村上宗隆
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スポーツ 2023年03月02日 11時00分
ヤクルト、投手陣の調整に大幅な遅れ? リーグ2連覇の勤続疲労は深刻か
この時期にしては「異例のスケジュール」となる。 3月1日、東京ヤクルトが東京都内の明治神宮を参拝した。必勝祈願である。新型コロナウイルスの流行が落ち着き、3年ぶりの参拝だが、その後、高津臣吾監督は翌2日に予定されていた“異例のスケジュール”についてこう説明していた。 「今後の判断の材料になるから」 >>ヤクルト・高津監督が村上絶賛コメントでファン驚き?「去年と違い過ぎ」物議醸した昨オフの酷評に再注目<< 2日、本拠地・神宮球場で「紅白戦」が実施される。オープン戦はすでに始まっている。ヤクルトもここまで対外試合8試合を行ってきた。 「紅白戦はDH制で行われます。ファームで頑張ってきた若手も実戦で見てみたいので、DHは1人ではなく、2人になるかも。変則ルールの試合になります」(関係者) 高津監督以下首脳陣が特に注目しているのは、昨秋ドラフト会議で2位指名された西村瑠伊斗内野手(京都外大西高)、同5位の北村恵吾内野手(中央大)、5年目の濱田太貴外野手だという。 「外野の練習も始めた内山壮真捕手のバッティングにも期待しているようです」(スポーツ紙記者) 必勝祈願、紅白戦、若手…。キャンプ序盤に逆戻りしたような雰囲気だが? 今春のヤクルトキャンプ後半の印象だが、主砲・村上宗隆内野手、山田哲人内野手が侍ジャパンの強化合宿で抜けたせいか、雰囲気が大きく変わった。 「高津監督は昨秋キャンプ後も『今のままではダメだ』と言うなど、厳しい内容のコメントも多くなりました。新クローザーはまだ未定。こちらはオープン戦でテストしながら決めるそうです」(前出・同) 球団史上初の3連覇、日本一奪回の大きな目標がある。選手に緊張感を与えるため、あえて厳しい言動に徹しているのだろう。 しかし、同時にこんな見方もできる。紅白戦の注目選手として名前が挙がってきたのは野手ばかりだが、同時に、「投手陣全体の仕上がり具合」をもう一度確かめておきたいと思ったのではないだろうか。 対外試合8試合での総失点は、「52」。計算上では、1試合あたり6点以上取られていることになる。若手投手がチャンスをもらい、それに応えられなかった部分もある。この時期のデータは参考にならないが、 「今春キャンプでは、ブルペンでの投球数に上限を設けていました。全体的に投げ込み数は少なかったですね。他球団を比べても、3分の2くらいしか投げていません」(プロ野球解説者) とも指摘されている。 「ヤクルト投手陣の投げ込み量の少なさ」を心配する声は、多くのプロ野球解説者から出ていたのだ。 「救援陣が特にそうなんですが、2連覇の代償と言うか、ヤクルトのピッチャーたちは疲労が蓄積されている感じ」(前出・同) やむを得ず、投手陣はスロー調整となったようだ。このキャンプでのヤクルト投手の故障は報告されていない。 「西村は将来の大砲候補。高校時代は外野手兼投手でしたが、二軍キャンプでは内野の練習をさせてきました」(前出・関係者) 投手陣の調整遅延。期待の若手が紅白戦で猛アピールしてきた場合、高津監督は手放しで喜べないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年02月10日 11時00分
ヤクルト・山田、代表合宿で外野に転向? 自軍キャンプでの調整も順調か
「対世界」が復活の場となることを信じたい。 2月9日付のニューヨークポスト紙(現地8日)によると、今春のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)での注目の日本人選手はオリックス・山本由伸投手と、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手だという。 >>ヤクルト村上宗隆、栗山監督から直電で「日本を背負って」と依頼 WBC選出の舞台裏明かす<< その侍ジャパンの主砲・村上がフリー打撃で快音を響かせ、推定飛距離130メートルの場外弾まで放ってみせた(2月9日)。 「今日はフルスイングをして、右方向に引っ張ると決めて打撃ケージに入りました」(関係者) 調整はうまく行っているようだ。しかし、今回のWBCでキーマンとなるのは、山田哲人内野手ではないだろうか。 同日の山田は特守に臨んでいた。100球以上が放たれたが、ミスはゼロ。これだけでもスゴイのだが、山田は左右に揺さぶられても、必ず腰を落として、ボールを体の正面で捕球していた。「基本」に忠実だった。 「去年は打撃成績がイマイチで悔しい思いもしたようです」(前出・同) 練習後、山田は体の正面で捕るところまでボールを追い掛けた理由を「守備だけじゃなくて打撃にもつながるし、下半身を作るという意味で」と取材陣に話していた。 まだ衰える年齢ではないが、今年31歳、プロ13年目のベテランが地味に、そして着実に下半身を鍛え直していた。 山田の経歴について、改めて調べ直してみた。WBC、プレミア12、オリンピックの全てでホームランを記録している日本人選手は、山田だけだ。 「大会MVP」にも選ばれた東京五輪では、打率3割5分の好成績も残しており、「国際大会で最も頼りになるオトコ」とも言える。 2月17日から始まる侍ジャパンの強化合宿を指して、こんな情報も聞かれた。 「日本人メジャーリーガーたちの合流遅延は避けられません。その影響で外野手が不足してしまうので、巨人・岡本和真内野手だけではなく、山田にも外野ノックに入ってもらおう、と」(球界関係者) 栗山英樹代表監督も国際試合での打撃力の高さを聞かされているはずだ。 「外野」と言えば、ヤクルトキャンプでも異変があった。 捕手の内山壮真選手がシートノックでレフトに入ったという(7日)。 高津臣吾監督は「打てる捕手」に育てるため、「捕手以外のポジションでも出場できるように」と話していたが、ヤクルトの外野陣にはサンタナ、塩見泰隆、青木宣親、山崎晃大朗、丸山和郁など実力者も多い。 「中村悠平との正捕手争いにも厳しいものがあります。でも、内山が外野の練習を始めたことでレギュラー争いの緊張感も出てきました」(前出・関係者) 主砲、ベテラン、若手が順調な仕上がりを見せていた。山田がWBCで“爆発”すれば、球団史上初の3連覇と「日本一奪回」も見えてくるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年02月03日 11時30分
ロッテ・佐々木朗希、握り変えた“新スライダー”に吉井監督も合格点? WBC次第では開幕投手も浮上か
2月15日、千葉ロッテ・佐々木朗希対ヤクルト・村上宗隆が実現――。 キャンプ2日目(2月2日)、佐々木が初めてブルペン入りした。時折、変化球も交えながら約50球を投げ込んだが、その仕上がり具合は他投手とは比べ物にならないほどだった。3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)に照準を合わせているので「仕上がり」が早いのは当然だが、投球練習中、気になる仕草も見られた。 >>ロッテ・佐々木朗希、松川の致命的欠点をズバリ「あいつ指見えない」 他投手も苦しむ問題点、特番で漏らす<< 「自信を持って投げ込んでいましたね。去年までは真っ直ぐと変化球で、微妙に投球モーションが変わることがあったんだけど、それもなくなりました」 ライバル球団のスコアラーがそう言う。 “気になる仕草”とは、吉井理人監督が詰め寄り、「変化球の握り方」を確認したこと。20球ほどを投げたころだった。吉井監督から歩み寄り、言葉を掛けた。佐々木がそれに応じて、ボールを持ったまま右手を見せた。 その後、吉井監督は二言三言、佐々木に何かを伝え、投球練習が再開された。 「スライダーの握り方を変えたみたい。吉井監督は佐々木がルーキーだった頃から投手コーチとして見てきたので、スライダーの軌道が変わったことに気づいたんです」(チーム関係者) 吉井監督はその「新スライダー」に合格点を与えたという。また、こうも語っていた。 「侍ジャパンのキャンプに来るまでに2、3イニングは投げられる準備を…」 侍ジャパンの強化合宿は2月17日から始まる。9日に打撃投手を務めさせ、調整が順調に行けば、実戦登板も経験させる予定だ。 「15日かな」 吉井監督が明言した。15日はヤクルトとの練習試合が組まれている。 ここで、新スライダーがテストされる。 データを調べ直してみたら、佐々木と村上の対戦は過去4回実現している。 一昨年6月10日の交流戦で、2打数1安打1四球。最初の打席は、直球をライトスタンドに運ばれた。“プロ初被弾”であり、第二打席は三振で斬ったが、第三打席は四球。四度目は昨年の球宴ではあったが、センター前に弾き返されており、力の差は否めなかった。 「村上もWBCに向け、ハイペースで仕上げています。2人の対決は真剣勝負になりそう」(前出・スコアラー) 吉井監督は「チームの柱として投げる自覚と、日の丸を背負う責任を感じた中での自主トレの成果が、ピッチングに表れていた」と、佐々木の成長を認めていた。 WBCでの登板次第だが、吉井監督の脳裏には「開幕投手・佐々木」も視野に入っているのではないだろうか。 「ロッテは敵地PayPayドームで開幕戦を迎えます。第2節は本拠地なので、その第一戦に佐々木を持ってくるのでは」(前出・同) 開幕ローテーションを語るのはまだ早いが、佐々木が重要どころで投げてくるのは間違いないだろう。 昨年の今頃は「直球はキレキレだが、変化球はイマイチ」だった。今年の初ブルペンは正反対で、「球速をセーブさせつつも、変化球はほぼ完成」といった感じだ、 WBCに備えて早めに仕上げたからだろうが、「対村上」にリベンジできれば、自信にもつながるはず。新スライダーに注目だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年01月26日 12時00分
ヤクルト村上宗隆、栗山監督から直電で「日本を背負って」と依頼 WBC選出の舞台裏明かす
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が25日、都内で行われた「Lark新CM発表会」に出席した。 >>全ての画像を見る<< 村上はこの日、法人向け無料ビジネスコミュニケーションツール「Lark」のアンバサダーに就任。同社のCMにも出演し、25日より公開されることを発表。CM撮影については「どんな感じなのかワクワクしました。慣れないことも多く、たくさん撮られて恥ずかしかったんですけど、皆さんの協力のおかげでいいCMになったと思います」と感想を述べた。 CMの出来栄えについては最初、「50点くらい。まだまだ進化し続けないといけないので」と辛口評価だったが、この日改めて完成したCMが披露されると、「最高です」と満面の笑み。「今の見たら100点でもいいのかなって思っちゃいますね」と嬉しそうに話して会場を和ませた。 今シーズンの目標を聞かれると、「日本一奪還」「東京ヤクルトスワローズがこれまでしたことがないリーグ3連覇」「個人としてもキャリアハイの成績を残す」と三つの目標を掲げ、「まだまだ進化できると信じているので頑張ります」と意気込み。「自身の理想形」「野球選手の最終進化形」についても「いつか野球人生が終わるけど、終わった時にいいプレイヤーになれたなと思えることが理想。進化し続けることが大切」と話した。 また、新成人へもメッセージを送り、「困難の乗り越え方」について「人はどんな時も不安な気持ちにもなりますし、結果が出ないと辞めたい、辛いという時もあると思いますが、僕の場合は大きな目標を持ち、それを見失わずにやれば、どんなことも一生懸命できると思ってやっています」と持論を述べる。職場環境を優れたものにする大切さについても、野球を例に力説し、「野球をやる環境はすごく大切ですし、野球というスポーツは環境に左右されたり、個人の成績もそれで変わったりする。一流の環境が必要」と自身の考えを述べた。 最後に村上はWBC選出の舞台裏についても振り返り、「栗山監督から直接電話で『日本を背負って頑張ってくれないか』と言われました」と栗山英樹監督とのやりとりを紹介。「より一層、世界一に向けて頑張っていこうかなと思いました」と述べ、応援してくれている人が多いという地元熊本のファンにも「応援してくださる皆さんには、楽しんでもらえるような、ワクワクするようなプレーをお見せしたいです」と話して笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2023年01月24日 00時00分
ヤクルト村上選手、55人チーム組み新プロジェクト! 地元熊本ニューヒーローと『くまもとワサモンズ』結成、ランダムカード配布も
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が出演している熊本市内の観光スポットを紹介するWEB動画が、24日に公開された。 >>全ての画像を見る<< 村上選手は、2022年に日本人最多となるシーズン56本のホームランを記録。史上最年少で令和初の三冠王に輝くなど、前人未踏の記録を次々と打ち立てた。また、“村神様”で昨年の流行語大賞を受賞し、話題を集めた。 今回、熊本市出身で熊本市親善大使を務める村上選手の背番号“55”にちなみ、熊本市観光促進キャンペーン『55!KUMAMOTO!GO! GO! KUMAMOTO!』がスタート。同キャンペーンの一環として、村上選手が登場するWEB動画『発表!くまもとワサモンズ』が公開された。 同動画では、熊本弁で新しいもの好きを“ワサモン”と言うことから、村上選手をはじめ人気料亭の料理人や美術館の学芸員など、伝統を革新する熊本のニューヒーロー55人が集結し『くまもとワサモンズ』を結成。力強くも軽快な「くまもとワサモンズ球団歌」のリズムに乗り、キャンペーンの公式サイト内で紹介している温泉施設や公園、銘菓店などの観光スポットを実際にその施設に携わるニューヒーローたちが紹介。バッティングやスライディングという、野球を模したユーモア溢れる動作やエネルギッシュな演技など、見どころ満載の映像に。ラストは、日本新記録を樹立した56号ホームランなど、美しいアーチを描く村上選手のパワフルなホームランシーンで締められている。 また、同キャンペーンの公式サイトで紹介されている施設では、村上選手のレアカードを含む『くまもとワサモンズ』55人の「NEW HEROトレーディングカード」がランダムで配布(無くなり次第終了)。また、カードを3枚集めて公式サイトからカードに記載されているコードを使用して応募すると、村上選手の直筆サイン入りポスターや野球ボールなど、豪華景品が抽選でもらえる。『発表!くまもとワサモンズ』動画:https://youtu.be/GJBaicGxn00キャンペーン公式サイト:https://go.kumamoto-guide.jp/
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スポーツ 2023年01月17日 11時05分
前DeNA・三上の巨人入り、きっかけは元コーチ? 支配下昇格は開幕前までに実現か
Gブルペンの合言葉は「村上封じ」。 DeNAから戦力外通告を受け、再起をめざしていた三上朋也投手が原巨人と育成契約を結んだ。 1月16日の契約締結後、オンライン会見に臨んだ三上自身の話によれば、先週末、巨人から連絡をもらったという。 「戦力外通告を受けた選手は年内にオファーをもらえなかったら、『諦めるケース』が多いんですが。三上は年が明けてからも宮古島に行き、そこで練習を続けていました」(球界関係者) 宮古島から帰り、急ぎスーツに着替えて、巨人の球団事務所に向かったそうだ。 >>巨人・原監督、助っ人2名をローテで同時起用? コロナ特例継続は先発運用に追い風か<< 「小谷(正勝)さんが話をつけたんだと思う。2020年、巨人を解雇された宮國椋丞がDeNA入りした際、その橋渡し役も務めているし」 多くの関係者がそんなことを口にしていた。 小谷氏は巨人、旧横浜、ヤクルトなど複数の球団で投手コーチを務め、多くの好投手を育て上げてきた。その教え子の中に三浦大輔監督、巨人・山口鉄也投手コーチもいるので、そんな話も出たのだろう。 その真相はともかく、リリーバーとして実績十分な三上が復活すれば、大きな戦力となるのは必至。しかし、三上に対する評価が両極端に分かれているのだ。 「過去の登板過多の影響で、肩やヒジの状態が良くなかったんです。以前はボールの勢いだけで抑えている感もありましたが、変化球の割合も増えてきました」(スポーツ紙記者)“小谷氏の仲介”が本当なら、復活のメドも立たない投手を推薦することはしないだろう。 昨年8月26日だった。三上はヤクルト・村上宗隆にソロアーチ(47号)を献上し、試合にも敗れている。「三冠王・村上がスゴイ」と言えばそれまでだが、当時のDeNAとヤクルトの試合は“首位攻防戦”。DeNAの快進撃で、三上が村上に一撃を食らって試合を落とすまでは「4ゲーム差」だった。 不甲斐ない救援陣に自身を制御できなかったのだろう。温厚な三浦監督が「コメントはありません!」と吐き捨て、球場を後にしている。その試合を観たプロ野球解説者が、三上についてこう評していた。 「肩やヒジの状態、年齢的なものでボールの勢いがなくなっていました。新しい投球スタイルを確立するのか、それとも、ボールの勢いを取り戻すのか。そこが復活のポイントになりそう」 昨季の巨人の救援防御率は、3・80。リーグワーストだ。人員不足の感もあるので、ペナントレース前に「支配下」となるのではないだろうか。 また、こんな見方ができる。47号を食らったのが三上なら、55号の日本選手最多タイ記録を献上したのは、巨人の守護神・大勢だ。 「大勢は村上にリベンジしたいと思っています」(前出・球界関係者) 巨人投手陣が昨季、村上に打たれた本塁打数は「8」。広島、中日が「13本」を献上しているので“多い”とは言えないが、村上は巨人投手陣から最も多い28打点を稼ぎ出した。村上にリベンジしたい気持ちは三上も同じはずだ。 「村上対策」で、Gブルペンにも早く馴染めるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年01月03日 11時00分
ヤクルト・村上、球審の過剰ジェスチャーにブチギレ? 2022年のプロ野球、審判の言動が悪目立ちした背景は
野球伝来から150年という節目の年だった2022年のプロ野球。昨季日本シリーズでヤクルトに屈したオリックスがリベンジを果たし、26年ぶり5回目の日本一を果たすという劇的な結末だった。 その2022年シーズンではチームの勝敗や選手のプレーが日々注目されたが、ファンの間ではしばしば試合を裁く審判のことも話題に。今季は判定内容のみならず、態度・言動が問題視されたケースも頻発した。 4月24日・ロッテ対オリックス戦では、球審・白井一行審判がロッテ・佐々木朗希に突然詰め寄り問題となった。「3-0」とロッテ3点リードの2回裏2死一塁。佐々木は打席の安達了一に外角ストレートを投じたが、白井審判はこれをボールと判定。この間に一走・杉本裕太郎に二盗も許した佐々木は苦笑いを浮かべた。 すると、白井審判は佐々木の表情を問題視したのか、マスクを外しながらマウンド上の佐々木に詰め寄る。捕手・松川虎生がすぐに制止に入ったこともありそれ以上の事態にはならなかったが、ネット上では「選手に対するパワハラではないか」などと批判が殺到。同月26日にはNPB・井原敦事務局長が処分は考えていないとしつつも「別の方法があったと考えて対応するべきだったという指摘をして、当該審判も深く理解をした」と、審判部内では白井審判への注意があった旨を説明している。 >>ロッテ・松川、“佐々木詰め寄り騒動”の裏側明かし驚きの声 「なんやお前」球審の言動に内心ブチギレ?<< 6月29日・阪神対DeNA戦では、一塁塁審・福家英登審判のジェスチャーが過剰だと問題視された。「2-2」と両チーム同点の2回表1死一塁。DeNA先発・石田健大は打席のガンケルに初球を投じる前に一塁牽制を行う。一走・長坂拳弥は足から一塁に帰塁したが、福家審判は一塁手・ソトのタッチの方が早かったとして、右手拳を上に振り上げアウトをコールした。 ところが、福家審判はこの後も一塁ベース上の長坂に近づきながらアウトのジェスチャーを4回連発。長坂は三塁側自軍ベンチの方へ顔を背けるなど困惑したような様子を見せていた。 9月11日・ヤクルト対DeNA戦では球審・岩下健吾審判の振る舞いがファンのみならず、ヤクルト・村上宗隆からもひんしゅくを買っている。1回表2死二塁、打席の村上はDeNA先発・大貫晋一が投じた内角スライダーを見送る。この球は村上から見て高さはベルト付近とゾーン内だった一方、コースはベース板の右端にかかったかどうかとかなり際どかったが、岩下審判はストライク・三振と判定した。 ただ、岩下審判は捕手のミットにボールが収まってから2秒ほど間を置いた後、右方向を向きながら左手握り拳をアッパーのように突き上げるジェスチャーで三振判定をコール。村上はコールの瞬間に岩下審判の方を振り向き数秒ほど凝視した後、三塁側自軍ベンチ方向を見ながら険しい表情を浮かべるなど不服そうな様子だった。 「審判の言動がファンの間で度々騒がれた今季ですが、シーズン序盤の4月に起こった“佐々木詰め寄り騒動”が影響した可能性はあります。この騒動は同月上旬に完全試合を達成し大きな話題となった佐々木が当事者の一人だったこともあり、各スポーツ紙はもちろんワイドショーなどでも取り上げられるなど球界内外で大きな問題に。また、ネット上では騒動に便乗してか、佐々木に詰め寄った白井審判を含めた複数の審判の過去の誤審疑惑、トラブルなどを蒸し返したり、評判の悪い審判の名前をまとめた“ブラックリスト”のような表を作ったりというファンも散見されました。こうした影響もあり審判に対するファンの目が厳しくなったということが、昨季以前も少なからずあった審判の問題行動がさらに目立つようになった一要因でもあるのでは」(野球ライター) 試合結果以上に審判の言動が注目されることもしばしばだった今季のプロ野球。2023年シーズンもこの流れは続くことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月01日 07時00分
『サンモニ』関口宏の関連発言が問題となるワケ 限界説の真相は
2022年も無事1年間放送された『サンデーモーニング』(TBS系)。日曜の朝、SNSで批判も見られる同番組だが、特に賛否あったのが関口宏のスポーツに対する発言だった。その一部を振り返ってみたい。 9月25日の放送では、当時王貞治氏が持つ1シーズン55号ホームランを放った後、打率が下がり不振に陥っていた東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手について、元福岡ソフトバンクホークスで平成唯一の三冠王を獲得した松中信彦氏が解説する。 >>『サンモニ』関口宏、女子サッカーに「弱い」と笑い 巨人入り松田選手には「わからない」失言連発で批判<< 理論派の松中氏だけに、かなり詳細に技術解説を行うが、関口は「素人にはよくわからない」と発言し、松中氏を驚かせる。さらに「気楽にやってちょうだいよ」とコメントした。 また、11月13日には、野球日本代表侍ジャパン対オーストラリア代表の試合で日本が連勝したことについて、「侍ジャパンが連勝するのは当然」「ただ、時々オーストラリアって逆らうんだよねえ」と発言。 さらにこの日は、福岡ソフトバンクホークスを自由契約となった松田宣浩選手を読売ジャイアンツが獲得したニュースに、「よくわからない、私には」と話したほか、日本女子サッカー代表がイングランドの親善試合に0対4で負けた件にも、「弱いねえ」とコメント。その発言が批判を浴びることになった。 「関口さんは元々スポーツに見識が深くなく、これまでにもゲストに不用意な発言をすることがありました。スポーツ選手に礼節を持つ張本勲さんがフォローしていましたが、いなくなったことで関口さんの不見識な発言が目立つようになってしまった。最近の言動や行動から“限界説”も出ていますが、『サンデーモーニング』のメインターゲットである視聴者層には関口さんの知名度は絶大で、他では視聴率を取れない。また、この番組の出演者は関口さんが事務所の会長を務める三桂所属のタレントが多く出演していることから、関口さんのいない『サンモニ』はあり得ません。彼が降板する時は、番組終了でしょう」(芸能ライター) 1987年から35年続いている『サンモニ』。2023年は、一体どうなるのだろうか。
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スポーツ 2023年01月01日 00時00分
本日、“村神様”の号外配布! ヤクルト村上「日本一を取り返しにいく」2023年の意気込み明かす、『Lark』アンバサダー就任
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が、ビジネスツール『Lark(ラーク)』のアンバサダーに就任。1月1日の日本経済新聞には、村上を起用した全段広告が掲載されている。 村上は、2022年に日本人最多となるシーズン56本のホームランを記録。史上最年少で令和初の三冠王に輝くなど、前人未踏の記録を次々と打ち立てた。また、“村神様”で昨年の流行語大賞を受賞し、注目を集めている。 >>ヤクルト・高津監督が村上絶賛コメントでファン驚き?「去年と違い過ぎ」物議醸した昨オフの酷評に再注目<< 『Lark』は、チャットを起点にメール・カレンダー・ビデオ会議・バックオフィス機能などを展開し、世界150以上の国と地域で活用されている、オールインワンのビジネスツール最終進化形。今回、挑戦し続ける村上に共感し、アンバサダーとして起用した。就任第1弾として、元日の日本経済新聞にて30段全面広告を掲載し、新しいことに挑戦する全ての人にNEW YEARメッセージを発信している。 “村神様”という言葉について村上は、「言葉を考えてくださったファンの皆さまだったり、取り上げてくださったメディアの方の功績が一番だと思います。そこで最後に賞をいただけたということで、その皆様にも喜んでいただけたのかなと思うので、そこが一番嬉しいですね」とコメント。 また、新年の抱負や目標を聞かれると「チームの3連覇と、昨年は目の前で日本一の胴上げされたので、日本一をもう一度取り返しにいくということを考えながら、どうやったらチームのためになるか、どうやったら良い成績を残せるか、どうやったら勝てるか、それを僕個人としても常に考えて、成績に関してもキャリアハイを毎年の成長として目標にしているので、去年の自分より1本でも1打点でも1厘でも多く打てるように頑張っていきます」と意気込みを明かした。 さらに、1月1日10時より、“村神様”の2023年初スイングとなる号外新聞が初詣の参拝客でにぎわう代々木駅、渋谷駅、浅草駅周辺、川崎大師駅周辺、京成成田駅周辺で配布が決定。村上の初公開となるビジュアルと、新年のスタートにふさわしいメッセージが掲載されている(枚数限定の為、なくなり次第配布終了)。
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スポーツ 2022年12月23日 19時30分
ヤクルト・高津監督が村上絶賛コメントでファン驚き?「去年と違い過ぎ」物議醸した昨オフの酷評に再注目
23日放送の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)に、ヤクルト・高津臣吾監督が登場。ヤクルトのプロ5年目・22歳の村上宗隆を絶賛し話題となっている。 番組では事前収録された高津監督のインタビューを放送。高津監督は「80勝59敗4分」でセ・リーグ2連覇を果たした今季の感想などを話したが、その中で絶対的主砲として打線を牽引した村上を絶賛した。 >>ヤクルト・村上の表情に「相当キレてそう」と指摘 三振判定後の一幕が物議、審判の過剰なジェスチャーに批判も<< 今季の村上は出場141試合全てで4番を務め、「.318・56本・134打点」といった数字をマーク。三冠王(プロ野球史上8人目)、最高出塁率(2年ぶり2度目)、リーグMVP(2年連続2度目)、ベストナイン(3年連続3回目)とあまたのタイトルを獲得した。 記録ずくめのシーズンを過ごした村上について、高津監督は「本当の4番打者になってくれた」、「チームも『村上を取って将来こういう選手にしていこうよ』という、いろんなスタッフのミーティングであったりもあるんですけども、本当にその通りというか、それ以上のシーズンを過ごしてくれた」とコメント。2017年ドラフトで1位指名した当初からの期待を上回るほどの選手になってくれたと手放しで称賛した。 また、高津監督は「ベンチにいてもロッカーにいても、先輩・後輩いながら(関係なく)話題の中心になってる存在だとも思いますし、22歳ですけどしっかりチームを引っ張ってくれる大きな存在になったなと思います」と、村上はグラウンド外でもチームリーダーの役割を果たしてくれているとも語った。 高津監督の発言を受け、ネット上には同調の声が上がったが、中には「去年村上に辛口だった高津監督が今年はめちゃくちゃ褒め倒してる」、「MVP獲っても発破かけてた昨オフとは大違いだな」、「今年の成績にケチつけるようなことはさすがになかったか」といった指摘も見られた。 高津監督は昨オフ、「143試合・.278・39本・112打点」でリーグMVP、本塁打王などを獲得した村上について「本当の4番に求めるところと言えばムネ(村上)はまだまだ。こんなもんで真の4番と言われては困る」とコメントしたことが伝えられ、当時のファンの間では評価が厳しすぎると物議を醸している。同監督としては確実性に少し欠けた点、前半(26本)、後半(13本)で本塁打数に差があった点などが不満だったとみられるが、今年に関しては何ひとつ文句のつけようがなかったようだ。 今季の村上の活躍は高津監督のみならず球団も高く評価しており、12月9日の契約更改では3億8000万円増の年俸6億円での3年契約を結んでいる。本人は更改後会見で「本当に球団には感謝しかない。チームを勝たせる中心でいたいという思いは変わらない。もっともっとヤクルトに恩返しをしていきたい」と感謝の思いを口にしているが、来季もグラウンド内外でチームを牽引することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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ヤクルト・村上、残り試合は1番で出場? 本塁打記録更新の援護策には問題点も
2022年09月26日 11時00分
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『サンモニ』関口宏、ゲストに「素人ではわからない」ヤクルト村上選手の解説切り捨て物議に
2022年09月26日 10時40分
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中日、根尾の先発テストを前倒し? 落合ヘッドが示唆も問題は山積
2022年09月22日 11時00分
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ヤクルト・村上、本塁打記録の更新は困難か「至って普通!」語気強める高津監督、内心イライラ?
2022年09月21日 11時10分
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ヤクルト・村上、DeNA戦の死球箇所が紫色に変色? 満身創痍で放った55号に栗山監督も上機嫌か
2022年09月14日 11時00分
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ヤクルト・村上の表情に「相当キレてそう」と指摘 三振判定後の一幕が物議、審判の過剰なジェスチャーに批判も
2022年09月12日 20時30分
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ヤクルト・村上、メンタルが心配? 52号アーチの裏で見せていた“らしくない”プレー
2022年09月07日 11時25分
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ヤクルト・村上、本塁打記録更新に暗雲? 他球団が警戒強化、優勝戦線にも悪影響か
2022年09月05日 11時05分
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ヤクルト・村上にコーチが激怒「お前これはないぞ!」 宮本氏がプロ初弾の舞台裏明かす、浮かれすぎて大目玉?
2022年09月02日 18時45分
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ヤクルト・山田の6番降格、原因は同僚・村上? 高津監督が9年ぶりの起用を行ったワケ
2022年08月25日 11時00分
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スポーツ
ヤクルト・村上、思わぬ本音が映りこんだ? 試合終了直後の映像が話題、マクガフのミスに戦慄か
2022年08月24日 19時45分
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スポーツ
ヤクルト・村上にヤンキース・マリナーズが熱視線? 5打席連続弾にネット裏のスカウトも衝撃か
2022年08月03日 11時10分
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スポーツ
元広島・前田氏、オールスター戦の解説に批判「忖度しろってことか」 本塁打競争中のレアードへの発言が物議
2022年07月28日 19時30分
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スポーツ
ヤクルト対中日戦、雨天中止で明暗分かれる? 中日はアクシデント発生で疲弊か
2022年07月13日 11時25分
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スポーツ
コロナ禍続くヤクルト、試合中止多発で崩壊? 独走態勢を脅かすグラウンド内外の不安要素とは
2022年07月12日 11時35分
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スポーツ
ヤクルト・村上、ヒロイン中の“映り込み”が話題「つば九郎に晒されてる」 青木の過去発言にも注目集まる
2022年07月04日 19時45分
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スポーツ
日本ハム・新庄監督、清宮ら若手に不満? 笑いを交えながらもダメ出し、愛情に応える日はまだ遠いか
2022年05月25日 11時05分
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スポーツ
ヤクルト村上、『情熱大陸』登場のオリ山本に「見ない」SNSのやり取りが話題、「今後のためにも見て笑」の声も
2022年03月22日 20時35分
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スポーツ
ヤクルト・村上が「もうダメだ、終わりだ」と絶望? ベンチでコーチも大激怒、大ブレークの裏にあった挫折を明かし驚きの声
2022年02月16日 15時30分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分