鈴木誠也
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スポーツ 2020年03月30日 11時58分
広島・鈴木「プロ野球だけ4月にやっていいのか」 コロナ禍続く中の開幕に疑問、経営陣の決断のきっかけとなるか
他球団も対応に追われている。そして、立場が違うと、発言も異なるようだ。 「阪神から新型コロナウイルスの感染者が3人も出てしまい、その影響は12球団に広がっています。特に感染選手との“接触”があったとされる中日は、室内練習場の一時使用禁止を決めました(3月29、30日)。自宅待機となった選手が2人、他にナインとの別行動を要請された選手、スタッフが12人も出ました」(名古屋在住記者) 阪神・藤浪晋太郎の感染が判明したのは、3月26日夜だった。翌27日、阪神の谷本修副社長は緊急開催されたセ・リーグ理事会に出席し、事の経緯を他チームに説明している。迅速な対応に一定の評価もされていたが、プロ野球選手たちは“迷い”始めていた。 去る3月28日、マツダスタジアムでの全体練習後、主砲・鈴木誠也が記者団にこう打ち明けた。 「プロ野球だけ4月にやっていいのか…。そういう気持ちもある」 鈴木は藤浪と同学年でもある。藤浪を心配する気持ちも強く、また、東京五輪の開催延期や他スポーツが中止を次々と表明している中、プロ野球だけは「4月24日の開幕戦を目指して」と言い続けている(同時点)。 「鈴木だけではありません。會澤も『モチベーションが』と言い、練習を続けていることに罪悪感のような感情を抱いているようでした」(地元メディア) NPBや経営陣も早期の開幕戦実現に固執しているわけではない。しかし、鈴木の言葉は広島だけではなく、大多数のプロ野球選手たちの気持ちを代弁したものかもしれない。 「選手会が動き出す前にNPBサイドが決断するかもしれません。2011年の東日本大震災の時、選手会が開幕戦の延期論を先に表明し、経営陣側がワルモノ扱いされてしまいました」(球界関係者) 確か、当時は日本ハム在籍だったダルビッシュ有が「野球どころではない」と口火を切り、避難所での厳しい生活を余儀なくされた人たちを思いやった。選手会も迅速に対応し、経営陣に開幕戦の延期を呼び掛けた。経営陣も頭では分かっていたが、広告出資した企業への説明などのオトナの対応があったため、完全に出遅れてしまった。 「鈴木は侍ジャパンの主砲となり、球界全体における影響も強い選手です。その鈴木が4月中の開幕に疑問を投げ掛けた以上、球界全体にその発言が広まっていくのは時間の問題でしょう」(前出・同) この鈴木の発言が出る前の27日、打撃担当の朝山東洋コーチがピレラとメヒアの両外国人野手の一軍登録を示唆した。リリーバーで一軍登録を予定していたDJ・ジョンソンとフランスアの調子が上がって来ないためで、攻撃的な打線を組むプランを明かしていた。 ペナントレースに向けて練習することに疑問を呈する選手たち、まだ決まらない開幕戦に向けてチームの強化を考え続ける首脳陣。どちらも責任感から出た言葉だ。立場が異なれば、負う責任も違う。いずれにせよ、鈴木の発言は広がっていき、“決断のきっかけ”ともなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月26日 17時30分
日本一、そして世界一を掴むシーズンへ 広島・鈴木の2020年、「神ってる」打棒で責任と期待に応えられるか
プロ野球は春季キャンプを目の前にし、新シーズンへ向け、選手たちの自主トレのニュースで賑わっている。その中で、カープの鈴木誠也も、21日から広島県廿日市市内の練習場に場所を移し、若手選手たちのトレーニングに合流している。 今季は鈴木にとって、カープの4番としてだけでなく、あらゆる意味で特別な一年となりそうだ。昨シーズンは首位打者と最高出塁率に輝き、自身初の打撃タイトルを手にした。出場試合数、打席も自己最多となり、カープの「顔」として十分な活躍を続けた。 反面、チームは4年ぶりに優勝を逃し、Bクラスに沈んでいる。レギュラーに定着した2016年からの3年間、何れも優勝を果たしていただけに、昨年のチームの成績は誰よりも不本意に感じていたことは想像に難くない。 2020年シーズンは佐々岡新監督が新たに就任し、新しいカープの再出発の年と言える。チームの転換期こそ、さらに鈴木の打棒に大きな責任と期待が込められることも確かであり、プレーヤーとしてさらに飛躍しなければならない1年になるだろう。 また、東京五輪でもすでに侍ジャパンの4番としての出場が確実視されている。稲葉篤紀日本代表監督は就任当初より「右の4番」への強いこだわりを明かしており、現段階では鈴木誠也「1択」であることは揺らいでいない。 何より、初優勝に輝いた昨年のプレミア12では全試合で日本の4番に座り、そして3試合連続本塁打、さらには打率も4割を越え、MVPに選出されている。主軸としてチームを引っ張り、2009年第2回WBC以来となる世界大会での優勝に導いた功績は、貴重な事実として人々の脳裏に刻まれる。日本の4番という立場は、3大会振りでの開催される五輪での野球競技での成績はもちろん、世界中に野球の魅力を伝える「伝道師」としての役割も少なからず担うはずだ。 既に球界を背負う存在にまで成長したものの、25歳という年齢からもまだまだプレーヤーとしての伸びしろは計り知れない。走・攻・守、全てのスキルにおいてトップクラスであり、また、試合を決定付ける場面などでの「神ってる」一打もファンは待ち続ける。昨年末には結婚したことも発表し、まさに公私とも充実し、さらに重要な一年を迎えることとなる。様々な節目の年となる2020年、カープの背番号1、鈴木誠也は球界No.1プレーヤーを目指し、邁進する。(佐藤文孝)
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