西武
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スポーツ 2020年11月06日 11時25分
西武・松坂、一軍登板ナシでも残留のワケ 渡辺GMの計算通り? 先例との決定的な差は埋められるのか
千葉ロッテが福岡ソフトバンクに快勝し、2位・埼玉西武とのゲーム差を「0・5」に縮めた(11月5日)。優勝チームと2位のみだが、パ・リーグはクライマックスシリーズを行う。ソフトバンクは西武に勝ち越しているが(12勝10敗1分け)、同日の敗戦に象徴されるようにロッテとの相性は良くない(11勝12敗1分け)。対戦成績を根拠に、「ロッテが2位になったら、逆転シリーズ進出も」の意見もあるが、今、もっとも勢いのあるチームは西武だ。 「西武の2018、19年の連覇は打線の力によるもの。投手陣はイマイチでしたが、大量得点を取って、ピッチャーが失点した分を取り返すスタイルでした」(プロ野球解説者) その強力打線を牽引してきた山川穂高が右足首の故障で登録を抹消されたのは、10月末。この時点で「西武は終わった」の声も出ていたが、翌日から快進撃を続けている。80年代の黄金期を彷彿させる“堅実野球”だ。辻発彦監督は当時の主力メンバーでもある。「1点をもぎ取り、それを積み上げていくスタイル」はお手の物、体に染みついているのだろう。 「今季、打撃不振で8番など下位を打っていた外崎修汰を3番に入れました。『送りバント』や『エンドラン』を想定しての打順変更です」(前出・同) 試合終盤は救援陣を投入して、逃げ切りを図る。「クローザーの増田達至につなぐ」の意識づけが強まり、「増田が投げれば負けない」という雰囲気にもなってきた。 ようやく上昇気運を掴んだわけだが、これと前後して飛び込んできたのが、「来季の契約」。西武も何人かの戦力外通告の選手名を発表しているが、ファンが最も注目していた選手の名前は入っていなかった。松坂大輔投手である。 >>東尾元監督、西武・松坂の復活に「厳しいことは厳しい」日本帰国後のソフトバンク入りに「西武に入ってほしかった」と本音も<< 今季、松坂は一軍登板ナシ。同級生の阪神・藤川球児が「万全の準備ができなければ、プロ失格」と潔さを見せてユニフォームを脱ぐと決めただけに、現役にしがみつく姿は対照的であり、「本当に投げられるのか?」とファンも心配している。 「一時期の西武では考えられない温情措置です。渡辺久信GMが『トコトンまでやらせてやる』とし、最後まで守り切るつもりでいます」(球界関係者) 西武はFAで退団する選手数が12球団でもっとも多い。「年俸の上がり幅がどうの」という事情もあるらしいが、野球レベルの高い選手が多いチームなので、他球団の標的にされてきたのだろう。 そんなチーム状況に対し、渡辺GMは「離れてしまった選手を呼び戻せる環境に改める」とし、監督時代からフロントに働きかけてきたという。ソフトバンク指揮官の工藤公康監督がプロ生活をスタートさせた西武球団で現役を終え、米球界に挑戦した松井稼頭央も帰還させ、今では二軍監督も任せている。松坂への温情措置もその一環だが、工藤、松井と松坂では大きな違いが一つある。「チームに貢献して終わる」という姿勢だ。 チームはCS進出の可能性を日々強めているが、松坂はそれを見て、どう思っているのか…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月05日 12時50分
西武・相内、格闘家に転身するワケは「人殴って勝ったら褒められる」? ファンからドン引きの声も
埼玉西武ライオンズから戦力外通告された相内誠投手がインスタグラムにつづったある言葉が、物議を醸している。 3日に戦力外通告を出されていた相内。一部では野球から離れ、格闘家に転身することも報じられていた。 そんな相内だが、4日夜に自身のインスタグラムのストーリーズでファンに向け、「質問ありますか?」と質問を募集。アンチファンからのメッセージに対しても、「かまってちゃんかな?」「こわーい」と半分ふざけながら返す場面もあったが、「ユーチューバー転身は考えてないんですか?」という質問に、「やったらチャンネル登録してくれる?」とユーチューブ進出を匂わせ。さらに、「ファッションブランド立ち上げはどうですか?」と言う質問に、「TシャツとかロンTとかデザイン自分で考えて作ってみたいって思ってたんで、近々作るんで見てくださいね」と答えたりなど、さまざまなジャンルに興味を持っているようだった。 >>西武・相内に「チームにいる価値は無い」ファン激怒 これが4回目の不祥事か、自粛中の違反行為に批判殺到<< そんな中、問題となっているのは「格闘家に興味持ったきっかけは??」という質問。これに相内は「人殴って勝ったら褒められるんでしょ?普通に考えて魅力ヤバくない?」と返信。さらに、「格闘家ってまじですか?」という質問に、「まじだったら応援きてね」と転身に前向きな様子を見せていた。 しかし、この回答についてネット上からは、「ギャグにしてもこれは引く」「格闘家を馬鹿にしているようにしか思えない」「こんなマインドでやっていけると思ってるのかな…」といった批判や困惑の声が集まっていた。 「人を殴れる」という理由で、格闘家転身を選んだとも受け取れてしまう相内の回答。果たして、格闘家転身は上手くいくのだろうか――。記事内の引用について相内誠の公式ツイッターより https://www.instagram.com/aiuchimakoto
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スポーツ 2020年10月30日 19時00分
ソフトB・工藤監督に楽天行きの可能性が? 大久保氏が激怒「男の気持ちを踏みにじるんですか!」 知られざる現役晩年の裏話とは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・工藤公康監督の現役時代の裏話を明かした。 現役時代西武(1982-1994,2010)、ダイエー(1995-1999)、巨人(2000-2006)、横浜(2007-2009)でプレーした57歳の工藤監督。今回の動画でチームの功労者に対する球団の扱い方をテーマにトークを展開した大久保氏は、その中で1994年オフにFAで西武を去った工藤監督が2009年オフに古巣復帰を果たした時の裏話を語った。 >>ソフトB・工藤監督に「CSでは内川使って」の声退団濃厚の“短期決戦の鬼”、大舞台での電撃昇格はあるか<< 工藤監督が横浜を退団した2009年は、西武の編成部に所属していた大久保氏。当時の球団はFAでチームを出て行った選手は呼び戻さない方針だったというが、指揮を執っていた渡辺久信監督が「工藤さんの引き際はライオンズのユニフォームを着させて終わらせてあげたい」と常々話していたこともあり、横浜退団が決まるとすぐに工藤監督の自宅まで足を運び交渉したという。 「編成部としての自分の立場をかけてでも、(年俸)2000万円は保証できるように頑張ります」と条件面について話すと同時に、「渡辺監督が今まで西武でご法度だった話を(覆してまで)、身を挺して工藤さんを獲るって話してます。他から(オファーが)きて行っちゃったじゃ(渡辺監督が報われないから)、男同士の気持ちを考えてください」と渡辺監督の“男気”をくんでほしいと頭を下げた大久保氏。工藤監督が「ありがとう、(渡辺)監督にもよろしく言っておいて」と受け入れたため、このまま入団するものと考えていたという。 ところが、その後工藤監督が一時電話に全く出なくなってしまったという大久保氏。しばらくの期間電話をかけ続けてようやくつながったが、そこで楽天から好条件でオファーが来ておりそちらになびいている旨を聞かされたため、急きょ電話翌日に会うことにしたという。 一夜明け工藤監督と会った大久保氏は、「渡辺久信と言う男の気持ちを踏みにじるんですか!『(大事なのは)条件じゃない、ありがとうデーブ』って言ってくれたじゃないですか!」と必死で説得。すると、熱意が通じたのか工藤監督が考え直すそぶりを見せたため、その勢いで渡辺監督も交えて3人で食事をする約束を取り付けたという。 後日開かれた食事会で渡辺監督が「ウチが獲らせてください。条件は(年俸)3000万円です、いかがですか?」と提案し、工藤監督も「本当にありがとうございます。何ができるかは分からないけど、精いっぱい監督のために頑張ります」と受諾したため工藤監督の西武入りが決定。大久保氏は紆余曲折を経ながらも交渉が成功した安堵から、その場で思わず男泣きしたと語っていた。 大久保氏はこの他にも、編成部時代に本気で獲得を狙っていたというある現役選手や、チームの功労者の扱いに対する自身の見解などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「当時はすんなり復帰決まった感じで報じられてたのに裏でそんな攻防戦があったのか」、「西武復帰へ向けての男気と熱意が伝わる感動的な話だ、最終的に受け入れた工藤監督も立派な男だよ」、「楽天も食指伸ばしてたのは初耳、もし行ってたら今頃楽天を指揮してた可能性も…」、「最近古巣復帰する選手が増えてきてるのはこれがきっかけでもありそう」といった反応が多数寄せられている。 工藤監督は第1次西武時代に計113勝をマークし、最優秀防御率を3回(1985,1987,1993)、最高勝率を3回(1987,1991,1993)獲得した先発左腕。渡辺監督は同時期に共にプレーした経験もあり、工藤監督を球団の功労者と考え復帰を切望していたようだ。 2009年オフの工藤監督以降、松井稼頭央(2017年オフ)、松坂大輔(2019年オフ)などFAやポスティングでチームを去った選手が復帰するケースが増えてきている西武。今回大久保氏が明かしたエピソードは、球団にとっての大きなターニングポイントなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年10月26日 21時45分
東尾元監督、西武・松坂の復活に「厳しいことは厳しい」 日本帰国後のソフトバンク入りに「西武に入ってほしかった」と本音も
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が25日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元西武監督で野球解説者の東尾修氏がゲスト出演。西武・松坂大輔の現状を危惧した。 >>西武・東尾元監督、福本氏からの“衝撃の指摘”明かす自身の投球が劇的変化?ノムさん・梨田元監督も対策に苦労か<< 今回の動画で東尾氏は、視聴者から寄せられた複数の質問に答える形でトーク。その中で「現在の松坂大輔投手の状況はどうですか?」という質問を受け、今季一軍未登板の松坂について自身の見解や悔やんでいる点を語った。 昨シーズンまで西武(1999-2006)、レッドソックス(2007-2012)、メッツ(2013-2014)、ソフトバンク(2015-2017)、中日(2018-2019)でプレーし、今シーズン14年ぶりに西武に復帰した40歳の松坂。しかし、今年は7月上旬に「脊椎内視鏡頸椎手術」を受けた影響で、一軍はおろか二軍でも未登板となっている。 その松坂がプロ入りした1999年に、西武監督を務めていた東尾氏。現在リハビリに励んでいる松坂について「今年はもう(試合に登板するのは)無理」とマウンドに上がらないまま今シーズンを終えるだろうと推測。続けて、「(年齢を重ねると)どこか痛めるとあちこち(故障が)続いていく。だから厳しいことは厳しい」と、現在負っている故障の影響で別の箇所を痛める可能性もあるため来シーズン以降も厳しい状況は続くのではと危惧した。 ここまでマウンドに上がれていないこともあり、今オフ“決断”に迫られるのではという論調もある松坂。石毛氏も「ナベちゃん(西武・渡辺久信GM次第)ですか?」と質問したが、東尾氏は「来年どうするんだろうね。(続けるか続けないかは)本人(次第)でしょう」と去就については明言を避けた。 東尾氏は松坂がレッドソックスに所属した2007年に、レッドソックスとロッキーズが対戦したワールドシリーズを見に行ったほど松坂への思い入れは強いとのこと。松坂についてのトークの終盤では「本当はメジャーから帰ってきた時にすぐ西武に入ってほしかった」と、日本に復帰した2015年にソフトバンクに入団せずにすぐに西武に戻っていればまた違ったキャリアを歩めていたのではと悔やんでいた。 東尾氏はこの他にも現役時代の対戦で一番熱くなったという打者や、現在自身が最も期待している現役投手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「最近は近況も報じられなくなってるけど、球団が許すなら来シーズンに復活をかけて欲しい」、「東尾さんも厳しく見てるけど、松坂には諦めずにマウンドに帰ってきてほしい」、「東尾さんはオフでも来春キャンプでもいいから松坂のケツを叩きに行ってくれ」といった反応が多数寄せられている。 一方「状態上がってないみたいだし、来年も投げられないまま引退だろうな」、「2019年からまともに登板してない投手が来年活躍できるとは思えない」といった諦めの声も複数見受けられた。 現役通算で「376登板・170勝108敗・防御率3.53・2130奪三振」といった数字を残している松坂。プロ23年目・41歳を迎える来シーズンに復活を遂げることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月23日 18時30分
元西武・石毛氏、広岡監督の命令に「野球人生狂った」 遊撃でのプレーが絶望的に、大怪我直後の“強攻策”を明かす
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が22日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。元西武監督で野球解説者の広岡達朗氏について言及した。 今回の動画で石毛氏は、1982~1985年の4年間共に西武で戦った広岡氏をテーマにトーク。その中で、阪神と戦って「2勝4敗」で敗れた1985年日本シリーズ中にあったまさかのやりとりを明かした。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」“一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 遊撃のレギュラーとして、シーズンで「.280・27本・76打点・141安打」といった数字をマークした当時プロ5年目・29歳の石毛氏。阪神との日本シリーズでも当然正遊撃手として起用されていたが、第3戦の試合中に遊撃後方へのフライを追い左翼・金森永時と交錯してしまった。 衝突により膝の靭帯が伸び、力が入らなくなった石毛氏は「ヤバい」と思いながら治療のためベンチ裏へ。付き添っていた近藤昭仁守備・走塁コーチに「(出場は)駄目っしょ。(膝が)こんなんですから」と患部の状態が思わしくないと伝え、近藤コーチも「分かった、監督に伝えるから」と広岡氏に今後の出場は厳しい旨を伝えたという。 ところが、近藤コーチの報告から数分後、広岡氏は石毛氏のもとに足を運び「出れんのか、出れねえのかどっちなんだよ!」と一喝。詰め寄られた石毛氏が「で、出れます」と気圧されながら答えたのを聞くと、すぐにトレーナーに「テーピングでがっちり固めとけ!」、「ボルタレン(痛み止め)飲ませとけ!」と指示したという。 「心配するな。終わったら休ませてやる。あと2試合か3試合じゃ頑張れ!」と広岡監督から激励を受けた石毛氏は、最終戦となった第6戦までシリーズに強行出場。怪我前の第2戦を含め計3本塁打を放ち敢闘賞を受賞する活躍を見せたが、一方で「膝クラクラさせながら(プレーしたけど)ね、あれで俺の野球人生ちょっと狂ったかも分からないね」とも語っていた。 石毛氏はこの他にも広岡監督時代に出場した1983年日本シリーズや、1985年オフに広岡監督が辞任した際のチーム内の雰囲気などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「当時は石毛自身が気合で出てると思ってたけど広岡監督の命令だったのか」、「大舞台でのレギュラー離脱は大打撃だから、広岡監督はあえて厳しく迫って石毛に出れるって言わせたのかな」、「欠かせない戦力とはいえ、膝をかなり痛めてる選手を無理に起用するのは理解できない」、「今振り返ると無理を押してグラウンドに立った代償は大きすぎたな」といった反応が多数寄せられている。 「現役時代西武(1981-1994)、ダイエー(1995-1996)で活躍した64歳の石毛氏は、1986年まで遊撃手としてベストナイン、ゴールデングラブをそれぞれ5回(1981-1983,1985-1986)獲得した選手。しかし、1985年日本シリーズで負った故障をきっかけに、1987年以降は本職の遊撃から三塁への転向を余儀なくされています。三塁転向以降の石毛氏はベストナインを3回(1987,1992-1993)、ゴールデングラブを5回(1987-1988,1991-1993)獲得するなどの実績を残しましたが、遊撃手としてのキャリアが閉ざされたという点では、野球人生が狂ったといっても過言ではないのかもしれません」(野球ライター) 広岡監督については常々自身が思う一番の名将と公言し、今回の動画内でも特に恨んでいるような様子や言動は見せていない石毛氏。だが、シリーズでの強行出場がなければ、遊撃手としての選手生命は縮んでいなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月19日 20時30分
西武・東尾元監督、福本氏からの“衝撃の指摘”明かす 自身の投球が劇的変化? ノムさん・梨田元監督も対策に苦労か
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元西武監督で野球解説者の東尾修氏がゲスト出演。元阪急・福本豊氏について言及した。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」“一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 今回の動画で、東尾氏は自身の現役時代にいい打者だと感じた選手をテーマにトーク。その中で福本氏の名前を挙げ、現役時代の知られざるやりとりや対策を明かした。 現役時代は阪急一筋でプレーし、NPB歴代1位となる通算1065盗塁を記録した盗塁のスペシャリストだった福本氏。動画で具体的な時期は明かしていないが、その福本氏も交えたある会食の席で、東尾氏は「なんで福本さんはそんな簡単に盗塁できるんですか?」と聞いたという。 すると、福本氏は「お前分かるやないか、ホームに放る時は」と、東尾氏にはクセがあり盗塁を試みやすいと回答。東尾氏によると、当時の自身は塁上に走者を置いている時は「ホームに投げようか、牽制しようか」と常に考えていたというが、そこから投球動作に移る際、本塁側にわずかに体が傾いていたとのこと。自身でも気づかないようなこのクセを福本氏は見抜き、盗塁・帰塁の判断に活かしていたという。 福本氏の言葉を受けて東尾氏は、翌年の春季キャンプで福本氏の対策に着手。チームのキャンプ地に派遣されていた審判にブルペンに立ってもらい、牽制の際にどれくらい体や肩を動かせばボークになるのかを細かくチェックしてもらったという。東尾氏いわく、この取り組みはボークに該当しない鋭い牽制を身に染み込ませると同時に、審判に「東尾の牽制はボークじゃない」という意識を植え付ける狙いもあったという。 これ以外にも、福本氏が二塁上にいる場面を想定し、スライディングで帰塁する走者の足を狙って牽制球を投げる練習も重ねていたという東尾氏。実際に福本氏を刺せたかどうかは明言していないが、福本氏への対抗心で牽制技術を磨いたことは自身にとって「財産」になったと語っていた。 東尾氏はこの他にも自身の配球に影響を与えたという打者や、若い打者を打席に迎えた際に必ず行っていたルーティーンについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「本人も気づいてないクセを見抜くって洞察力が凄いな」、「お酒も入ってたのかもしれないけど、敵投手相手に企業秘密を簡単に教えるのはびっくり」、「盗塁させないために審判も味方につけようとしたのは東尾さんの執念を感じる」、「ノムさんとかが対策講じたのは有名だけど東尾さんの話は初めて聞いた」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に阪急(1969-1988)でプレーした72歳の福本氏と、西武(1969-1988/前身球団含む)で活躍した70歳の東尾氏。両者は1969年から1988年にかけパ・リーグでしのぎを削り、引退後東尾氏は監督として西武(1995-2001)を指揮。一方、福本氏はオリックス(1989-1991)、阪神(1998-1999)でコーチを務めたものの監督経験はなく、阪神コーチ退任後は現在に至るまで野球解説者として精力的に活動している。 「東尾氏が対策に力を入れた福本氏ですが、足を封じるために策を講じた選手は他にもいます。南海で長らく選手兼任監督を務めた野村克也さんは1秒でも早く二塁に送球するため、投手に足をほとんど上げずに投げさせる“すり足クイック”を考案。これが球界でクイック投法が一般化したきっかけとも言われています。また、近鉄・日本ハム・楽天で監督を務めた梨田昌孝氏は近鉄でプレーしていた現役時代、福本氏が塁に出た際は右足を半歩下げて構え、送球動作に移しやすくしていたことを明かしています」(野球ライター) プロ21年間で「697登板・251勝247敗・防御率3.50」といった通算成績を残した東尾氏。このような成績を残せたのも、福本氏の盗塁阻止に執念を燃やした賜物であるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月09日 19時30分
元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」 “一流の勲章”を巡る修羅場を暴露
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が8日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現役時代に本拠地・西武球場(現メットライフドーム)で起こった“修羅場”について言及した。 今回の動画で石毛氏は、1981年から1994年にかけ西武でプレーしていた頃の西武球場のロッカールームをテーマにトーク。その中で、現役中に遊撃手部門で5回(1981-1983,1985-1986)、三塁手部門で5回(1987-1988,1991-1993)受賞したゴールデングラブ賞を巡るエピソードを披露した。 >>「巨人軍の坂本は真似するな」元西武・石毛氏の指導方針に賛否「なぜいけないか理由も言うべき」と反発の声も<< ゴールデングラブ賞は毎年オフにプロ野球担当記者による投票のもと、リーグ別に7部門・9人がそれぞれ受賞者として選出される守備のタイトル。記念品として金色の革で作られた本物のグラブが贈られるが、複数回受賞している石毛氏はグラブの置き場所に困り、自身のロッカーの棚に何個か放置していたという。 動画内で具体的な日時は明らかになっていないが、ある日当時の球団マネージャーがロッカーに放置されている自身のグラブを発見したという。マネージャーが「誰だこれ!こんな大事なものほったらかしてるの!」と激怒したため、石毛氏は「あ、俺です」と素直に名乗り出たという。 その後、マネージャーから「どうするんだこれ!」と迫られたという石毛氏だが、もともと扱いに困っていたため「捨てていいです」と回答。すると、マネージャーから「馬鹿者!捨てるもんじゃねえ!」とさらに怒られたため、仕方なく実家に移動させたと笑い交じりに語っていた。 石毛氏はこの他にも「すっげーきちょうめんだな」と驚くほどロッカーの整理整頓を徹底していたという選手や、1982年から1985年にかけて西武を指揮した広岡達朗元監督がロッカー内で禁じていた行為などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「記念の品なのに扱い雑過ぎて草」、「マネージャーも相当ビックリしただろうな、どれだけ頼まれても捨てられないだろこういう品物は」、「誰がどう見ても貴重なグラブを捨てていいとは凄いな、10個あるから本人的には別に困らないんだろうが…」、「受賞が当たり前レベルになると感覚狂うのかな、新庄なんかスタンドに投げてたし」といった反応が多数寄せられている。 「ゴールデングラブ賞の記念品であるグラブはその年の受賞選手の守備を称える世界に1つだけの代物ですが、中には石毛氏のようにグラブに無頓着な選手もいます。現役時代に7回(2004-2009,2012)同賞を獲得した元中日・井端弘和氏は、相手は不明ですが2004、05年にそれぞれ贈られたグラブを用いてキャッチボールをしたことがあると過去に明かしています。また、通算10度(1993-1994,1996-2000,2004-2006)の受賞を誇る元日本ハム・新庄剛志氏は、引退後の2008年5月18日ソフトバンク対日本ハム戦で記念品のグラブを着用して始球式に臨むと、投球後スタンドにそのグラブを投げ入れ多くのファンの度肝を抜いています」(野球ライター) 受賞者が「一番取りたい賞だった」と口にすることも多いゴールデングラブ賞。そのタイトルの記念品を「何個もあるから」と雑に扱えるのも、一流選手の証なのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月07日 21時30分
「巨人軍の坂本は真似するな」 元西武・石毛氏の指導方針に賛否 「なぜいけないか理由も言うべき」と反発の声も
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言をきっかけに、ネット上のプロ野球ファンの間で議論が巻き起こっている。 今回の動画で石毛氏は、現役時代の自身と同じく西武で正遊撃手を務めている源田壮亮をテーマにトーク。源田を「日本のプロ野球界のショートの中で一番うまい」と高く評価した石毛氏は、「(ショートは)捕ることもさることながら、相手の胸に正確に強いボールを投げられる者がうまい(選手になる)。それが源田」と評価の理由を明かした上で、今後求められる要素などについて語った。 議論のきっかけとなったのは、その源田と同じショートの巨人・坂本勇人を比較した発言。石毛氏は解説業やユーチューブ活動のかたわら野球教室で子どもを指導する機会もあるというが、その際は常々「巨人軍の坂本は真似するな。ショートの守りだったら源田さんを参考にしなさいよ」と子どもたちにも伝えていることを明かした。 >>巨人・若林、守備妨害を招いた接触に疑惑の目「また演技したな」ファンの間で物議に、中畑元監督も「上手く転んだ」<< この石毛氏の発言を受け、ネット上には「『源田さんを真似しなさい』だけでよくない?なんでわざわざ坂本を引き合いに出すの?」、「源田を真似しろっていうのは分かる、でも坂本を真似するなっていうのは分からない」、「確かに源田の守備は一級品だと思うけど、それを伝えるのに坂本を下げる必要は無いだろ」といった批判が多数寄せられている。 一方、「坂本は毎年エラー数多いから真似するなっていうのも仕方ない気はする」、「坂本は派手なプレーの裏で凡ミスも目立つ選手だから、真似するとその子が痛い目を見るって思いもあるんじゃないの?」といった擁護のコメントも複数見受けられるなど議論が飛び交っている。 「石毛氏が名前を挙げた坂本はプロ入りした2007年から一貫してショートを守り、昨シーズンまでにベストナインを5回(2009,2012,2016,2018-2019)、ゴールデングラブ賞を3回(2016-2017,2019)獲得。2017年にプロ入りした源田は昨シーズンまでベストナイン(2018-2019)、ゴールデングラブ賞(2018-2019)共に2回の獲得なので、タイトル数で見ればむしろ坂本の方が上ではないかと石毛氏に反発しているファンは多く見受けられます。ただ、坂本はショートとしてリーグ最多失策を通算6度(2008-2011,2013,2014)記録しており、華やかなファインプレーが目立つ一方で平凡なゴロをファンブルする場面も少なくありません。一方、源田は派手さこそありませんが堅実なプレーでとれるアウトは確実にとる選手ですので、石毛氏は坂本よりは源田を参考にした方が守備力の向上につながりやすいと考えているのかもしれません」(野球ライター) 今回の動画内で石毛氏は坂本を真似すべきでない理由は語っていない。この点についても、「坂本は参考にするなっていうなら、なぜ参考にしてはいけないか理由も言うべきだ」と反発の声が挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月06日 17時30分
オリックス、連続勝ち越しはストップも中嶋監督代行「みんなでロッテに勝ちに行く」
先週のオリックスは西武に勝ち越し、連続カード勝ち越しを「5」に伸ばしたが、西武との3戦目から3連敗で、楽天戦は負け越し。先週は3勝3敗の成績に終わった。<オリックス戦績 9月29日〜10月4日>大阪・京セラドーム大阪対埼玉西武9月29日○オリックス(山本)3-0(高橋光)埼玉西武●9月30日○オリックス(増井)5-0(浜屋)埼玉西武●10月1日●オリックス(田嶋)6-7(今井)埼玉西武○対東北楽天10月2日●オリックス(山岡)0-4(塩見)東北楽天○10月3日●オリックス(張)3-5(石橋)東北楽天○10月4日○オリックス(宮城)9-2(瀧中)東北楽天●(カッコ)内は先発投手。 92試合34勝52敗6分、首位の福岡ソフトバンクとは17ゲーム差、5位の北海道日本ハムとは5.5ゲーム差の最下位。 先週も負けた試合は、いずれも勝てた試合だったのが惜しいところ。3日の楽天戦は満塁のチャンスを4回も作ったにもかかわらず、1点も取ることが出来ず、これには中島聡監督代行も「満塁は怖い感じがあった」と正直な気持ちを明らかにしている。 山本、山岡のダブルエースが安定しているだけに、残り試合は打線の繋がりに期待したい。ルーキーの宮城も初勝利に向けて、あと1、2試合は先発登板のチャンスが与えられる見込みだ。今週は増井、宮城に代わり、アルバース、山崎福也の再昇格が予想されるが、榊原翼や鈴木優など、今シーズン中の再昇格を狙う投手陣もファームには多くいることから、今後、彼らにチャンスが回って来る可能性もあるだろう。 6日からは千葉・ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと3連戦。今年のオリックスはマリンで1勝もしていないこともあり、今回が今シーズン最後のマリンでのロッテ戦に向けて、中嶋監督代行は「ロッテにはやられっぱなしなんで、みんなで勝ちに行く」と気合いが入っている。9日からは北海道・札幌ドームで北海道日本ハムと3連戦が控えており、オリックスの「上位イジメ」を期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年09月30日 19時30分
オリックス・山本が捕手の“金的”に爆笑! お立ち台で思い出し笑い、インスタライブで真相を明かす
29日に行われたオリックス対西武の一戦。試合は「3-0」でオリックスが勝利したが、同戦でオリックス・山本由伸が見せた表情がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 同戦に先発した山本は、「8回無失点・被安打4・四球2・14奪三振」の好投を見せ今シーズン7勝目をマーク。その投球中の5回表、8回表にそれぞれ、西武・金子侑司が放ったファールが捕手・伏見寅威の股間に直撃する珍事が起こった。 話題となっているのは、8回表に起こった2度目の直撃後に山本が見せた表情。2打席連続で金子の打球を受けた伏見は「痛っ!」と声を挙げながら直撃箇所をさすったが、この様子を見た山本はそれまでの真剣な表情から一変。右腕で口元を隠しながらも満面の笑みを浮かべていた。 さらに、山本は試合後に伏見と共に臨んだヒーローインタビューで、「今日の投球を振り返っていかがでしたか?」という質問に答えている最中、直撃の瞬間を思い出したのか「ピンチの場面もあったんですけど、何とか寅威さんのリードで…へへっ」と吹き出す場面も。この様子を隣で見ていた伏見も、“金的”のことで笑っていると察したのかニヤリとしていた。 >>オリックス・山岡、早期降板は計算通り? 他球団も追随か、中嶋監督代行が仕掛けた“ピギーバック”とは<< 同戦で山本が見せた表情に、ネット上からは「山本何笑ってんだw」、「腕で隠しきれないくらいニコニコしてて面白い」、「2打席連続だったから『またかよ!』って感じになって笑っちゃったのかな」、「お立ち台でも思い出し笑いしてて草、そんなにツボだったのか」といった反応が多数寄せられている。 「山本と伏見は共に翌30日に球団公式ユーチューブチャンネルが行った生配信に登場し、当時の心境を語っています。山本によると、直撃後の伏見は立ち上がった後『おい~』というような表情を浮かべながら金子の方に1歩近寄ったといい、この様子が面白くて吹き出してしまったとのこと。また、伏見は直撃箇所にあざができるほど痛かったということや、もともと自身と仲が良いという金子も直撃後に少し笑っていたと明かしています」(野球ライター) 予想外の珍アクシデントに見舞われた伏見だが、幸いにも特に負傷はしなかった上に「3打数2安打・1本塁打」と結果を残している。同戦はいろいろな意味で大当たりの試合になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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