女子プロレス
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スポーツ 2020年03月25日 22時30分
スターダム岩谷麻優、1回戦失格も「木村花はいいライバルになる」
スターダム『シンデレラトーナメント2020』▽24日 東京・後楽園ホール 観衆538人 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムが、毎年恒例の春の最強“姫”決定戦『シンデレラトーナメント2020』を24日、東京・後楽園ホールで開催した。 全16選手が参加する中、1回戦では渡辺桃、ジュリア、小波、朱里、中野たむ、刀羅ナツコが順調に1回戦を突破する中、林下詩美と舞華の因縁対決は、10分時間切れ引き分けのドローで両者失格に。1回戦から準決勝までは、10分1本勝負、時間切れ引き分けやオーバー・ザ・トップロープによる場外転落は失格になるというゲーム性の強いワンデートーナメントなだけに、引き分けによる失格は痛い。 1回戦の最後は、新日本プロレス1.4東京ドーム大会でのタッグ戦以来となるワールド・オブ・スターダム王者の岩谷麻優と、恋愛バラエティ番組『テラスハウス』に出場し知名度が上がってきている木村花の一騎討ち。花には来場していたテラスハウスの仲間からも熱い声援が飛んでいた。試合は花が強烈な張り手を見舞い、スタートダッシュに成功する。最近は長期戦が多く、試合の終盤に盛り返すスタイルの岩谷は出鼻を挫かれたかのように見えたが、花の勢いに乗せられたのか激しく応戦。お互いに場外転落を狙うも、花がコーナー最上段で卍固めを決めると、耐え切れなくなった岩谷の体勢が崩れてしまい、両者同体で場外へ転落したため、この試合も両者失格となった。 試合後、花は充実した表情を見せながら、「岩谷麻優ならやっても大丈夫と思って、普段やらないことをやったんですけどね。今までモヤシとか言ってましたけど、きょうは全然違うなと思った。今度はゆっくり試合をしたい。(岩谷の赤いベルトは?)もちろん!狙っていきます」とタイトル挑戦に意欲を見せると、岩谷は「去年は怪我で出られなかったので、今年は優勝して久しぶりにドレスを着たかったけど…コーナートップから卍固めをやられたら、花は体重何キロか知らないけど、耐えられない。気づいたら転落してたんですよ。でも、向こうも落ちたんで、自爆ですかね。同時に相手も落ちたのは良かった。花のあの肉付きを見たらヤバかった。そういう成長が見られたのは良かったですね。またやりたい。木村花はいいライバルになると思う」と花の存在を視界に入れたようだ。 「花とは初めての東京ドームで、最初に手を合わせて、初めてフォールを取ったりしてるので、やるならいい舞台で闘いたい。今年のトーナメントは悔しい。私は長期戦が得意なんですよ。10分じゃ足りないかなという不安があったけど、10分以内に決着がついた。私、親知らずを2本抜いてて、最初に張り手をしてきたとき、潰しにきてるなと思いましたね(笑)。この親知らずの痛みは張り手1発で倒せますから。赤いベルトを持ってるので。岩谷麻優を潰すという気持ちのある選手がいるということは、トップ選手の証。追われる自分が好きですね」 彩羽匠、ジャングル叫女、そして木村花と、岩谷包囲網が出来つつある状況を岩谷は「楽しい」と言い切った。女子プロレス界の棚橋弘至の異名を持つ岩谷は、やはり強い選手たちに追われ続けるのだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月23日 22時30分
スターダム、3.24後楽園決行!シンデレラトーナメント1回戦から岩谷麻優対木村花!
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは20日、都内の道場で会見を行い予定通り、24日の東京・後楽園ホール大会を開催すると発表した。毎年恒例となっている、春の最強“姫”決定ワンデートーナメント『シンデレラトーナメント2020』を開催する。 今年で6回目を迎える『シンデレラトーナメント』の歴代シンデレラは次の通り。2015年、2016年 岩谷麻優2017年 トニー・ストーム2018年 渡辺桃2019年 星輝ありさ 今年は16選手が参加し、ワンデートーナメントが繰り広げられる。昨年優勝の星輝は負傷欠場中につき、トーナメント参加が見送られた。▼1回戦対戦カード渡辺桃 対 スターライト・キッドジャングル叫女 対 ジュリア小波 対 AZM朱里 対 ジェイミー・ヘイタ―中野たむ 対 鹿島沙希上谷沙弥 対 刀羅ナツコ林下詩美 対 舞華岩谷麻優 対 木村花※1回戦から準決勝は10分1本勝負、決勝のみ30分1本勝負。オーバー・ザ・トップロープでの場外転落は失格。時間切れドローは両者失格となる。 特別ルールが採用されているため、過去には準決勝の第2試合が決勝になったこともある。両者失格がトーナメントを予期せぬ流れに引き寄せる可能性を秘めているのが面白いところ。ジュリアや朱里が参戦するなど見どころ満載だが、1回戦の最後に組まれたワールド・オブ・スターダム王者の岩谷麻優と、恋愛バラエティ番組テラスハウスに出演し、世間的な知名度も上昇中の木村花の一戦は、花にとって大一番となった。ここを突破するようなことがあれば、岩谷が保持している「赤いベルト」が見えてくるのではないだろうか。 岩谷は「今回、久しぶりにお客様の前で試合できることをすごい楽しく待ち望んでいたことなので、嬉しく思っております。シンデレラトーナメント、今年で5回目?(実際は6回目)ぐらいなんですけど、初代、2代目、優勝者は岩谷麻優だったので、今年は久しぶりにシンデレラのドレスを着たいなと思います」と優勝に意欲を見せると、花は「赤いベルトも羨ましいし、女子プロレス大賞も羨ましいし、私飛んだり跳ねたりとかしないから、そういうのもいいなって思うし、岩谷麻優を見てると、いいなって思うことが多くて、それを根こそぎ奪いたい」と挑発した。両者は直近で、新日本プロレス1.4東京ドーム大会でタッグ対決し、岩谷が花からフォール勝ちを収めている。この試合の結果がトーナメントの行方を左右するのは間違いないだろう。 スターダムでは、現在TOKYO MXで放送中のレギュラー枠が、4月4日より毎週土曜夜9時のゴールデンタイムに移動することが決定。また、今回のトーナメントでは、8日に開催された無観客試合に引き続き、WWE殿堂入りを果たした獣神サンダー・ライガー氏が実況席のゲスト解説を務めることも決定した。ライガー氏は「続けて見てみたい」と語っていただけに、どんな言葉が飛び出すか注目だ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月17日 22時30分
「ホントは客席で見るつもりだった」彩羽匠、スターダム岩谷麻優戦の秘話を披露!
レジェンドレスラー長与千種が旗揚げした、女子プロレス団体マーベラスの代表を務める彩羽匠が、リアルジャパン『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.5』(19日 東京・後楽園ホール)に参戦するにあたり、取材に応えた。彩羽は崖のふちプロレスの松本都とのタッグで、朱里&安納サオリと対戦する。 タッグながら、朱里との絡みは女子プロレス界においても注目されるが、「最近はけっこう他団体でも絡みがありますね。お互いに蹴りを使うし。朱里選手は格闘技の経験からも、相手を一発で動けなくする蹴りを持ってる。実は、長与さんから蹴りを教わった時にも、佐山さんの名前が出てきてたんですよ。長与さんも教わっていたみたいで、腰をこう使うんだとか指導を受けていたみたいです。そういった部分で自分にも意地があるので、絶対にその蹴りでは倒れたくないですね。自分も逆に一発で倒せちゃうよっていうところを見せたいですね」と語り、佐山から教わった千種の弟子として、佐山の団体であるリアルジャパンのリングでは、朱里に負けられないという気持ちを明らかにした。 彩羽と言えば、2月8日に古巣であるスターダムに電撃参戦し、Sareeeが直前に欠場したことから、空いてしまった岩谷麻優の相手をメインイベントで務め、スターダムのアイコンと好勝負を展開した上で、勝利を収めている。「前日の夜ですよ、決まったのが(苦笑)。スターダムを見ようと、当日のチケット取ってましたからね、自分。客席で見るつもりだったんですよ!Sareeeさんと麻優さんの試合が見たくて、チケット取ってもらっていたんですよね。でも、急に参戦が決まって、自分からキャンセルしてもらいましたよ(笑)。客席から見るつもりが、まさかリングに立つとは思わなかったです(笑)」と裏話を披露。しかし、そんなハプニングも、「おいしいと思いました!おいしいっすね、もう、ごちそうさまでしたって感じでした(笑)」と楽しんだようだ。 「女子の試合を初めて見るお客さんを意識しながら、ストロングスタイルはもちろん見せつつも、女子ならではの華やかさ、男子にはない柔軟さだったり、技の美しさとかもトータルで含めて、女子にしかできない闘いをしたいと思います。そこで強さも表現しつつ、勝負にもガツガツこだわりたいですし。そして、リアルジャパンのお客さんをマーベラスに引っ張っていくつもりで、リングに上がります!」 キツイ練習を続けている彩羽だからこそ、急なオファーに対しても、対応出来るのが強みなのだろう。男子のファンに対しても、説得力十分なプロレスを見せてくれるに違いない。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月09日 22時30分
スターダム木谷オーナー、ライガー氏が初の無観客試合を語る!
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムが8日、初の無観客試合を東京・後楽園ホールで開催。無料で生配信されたYouTubeでは、同時最多視聴数が約12,000人、累計で67,182人が視聴した。この結果を受けた木谷高明オーナーは「みんなよくやってた」と、選手やスタッフを労った。 ブシロードはグループを挙げて、新型コロナウィルス感染拡大の予防対策を早期から取り組んでおり、真っ先に足りないノートパソコンを購入し、在宅勤務や時差通勤に対応している。また、外部の人間を入れた会議なども、LINEやSkypeを駆使するなど、対面する機会を減らす努力をしているという。ブシロード主催の公演や声優が出演する予定だったイベントも中止。スターダムも22日の東京・新木場1stRING大会までを中止にすると発表している。 「プロレスは密閉空間だから(判断が)難しいですよね、大会数も多いし」 木谷オーナーはプロレス興行の自粛基準について持論を述べると、同じブシロードグループの新日本プロレスに関しては、「現場に任せている」と基本的にはノータッチの考えだが、スターダムは24日の後楽園大会以降については、「15日まで自粛要請が出ているので、政府の発表を待ちながら」とした上で、「出来るものはやっていく。天井が低くて人が集まるところは厳しい。ただ、段々とどうしたら移らないかも分かってきている。お客さん全員の体温チェックは必要。あと、マスクの着用ですね。そうすれば安心でしょう」と今後の対策について語った。 YouTubeの無料生配信を使った初の無観客試合については、「ちょこちょこ(スマホで)画面越しでも見てたんですけど、違和感はなかった。やる側の問題であって、見る側は問題はなかったんじゃないですかね。選手は(観客の)リアクションとか影響はあったと思いますけど、いろいろと可能性が見えましたし、3万から4万人のユニークユーザーに見てもらえた。やって良かったと思う」と史上初の大会のメリットはあったようだ。 今大会は「チャレンジ」をスローガンに掲げていたが、「レスラーがお客さんがいなくても試合が出来るのか?」というチャレンジに対して、選手たちは全力で応えていたように見えた。実況席でゲスト解説を務めた獣神サンダー・ライガー氏も「みんなそれぞれ個性がしっかりしてる。本当に面白かった。観客が居ない状態での試合で、選手もやりにくいんじゃないかなと、元選手としても思っていたんですけど、全然普段と変わらないような感じだったんじゃないですか?すごく面白かったです。また機会があれば解説とかで来て、次の試合、その次の試合と選手が成長していく様を見られたら、またそれはそれで、この団体に対する愛着っていうのも湧くと思う」と語っており、“再登板”にも意欲的だった。 選手たちはこの大会をしたことで、ファンの有り難さを再認識したという声を多く耳にした。これはプロレスに限ったことではないだろう。1日も早く事態のゴールが見えることを願うばかりである。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月09日 11時15分
スターダム、中西百重がサプライズ復活!ムーンサルト“プレス”を初披露
スターダム『ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE』▽8日 東京・後楽園ホール 最多同時視聴数 約12,000人 累計67,182人女子プロレス団体スターダムが8日、新型コロナウィルス対策として、史上初の無観客試合によるYouTube生配信を行った。実況席のゲストには、声優の相羽あいな、新日本プロレスで今年1月に引退した獣神サンダー・ライガー氏ら豪華なゲスト陣が揃う中、かつてUWFインターナショナルなどで活躍した元キックボクサーの大江慎氏も名を連ねた。 オープニングマッチは、16選手参加の時間差バトルロイヤル。DEATH山さん。と飯田沙耶の2人から始まったこのバトルロイヤルだが、4人目として現れたのが、ピンクのマスクを被っているものの、見覚えのあるコスチューム。DEATH山さん。と大声で言い合うその声は、かつて女子プロレス界のナンバーワンレスラーだった“あの選手”に違いない。そう思った瞬間、DEATH山さん。がマスクを剥がすと、大江氏の妻である大江百重さん…いや、日本女子プロレス界屈指の天才レスラー、中西百重が現れた。高橋奈苗(現・奈七永)とのナナモモは、2000年代初期、女子中高生の憧れであり、つんく(現・つんく♂)プロデュースのユニット「キッスの世界」では、CDメジャーデビューを飾り、ミディアムヒットを記録している。 中西は現役時代と変わらぬトリッキーな動きで、若い選手たちを翻弄し、場外転落の危機を脱していく。DEATH山さん。らは、“伝家の宝刀”モモ☆ラッチで3カウントを奪うと、スターライト・キッドにも綺麗なムーンサルトプレスを決めて3カウントを奪うなど、この日限りの復帰というのは勿体ないと思わせる動きを見せた。また現役時代、中西とは血で血を洗う抗争を繰り広げた下田美馬がもう1人のサプライズで登場。下田はラスカチョ時代の代名詞であるパイプ椅子を片手に入場すると、中西を追い回すも逆に踏みつけられてしまう。往年の名場面が令和の時代にスターダムのリングで見られるとは思わなかったが、若い選手たちにとってはいい経験になったのではないだろうか。 最後は、スーパー・ストロング・スターダムマシンが、中西とAZMを突き落として優勝したが、中西と下田の存在感は無観客の後楽園ホールでも十分に伝わっていた。 試合後、中西は「ムーンサルトプレスって、現役時代もやったことないんですよ。ムーンサルトアタックなら、しょっちゅうやってたんですけど、ムーンサルトって言われた時、『ムーンサルト?』って思ったんですけど、これは断っちゃダメだと思って、やってみたら、出来た(笑)。現役時代もやったことなく、初めてですが出来ましたね」と、かつて太陽のスマイルと言われた笑顔で話すと、スターダムで気になるレスラーとして、岩谷麻優と星輝ありさの名を挙げ、「実際に会って、『こんなに背が高いんだ!』『でもこんなに細いんだ!』『なのになんでこんなに動けるんだ!』ってそこですよね、今なんか、昔と全然違う。ホントに見てて、パワーボムとかも本当に人形みたいに投げられてるのに、『なんだこの!』って立ってくる姿が、『あれ?これ私もそうだったんじゃないかな』って思うくらい。そういう細い選手ほど応援してあげたい。元々ガタイがいい選手って得だから、やっぱりその、細い選手、魅せる方を重視する選手は、ホントに人一倍、二倍頑張らなきゃいけないって、みんな分かってると思うから。私もそうだったから」とエールを送った。実況席に大江氏が座っていたことについては、「初めてですよね、私が試合で、主人が実況席っていうのは。だから多分、明日明後日動けないんで、『家事、子育てよろしくね』みたいな」と照れ笑い。下田との再会も楽しめたようだ。 本人は今後の参戦について、「分かんないです!」と語っていたが、中西百重というレスラーは、まだまだ現在のレスラーたちが学べる点をたくさん持ち合わせているだけに、今回に限らず今後もスポット参戦することを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月25日 22時30分
ディアナ卒業のSareeeがWWE入団を発表「人生かけて戦う」
3月から拠点をアメリカに移すとされていたディアナ所属の女子プロレスラー、Sareeeが22日、東京・新木場1stRING大会に出場し、同世代のライバルであるシードリングの世志琥と20分フルタイムドローの試合を終えると、ファンに対して世界最大のプロレス団体でアメリカのWWEとの契約が締結したことを発表した。渡米前にWWEの入団を発表するのは極めて異例なことである。 Sareeeに関しては、WWEのトリプルH最高執行役員が興味を示しており、両者のツーショット写真がSNSにアップされるなど、アスカ、カイリ・セイン、紫雷イオに続く日本人女子スーパースターの誕生は時間の問題と見られていた。渡米前に心残りがないように、いろいろな選手と対戦してきたSareeeだが、8日に決まっていたスターダム後楽園ホール大会で組まれた岩谷麻優との女子プロレス頂上決戦は、急性腸炎及び感冒による発熱のため欠場したため、カードが流れてしまった。ディアナは代表であり、主力選手の井上京子がアキレス腱断裂で長期欠場になっており、団体としてSareeeが抜けるのは痛いが、ジャガー横田、伊藤薫らSareeeを育てた先輩、そしてSareeeの後輩たちは快くSareeeを見送った。 Sareeeは「日本を離れて海外でプロレスをすることを沢山考えて考えて決断しました。そしてWWE入団が決定致しました。皆様にきちんとご報告することができて安心してます。日本の女子プロレスを広め、WWEのトップを目指して、女子プロレス界の頂点を目指します。人生かけて戦ってきます」と世界一のプロレスラーになるための決意を語っている。昨年のプロレスグランプリ(週刊プロレス誌制定)を受賞し、3月に24歳になるSareeeはまだ若いだけに、楽しみな逸材だ。WWEでの生活は、ファームブランドNXTからスタートさせるという。岩谷との対戦は流れたが、海を越えて紫雷イオとの対戦は実現するかもしれない。今後の活躍を期待したい。 Sareeeは24日、“D”ホームマッチに出場、ディアナマットから“ひとまず”卒業した。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月21日 22時30分
スターダム3.8無観客試合、岩谷麻優「赤いベルトは賭けません」
大胆な新型コロナウイルス対策を打ち出した親会社であるブシロードの方針に従う形で、来月14日までに開催予定だった興行、イベントの全てを中止に踏み切った女子プロレス団体スターダムが20日、都内で会見を開き、無観客試合として開催する3.8東京・後楽園ホール大会『ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE』の全カードを発表した。当日はYouTubeで無料生中継され、後日BS日テレのレギュラー枠で放送される。発表されたカードは次の通り。①スペシャル時間差バトルロイヤル出場選手は入場と同時に発表②TCS vs DDM スペシャルタッグマッチ木村花&ジャングル叫女(Tokyo Cyber Squad) 対 ジュリア&舞華(Donna Del Mondo)③ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合<王者チーム>ビー・プレストリー&ジェイミー・ヘイター(大江戸隊) 対 渡辺桃&林下詩美(Queen's Quest)<挑戦者チーム>④ワンダー・オブ・スターダム選手権試合<王者>星輝ありさ(STARS) 対 刀羅ナツコ(大江戸隊)<挑戦者>⑤ランバージャックデスマッチ岩谷麻優(STARS) 対 鹿島沙希(大江戸隊) この大会が無観客試合と決定した際、木谷高明オーナーは「チャレンジ」「実験」という言葉を使っていたが、その一つと思われるのが、観客席にテレビカメラを置くこと。これは無観客試合だからこそ出来る手法である。普段とはひと味違う臨場感溢れる映像が見られるかもしれない。また、YouTubeのスーパーチャット機能を使い、“投げ銭”という形でファンが参加出来るという。 メインイベントでは、ルールを岩谷が決めても良いとの条件付きで、対戦が決定した岩谷と、今年1月に岩谷を裏切り大江戸隊に電撃加入した鹿島沙希が、選手が場外に落ちないように、セコンドがリングを包囲する「ランバージャックデスマッチ」で対決することが決定した。ワールド・オブ・スターダム王者の岩谷だが、「ニューコスチュームを早く着たいから」という理由で、「赤いベルトは賭けません」とのこと。もともとは23日の愛知・名古屋国際会議場大会で、ジャングル叫女の挑戦を受けることが決まっていたが、大会が中止になったことで、この試合も流れてしまった。岩谷の中には叫女への思いもあったのではないだろうか。鹿島にとっては何がなんでも勝利を収めて、挑戦権を掴みたいところである。 観客がいないことで、セコンドに求められる役割も大きい大会になりそうだ。前代未聞の無観客試合は、全世界のプロレスファン注目の大会になるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月19日 10時58分
新型コロナ対策で、スターダム3.8後楽園大会は無観客試合に!
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは18日、新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑みた結果、3月14日までの主催興行・イベントの開催を中止にすると発表した。 新型コロナウイルス問題は、遂にプロレス界にも影響を与えた。スターダムの親会社であるブシロードが各種公演、イベントの中止を発表。スターダムはこれに追随することとなった。ブシロードでは、社内においても時間差通勤や在宅勤務を取り入れていく方針で、木谷高明オーナーは「時差通勤や在宅勤務に関して、どうせ日本では当社では無理みたいなインタビューが目立つが可能な会社が順次導入して行けば、必然的に電車は空きます。ブシロードも時限付きで時差通勤と在宅勤務を本日から導入してます。まだまだ慣れない事も有り大変ですが制度の整備や運用方法は後からでも仕方がない」と自身のツイッターで明言。ブシロードグループとしては、18日現在、新日本プロレスを除いて3月19日までは公演、興行、イベントの開催を自粛する。 中止になるスターダムの大会は次の通り。2.22 大阪・176 BOX大会2.23 愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会2.29 東京・新木場1stRING大会3.14 大阪・世界館 昼夜興行3.8東京・後楽園ホール大会は無観客試合として開催する。配信やテレビ収録は行われる見込み。木谷オーナーは「色々と実験したい」と話しており、無観客だから出来ることを模索した大会になりそうだ。なお、20日に行われる予定だったサイン会祭りは中止になったが、同日に記者会見が実施されることは発表されており、こちらは配信が予定されている。2.23名古屋大会はビッグマッチだっただけにこれが流れたのは痛い。岩谷麻優対ジャングル叫女のワールド・オブ・スターダム戦の行方も気になるところだ。 今回、スターダムが英断に踏み切ったことにより、プロレス界でも追随する団体が出てくるだろう。今回の問題は目に見えない敵との闘いなだけに、来月中旬までには事態が収束することを願うばかり。後楽園大会3か月連続で超満員という勢いがあるスターダムなだけに、4.29大田区総合体育館大会という大一番に向けて、新たな試みをすることにより、勢いを加速させるためにもピンチをチャンスに切り替えていくしかない。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月13日 11時00分
スターダム岩谷麻優、2.23名古屋でジャングル叫女相手に防衛戦
女子プロレス団体スターダムは12日、23日に愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会のメインイベントで、ワールド・オブ・スターダム王者、岩谷麻優に地元名古屋出身のジャングル叫女が挑戦すると発表した。両者はシングル初対決。 ジャングル叫女、鹿島沙希、そしてマーベラスの彩羽匠と、岩谷が持つ“赤いベルト”包囲網がある中、最初に挑戦権を射止めたのはジャングル叫女だった。 叫女は1月26日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場で行われた花月のスターダムラストマッチで、渡辺桃とのタッグを結成し、岩谷&花月のドリームタッグと対戦。最後は叫女がジャングル・バスターで花月から3カウントを奪取すると、試合後、「この勝ちを絶対に無駄にしない」と語り、「私は一回も岩谷麻優とシングルマッチやったことありません。必ずシングルマッチやりたい!シングルマッチ組んでほしいです。お願いします」と岩谷への挑戦をアピール。岩谷は「(2.8東京・後楽園ホール大会での)試合を見てもシングルをやりたいと思うなら、その時またアピールしてきてください」と返答。 8日の試合はディアナのSareeeが前日に欠場を申し出て、マーベラスの彩羽匠がノンタイトルマッチで岩谷と対戦し、壮絶な試合を繰り広げ、彩羽が勝利を収めている。そんな岩谷に今年1月、反旗を翻し大江戸隊入りした鹿島沙希が大江戸隊のメンバーとともに乱入し、挑戦をアピールしたが、岩谷は「この試合を見てよく乱入出来るわ」と一蹴している。しかし、岩谷がインタビュースペースでコメントを出していると、叫女が歌いながら現れ、「見てましたよ。素晴らしい負けっぷりでした。こんな負けて輝ける人、岩谷麻優ぐらい。こんなに負けてキラキラしてるのは岩谷麻優ぐらいですよね。2週間前の言葉、覚えてますか?大阪、花月のラスト。花月から私がしっかりスリー取って、その隣にいたのが岩谷麻優。そして今日の負けっぷり。スターダムのアイコン、やっぱり岩谷麻優だなって思いました。シングルマッチ、今日の試合を見てどうしてもやりたいと思いました。赤いベルトを賭けてやりましょう。舞台はあります。2月23日、名古屋。岩谷麻優に最大の敬意を表して、過去最高のジャングル叫女、しっかり仕上げておきますので、名古屋で待ってます」と改めて挑戦表明。 握手を求めた叫女に「断る理由はないので」と握り返そうとした岩谷だが、叫女は手を上げて握手を交わして去って行った。「なかなかウザい登場をして、なかなかウザい去り方をしましたね」と叫女の行動に首を傾げていた岩谷だったが、これを受けて今回のタイトルマッチが決定。岩谷もシングル初対決ということで感じるものがあるようだ。 スターダムの赤いベルト戦線は、ここから4.29東京・大田区総合体育館大会まで一つも見逃せない闘いが続いていくだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月10日 22時30分
電撃決定!岩谷麻優と彩羽匠の激闘に“仕掛け人”長与千種「いい試合だった」
スターダム『FIRE PRO WRESTLING WORLD presents STARDOM The way to major league 2020』▽8日 東京・後楽園ホール 観衆1,519人(超満員) 女子プロレス団体スターダムが8日、毎月恒例の後楽園ホール大会を開催した。今大会は札止めにこそならなかったが、3か月連続で超満員の動員をマーク。これは、現在の女子プロレス団体ではスターダム以外にはなし得ない記録である。 しかし、今大会は前日の7日に、メインイベントで岩谷麻優と女子プロレス頂上決戦を行う予定だったディアナのSareeeが、急性腸炎及び感冒による発熱のため欠場という大アクシデントが発生。ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「1日カード問題に費やした」ことを明かしており、他の関係者も「どうなるかと思った」と前日のアクシデントを振り返っていた。そんなピンチを救ったのは、6日に突如スターダム道場に現れ、岩谷にランニング・ツリーを伝授した長与千種だった。ロッシー氏と千種は、クラッシュ・ギャルズのマネージャーをロッシー氏が務めていたこともあり、現在も「付かず離れず」の関係だという。 “戦友”のピンチに、千種はスターダムからマーベラスに移籍して、じっくりと育てた愛弟子の彩羽匠を岩谷の相手として送り出した。彩羽は千種からランニングスリーを伝授されており、岩谷に対してジェラシーが高まっていただけに、彩羽は「いつかはやらなきゃいけない相手」として、古巣への出陣を試合の1日を切った時点で決めたのだ。岩谷は1期生、彩羽は4期生だが、2人は同学年。Sareeeとのドリームマッチは消滅してしまったものの、彩羽が千種のイズムを背負って、岩谷の前に立つ意義は大きい。 千種が本部席で見守る中、試合は握手で始まったが、内容は壮絶なものがあった。“女子プロレス界の棚橋弘至”こと岩谷は受けっぷりに定評のある選手だが、彩羽の攻めはすべてが重く厳しいものがあった。その都度、ゾンビのように立ち上がってくる岩谷だが、必殺のムーンサルトプレスをカウント2で返された。2段回式のドラゴンスープレックスもランニングスリーも決められない。彩羽はパワーボム系の技で岩谷の体力を奪っていくと、最後は重いキックのコンビネーションから、意地のランニングスリーを決めてカウント3を奪取。敗れた岩谷は対戦を受けてくれた彩羽に感謝の意を述べると、赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を賭けての再戦をアピール。彩羽もこれを受諾したが、ここで鹿島沙希率いる大江戸隊が乱入。鹿島が岩谷に挑戦アピールするも、岩谷は「興味ない」と一蹴。すると再び大江戸隊が岩谷を襲撃するが、彩羽が1人で蹴散らし場内は大喝采。最後は彩羽が岩谷と一緒に6年ぶりにスターダムの大会を締めた。 インタビュースペースで、彩羽は岩谷を「100年に1人の逸材」と認めた上で、「こんな自分が赤いベルトに挑戦していいのか分かりませんが、挑戦するからには本気で取りに行きますよ。スターダム、面白くなりますよね。そしたら。ブシロードさんが付いて、1団体だけトップにのし上がろうとしている。そこを引きずり落とす団体がいたら面白くなるんじゃないですか?長与さんが仕掛けるって言ってます。自分もこういった意味で仕掛けていきたいと思います。ホントにベルト獲りますよ」と赤いベルト獲りに向けて仕掛けていく考えを明らかにした。 すると、ここに千種が現れ、「いい試合だったよ」と彩羽の前でこの試合を評価。「今日の岩谷麻優のやられっぷりの良さは天下一品でしょ!あそこまでやられたら力尽きるの仕方ない。ランニングスリー決まった。それはもう仕方ない。ただ、ランニングスリーはあくまで挑発から始まったわけじゃなくて、たまたまマスクが被りたかっただけ。岩谷麻優のマスクがカッコよすぎて、あの12月8日(マーベラス後楽園大会)に被りたかっただけ。それを彼女が勘違いしたことから始まっているんだけど、ただ火を点けたのは確かだし、でも技はランニングスリーだけじゃないから。彼女に合う技はいっぱいある。でもあの子は練習しなくても出来る。でもスターダムのゴールデンルーキーと言われた彩羽匠は叩いてナンボだから。叩いて叩いて叩いてやっと輝きを増す人間だから、ある意味ここは天才を目指すところだよ」と、岩谷、彩羽、そして2人を女子プロレスラーに導いたスターダムについて熱く語っている。 ダメージが大きい岩谷は「背中、お腹、頭、首腕、もう徹底的に全部やられて、メチャクチャ、メチャクチャぼろぼろになりました。今回は、今回はちょっと、ボロボロになりすぎて、最後立ち上がることが出来なかったんです」と激闘を振り返るのがやっと。コメント中、ジャングル叫女から2.23愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会での挑戦をアピール。岩谷は「断る理由はない」としてこれを受諾。鹿島からの挑戦表明もあることから、彩羽との再戦は少し期間を置いてからになりそうだ。もちろん、それまで岩谷が防衛し続けなければ、「ネクスト」はない。 ロッシー氏も「(再戦は)タイミングを見計らって」と語っていることから、この試合がいかに奇跡的に組まれたのがよく分かる。しかし、ブシロードの女子プロレス界参入に対して誰よりも早く反応した千種が、こんなに早くブシロード傘下のスターダムと交わるとは思わなかった。ピンチをチャンスに変えたスターダムは、新体制後、初のビッグマッチ4.29東京・大田区総合体育館大会に向けてさらに勢いを加速させていくことだろう。(どら増田)
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分