂倉将吾が放った打球が二塁への平凡なライナーに。しかし、二塁走者の鈴木は坂倉が打球を放った瞬間にベースを飛び出しており、その後二塁に戻ることができずタッチアウトとなりました。そのため、2日連続の走塁ミスに不満を募らせているファンも少なくないようです。ただ、今回の場面は打者が凡打なら走者の動きに関係なく攻撃が終了する2死の状況だったため、相手野手がミスする可能性を考え積極走塁を仕掛けることは不思議なことではありません。実際、チームの河田雄祐一軍ヘッドコーチも試合後『三塁コーチは普通イージーアウトは回す。相手のミスがあったら1点取れる』と、鈴木の走塁はセオリーに基づいたプレーだと語ったことが伝えられています」(野球ライター) 20日の試合は「1-2」で敗れ、21日は「1-1」で引き分けた広島。両戦ともに1点が勝敗を分けたことも、鈴木の走塁ミスが物議を醸した一因なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 20時30分
広島・鈴木の3番起用、笘篠氏・高木氏が反対? “4番固定”を主張も、「代役の松山も頑張ってる」と反発も
元ヤクルトで野球解説者の笘篠賢治氏と元横浜で野球解説者の高木豊氏が、共に1日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・鈴木誠也の3番起用に疑問を呈した。 今回の放送で両氏は、同日に行われ広島が「3-5」で敗れた広島対巨人戦について解説。その中で、同戦で鈴木が「3番・右翼」で起用されたことに言及した。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 鈴木は今シーズン開幕から出場全試合で4番を務めていたが、9月28日対DeNA戦から10月2日のヤクルト戦も含め、5試合連続で3番として先発。打順変更については広島・佐々岡真司監督が「一番いい打者の打席数が増えるから」と語ったことが伝えられているが、9月の月間打率が「.265」とバットが湿っていることを受けての決断という見方も強い。 番組に生出演した笘篠氏は、鈴木の打順変更について「僕は『4番・鈴木誠也』があってこそのカープだと思うので、鈴木の打順をずらすことはあまりしてほしくない」とコメント。本塁打(19本)、打点(52打点)はチーム1位、打率(.293)もチーム2位の数字を残している鈴木を4番から動かすべきではないと苦言を呈した。 笘篠氏は続けて、「本来3番を打つ西川(龍馬)が(故障で)いないので、今(首脳陣は)試行錯誤しているところだと思うが、『4番・鈴木』あっての両サイドをどう固めていくかという形は崩さないでほしい」と発言。鈴木の打順を4番から動かすことよりも、その前後の3、5番をどうするか決める方が先ではないかと指摘した。 同じく番組に生出演した高木氏は、笘篠氏が話し終わった後に「自分も鈴木は4番が一番似合う男だと思う。だから早く(4番に)戻れるように調子を上げていってほしい」と同調している。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに多少の不調でコロコロ変えるのはあまり印象良くない」、「今まで任せてきた4番をこうも簡単に取り上げると本人のモチベーションにも関わりかねない」、「3番、5番を固められればマークが分散されるから、4番に置いたままでも復調は望めるのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そこまで4番起用を推す意味が分からない、具体的な理由も特に言ってないし」、「去年は3番でも打ってたし、4番に固執する必要は無いのでは?」、「代役の松山も頑張ってるし、無理に戻す必要性は感じられない」といった反発も複数見受けられた。 「1日までに3番で4試合に出場した鈴木は、ここまで『.143』とまだあまり快音は聞かれず。ただ。昨シーズンは3番として31試合に出場し『.333』と3割超えの打率をマークしていますので、ここから数字が上がってくる可能性は十分にあるといえます。また、現在鈴木の代わりに4番に座っている松山竜平も1日までの4試合で『.313』としっかり機能しているため、4番復帰について考えるのは時期尚早ではないかと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 長らく「4番・鈴木」で戦った結果、1日終了時点で「33勝46敗8分・勝率.418」とセ・リーグ最下位に沈む広島。来期以降の戦いも見据え、「3番・鈴木」を試し続けるのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月24日 11時00分
棒立ちになる場面も…広島・鈴木に「本当に大丈夫か?」の声 トレード移籍の助っ人とも明暗か
「鈴木誠也がおかしい。本当に大丈夫か?」 佐々岡カープが巨人との3連戦の初戦を落とした頃から、そんな懸念の声が聞かれるようになった。 今季2度目の巨人3連戦全敗、広島カープの借金は「12」まで膨らんでしまった(9月23日)。確か、広島にとって、巨人は“お得意サマ”であったはず。昨季まで5年連続で勝ち越してきたが、現時点での両チームの対戦成績は巨人の9勝5敗1分。開幕前は「広島のペナント奪回」を予想するプロ野球解説者も少なくなかったのだが…。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 「9月21日に広島から楽天イーグルスに金銭トレードで移籍したDJジョンソンが別人のような好投を見せました(同22日)。二軍暮らしが続いていたところに、楽天側からトレードの申込みがあったそうです」(スポーツ紙記者) DJジョンソンは完全に構想外となっていた。佐々岡真司監督に見る目がなかったのか? いや、違う。チームを変えたことで、モチベーションが上がったのである。 年長のプロ野球解説者がこう言う。 「広島は18年まで3連覇を果たしました。選手のほとんどが優勝を経験しています。だから、分かっちゃうんですよね、『今季はもうダメだ』って。優勝を経験したチームは勝つために必要なことを知っています。でも、先が見えちゃうんですよね。負けが込んでくると、諦めるのも早いんです」 モチベーションの問題。DJジョンソンはまだ優勝を諦めていないチームに移籍したことでヤル気になったが、主砲・鈴木が心配だ。 巨人に3連敗を喫した時点での鈴木の9月の打撃成績は、2割4分7厘。23日は4打数無安打だった。 現在、選手との接触(直接取材)はNGとなっているため、胸中は分からない。しかし、取材エリアやスタンド席から見ていた限りでは、守備中に棒立ちになるなど集中力の切れたような場面もあった。優勝争いから脱落し、完全に消化試合と化した現状にモチベーションを上げることができないでいるのではないだろうか。 「広島のチーム打率は2割6分6厘(リーグ2位)。巨人(同3位)よりも上です。でも、チーム防御率は4・60(同5位、巨人は同1位)。打線が得点を挙げても、投手陣が踏ん張れず、試合終盤で逆転されてしまうケースも少なくありません」(前出・プロ野球解説者) 3連覇を果たした時は「逆転勝ちの広島」とも言われていた。まさに、正反対になってしまったわけだ。4番の好不調は、チームの勝敗に直結する。巨人に一矢を報いることができるかどうかは、鈴木次第である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月22日 17時30分
「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇
16日に神宮球場で行われたヤクルト対DeNAの一戦。試合は「3-2」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがヤクルト・上田剛史が見せた気迫の守備だった。 注目のプレーが飛び出たのは「3-2」とヤクルト1点リードで迎えた9回裏2死。打席に入っていたDeNA・山下幸輝が左翼ボール際へのファールフライを放つが、7回表から途中出場していた上田は右足からフェンスに飛び込み激突しながらこの打球をダイビングキャッチ。激突の衝撃で右足首を痛めたのかしばらく起き上がれなかったが、その後宮出隆自コーチにおんぶされながらベンチに戻りナインと笑顔でハイタッチを交わした。 捨て身の守備でチームの勝利を決めた上田に、ネット上には「これは凄い、超ファインプレーだ」、「怪我が心配だけどこのダイビングキャッチは感動した」といった反応が多数寄せられた。一方、一部では「鈴木の大怪我を思い出してゾッとした」、「鈴木みたいに長期離脱とかならなければいいが…」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている26歳の鈴木誠也は、2013年のプロ入りから広島でプレー。今シーズン「.300・18本・48打点」といった数字を残しているチームの看板打者だが、過去にフェンス激突でシーズン絶望となる大怪我を負ったことがある。 >>広島・會澤のファウルチップ顔面直撃にファン悲鳴 過去に致命傷を負った捕手も、「今後に影響しかねない」心配の声<< 2017年8月23日、横浜スタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。当時プロ5年目・23歳の鈴木は、同戦前までに「.299・25本・89打点」といった数字を残すなど4番打者として活躍。「4番・右翼」でスタメン出場した同戦も、初回に26号ソロを放つなど好調だった。 その鈴木をアクシデントが襲ったのは、「5-0」と広島5点リードの2回裏2死。ここで打席に立ったDeNA・戸柱恭孝が右翼フェンス際に大きな当たりを放つが、鈴木はこの打球をダイビングキャッチ。両足で地面に着地すると同時にフェンスに激突し倒れ込むも、グラブからボールを放すことはなく見事アウトとした。 ところが、上体を起こした鈴木は右足首を押さえると、再度地面にうずくまり動けなくなってしまう。この様子を見てトレーナーと共に駆け付けた河田雄祐コーチはすぐに担架を要請し、鈴木はそのまま負傷交代となってしまった。 チームが「6-7」で試合に敗れるが、鈴木は試合中にトレーナー付き添いの下、横浜市内の病院へ直行。移動時に報道陣に対し「大丈夫っしょ。今までありがとうございました」と冗談を口にしたことが伝えられたため、この時点では軽傷にとどまるのではとの見方もされていた。 ところが、鈴木は病院で検査を受けた結果「右脛骨内果剥離骨折」と診断され、翌24日に一軍登録を抹消。その後29日に手術を受けるも全治3カ月の重傷だったため、同年はその後試合に出場することはできなかった。 その後チームはセ・リーグ2連覇を果たすも、CSファイナルでDeNAに敗れシーズン終戦。23日の試合後に緒方孝市監督は「うちはこういう時こそもう1回、チーム一丸となってひとつになって戦っていく」と語っていたが、結果的には鈴木の離脱に泣かされる形となった。 鈴木は後年、負傷当時の状況についてメディアのインタビューなどで明かしている。鈴木によると、着地の瞬間に「ブチッ」という音が聞こえたといい、その後襲ってきた激痛に「野球人生が終わった」とまで思ったとのこと。また、手術を受ける際も「本当に元に戻るのかな」と大きな不安を抱いていたという。 それでも、鈴木はオフシーズンのリハビリを経て2018年3月30日の開幕戦で219日ぶりに公式戦に復帰すると、同年は「.320・30本・94打点」といった成績を残しリーグ3連覇に貢献。翌2019年はチームが4位に沈む中、「.335・28本・87打点」で自身初の首位打者を獲得するなど活躍を続けている。 鈴木ばりのプレーを見せた上田は、試合から一夜明けた17日に一軍登録を抹消されている。怪我の程度については不明だが、長期離脱をしいられるレベルでないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月03日 15時45分
炎上の巨人・桜井に「何をやっていたのか」 堀内元監督が“準備不足”を指摘、宮本コーチは二軍降格を明言か
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、2日に自身の公式ブログに投稿。プロ5年目で26歳の巨人・桜井俊貴について言及した。 桜井は同日に行われた対広島戦で先発するも、「2.1回5失点・被安打7・1四球」と炎上し降板。その後チームは「2-9」で敗れ、桜井には今シーズン2敗目が記録された。 初回、広島・鈴木誠也に浴びた2ランを皮切りに、3イニング連続で失点を喫した桜井。堀内氏は鈴木からの被弾について、「アウトコース狙ってんのにシュート気味にど真ん中入ってきた。あれはやられるよ」と失投を指摘した。 堀内氏は続けて、「今日の桜井 スピードはない。コントロールはない。球の力はない。ストライクは入らない。酷い、酷すぎます」と、鈴木からの被弾を含め桜井の投球をバッサリ切り捨てた。 桜井は前回登板した7月26日・対ヤクルト戦では、「7.2回4失点・被安打6・4四死球」と粘りの投球で勝利投手となっていた。堀内氏は「一週間何をやっていたのか疑いたくなるレベルの酷さ」、「軽々しく『絶対』という言葉は使いたくないけど、これは絶対に調整の失敗 そうとしか考えられん」と、中6日の期間内に準備を怠ったことが原因だと推測していた。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 今回の投稿を受け、ネット上には「確かに鈴木への球は失投だったと思う、捕手が構えたコースから大きく外れて真ん中にいったし」、「四球は1個だけだったけど、ずっとコントロールがバラバラだった」、「初回から3イニング連続失点は話にならない、攻撃する野手陣の士気にも関わりかねない」、「ここのところずっと立ち上がりに失点してるし、一度先発ローテから外した方がいいのでは?」といった反応が多数寄せられている。 「今シーズンの桜井は開幕から6試合に先発登板していますが、同戦を含め4試合連続で初回に失点。シーズン成績が『2勝2敗・防御率4.81』とピリッとしない原因が、立ち上がりの不安定さにあることは明白です。当然、本人もこの課題を認識して改善に取り組んでいるとは思いますが、同戦の結果を見るに取り組みの方向性が間違っているようにも思えます。昨シーズンの桜井は先発・中継ぎとして8勝を挙げるなど結果を残していますが、この頃の投球を取り戻させるために、首脳陣は一度ローテを外し腰を据えて復調に努めさせるべきと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後の報道では巨人・原辰徳監督が「立ち上がりをもう一つ工夫しないと」と注文をつけ、宮本和知一軍投手チーフコーチが二軍降格を明言したことも伝えられている桜井。ローテのみならず一軍からも外れる形となったが、二軍で復調のきっかけをつかむことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年07月09日 15時45分
広島・堂林、満塁弾は鈴木のおかげ?「広島らしい攻撃を呼んだ」横浜・大矢元監督が称賛したプレーにファンも共感
元横浜(現DeNA)監督で野球解説者の大矢明彦氏が、8日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・鈴木誠也のプレーを称賛した。 鈴木が所属する広島は同日にDeNAと対戦。8回裏に堂林翔太が満塁ホームランを放ち「6-3」で逆転勝利を収めたが、大矢氏はこの回に出塁していた鈴木の好走塁が満塁弾につながったと解説した。 「2-3」と1点ビハインドだった8回裏、1死から死球で出塁した鈴木は、次打者・松山竜平がライトへポテンヒットを放つ間に一気に三塁まで進塁。大矢氏はこの走塁を「これ(ポテンヒット)は普通一塁ランナーだと『どうかな?』というふうに見て(迷って)一、二塁で終わるケースも多いが、鈴木はしっかりボールを見て三塁まで行ってくれた」と好走塁だったと評価した。 大矢氏は鈴木の好走塁を機に、チームが「広島らしい攻撃に変わっていった」とコメント。この後広島は1死一、三塁から松山の代走・上本崇司が二塁へ盗塁し、打席の會澤翼も四球で出塁。一気に1死満塁の大チャンスを作った。 そして迎えた堂林が3球目をバックスクリーンにたたき込んだことで、広島は一挙4得点でDeNAを逆転。大矢氏は「投手が慌ててくれて、ピンチを広げてくれて堂林の本塁打に(つながった)。余裕がなくて真ん中に投げてしまった」と堂林以前の打者が投手に圧力をかけ続けた結果だとした上で、「あの走塁が広島らしい攻撃を呼んだ」と再度鈴木の好走塁を称賛していた。 >>マエケン、試合前からノーヒットノーランを予感していた?大記録の裏話を告白、試合後にはまさかのサプライズも<< 鈴木の走塁に着目した大矢氏の発言を受け、ネット上には「ファンの注目は堂林に集まってたけど、プロはこういう記録に残らないプレーを見てるんだな」、「確かにあの走塁で二塁を空けることができたのは大きかった気がする、一、三塁のままだとゲッツーもあり得た」、「會澤に対して制球定まってなかったのを見ると、1点差で三塁までいかれたのは相当ストレスだったんだろうな」、「今シーズンの鈴木はかなり走塁意識高いから心強い、今後も積極的に走ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 「開幕からここまで『.412・6本・13打点』と打撃面での活躍が目立つ鈴木ですが、相手の隙を見逃さない走塁でもチームに貢献しています。例えば、6月23日の巨人戦では2回表無死から四球で出塁すると、次打者に対する相手投手の暴投を見て一気に三塁まで進塁。1死後に迎えた會澤が遊ゴロを打つ間に同点のホームを踏みました。また、7月5日阪神戦では2回裏無死の場面でセンター前へ打球を放った際、打球処理がもたつく間に二塁まで進塁。こちらもその後本塁まで生還しています」(野球ライター) 7月はここまで「0勝4敗」と未勝利が続いていたが、ようやく1勝目を手にした広島。鈴木の好走塁でついた勢いを生かし、ここから反攻を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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