広島
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スポーツ 2020年08月11日 17時30分
前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」
7月26日に横浜スタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。「10-6」で広島が勝利した試合で話題を呼んだのが「1番・中堅」でスタメン出場した広島・西川龍馬のバッティングだった。 話題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドで迎えた5回表の第3打席。西川は相手投手・平良拳太郎が投じた2球目をスイングしたが、顔が左翼方向を向いたままにもかかわらず打球は右翼方向へ。DeNAの右翼・オースティンがフェンス際でジャンピングキャッチしたことでアウトにはなったが、フェンス直撃の長打になっても全くおかしくないほどの大飛球だった。 >>巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは<< この西川のバッティングを受け、ネット上には「今の西川の打ち方ツイスト打法っぽくない?」、「ファインプレーに阻まれたけど見事なツイスト打法だ」といったコメントが多数寄せられた。「ツイスト打法」とは、打つ瞬間に腰を捕手方向にひねることで体の開きを抑えると同時に、反動でバットのヘッドスピードを上げる打ち方のことだが、西川のスイングがこれに該当するとみたファンは多かったようだ。 一方、一部からは「去年の丸みたいなスイングだ」、「丸もハマスタで同じ打ち方してたよね」といったコメントも。名前が挙がっている「丸」は巨人に所属する丸佳浩だが、丸も昨シーズンの試合で西川と同じくツイスト打法でファンの注目を集めている。 2019年9月12日、横浜スタジアムで行われた巨人対DeNAの一戦。同戦に「3番・中堅」でスタメン出場した丸は1回表の第1打席で先制タイムリー、2回表の第2打席で四球を記録するなど結果を残し4回表の第3打席を迎えた。 1死一塁の場面で迎えた第3打席、丸は相手投手・武藤祐太が投じた2球目をスイング。打った瞬間顔は左翼方向を向いていたが、打球は右翼方向への大飛球に。これがそのままスタンドに飛び込む2ランホームランとなり、球場には歓声とどよめきが入り混じった。 さらに、丸は8回表2死一塁の第5打席でも、三塁方向の地面を見ながら放った打球が左翼席への2ランに。ツイスト打法で2本の2ランを放ち、チームの「8-5」での勝利に大きく貢献した。 身体に負担がかかり本来の打撃フォームが崩れるリスクもあるツイスト打法をなぜ取り入れたのか、その理由は試合後の報道で判明する。報道によると、同年9月は同戦前まで打率「.207」と不調だった丸は、同僚の阿部慎之助(現巨人二軍監督)にアドバイスを求めたとのこと。そこで阿部からツイスト打法を勧められたことを受け、「苦肉の策というか、わらにもすがる思い」で取り入れたという。 現役時代はツイスト打法を取り入れていた選手として有名だった阿部からアドバイスを受け結果を出した丸は、「ここまで結果が出るとは思わなかった」と驚き。ただ、同戦後は効果が続かず、本来の打撃フォームが崩れるリスクも考慮し、同年のポストシーズンには元の打ち方に戻したことが伝えられている。 今回話題となった西川は7月26日終了時点の打率が「.336」と、丸のように不調に陥っているわけではない。ただ、西川と丸は2016年から2018年にかけ広島で共にプレーした経験があり、丸の移籍後も試合前練習などで頻繁に言葉を交わしているため、もしかするとこの際にツイスト打法を“伝授”された可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月07日 19時30分
広島中継ぎ陣に「もう何やっても無理」諦めの声 リーグ最低の防御率、「ゲームが壊れてしまう」金村氏・高木氏らも苦言
元阪神で野球解説者の金村義明氏と元横浜で野球解説者の高木豊氏が、共に6日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島の中継ぎ陣について言及した。 広島は2日の対巨人戦から前日の対ヤクルト戦まで3連勝をマークしていたが、6日の試合は「5-9」で敗れ連勝がストップ。同戦は7回表に「5-5」の同点に追いついたものの、7回裏に5番手・薮田和樹が3失点、8回裏に6番手のDJ.ジョンソンが1失点を喫するなど中継ぎ陣が崩れたことが敗因となっている。 番組内で同戦について解説した金村、高木の両氏だが、高木氏は「中継ぎ陣(の立て直し)が急務ですよ」と、今の広島の中継ぎ陣は崩壊していると指摘。続けて、「やっぱりね金村さん、ちょっと手薄ですよね」と金村氏にも意見を求めた。 高木氏の言葉を受けて金村氏も「(中継ぎ陣が)打たれてるVTRを見ても、ど真ん中高めぐらいの(ボールばかり)。もうどんどん打ってくださいというようなボールに見えてしょうがない」とコメント。出てくる中継ぎ投手が軒並み甘いコースにボールを投げていると指摘した。 今シーズンの広島はここまで勝ちパターンを固定できていないが、金村氏は「しょっちゅう中継ぎ、抑えがコロコロ変わってる感じがする。僕はフランスアがいいと思うんですけどね」と、助っ人中継ぎのフランスアを軸に勝ちパターンを考えてみてはと提案。高木氏も「ちゃんと組み立てないとゲームが壊れてしまう」と、早急に勝ちパターンを確立しないと今後も同じような展開が起きかねないと危惧していた。 >>広島・長野、佐々岡監督の“冷遇”で奮起?「ベテランと呼ばれないように」殊勲の一発は復活の兆しか<< 今回の放送を受け、ネット上には「先発が5点取られたのがそもそもダメだけど、同点直後に簡単に逆転された中継ぎはもっとダメ」、「今シーズンはもう10試合くらい中継ぎのせいで負けてるし、いいかげんに勝ちパターンを確立してほしい」、「とりあえず今日炎上した薮田は二軍に落として、代わりに二軍で好投してる田中(法彦)あたりを昇格させるべきだ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「中継ぎ陣は入れ替わり立ち代わりみんな打たれてるからもう何やっても無理だよ」、「金村が挙げたフランスアも言うほど成績良くないから勝ちパターンに入れても効果はないと思う」、「救世主になりそうな選手も見当たらないし、いっそのこと西武みたいに打ち勝つ方向にシフトした方がいいのでは」といった諦めの声も複数見受けられた。 「今シーズンの広島は6日終了時点の救援防御率が『5.03』とセ・リーグ最下位な上、個人別で見ても中継ぎ登板した投手14名のうち、防御率3点以下は菊池保則(2.93)、DJ.ジョンソン(2.53)の2名のみとほとんどが打ち込まれている状況。金村氏が期待したフランスアも『3.45』と、抑えにするには不安が残る数字です。それならば二軍から誰か昇格させればいいという話になりますが、二軍で一定の成績を残している一軍未登板の中継ぎは岡田明丈(2.25)や田中(2.00)ぐらいのもの。彼らが一軍でも好投すれば話は早いですが、もし打ち込まれるようなことになればいよいよ打つ手がなくなりそうです」(野球ライター) 中継ぎ陣が不安定な一方でチーム打率はリーグ1位(.281)、得点数は同2位(180得点)と打線は機能している広島。中継ぎが強固になれば現在5位の順位も上がっていくことが予想されるが、佐々岡真司監督をはじめとした首脳陣はうまくテコ入れをすることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月05日 11時40分
広島・長野、佐々岡監督の“冷遇”で奮起?「ベテランと呼ばれないように」殊勲の一発は復活の兆しか
広島が長野久義と田中広輔の2発で東京ヤクルトに快勝した(8月4日)。順位表では5位、最下位チームとの僅差での争いからまだ抜け出せていないが、同日の勝利は意義深い。 というのも、火曜日の勝利は“今季初”なのだ。火曜日は連戦スタートの初戦、つまり、広島は“エース対決の試合”をモノにできず、黒星先行の状況で対戦カードを戦ってきたのだ。初の白星スタートは、間違いなくチームの雰囲気も明るくさせるはずだ。 「先に点を取ったのはヤクルトの方。でも、走者を背負いながらも『0点』に抑え、その粘りが守っている野手のハートに火をつけたのかもしれません」(スポーツ紙記者) 7回、同点に追いつく3ランを放った長野だが、ここ最近は「3番・左翼」でスタメン出場が続いている。移籍一年目の昨季は打撃不振に喘いでいたが、今年は違う。強い闘争心を持って試合に臨んでいる。 >>広島・田中の打球がフェンス際で消滅! 犯人はまさかの同僚だった? 審判も驚愕した“ホールインワン”級の珍事<< 今季初打席となった6月20日だが(DeNA)、試合後、記者団に興味深いコメントを寄せていた。 「ベテランと呼ばれないように頑張りたい」 開幕戦は出番がなかった。堂林の復活、西川龍馬の成長なども重なって、「今年はスタメン出場の機会が激減しそう。代打稼業ということも」と、完全なレギュラー落ちも予想されていた。しかし、一番危機意識を持っていたのは、長野本人だった。 「移籍した昨季は『禁酒』の誓いを立ててシーズンに臨みました。お酒で失敗したことはありませんが、巨人時代から酒豪で知られていて、それを快く思っていない年長者もいました」(球界関係者) 巨人時代から後輩に慕われ、練習もマジメにこなすタイプだった。丸佳浩のFA移籍に伴い、人的補償で移籍した経緯は今さらだが、こんな指摘も聞かれた。 「メディアに発表されるもっと前から、球団(巨人)から通達がありました。長野はチームメイトたちにお別れを告げ、しばらくの間、長野の広島行きは公然のヒミツのように扱われていました。本人は『驚いたでしょ~?』とふざけて返していましたが」(前出・同) 球団が変われば、練習サイクルも変わる。昨季の不振はその戸惑いや気疲れも影響していた。 「広島に移籍し、『走れない』と言われたのがショックだったみたい」(前出・同) 3番で固定される前の7月23日、佐々岡真司監督は前日スタメン出場し、練習もともに行っていた長野をベンチ入りメンバーから外した。「怪我?」と担当メディアはざわついたが、佐々岡監督は「元気ですよ」と故障説を否定したが、ベンチ入りメンバーから外した詳しい理由は説明しなかった。 捉えようによっては“戦力外”だ。しかし、それが長野の気持ちに再び火をつけた。30代半ばの選手の衰えには「惰性」もある。本人は意識していないつもりでも、「なんとなく」で練習をこなし、試合で結果を出せなくても、「なんとかなるさ」と思ってしまう。 継投策の失敗など酷評の続く佐々岡監督。だが、長野を蘇らせた采配はさすが。堂林、田中もそうだ。チームも復活といきたいところだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月03日 15時45分
炎上の巨人・桜井に「何をやっていたのか」 堀内元監督が“準備不足”を指摘、宮本コーチは二軍降格を明言か
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、2日に自身の公式ブログに投稿。プロ5年目で26歳の巨人・桜井俊貴について言及した。 桜井は同日に行われた対広島戦で先発するも、「2.1回5失点・被安打7・1四球」と炎上し降板。その後チームは「2-9」で敗れ、桜井には今シーズン2敗目が記録された。 初回、広島・鈴木誠也に浴びた2ランを皮切りに、3イニング連続で失点を喫した桜井。堀内氏は鈴木からの被弾について、「アウトコース狙ってんのにシュート気味にど真ん中入ってきた。あれはやられるよ」と失投を指摘した。 堀内氏は続けて、「今日の桜井 スピードはない。コントロールはない。球の力はない。ストライクは入らない。酷い、酷すぎます」と、鈴木からの被弾を含め桜井の投球をバッサリ切り捨てた。 桜井は前回登板した7月26日・対ヤクルト戦では、「7.2回4失点・被安打6・4四死球」と粘りの投球で勝利投手となっていた。堀内氏は「一週間何をやっていたのか疑いたくなるレベルの酷さ」、「軽々しく『絶対』という言葉は使いたくないけど、これは絶対に調整の失敗 そうとしか考えられん」と、中6日の期間内に準備を怠ったことが原因だと推測していた。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 今回の投稿を受け、ネット上には「確かに鈴木への球は失投だったと思う、捕手が構えたコースから大きく外れて真ん中にいったし」、「四球は1個だけだったけど、ずっとコントロールがバラバラだった」、「初回から3イニング連続失点は話にならない、攻撃する野手陣の士気にも関わりかねない」、「ここのところずっと立ち上がりに失点してるし、一度先発ローテから外した方がいいのでは?」といった反応が多数寄せられている。 「今シーズンの桜井は開幕から6試合に先発登板していますが、同戦を含め4試合連続で初回に失点。シーズン成績が『2勝2敗・防御率4.81』とピリッとしない原因が、立ち上がりの不安定さにあることは明白です。当然、本人もこの課題を認識して改善に取り組んでいるとは思いますが、同戦の結果を見るに取り組みの方向性が間違っているようにも思えます。昨シーズンの桜井は先発・中継ぎとして8勝を挙げるなど結果を残していますが、この頃の投球を取り戻させるために、首脳陣は一度ローテを外し腰を据えて復調に努めさせるべきと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後の報道では巨人・原辰徳監督が「立ち上がりをもう一つ工夫しないと」と注文をつけ、宮本和知一軍投手チーフコーチが二軍降格を明言したことも伝えられている桜井。ローテのみならず一軍からも外れる形となったが、二軍で復調のきっかけをつかむことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年08月01日 11時00分
広島・田中の打球がフェンス際で消滅! 犯人はまさかの同僚だった? 審判も驚愕した“ホールインワン”級の珍事
7月24日に神宮球場で行われた巨人対ヤクルトの一戦。「5-5」で引き分けに終わったこの一戦だが、とあるプレーがファンの注目を集めた。 話題となったのは、「5-2」とヤクルト3点リードで迎えた7回表に飛び出たプレー。この回巨人は先頭・吉川尚輝がソロホームランを放ち1点を返すと、続く重信慎之介も右翼フェンス際へ大きな当たりを放つ。ヤクルトの右翼手・山崎晃大朗はジャンピングキャッチを敢行するも捕球できなかった。 ところが、フェンスに直撃したはずの打球はなぜか跳ね返ってこずに“消滅”し、山崎は周りをキョロキョロ。異変を察知した審判が確認したところ、重信の打球は勢いが強かったのか、フェンス上部の金網を突き破りスタンドに入ったことが判明。これを受けた審判団は協議を行った上で、重信の打球をエンタイトルツーベースとして無死二塁で試合を再開する旨を場内にアナウンスした。 球場がどよめきに包まれたこの場面を受け、ネット上には「打球がフェンス貫通するとか初めて見た」、「こんな昭和のスポ根漫画みたいなことあるんだな」といった驚きの声が多数寄せられた。中には、「マツダスタジアムの打球消滅に匹敵する珍事だ」、「ちょっと前にズムスタでも同じことなかったか?」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「マツダスタジアム」、「ズムスタ」は、広島の本拠地球場であるMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島。今から3年前の2017年シーズンの試合中に、今回と同じく打球が消滅する珍事が起こっている。 2017年6月23日、同球場で行われた広島対阪神の一戦。1回裏、広島の先頭・田中広輔が、阪神先発・メッセンジャーの初球をフルスイング。左翼フェンス際に伸びた打球に対し、阪神の左翼手・福留孝介はジャンピングキャッチを敢行。TV中継の画面を見る限りでは、福留が倒れ込みながら捕球したかに思われた。 ところが、起き上がった福留は周囲を見渡した後、狐につままれたような表情で棒立ちに。その後、審判に対しフェンスを指さすジェスチャーを見せた。これを受けた審判団はリプレー検証を含めた確認を行うため、田中の打球に一旦本塁打の判定を下した上で確認に入った。 その後リプレー検証などで審判団が確認したところ、田中の打球はなんとフェンスを覆うラバーの裂け目に、ゴルフのホールインワンのようにすっぽりと入っていたことが判明。裂け目に入らずに跳ね返っていればフェンス直撃のツーベース、あるいはスリーベースの可能性もあった打球だったが、審判団は確認後に田中の打球をエンタイトルツーベースとすることを場内にアナウンス。無死二塁で試合は再開された。 その後試合は初回に3点を先制した広島が「13-3」で勝利したが、試合後にはすぐにラバーの裂け目の修復作業が行われた。また、試合後の報道では、審判団の1人である橘高淳審判が「福留選手が捕球したと思ったらボールがなかった。ボールを探したけどなかった。まさかラバーをぶち破るとは思っていなかった」と驚きを口にしたことも伝えられている。 なぜフェンスを覆うラバーに裂け目ができていたのか、この理由もまた試合後の報道で判明している。報道によると、珍事につながる打球を放った田中が「松山さんが練習中にフェンスに登った時に空けた穴だって言っていました」と打球はラバーをぶち破ったわけではなく、同僚の松山竜平が空けた穴に偶然入ったという旨を語ったという。 マツダスタジアムのフェンスは他球団の本拠地球場に比べ足をかけてよじ登りやすい構造をしており、過去には赤松真人、天谷宗一郎(いずれも元広島)がそれぞれホームラン性の当たりをフェンス上でキャッチし大きな話題を呼んでいる。そのため、同球場ではフェンスに登る練習も頻繁に行われているが、田中曰くその練習の過程で松山が誤って傷をつけてしまったとのことだ。 重信の打球で突き破られた神宮球場のフェンスについて続報は特に伝えられていないが、おそらくマツダスタジアムの試合後と同じようにすぐ修復されたことが濃厚。各球団の本拠地球場は定期的に設備点検が行われているが、今回の件は球場関係者も「まさか」と思ったかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月29日 17時00分
エモやん、中日広島戦の判定に苦言「野球じゃなくなっちゃう」 アウト取消のクロスプレー、「會澤のタッチが甘すぎた」と反発も
元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、28日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演。同日に行われた中日対広島戦での審判の判定に苦言を呈した。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 江本氏が問題としたのは、「2-1」と広島が1点リードした8回表1死一塁での判定。この場面では打席の中日・ビシエドがツーベースを放ったが、一塁ランナーの大島洋平は一気に本塁に突入しクロスプレーに。一度はアウトの判定が下されたが、中日・与田剛監督が要望したリクエスト検証の結果セーフに。広島・佐々岡真司監督は抗議こそしなかったものの、ベンチ内であ然とした表情を浮かべていた。 このプレーについて江本氏は「(コリジョン)以前だったら完全にアウトのタイミング」と、捕手と走者の衝突を防ぐための規則である「コリジョンルール」(2016年から適用)が広島捕手・會澤翼のタッチを鈍らせたのではと推測。実際、試合後の報道では會澤が「コリジョンを考えながら(のプレー)だった」と語ったことが伝えられている。 だが、江本氏はこの点を踏まえても今回のプレーはアウトだったとした上で、「(審判の判定が)こういうことになってくると、二塁(上)のダブルプレーなんか全部セーフになる」くらい理解できない判定だとコメント。さらに、「(広島の守備陣が)素晴らしいカットプレーを見せて本塁で完全なアウトのタイミングで、(審判が)アウトにしなかったら野球じゃなくなっちゃう」と、野球の根幹を揺るがしかねないとまで指摘していた。 江本氏の発言を受け、ネット上には「ビデオ判定を見ても完全にアウトの誤審だった、エモやんはよくぞ言ってくれた」、「ルールを守った結果取れたはずのアウトが取れないってなったら捕手はどうしようもないよなあ」、「會澤はランナーより明らかに早く捕球してたんだから、みなしアウトにするべきだったのではないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「會澤のタッチが甘すぎたのが悪い、なんでランナーを迎えるような形でタッチにいったんだ」、「コリジョンの適用範囲は捕球前が対象だから、先に捕球した會澤は前に出て走路上でタッチすれば良かったのでは?」といった、會澤に非があったとするコメントも複数見受けられた。 「江本氏や會澤が言及しているコリジョンルールについて、公認野球規則には『捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない』と、捕球後のプレーは適用範囲外である旨が記載されています。今回のプレーでは會澤は捕球後に本塁上で大島を待ち構えるようにタッチに行っていますが、走路上に出てタッチに行ってもコリジョンが適用されることはなかったのではと考えているファンは一定数見受けられます」(野球ライター) 試合後の報道では、佐々岡監督が「あのタイミングでセーフになると難しいところがある」と會澤をかばったことも伝えられている今回のプレー。際どい判定にモヤモヤを抱えたファンやOBは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月17日 17時00分
巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、16日に自身の公式ブログに投稿。巨人・広島のリリーフ陣に苦言を呈した。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 今回のブログに堀内氏は、同日に行われた巨人対広島戦について投稿。記事前半で巨人が9年ぶりにマツダスタジアムで同一カード3連勝をマークしたことを喜んだ一方、後半で両チームのリリーフに苦言を呈した。 「9-4」で巨人が勝利した同戦だが、巨人は2点、広島は6点をリリーフ陣が失っている。このこともあってか、堀内氏は「両チームともリリーフがあれだね」と、出てくる投手が軒並み不安定だと主張した。 3カ月の開幕延期を経て過密日程で行われている今シーズンは、先発が長いイニングを投げずに降板し、残りの回はリリーフがつぎ込まれるという試合も珍しくない。堀内氏は「先発がみんなして5回までしか投げてくれないようじゃ どうしてもリリーフに負担がかかってくる」と理解を示したものの、「にしてもあれだね」と再度両軍リリーフ陣のもろさにため息をついていた。 今回の投稿を受け、ネット上には「本当に毎試合リリーフが不安定すぎる」、「先発が点取られて降ろされて、後を受けた中継ぎもズルズル失点と悪循環が続いてる」、「両軍とも先発が崩れたら試合にならなくなるのが苦しいな」、「お互いに昨シーズンはここまでひどくなかった、やっぱりコロナが影響してるんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 「16日終了時点のリリーフ防御率を見ると、巨人は『4.22』、広島は『5.01』と両軍ともに不安定な状態に陥っています。特に深刻な状態なのが、勝ち試合を締める抑え。当初は巨人がデラロサ、広島がスコットに抑えを任せていましたが、デラロサは左脇腹の肉離れ、スコットはたび重なる背信投球でそれぞれ二軍落ち。現在は巨人が澤村拓一、広島が菊池保則を急きょ代役守護神として起用しています。今シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大による開幕延期・外出自粛の影響で、満足な練習を積めなかった投手陣には受難の年になるのではと危惧されていましたが、ここまではその懸念が的中する形になっています」(野球ライター) 昨シーズンのリリーフ防御率は巨人が「3.77」、広島が「3.68」と、どちらも3点台に収まっていた。今シーズンの急激な防御率悪化に対し、巨人・原辰徳監督、広島・佐々岡真司監督の両名は今後どのようにテコ入れをしていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年07月16日 17時00分
広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も
15日に行われた広島対巨人の一戦。この試合に「6番・捕手」でスタメン出場した広島・會澤翼のプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 問題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドの6回表に飛び出たプレー。この回、広島は2番手・島内颯太郎が巨人先頭の陽岱鋼に四球を与え無死一塁に。ここで迎えた巨人・炭谷銀仁朗が、バックネット方向へフライを打ち上げた。 すると、このフライを追うため背後に走り出した會澤が、進行方向に立っていた審判を押しのけるようにタックル。突き飛ばされた審判は転倒したが、會澤は目もくれずフライを追っていった。 フライがスタンドに入りファールとなった後、會澤はすぐに審判の元に駆け寄り謝罪。審判も「気にするな」と言わんばかりに會澤の肩をポンポンとたたき、試合は特に支障なく続行された。 このプレーを受け、ネット上のプロ野球ファンの間では「いくら邪魔とはいえあそこまで突き飛ばす必要は無かっただろ」、「退場レベルのプレー、暴力行為ととられても文句言えないくらいのぶつかり方だった」といった批判が挙がったが、「懸命に追った結果だからこれは仕方ない」、「今のは審判が悪いな、フライ上がった瞬間にすぐに横に避けないと」といった擁護の声も寄せられた。 一方、「會澤はこの間のヤクルト戦でも打者を突き飛ばしてただろ」、「先日のヤクルト戦といい今日といいプレーが荒すぎる」といった、ヤクルトを絡めたコメントも複数見受けられた。 「一部ファンがヤクルトの名を挙げているのは、1日・ヤクルト戦での會澤のプレーが理由だと思われます。會澤は同戦の4回裏、ヤクルト・古賀優大が仕掛けたバントを処理する際、打席内の古賀の顔面を左ひじで押しのけながら打球を捕球しています。この時にもネット上には『さっさと一塁に走らない古賀が悪い』、『押しのける動作は絶対に必要なかった、怪我したらどうするんだ』といった賛否の声が数多く寄せられました。今シーズン以前には見られなかったようなプレーが連続したため、今回も波紋を呼ぶ形になったようです」(野球ライター) プロ野球の試合では1つのアウトが勝敗を分けることも珍しくないため、會澤が必死でアウトを取りにいくのは当然。ただ、中には周囲に怪我をさせる危険性があると反感を抱いているファンもいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月16日 11時30分
広島、“お得意様”巨人と立場逆転?「何か打開策を練らないと」首脳陣が危機感を募らせるワケは
試合後に出た言葉に、取材陣は驚きを隠せなかったそうだ。マツダスタジアムで行われた巨人戦で、広島は大量12点を奪われ、大敗した(15日)。打線も巨人・戸郷の前に沈黙し、9回にようやく鈴木誠也の一発が出て、完封負けを逃れる始末…。朝山東洋・打撃コーチは戸郷相手に続けて敗北を喫したことを聞かれ、こう答えた。 「何か、打開策を練らないと。僕らが違う方面から対策やアドバイスができれば」 近年、広島は巨人戦に勝ち越してきた。巨人が優勝した昨季も14勝10敗1分けと勝ち越し、前年覇者の意地を見せている。だが、今季の両チームの対戦はここまで、広島の1勝3敗1分け。広島サイドから“苦手発言”が出たようにその立場は逆転しつつある。 「戸郷は広島戦に2試合先発し、2勝。北村、ウィーラーも広島投手陣との相性が良く、4番の岡本は広島戦に2試合続けて本塁打を放っています」(スポーツ紙記者) もっとも、広島に詳しいプロ野球解説者によれば、同日先発のK・ジョンソンは「雨天になると、極端にピッチング内容が悪くなる」という。また、試合前のことだ。チームの精神的支柱でもあるベテラン・石原慶幸捕手の二軍降格が発表された。佐々岡真司監督は「下(二軍)で試合に出てもらう」と、降格理由を説明していた。石原は試合にほとんど出ていない。実戦感覚を失わないための措置としていたが、 「石原はK・ジョンソンと息が合うんです。打撃力のある會澤捕手をスタメンから外すのはコワイですが、同日、K・ジョンソンをリードさせる選択肢もあったはず」(前出・プロ野球解説者) との指摘も聞かれた。 K・ジョンソンが苦手な雨、相性の良い石原の二軍降格と、不運も重なったようだが、今季の広島は明らかに様相が違う。 「20試合を経過し、広島はチーム全体でまだセーブポイントが『1』しかありません。救援陣の活躍を示すHPも『9』。東京ヤクルトはすでに『33』もカウントしているのに」(前出・同) 投手陣、それもリリーフ陣の不調が影響しているようだ。 「佐々岡監督はリリーフ陣の配置替えを含め、まだ色々とテストをしているようですね」(球界関係者) セーブポイント、つまり、クローザーの話だが、開幕からそのポジションを任されたスコットは救援失敗が続き、二軍落ちした。佐々岡監督がその代役クローザーに、昨季トレード加入した菊池保則を“大抜てき”した。 「菊池はプロ13年目。主にリリーフでやってきましたが、通算でセーブを挙げたことがありません。佐々岡監督は現役時代にリリーフも経験しているので、適任かどうかを見定める目は確かです。でも、一番驚いていたのは菊池でした」(前出・スポーツ紙記者) その菊池がプロ初、そして、現時点でチーム唯一のセーブポイントを挙げたわけだが、手厳しい意見も聞かれた。 「スコットの二軍降格は7月3日。菊池にクローザーを通達したのは、7日でした」(前出・関係者) スコットを降格させた翌4日、5日だが、広島は矢野阪神に連敗を喫した。6日は予備日だったものの雨天中止、7日も雨天中止だった。「新クローザー・菊池」が登板したのは翌8日だった。佐々岡監督は手探り状態での投手継投を続けている。救援陣が不安定なので、広島ナインも先取点を取られた時点で浮足立ってしまうのだろう。一日も早く“勝利の方程式”を完成させなければ、首位巨人とのゲーム差は縮まらないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月11日 17時00分
DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策! 与田監督とはくっきりと明暗? サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド”
7月7日に行われた中日対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に注目を集めたのが中日・与田剛監督の采配だった。 両軍「1-1」で迎えた延長10回表、与田監督は岡田俊哉をマウンドに送ると同時に、捕手をA・マルティネスから加藤匠馬に変更。この回中日は1点を勝ち越されてしまうが、その裏に2死満塁のチャンスを作った。 ところが、与田監督は加藤を最後にベンチ入り野手を全て使い切っていたため、迎えた8番の岡田に野手の代打を出すことができず。苦肉の策として投手・三ツ間卓也を代打に送るも、三ツ間は空振り三振に終わり「1-2」で敗戦してしまった。 >>中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省<< 無計画な選手起用で勝機をつぶしたとして、ネット上には与田監督に対する批判の声が多数寄せられた。その一方で目に付いたのが、「代打ウィーランドを思い出すな」、「代打が三ツ間じゃなくウィーランドなら何かが起こったかもね」といったコメントだった。 コメント内にある「ウィーランド」とは、2017年から2018年にかけてDeNAでプレーした助っ人投手のこと。2年間で14勝を挙げるなど一定の数字を残した投手だが。実は在籍中にDeNA・ラミレス監督から代打として起用されたことがある選手でもある。 2018年8月3日、横浜スタジアムで行われたDeNA対広島の一戦。試合は8回裏終了時点までDeNAが「6-3」でリードしていたが、9回表に広島が3点を挙げ同点に。そのまま試合は延長戦に突入したが、延長11回裏にDeNAが2死一、二塁とチャンスを作った。 一打サヨナラのこの場面で、DeNAの打順は7番・嶺井博希へ。ところが、ラミレス監督はここで嶺井に代え、なんと投手のウィーランドを代打起用。控え野手にはまだ伊藤光が残っていたということもあり、球場はどよめきに包まれた。 なぜラミレス監督が奇策に走ったのか、それにはウィーランドの打撃力が関係していた。実はウィーランドは投手でありながら、前年に「.229・3本・12打点・11安打」といった打撃成績をマーク。特に対広島戦では「.538・3本・9打点・7安打」と驚異的な数字を残していた。こうしたデータを元に、ラミレス監督はウィーランドを切り札として代打起用した。 打席に入ったウィーランドは1、4球目を空振るも、それ以外の球は全て見極め四球をゲット。2死満塁とチャンスをさらに広げ、次打者・倉本寿彦のサヨナラタイムリーを呼び込んだ。 試合後の報道では、ウィーランドが「監督から代打を告げられてワクワクしていた」とやる気満々で打席に臨んでいたことが伝えられている。また、起用したラミレス監督は「彼が塁へ出たことで試合に勝てた。素晴らしい打席だった」と称賛し、倉本も「ウィーランドのあの粘りを見たら思い切っていくしかないと思った」とサヨナラ打の原動力になったと語っている。 ただ、シーズン全体で見れば、2018年は「.182・1本・2打点・6安打」と打撃成績は下落。まだ、本業の投球でも2ケタ10勝を挙げた前年とは一転し4勝に終わるなど成績を残せなかったため、同年限りで退団となっている。 2018年に退団した後に韓国・起亜に1年間所属し、現在はアメリカ独立リーグでプレーしているウィーランド。退団から2年が経過した現在も、代打起用の衝撃は多くのファンの心に残っているようだ。文 / 柴田雅人
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