鈴木誠也
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スポーツ 2023年04月25日 20時50分
藤浪晋太郎に「大谷は準備あるから戦えてる」球界OBが大不振脱出方法を指南? 根強い“イップス”説も、復調果たせるか
野球解説者・岩本勉氏(元日本ハム)が24日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。プロ11年目・29歳の藤浪晋太郎(オークランド・アスレチックス)にまつわる発言が話題となっている。 藤浪は今季からメジャー入りするも、24日時点で「4登板・0勝4敗・四死球15・防御率14.40」と大不振。現地メディアやファンからは“球史で最悪の先発投手”などとやゆされている上、25日には中継ぎへ配置転換された。岩本氏は今回の動画で、その藤浪の課題や改善策などを話した。 >>前阪神・藤浪、マウンド上で監督批判?「誰が責任とんねん」物議醸した“さらし投げ”の裏話、先輩が暴露<< その中で、岩本氏は「マウンドに立ってバーンと打者を見た時に、まず打者に投げる前に『俺大丈夫か』(と)、自分と戦ってんねん」と、今の藤浪は明らかに自信を失っているように見えると主張。その対策として「準備で自分に納得を作る(べき)」と、試合でマウンドに上がるまでに準備を徹底した方がいいと指摘した。 岩本氏は続けて「大谷(翔平/ロサンゼルス・エンゼルス)は皆さん言わずと知れた練習の虫。なぜなら、戦場に立つ前にしっかりとした準備を作り『よし戦える』。この決断があるから戦えているんですよ」とコメント。投打二刀流で結果を残している大谷も、自分自身が納得いくまで準備・調整しているからこそ、試合では自信を持ってプレーできていると主張した。 その上で、岩本氏は「自分が納得する調整(をすべき)。たくさん練習を仕込めというわけじゃないけど、『よし、これだけやったらあとは打者に投げるだけや』と納得を作る作業やね」と、藤浪も自信を持てるだけの試合前準備に努めるべきと語った。 岩本氏の発言を受け、ネット上には「確かに試合前準備と本番のパフォーマンスはある程度比例する気はする」、「ちゃんと調整してたら、仮に打たれても相手が上手かったって開き直れたりもするしな」、「これ誠也も同じようなこと言ってたし今すぐ実践するべきだろ」といった納得の声が上がった。 試合前準備を重視すべきという岩本氏の主張だが、藤浪、大谷と同学年の鈴木誠也(シカゴ・カブス)も同様の指摘をしたことが伝えられている。鈴木は今季開幕前の2月、報道を通じて「こっちでは自分で考えて作ったルーティンを大切にした方がいい」、「ルーティンがあれば、全体練習が短くても『自分は今日もこれをやった』と不安を打ち消せる」と藤浪にアドバイスを送っているが、これを聞き入れ実践できれば自信を取り戻せる可能性もありそうだ。 ただ、ファンの中には「イップスならいくら練習しても厳しいのでは」という意見も。阪神時代(2013-2022)から制球難が続く藤浪はかねてイップスの可能性が指摘されており、一部報道では引退するまで克服は難しいのではという見方もある。本人は過去にイップスではないと否定しているものの、制球が安定しない状況が続いている以上、何かを変えなければいけないことは確かだろう。文 / 柴田雅人記事内の引用について岩本勉氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@user-pk1ct2pe4f
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スポーツ 2023年03月04日 11時00分
鈴木誠也「人生終わった」試合中に絶望アクシデント発生! ダメージは日本ハム・淺間以上? 激突プレー後の悲劇
2月26日に行われたオープン戦・日本ハム対阪神戦。「8-6」で日本ハムが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが日本ハムのプロ9年目・26歳の淺間大基の負傷交代だった。 淺間は1回表2死一、二塁、阪神・佐藤輝明が放った右中間フェンス際への打球を捕球しようとジャンプした際にフェンスに激突・転倒(記録は2点タイムリー三塁打)。着地の際に左足を痛めた様子で、同箇所を引きずりながらベンチに下がりそのまま交代となった。その後2月28日、球団は公式サイト上で淺間が「左足関節内踝骨折」と診断されたこと、3月1日に手術を受けることを発表している。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 球界では今回の淺間のように、外野守備の際にフェンスに激突し大けがをしてしまった選手は少なくない。淺間の故障発表と同じ28日に、左脇腹故障により侍ジャパン辞退が決定したシカゴ・カブスの鈴木誠也(前広島)もその一人だ。 鈴木はNPBでは広島一筋(2013-2021)でプレーし、「902試合・.315・182本・562本」といった通算成績をマーク。メジャー1年目となった昨季も「111試合・.262・14本・46打点」と2ケタ本塁打をクリアしている右の強打者だ。 その鈴木がアクシデントに見舞われたのは、2017年8月23日の広島対DeNA戦。「5-0」と広島5点リードの2回裏2死。打席のDeNA・戸柱恭孝が、広島先発・大瀬良大地の初球を強振。打球は右翼フェンスまで伸びる大きな当たりとなったが、右翼・鈴木はフェンスに向かうようにジャンプしながらキャッチ。この直後フェンスに激突し転倒するもボールはこぼさなかった。 ところが、鈴木は着地の際に右足首を痛めたのか、同箇所を押さえたまま地面に横たわり動けなくなってしまう。これを見て、広島ベンチからはすぐにトレーナーやコーチが駆けつけてきたが、鈴木はプレーを続行できず担架で負傷退場。後年の報道によると、本人は着地の瞬間に右足首から「ブチッ」という音が聞こえたといい、その後には「野球人生が終わった」と感じるレベルの激痛に襲われたという。 退場後に病院に直行した鈴木は「右脛骨内果剥離骨折、三角靱帯損傷」と診断を受け、同月29日には手術を受けることに。2017年シーズンは負傷前までに「115試合・.300・26本・90打点」といった好成績を残していたが、全治3か月の見通し通りに復帰できないままシーズンを終えた。 絶対的主力の鈴木を失ったチームはその後セ・リーグ2連覇こそ果たすものの、クライマックスシリーズでは3位・DeNAに「2勝4敗(アドバンテージの1勝含む)」で敗退。鈴木の故障離脱は本人のみならずチームの戦いも大きく狂わせる結果となった。 ただ、鈴木はオフシーズンのリハビリを経て2018年の開幕戦(3月30日・中日戦)で公式戦復帰を果たすと、同年は「.320・30本・94打点」と故障の影響を感じさせない数字を残しリーグ3連覇に貢献。翌2019年以降も首位打者、最高出塁率を各2回(2019,2021)獲得するなど活躍を続けメジャーへ移籍している。 6年前の鈴木、今回の淺間はどちらもジャンプしたままフェンスに激突し、不安定な体勢のまま地面に着地したことが故障の要因となっている。復帰までは3か月の見通しという淺間は、球団公式サイトを通じて「正直悔しい気持ちでいっぱいですが、日頃から応援してくださっているファンの皆さんのためにも、現実を受け止め前に進んでいきたいと思います」と無念のコメントを残しているが、めげずに回復に努めることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について北海道日本ハムファイターズの公式サイトよりhttps://www.fighters.co.jp/
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スポーツ 2023年02月28日 11時00分
侍ジャパン・鈴木誠也、WBCだけでなくシーズン開幕戦も厳しい? 栗山監督は近本らを代役に検討か
窮地の侍ジャパンを救うのは“新庄エッセンス”? それとも、左バッターの増員か…。 2月28日(現地時間27日)、カブスのデビッド・ロス監督が会見に応じ、左脇腹を痛めた鈴木誠也外野手のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)の出場可否について説明した。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 結論は先送り。だが、前日にMRI検査も行っており、その診断書を見るため、チームドクターもキャンプ地・アリゾナに呼び寄せたという。 「チームドクターがキャンプ地に呼び出されるなんて、異例なこと。鈴木は『5年総額8500万ドル』(約111億円)の大型契約を結ぶ球団の至宝ですが」(米国人ライター) ロス監督はWBC出場の可否を聞き出そうとする日本メディアに「まだ分からない」と繰り返していた。 しかし、米国記者の次の質問に言葉を詰まらせたそうだ。 「開幕戦には間に合うのか?」 ロス監督は「(チームドクターが)診断を検証してから」と答えたものの、前出の米国人ライターによれば、会見場には、WBC、MLB開幕戦ともに「欠場濃厚」の雰囲気が漂っていたという。 “鈴木重傷”の知らせは、侍ジャパンの栗山英樹監督にも当然届いている。予備登録メンバーとされる阪神・近本光司、広島・西川龍馬の両外野手が代理候補に挙がっているとの一報もあったが、侍ジャパンの関係者はこんなことを話していた。 「可能なら、右バッターが良いんだけど…。栗山監督は攻守ともに鈴木を中心に考えていました。東京五輪で4番を務めたのは鈴木です。『中堅・ヌートバー、右翼・鈴木』の布陣を理想としていたのは、鈴木の強肩を買ってのこと」 代理候補の近本、西川は左バッターだ。侍ジャパンのスタッフによれば、「第3の候補」として検討されている右打者は、昨季のパ・リーグ首位打者の日本ハム・松本剛外野手だという。 「松本は新庄監督のもとでブレイクしましたが、栗山監督は日本ハム指揮官時代からその才能を高く評価していました」(前出・関係者) 侍ジャパンはカブス側からの正式連絡を待って、代理選手の選出に入るという。しかし、最悪の事態に備えていたのは明白だ。「鈴木負傷」の一報が栗山監督のもとに届いたのは、26日のソフトバンクとの壮行試合前。前日のスタメン・中堅は守備重視で周東佑京外野手だったが、近藤健介外野手に入れ替えている。周東は走塁面でもチームの貢献していたが、打撃優先のオーダーに変えたのだ。 「鈴木の負傷が発覚した25日なんですが(現地時間)、同日はSFジャイアンツとのオープン戦が予定されていました。打撃ケージに入って10球も打たないうちに顔をしかめ、打撃投手やチームメイトが慌てて駆け寄っていきました。数日前から違和感があり、無理をしていたのではないか、と」(前出・米国人ライター) WBCは3月開催のため、出場選手たちはオフ返上でのハイペース調整となる。その影響による故障者の続出はかねてから指摘されてきた。脇腹の故障は長引くという。鈴木の負傷に頭を抱えているのは、栗山監督だけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年01月21日 17時30分
侍ジャパン、14年ぶりWBC優勝は鈴木次第?「監督を胴上げする」前回大会の屈辱晴らせるか
プロ入り後、4度目となる世界一への挑戦だ。 3月に開幕を迎えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されている鈴木誠也。2017年WBC、2019年プレミア12、2021年東京五輪に続き、今回も日の丸を背負う。 昨年の12月8日に自身のSNSで大会出場への意思を表明。その後、今月6日に先行発表された日本代表メンバー12人に選ばれた。ロックアウトの影響でシカゴ・カブス入団が開幕直前となった昨年と同様、MLB2シーズン目への準備期間が限られることが予想される中での決断。メジャーリーガーとして、そして日本代表としての強い覚悟が窺える。 カープ在籍時だった2017年大会では、初戦からスタメン起用が続いたものの、計14打数3安打、打率.214という数字に終わっており、準決勝のアメリカ戦では出場の機会は無かった。 雪辱を期す今大会、現在までメンバー入りが発表されている日本人メジャーリーガーで唯一、前回のWBCを経験している。当然、「侍ジャパン」の中心的存在として、大谷翔平と並び打線の主軸を担うことが期待される。さらに、NPBからの精鋭も揃う打撃陣では、セ・リーグ三冠王の村上宗隆、ソフトバンクへの移籍が決まった近藤健介らとの共演も見どころだ。 また昨年、メジャーでも高い評価を受けた外野守備での貢献も必須。内定が伝えられている日系人プレーヤー、ラーズ・ヌートバーとともに、メジャー仕込みのフィールディングが楽しみだ。 鈴木は過去2度、世界一を経験してきており、何れも「日本の4番」を務めてきた。プレミア12では3試合連続本塁打を記録、4割を超える打率を残し大会MVP、ベストナインにも選ばれている。東京五輪も4番を任され、不振が続いた中でもノックアウトステージ初戦のアメリカとの一戦では追撃となる本塁打を放ち、逆転勝利に貢献している。今大会も周囲からの信頼は厚く、鈴木のバットが勝敗を決定付ける場面も訪れるだろう。 他のライバル国も多くのメジャーリーガーが出場となる今大会、これまで以上に鈴木誠也というプレーヤーの真価が問われる戦いと言えるかもしれない。そして、最後まで熾烈を極めることが予想される中、大会への出場を表明した際に「栗山監督を胴上げする」と綴っていた通り、3たび、日本を世界の頂点へ導くシンボルとなってくれるはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年06月13日 11時05分
鈴木誠也の左手故障、実は重症だった? 他日本人選手にも悪影響か、予想外の離脱長期化を現地メディアが不安視
鈴木誠也の復帰戦となるはずだったが…。「米FA市場のライバル」が活躍しているだけに、ちょっと心配だ。 「何人かのカブスのチームスタッフ、デビッド・ロス監督らが質問に答えてくれましたが、聞く人によって、内容が少し異なるんですよ」 現地入りしていた米国人ライターがそう言う。 >>カブス・鈴木、悪名高い審判に目をつけられた? 現地ファンも同情した2度の誤審とは<< 6月10日(現地時間、以下同)から、ニューヨーク・ヤンキース対シカゴ・カブスのインターリーグ戦(交流戦)が始まった。通常よりもやや多めの取材陣が集まった理由は「鈴木の復帰」に尽きる。 「5月26日に左手薬指を痛め、翌27日から負傷者リスト入りしていました。でもその間、チームにも帯同し、試合前の練習にも一部参加していたんです」(前出・同) 当初、復帰は6月6日と目されていた。その時点で復帰が見送られると、ロス監督は「大事を取って」と説明していた。 2度目の復帰見送りとなったヤンキース戦後、ロス監督はこうコメントした。 「タイムテーブルは設けていない」 これに対し、米メディアが「では、いつになるのか?」と聞き直す。 「彼(鈴木)は試合に出たがっているが、(回復具合は)現状維持だ」鈴木の状態はあまり良くないようだ。 また、打撃担当のグレッグ・ブラウンコーチや他の球団スタッフは「医師が止めたらしい」と答えたという。「複数の医師に診断させてきた」との球団発表もあるが、ロス監督は「ニューヨークの医師は85%から90%は治っていると言うんだが」とも伝えていた。 一般論として、プロ野球選手は「無理をするのも仕事のうち」と捉えている。90%まで回復したのなら、鈴木は試合に出たはずだ。まして、カブスは鈴木以外に目立った補強をしていない。 「球団はベースに滑り込んだ時に左手薬指を痛めたと説明していましたが、捻挫ではないのでは? 『骨は折れていない、靱帯も痛めた』と発表されましたが、90%治ったのは捻挫による内出血の方だけだと思われます」(前出・米国人ライター) 試合前、鈴木は左手薬指と中指をテーピングで固定していた。ランニング中は笑顔も見られ、左手以外は問題なさそうだったが…。 「復帰は6月下旬になりそう。復帰してすぐにバットで貢献しなければ」(現地関係者) 昨今、米国のメディアやファンにはこんな指摘もされているそうだ。 「昨年オフの米FA市場では、外野手の目玉選手はスターリング・マルテか、鈴木と言われていました。マルテは労使協定で交渉が長引くのを嫌い、早々にメッツと『4年総額7800万ドル』で契約しました。好打堅守の外野手は鈴木だけとなり、相場が一気に上がってしまいました」(前出・同) 鈴木の契約は、「5年総額8500万ドル」(約100億円)。高額契約者は結果を求められる。 米FA市場のライバルは好成績を収めている。侍ジャパンの前4番・筒香嘉智(ピッツバーグ・パイレーツ)も打撃不振に苦しんでおり、鈴木の復帰がさらに遅れることになれば、日本人選手の評価を下方修正しなければならないとの声も出ているそうだ。(スポーツライター・飯山満)※メジャーリーガーなどのカタカナ表記は「大リーグ選手名鑑2022」(廣済堂出版)参考にしました。
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スポーツ 2022年05月23日 11時00分
カブス・鈴木の三振激増、原因は審判? 大谷翔平も苦しんだ深刻な問題、本人は沈黙も打撃フォームに乱れか
鈴木誠也(シカゴ・カブス)は大丈夫か? 日本時間5月23日、カブスがアリゾナ・ダイヤモンドバックスに5対4で勝利した。鈴木は4打数1安打だった。 「低迷していた打撃も上向き状態にある」との声も聞かれたが、この日も“三振”を喫している。 第一打席は見逃し三振、7回裏に回ってきた第4打席では空振りの三振だった。こんなに三振の多いバッターではなかったはずだが…。 「直近の3試合だけでも、13打席で5三振をカウントしています。米メディア、ファンともに首を傾げています」(米国人ライター) ファンに疑問を抱かせているのは、審判団なのだ。 これは打撃不振に陥った原因でもある。鈴木が「ボール球だ」と思って見逃した投球が「ストライク」とコールされている。それに対し、多くのファンが「球審がおかしい」と言い、米メディアも映像を見せながら、「判定が厳しすぎる」と訴えているのだ。 この件について、鈴木は“ノーコメントの姿勢”を貫いているが、 「際どいコースがみんなストライクとコールされるので、ボール球にも手を出し、打撃フォームを崩してしまったんです」(前出・同) と、周囲も心配しているそうだ。 そう言えば、昨季、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平も“広すぎるストライク・ゾーン”に悩まされていた。真相は分からないが、「オレが新人を教育してやる」「メジャーリーグの厳しさを…」と“上から目線”でジャッジしようとする審判員もいるという。 日本のプロ野球解説者もこう続ける。 「メジャーリーグのストライク・ゾーンは、外角に広いとも言われています」 望まれるのは、鈴木が自信を持って見逃した投球が、球審も「ボール」と判定されるようになること。このギャップをどう埋めていくか、だ。 「鈴木は四球を選んだ時、相手捕手、球審の後ろを通って一塁に向かいます。年上の人の前を歩くのは失礼だとする日本のエチケットですよね。そういう配慮に感心したと伝える米メディアもありました」(現地関係者) だとすれば、“上から目線の審判”も鈴木に対する考え方を変えてくれるはず。 「カブスが浮上できるかどうかは、鈴木次第」(前出・同) カブスは前日の同カードでチームリーダー的な存在でもある捕手のウィルソン・コントレラスを故障で欠いている。こんな指摘も聞かれた。 「コントレラスとチームの契約は今季で終了します。彼は長期契約を熱望しており、資金面で苦しいカブスは引き止められないと見られていましたが…」(前出・米国人ライター) 残留交渉はまだ終わっていない。 しかし、チームは鈴木と5年総額8500万ドル(約94億円)の大型契約を結んでおり、「鈴木に大金を出したら、コントレラスを残留させる資金はない」の声と、「コントレラスにも出せるのでは?」と見る向きの両方があるという。 チームは目下、ナ・リーグ中部地区で同率3位。とは言っても、地区5チーム中3チームが勝率5割以下で、カブスも16勝24敗と苦しんでいる。浮上するには鈴木の復調が必須だが、リーダー退団となるのではあれば、鈴木が看板選手となる。いずれにせよ、“三振量産”の現状から早く抜け出さなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月28日 11時00分
カブス・鈴木、悪名高い審判に目をつけられた? 現地ファンも同情した2度の誤審とは
佐々木朗希の次は、鈴木誠也か? アンパイアは公平にジャッジを下すもの。だが、審判、選手ともに「人」だ。相性というものもあるのかもしれない。 日本時間4月27日のブレーブス戦、カブス・鈴木はノーヒットに終わった。鈴木の無安打は4試合ぶり。それでも、打率は3割2分7厘と高く、対戦投手の脅威となっているようだ。 しかし、その日の鈴木が戦わなければならなかったのは、ブレーブス投手陣だけではなかった。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 「ブレーブス対カブスの一戦は、TV中継もされていました。カブスファンだけではなく、ブレーブスの地元・アトランタのTV視聴者も鈴木に同情的でした」(米国人ライター) 明らかに「ボール球」という投球をストライクコールされたのだ。それも、二度。ブレーブス側であるはずのアトランタの地元紙「アトランタ・ジャーナルコンスティテューション」も、二度目の誤審がされた時の様子を<鈴木は凍りついてしまった>と伝えていた。 「鈴木の好調さは『ボール球をスイングしないからだ』と分析されています。メジャーリーグにはボール球をスイングした割合を数値化した指標もあります。メジャー平均が28%台なのに対し、鈴木は5%台。米国ファンは選球眼に優れたスラッガーだと認識しています」(前出・同) この日、球審を務めていたのは、テッド・バレット審判員。相手チームのファンも鈴木に同情的だったのは、同審判員が“有名人”だったせいもあるようだ。 公式データではないが、2018年、ボストン大学の研究チームが過去11シーズン、約400万球のストライク、ボールのジャッジを調べ直したところ、「2ストライク後の誤審は約30%」にも及んだそうだ。 また、この研究チームは誤審の多い審判のワースト5も発表している。その1位に名前が挙げられたのが、バレット氏だった。 「ニューフェイスや日の出の勢いにある選手に対し、『オレが指導してやる』みたいな考えになる審判もいると言われています」(球界関係者) ミス・ジャッジはメジャーリーグの洗礼なんて言われ方もしている。バレット氏も赤マル急上昇中の鈴木に対し、“特別な感情”を持っていたのだろうか。 「ボストン大学の調査発表後、AI審判の導入議論が加速しました。マイナーリーグで何回かテストしてみたんですが、うまくいきませんでした。試合テンポも悪くなるみたいで」(前出・米国人ライター) “誤審”に苦しんだブレーブス戦の最終打席は8回表に回ってきた。一死一塁、右中間への大打球を放ったが、相手中堅手に好捕されてしまった。長打を確信していた一塁走者は帰塁できず、ダブルプレーも成立した。ツイてない一日となった。 他選手が打席に立った時は、おかしな判定はなかった。バレット氏との相性の悪さが、今後の打撃に影響しなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月15日 11時00分
カブス・鈴木、早く新人王に当確ランプ点灯? 現地メディアの予想を覆す好調の背景は
カブスの鈴木誠也外野手が開幕2戦目から「4試合連続打点」を挙げ、打率4割ちょうど、本塁打3、打点9と大活躍を収めている(日本時間14日時点)。米メディアは早くも「今季新人王の有力候補」と伝えていたが、現地関係者によれば、鈴木は「ROY」と呼ばれているそうだ。 ROYとは、「Rookie of (the) Year」の略語。チームメイトは“新人王”のニックネームをつけていた。 >>広島・鈴木「ムカついてました」カープへの感謝投稿に怒りコメントも?「もっと練習しろ!」ヤジ標的の過去に恨みか<< 「メジャーリーグに適応するまで少し時間が掛かるのではないかと見られていました。その予想は完全に外れましたが」(プロ野球解説者) 「時間が掛かる」と思われた理由は、東京五輪にあった。鈴木は18打数3安打(打率1割6分7厘)と苦しんだからだ。 その予想を覆した理由も東京五輪にあった。選球眼だ。鈴木はチームトップタイの4四球を選んでいる。 「外国人投手の投げるボールは『手元で揺れる』とよく言われています。鈴木は動体視力が高く、ストライクゾーンに来た投球を確実に仕留めている印象です」(前出・同) 米球界がなんでも数値化するのは、有名な話。その「選球眼の良さ」を表す指標として、「チェイスレート」なるものがある。ここまでの5試合で、鈴木がボール球を打ちに行った割合は5・0パーセント。メジャーリーグの平均が28パーセント台だから、突出して選球眼が良いということになる。 「カブスとの契約は、5年8500万ドル(約94億円)。大型契約なのに、『8500万ドルの大バーゲンだ』なんて現地報道もありました。それくらい、鈴木の活躍が称賛されているんです」(米国人ライター) カブスは一連のコロナ不況により、ダルビッシュ有など投打の主力選手を手放さなければならないほど追い込まれていた。 「他チームならまだマイナーで奮闘しているレベルの若手も、試合に出ています」(前出・同)しかし、「若く、明るいチーム」とも言われている。その雰囲気が、鈴木がカブスを選んだ理由の一つともなった。 「カブスにとっては、鈴木獲得は一大プロジェクトでした。昨季、チーム総本塁打210本はリーグ5位。でも、そのほとんどはバエズ、ブライアント、リゾといったシーズン途中で放出された主力バッターの打ったもので、もし、鈴木を獲得できなかったら、打線はボロボロでした」(前出・同) あえて不安要素を挙げるとすれば、ここまで対戦したブリュワーズ、パイレーツは、投手力が“イマイチ”なこと。5月からはホワイトソックス、ドジャースなど好投手を備えたチームとの対戦が続く。ここが、正念場となりそうだ。 「シカゴの野球メディアは辛口で有名です。ニューヨークも厳しいですが、シカゴの野球メディアは地元のカブスに対してもあまり褒めたりしません」(現地関係者) その辛口なシカゴ・メディアが称賛したのだから、鈴木の活躍はホンモノと見ていいだろう。好投手との連戦となる5月が心配だが、見方を変えれば、全米に認めさせるチャンスでもある。「4番昇格も?」と聞いているが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月10日 11時00分
広島・鈴木、菅野に続きメジャー断念の危機? 交渉・開幕遅延で新たに浮上し始めた大問題とは
広島東洋カープ・鈴木誠也外野手は、本当に大丈夫か? 新・労使協定を巡るメジャーリーグ機構と同選手会の話し合いは“第2章”に突入した。両者が合意できないため、メジャーリーグ30球団が全ての業務を停止するロックアウト状態にある。選手会が折れて“歩み寄る姿勢”も見せてきたが、いまだ進展ナシ。この行き詰まった状況を解決するため、オーナー側は連邦調停局に仲裁の要請をした。 >>広島・鈴木「ムカついてました」カープへの感謝投稿に怒りコメントも?「もっと練習しろ!」ヤジ標的の過去に恨みか<< 「連邦調停局が仲裁に乗り出すには、選手会もそれに合意しなければなりません。選手会はその件について返事を保留したままです」(米国人ライター/現地時間2月8日) 連邦調停局なる“第三者”が介入してきた前例もあるそうだ。ストライキ期間が232日間にも及んだ1994年だ。 前出の米国人ライターがこう続ける。 「スプリングトレーニング(春季キャンプ)はもちろん、ペナントレースの日程も変更しなければならないかも」 こうした解決の糸口が見つからない状況を受けて、こんな懸念も聞かれるようになった。「開幕戦を予定通りに行おうとしたら、鈴木との交渉にだけ時間を掛けるわけにはいきません。鈴木側はまだ聞きたいことがたくさんあるようだが、もう時間がない」と――。 鈴木は優勝争いのできるチーム、また、試合出場をある程度保証してくれること、生活環境などを条件に挙げていた。 しかし、所属球団が決まっていない選手は鈴木だけではない。他選手との交渉によって、鈴木に提示できる条件もビミョ~に変わってくる。 「年明け前、鈴木は条件交渉で折れない旨を口にしていました。新・労使協定の影響で交渉の遅延は分かっていました。でも、『ここまでヒドイとは?』というのが、鈴木サイドのホンネでは」(広島メディア) 求めている条件が全て通らない可能性の方が高いだけに、米球界挑戦の目的を優先するならば、妥協しなければならないことも出てきそうだ。 「メジャーリーグでは複数のポジションを守れる選手が好まれます。鈴木に熱いラブコールを送り続けてきたレッドソックスでさえ、『三塁が守れるのかどうか、見ておく』と言っています。契約後のメディカルチェックもありますし、契約してすぐにチーム合流とはならないでしょう」(前出・米国人ライター) 新・労使協定の話し合いの遅延は、鈴木の契約交渉だけではなく、メジャーデビューも遅らせているわけだ。 「鈴木は一人で練習を続けています。実戦での打撃練習ができないのが気掛かりです」(プロ野球解説者) 高額年俸での契約は必至。当然、米国ファンも厳しい目を向けてくるだろう。鈴木は新・労使協定の話し合いがどう進んでいくのか、見直す必要も出てきた。「第2の菅野」なんてことにならなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月01日 19時50分
広島・鈴木「ムカついてました」カープへの感謝投稿に怒りコメントも?「もっと練習しろ!」ヤジ標的の過去に恨みか
今オフ、ポスティングでのメジャー移籍をめざしている広島のプロ10年目・27歳の鈴木誠也が、1月31日に自身の公式インスタグラムに投稿。移籍交渉の現状や広島選手・ファンへの思いを述べた。 >>広島・鈴木「ヤバい! 終わった!」まさかの理由で脱臼 初めての直接対決中の裏話を明かし、上原氏も驚き<< 鈴木はキャンプイン前日のこの日、「明日からいよいよキャンプが始まりますね。この時期に自分がキャンプに行ってないことがすごく不思議な気持ちです! 正直カープのユニホームを着れないことみんなと野球ができないことが寂しいです」と、移籍交渉中のため春季キャンプに参加していない現状に対する率直な心境を吐露。 続けて、「素晴らしいチームメイトに出会えたこと本当に僕の宝物です! 先輩も後輩も皆さん良くしてくれて本当にありがとうございました! たくさんの思い出本当にありがとうございました!」と同僚たちへ惜別の思いを述べた。 米球界では昨年12月2日から始まったロックアウト(業務停止)で選手移籍の交渉などが凍結中。鈴木は「僕は違う道に進みます!ただまだなにもきまってませーーーーーーん笑」とユーモアを交えながら進展がないことをファンに報告しつつ、「皆さんあんまり報道を信じすぎないでくださいね笑ちゃんと決まったらまた僕の口から皆さんにちゃんと報告します」と約束した。 その上で、鈴木は「これからも広島東洋カープの応援よろしくお願いします!また必ず強くなると信じてます!沢山の応援ありがとうございました!」とこれまで応援してくれたファンへ感謝。ところが、続けて「カープファンの野次やばいから、アメリカの野次なんてなんともないと思います笑忍耐力鍛えさせてくれてありがとうございます でも今だから言いますけど、少しムカついてました笑あっ少しじゃないや【めちゃくちゃ】です!」と、スタンドから飛ばされるヤジにはいら立っていたことを明かした。 この鈴木の投稿を受け、ネット上には「冗談っぽい文面だけどこれかなり怒ってないか」、「自分もよく球場に行くけど、連敗中とかは確かに酷い内容のヤジは多い」と驚きの声が挙がった。一方、「鈴木は去年もヤジが多いってお立ち台で訴えてたよな」、「わざわざ公の場で釘刺さないといけない状況自体が可哀想でもある」と同情のコメントも多数見られた。 鈴木は昨年7月2日・阪神戦後のお立ち台で「前みたいにすごい声援の球場にしたい。今はヤジばかりなので」と、ファンのヤジが目に余るという旨をコメントしている。今回の投稿を受け、このお立ち台コメントを思い返したファンも少なからずいたようだ。 「近年の広島は2016~2018年にかけリーグ3連覇を達成するも、翌2019~2021年は3年連続Bクラスと低迷。黄金期からの落差に不満を抱えているファンも多いとされています。こうしたファンの一部が球場でヤジを飛ばしているものと思われますが、鈴木は引き続き広島で戦う選手たちのために、改めてファンの体質に一石を投じた可能性もあるのではないでしょうか。なお、鈴木はチームの看板打者ということもありヤジの標的にされやすく、2017年には『しっかりせえや!』、『もっと練習しろ!』と不振の鈴木を責めるヤジを聞いた同僚・丸佳浩(現巨人)が、『うっせーな』と言いながらヤジを飛ばしたファンをにらみつけたエピソードもあります」(野球ライター) なお、現球界では新型コロナ感染拡大防止のため、観戦中に大声を出すことは禁止されている。このこともあり、一部からは「ルール破ってヤジ飛ばすような輩は選手だけじゃなく、周りのファンにも迷惑だから球場に来ないでほしい」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について鈴木誠也の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/seiya.suzuki.1/
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