大相撲
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スポーツ 2020年03月07日 11時30分
大相撲春場所、中止を求める声が止まない? 75年ぶりの無観客開催、反発派が根強い意外なワケとは
大阪・エディオンアリーナ大阪を舞台に、8~22日にかけて開催が予定される大相撲春場所。その春場所が新型コロナ感染拡大防止のため、無観客での開催となることを1日に複数メディアが報じた。 一般客に非公開で本場所が開催されるのは、戦時中に傷病軍人を招待し開催された1945年6月の夏場所以来約75年ぶりのこと。日本相撲協会は極めて異例の決断を下したと言えるが、全国各地で感染が拡大し続けているだけに、ネット上のファンからは「プロ野球も無観客開催だし仕方ない」、「苦渋の決断だと思うけど尊重したい」、「今通常開催したら批判凄いだろうしこれが正解だろう」と肯定的な反応が寄せられている。 ただ、中には「無観客にしても出待ちなどで人が集まるから意味ないだろ」、「上位力士は休場多いし、いっそのこと中止して休養させた方がいいんじゃないか」、「この時期に公共交通機関で集団移動する必要性がどこにあるのか」と、今なお中止を要求しているファンもいる。 一部で言われるように、興行を無観客にしたところで、出待ちなどを目的に会場を訪れる人は減らないのだろうか。例えば、相撲以外の競技でいうと、1日に行われた東京マラソンでは応援自粛が呼びかけられていたにもかかわらず、沿道に7万人以上の観客が集結している。また、同日に無観客で行われたプロ野球・ヤクルトの二軍戦でも戸田球場のそばにある土手に、球団からの自粛要請を無視した観客が多数集まっていたという。 こうした事例を考慮すると、春場所でも会場周辺で同様の状況が起こり、感染リスクが高まる可能性はある。ただ、前述の東京マラソンで例年100万人とされる観客が7万人に激減しているところを見ると、春場所の無観客開催もある程度の効果は見込めるだろう。 一般的に上位とされる三役以上の力士の休場状況は、近年では最悪と言っていい。具体的には小結、関脇、大関、横綱は、先場所までの直近6場所では毎場所2名以上が休場を余儀なくされている。特に、角界最上位の横綱である白鵬・鶴竜の両名は、それぞれ3場所ずつ欠場するなどコンディション維持に苦戦。春場所を強引に開催するよりは潔く中止にして、空いた期間を力士の休養・コンディション調整に充てた方がいいと考えるファンも多いようだ。 今回の本場所開催地が東京・両国国技館であれば、各力士は部屋から歩いて直接会場入りすることが可能だった。ただ、今場所は大阪で行われるため、各力士はどうしても集団で新幹線で移動しなければならない。この移動で感染リスクが高まるのではと危惧されるのも、ある意味当然と言えるのかもしれない。 以上のように、開催方針が決まって以降もまだ根強く中止の声がある春場所。もし力士の新型コロナ感染が発覚した場合、その時点で即打ち切られるとも伝えられているが、誰1人感染者を出すことなく千秋楽まで開催し続けることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月21日 06時30分
前回は不祥事で…新型コロナで大相撲春場所が中止になる可能性は? 過去2回は全く違う理由だった
新型コロナウイルスの感染者が、日に日に増加し続けている日本。さらなる感染拡大を防ぐため、大小さまざまなイベントが延期・中止に追い込まれている。 こうした例にもれず、角界でも26日~来月1日にかけ行われる予定だったイベント「大相撲うめきた場所」(大阪・グランフロント大阪)の中止が19日に決定。また、来月8日~22日にかけて開催が予定されている春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)についても、本場所中止を危惧する声が高まっている。 戦後の大相撲の歴史において、本場所が中止となった事例は過去に2回ある。初めて本場所が中止となったのは、今から74年前の1946年夏場所。当時は現在のような年6場所制(東京3場所、地方3場所)ではなく年2場所制(東京2場所)で本場所が開催されていたが、会場として使われていた初代国技館が前年3月の東京大空襲で被災。さらに、終戦後の1945年10月に国技館を接収した連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による改修が翌年9月まで終わらなかったことで、6月に予定していた夏場所を開催することはできなかった。 ちなみに、もう1つの場所である秋場所は国技館改修から2か月後の11月に開催されているが、同場所では後にプロレスラーとして絶大な人気を博する力道山が新入幕。また、場所後には“不世出の横綱”と称された第35代横綱・双葉山の引退・時津風襲名披露大相撲も行われている。 歴史上で2度目となる中止措置がとられたのは、2011年3月に予定されていた春場所。当時の角界は前年5月に明るみに出た「大相撲野球賭博問題」が角界を揺るがしていたが、この問題を捜査する中で複数の力士が白星をお金で売買する、いわゆる八百長行為に手を染めていたことが発覚し世間から批判が殺到。この事態を重く見た日本相撲協会は、自粛の意味で同年2月に春場所の中止を決定した。 なお、この問題では後に20名以上もの力士・親方が、同年4月に引退勧告・解雇といった処分を受け土俵から去ることを余儀なくされている。また、5月の次場所は夏場所ではなく「技量審査場所」として、観客に無料公開する形で開催された。 以上が過去2回起こった本場所の中止事例だが、一方は戦争、もう一方は不祥事が中止の理由であり、疫病を理由に中止となったケースはない。前例がないということもあってか、各メディアの報道では協会は予定通りに春場所を開催する方針であると伝えられている。 しかし、春場所は“屋内の密閉空間に人が密集する”、“興行の性質上、重症化のリスクが高い高齢者が多く集まる”、“マス席が2階にあるため手すりに触ることも多い”といった事柄から、数あるイベントの中でも特に集団感染のリスクが高いと見る向きもある。今後の感染拡大状況によっては、9年ぶり3度目の中止が現実のものとなる可能性は決してゼロではないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月05日 15時30分
小結・阿炎の「爆睡してた」発言に批判「きっかけはお前だろ」 自身の不祥事が発端のSNS研修、他人事のような態度にファン激怒
日本相撲協会が力士・親方・行司ら全ての協会員を集め、4日に両国国技館(東京・両国)で開催したSNS研修。この研修に参加した小結・阿炎の発言が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 阿炎は昨年の11月場所前、十両・若元春(現幕下)と共にお互いの口や手足をガムテープで縛ってふざける動画をそれぞれのインスタグラムに投稿。これが“不適切な投稿”と問題視されたことを受け協会は両力士を口頭で厳重注意したが、この騒動をきっかけに今回、全協会員を対象にSNS研修が行われることになったとされている。 各メディアの報道によると、協会は研修に一般社団法人日本刑事技術協会・森雅人理事を招き、全協会員約900人に対しSNSの危険性などを講義。また、騒動を機に全協会員が禁止されていた私的SNSは、研修後も引き続き禁止が継続されるという。 協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が「1人の過ちが協会全体に迷惑をかける」と、協会員に責任のある行動を求めたとも伝えられる今回の研修。ところが、3カ月前に騒動を起こしたばかりの阿炎は研修終了後、報道陣に対し「爆睡していたので何も聞いていない」と冗談めかして発言したという。 阿炎の発言を受け、ネット上の相撲ファンからは「自覚が無さすぎる、そもそものきっかけはお前だろ」、「自分の行動が発端なのに全然反省してないな」、「この期に及んで他人事だと思ってるのか?こういう奴は絶対にまた問題起こすぞ」、「冗談だとしても寝てたって発言はダメだろ、これならまだノーコメントの方がマシだ」、「茶化すような場面じゃないだろ、自分の立場分かってるのか?」と批判が噴出。 一方、「質問をはぐらかすための冗談だろ」、「報道陣を相手にしたくなかっただけじゃないの?」、「協会からもあんまり内容喋るなって言われてそう」といった指摘も複数寄せられている。 「今回開催された協会のSNS研修は、各報道によると研修は非公開で行われたと報じられています。そのため、協会側が阿炎を含む参加者に、研修後も詳しい内容を口外しないようにという“かん口令”のようなものを敷いている可能性はあるでしょう。ただ、仮にそうであったとしても、『爆睡してた』というのは少々軽率な発言ではないかと思いますが…」(相撲ライター) 本当に寝ていたのか、それとも“かん口令”が敷かれたのかは不明だが、いずれにせよ今回の発言に違和感を覚えたファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月03日 20時00分
平幕・炎鵬を覚醒させた“師匠”白鵬の言葉とは 新入幕での負け越し、二人三脚で逆境を乗り越えた師弟愛をファン称賛
1日に放送された『バース・デイ』(TBS系)に、大相撲・宮城野部屋に所属する平幕・炎鵬が出演。同じ宮城野部屋に所属する横綱・白鵬と、2019年5月場所後に交わしたやりとりを明かした。 金沢学院大学時代の2014年、2015年に世界相撲選手権の軽量級で2連覇した実績を白鵬に買われ、2017年2月に白鵬の内弟子として宮城野部屋へ入門した炎鵬。身長168センチ、体重99キロ(入門当時は身長167センチ、体重95キロ)と小柄な体格ながら、入門から約1年後の2018年3月場所で新十両、そこからさらに約1年後の2019年5月場所で新入幕と順調に番付を駆け上がっていた。 しかし、初めて幕内で相撲を取った同場所は20日の9日目までに「7勝2敗」と早々と勝ち越しにリーチをかけたものの、21日の10日目から4連敗。さらに、23日の13日目に右太ももを痛めたこともあり、結果的に26日の千秋楽まで6連敗でまさかの負け越しを喫してしまった。 「絶望じゃないけど、受け入れられない(気持ちだった)」と、当時の心境を吐露した炎鵬。勝ち越しを決められなかった悔しさのあまり、部屋に帰るタクシーの中では涙を流していたという。 失意に沈む場所後の炎鵬に対し、白鵬は「幕内は甘くないだろ」と厳しい一言。しかし、それと同時に「次の場所で絶対俺が勝ち越しさせてやるから、一緒に死ぬ気で稽古するぞ」との言葉をかけてくれたという。 白鵬の言葉に奮起した炎鵬は、次場所である7月場所での勝ち越しに向け猛稽古を敢行。その一例として番組内でも紹介された6月の滋賀・長浜での合宿(12~17日)では、白鵬と約1時間ぶつかり稽古を行った後、下半身を強化するため30キロの重りを抱え、土俵側のスペースをすり足で何度も往復する炎鵬の様子が連日伝えられていた。 悔しさをバネに稽古に励んだ甲斐もあり、次場所である7月場所では「9勝6敗」で見事勝ち越し、自身初となる技能賞も受賞した炎鵬。20日の14日目に勝ち越しを決めた瞬間は、「うれしさも苦しさもあったし、ほっとした気持ちもありましたし、いろいろな感情が入り混じってました」とさまざまな思いが胸に去来していたという。 今回の放送を受け、ネット上のファンからは「やっぱり強さの影にはこうした血の滲むような努力が有るんだな」、「白鵬の『勝ち越させてやる』は説得力が凄い」、「白鵬も入門時は小柄だったから、炎鵬に対しても『もっと強くなれる』って気持ちがあるんだろうな」といった反応が寄せられている。 「5月場所での炎鵬の6連敗は、序盤・中盤の取組でスタミナをほとんど使いきってしまったことも原因の一つ。そのため、白鵬は15日間を戦い抜くスタミナを養わせるため、炎鵬に厳しい稽古を課したのでしょう。ただ、白鵬は炎鵬だけに練習量を課しているわけではなく、同じく自身の内弟子で5月場所で負け越して十両に陥落した石浦にもみっちりと稽古をつけています」(相撲ライター) 「もっと上に上がって、(横綱に)恩返しできたらなと思います」と、さらなる出世を誓った炎鵬。前述の7月場所からは今年の1月場所を含め4場所連続で勝ち越しを続けているが、果たしてこの快進撃はどこまで続くのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月02日 11時30分
38年ぶり出現の「横綱大関」、前回の経緯は波乱万丈? 千代の富士、北の湖ら往年の大横綱も巻き添えに
平幕徳勝龍が20年ぶりの幕尻優勝を果たす一方で、大関豪栄道が関脇に陥落した大相撲初場所。豪栄道はその後27日に現役引退を決断することになるが、関脇への陥落決定直後から各メディアでちらほらと取り上げられ始めた言葉がある。それが「横綱大関」だ。 「横綱大関」とは大関が1人、または不在の場合、横綱が大関の地位を兼任するという形で番付に記載される地位のこと。江戸時代に始まったとされる大相撲において、当時の最高位が大関だったことや、小結、関脇、大関の三役は番付上、欠くことができないという慣例が由来とされているが、あくまでも番付上の穴を埋めるための措置であり待遇などは変化しない。 番付上に「横綱大関」が出現するのは、西横綱の北の湖が対象となった1982年初場所以来。つまり、前回のケースが終了したのは同場所ということだが、実はそこに至るまでの道のりは紆余曲折だった。 前回のケースが始まるきっかけとなったのは1981年春場所。同場所の大関は東に千代の富士、西に増位山という顔ぶれだったが、5日目に増位山が現役引退を表明。その後、昇進目安をクリアする成績を収めた関脇もいなかったため、翌夏場所では大関が千代の富士1名だけに。そのため、西横綱の二代目若乃花を「横綱大関」として番付上の穴を埋め合わせた。 ただ、迎えた夏場所、そして次の名古屋場所を経ても、関脇から大関への昇進力士は輩出されず。それどころか、名古屋場所を制した千代の富士が横綱に昇進したため、大関が0人という状況になってしまった。それゆえ、同年秋場所では昇進したばかりの千代の富士だけでなく、東横綱の北の湖も「横綱大関」として番付に名前が掲載されている。 その後秋場所で琴風が昇進に成功したことで、九州場所では再び1人大関、1人「横綱大関」の体制に戻った上位陣。その後、九州場所では昇進力士が出なかったが、翌1982年初場所で隆の里が昇進を決めたため、5場所にわたって番付に存在し続けた「横綱大関」は同場所をもって姿を消すこととなった。 「関脇、小結の空位は成績のいい平幕力士を昇進させることで対応できますが、大関には“三役での直近3場所で33勝”という昇進目安が設けられているため、空位になっても簡単に昇進させるようなことはできません。前回から今回はたまたま38年という長期間となりましたが、不測の事態やアクシデントによる空位への対応が難しいことを考えると、『横綱大関』出現のリスクは常に存在しているといっても過言ではありません」(相撲ライター) 今回のケースでは鶴竜が春場所に「横綱大関」となることが濃厚とされているが、同場所は朝乃山の大関とりが懸かっているため、朝乃山が昇進に成功すれば「横綱大関」は1場所で消滅する。ただ、もし失敗に終わってしまった場合、「横綱大関」消滅までの道のりは前回以上に紆余曲折となってしまうかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月28日 19時13分
二子山親方、大関豪栄道の引退に無念さを吐露 「次男が亡くなった時も真っ先に…」土俵外での秘話も明かす
元大関・雅山の二子山親方が、28日に自身のツイッターに投稿。「5勝10敗」の成績で関脇転落が決まり初場所限りでの現役引退を決断した大関・豪栄道について言及した。 1998年名古屋場所から2013年春場所まで現役生活を送った42歳の二子山親方と、2005年初場所から2020年初場所まで現役を続けた33歳の豪栄道。この両者は幕内で9度対戦したことがあり、対戦成績は二子山親方から見て「1勝8敗」と豪栄道が大きくリードしている。 また、土俵外で親交が深いことも広く知られており、自身のツイッターでも2017年9月26日に「今日(の夕食)は豪栄道関と一緒!」、2019年8月1日には「誕生日プレゼントを大関豪栄道関に頂きました(超嬉)」としばしば豪栄道との交流を報告している。 28日にツイッターに投稿した本文で「豪栄道引退。本当に寂しい」と切り出した二子山親方は、「9歳年下だが、人懐っこく先輩想い、熱い男でたまにやんちゃ」と、これまで接してきた中で知った豪栄道の人となりについて述べた。 また、「私の子供の次男が亡くなった時も真っ先に駆けつけ涙を流すとても優しい豪栄道」と、2013年6月に自身の次男がこの世を去った際には、自分のことのように悲しんでくれたというエピソードも明かした。 「まだまだ現役で頑張ってほしかったが落ちたらスパッと引退するのも彼らしい」と、豪栄道の決断を尊重した二子山親方。「夢をありがとう。本当にお疲れ様でした」と、現役引退を惜しんだ。 二子山親方の投稿に返信する形で、ネット上の相撲ファンからは「プライベートでのお話を聞きまた涙があふれてきました」、「来場所に向けて応援してたのでとても寂しいです」、「しばらくは豪栄道関に代わる贔屓力士が見つかりそうにないです」といった反応が数多く寄せられている。 28日に開かれた日本相撲協会の臨時理事会で現役引退、及びに年寄「武隈」の襲名が承認されたと伝えられている豪栄道。今後は二子山親方と同じく「武隈親方」として、後進の指導に当たる見通しとなっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について二子山親方の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/futagoyama_sumo
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スポーツ 2020年01月27日 17時00分
舞の海氏、豪栄道「引退と思っている」ファンを指摘も猛反発 北の富士氏も「考えすぎじゃないか?」
26日に行われ、NHK総合で生中継された大相撲初場所千秋楽。その放送内でのNHK大相撲解説者・舞の海秀平氏の発言が、ネット上の相撲ファンの間で波紋を広げている。 問題となっているのは、大関豪栄道対平幕阿武咲の取組前の発言。今場所ここまで「5勝9敗」の豪栄道は、23日の12日目終了時点で既に次の春場所で関脇へ陥落することが決定済。それでも、観客は豪栄道に大声援を送っており、中には日本相撲協会が定める「相撲競技観戦契約約款」で禁じられている“コール行為”を行うファンも散見された。 取組前に飛び交った“豪栄道コール”を受けた舞の海氏は、「この一番で引退と思っているお客さんが、もしかしたらいるのかもしれない」と発言。豪栄道へ向けた観衆の声援には応援だけでなく、惜別の意味合いも込められているのではないかと持論を展開した。 この舞の海氏の発言を受け、同じく放送内で解説を務めていたNHK大相撲解説者・北の富士勝昭氏は「え?ないでしょ」、「考えすぎじゃないか?」と反論し、「舞の海さんは(豪栄道が所属する)境川部屋のコーチだから、(さては)何か知ってるね?」と追及。 しかし、これに対し舞の海氏は「いえいえ、そういう情報は本当に入ってきておりません」と、先ほどの発言に根拠があるわけではないと釈明していた。 今回の一幕を受け、ネット上のファンからは「いや、しこ名呼んだのは単純に応援してるからだろ、コール起こるのも珍しくはない人気力士だし」、「根拠もないのに勝手に引退を決めつけるなんて信じられない」「今の発言は本当に不快、豪栄道に対して失礼にも程がある」、「現地にいたけど、そんなことは一つも思ってなかったぞ」と反発の声が数多く挙がっている。 「27日の報道では、豪栄道は師匠の境川親方と話し合った上で、来場所の番付編成会議が行われる29日までに進退を明言すると伝えられています。ただ、来場所で10勝すれば大関に復帰できること、そしてその来場所が自身の地元である大阪で開催されることを考えると、現役を続行する可能性の方が高いとは思いますが…」(相撲ライター) 2014年秋場所から今場所まで33場所連続で大関に在位し、2016年秋場所では全勝優勝も果たしている豪栄道。その大関に対し、根拠なく「引退」という表現を用いた舞の海氏に、違和感を抱いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月25日 11時00分
日大ラグビーはほんの一例? スノボ、相撲、プロ野球…4人が解雇されたケースも、スポーツ界に激震が走った大麻問題
20日に複数メディアによって報じられた、日本大学ラグビー部員の大麻取締法違反の疑いによる逮捕。現役部員が大麻に手を染めていたというまさかの事態を受け、ネット上にも批判や失望のコメントが数多く寄せられている。 過去のスポーツ界を振り返ってみると、今回の一件と同じように現役で競技に打ち込んでいた人物の大麻使用が発覚した事例が存在する。 最も記憶に新しい事例と言えるのが、2019年11月6日のスノーボード元日本代表・国母和宏容疑者の逮捕。関東信越厚生局麻薬取締部は同日、国母容疑者が2018年12月に大麻をワックス状にした製品約57グラム(約100回分の使用量)を米国から日本に密輸入したとして大麻取締法違反と関税法違反の疑いで逮捕し、各メディアもこれを大きく伝えた。 その後昨年11月27日に起訴され容疑者から被告となった国母被告は、年が明けた今月8日に東京地裁で行われた初公判に出廷。起訴事実を認めたことに加え、「大麻は北米で14歳ごろから使用していた」、「大麻に関することが全て違法とは思っていない」などと語ったことや、検察側が懲役3年を求刑しており今月28日に判決が言い渡される予定であることが広く報じられている。 なお、複数メディアの報道によると、大麻犯罪は初犯・自己使用の場合は執行猶予付きの判決となることが通例とされているが、国母被告のケースは密輸入した大麻が一般的な乾燥大麻より危険性が高い濃縮大麻であること、輸入量が自己使用目的のものとは考えづらい量であることなどから、執行猶予なしの実刑判決が下る可能性も指摘されている。 2008~2009年にかけ、4人が大麻に手を染めていたことが相次いで発覚し大きな波紋を広げたのが相撲。2008年8月10日、平幕・若ノ鵬が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことが発覚し、日本相撲協会は同月21日の臨時理事会で若ノ鵬を解雇処分とすることを決定。 翌月9月2日には平幕・露鵬と十両・白露山が関取を対象とした尿検査で陽性反応を示し、協会は同月8日の臨時理事会で両名を解雇。同時に、当時協会の理事長を務めていた北の湖理事長が引責辞任した。 さらに、2009年1月30日には十両・若麒麟が大麻取締法違反の容疑で逮捕され、若麒麟は翌31日に引退届を提出。これが受理されたことで、半年足らずのうちに4名の関取が土俵から姿を消すこととなった。なお、若ノ鵬は解雇で社会的な制裁を受けたとして2008年9月12日に不起訴処分となったが、若麒麟は裁判の結果2009年4月22日に懲役10カ月、執行猶予3年の判決を下されている。 大麻問題が予想外の展開となったのが、1988年6月7日の近鉄・デービスの逮捕。1984年にチームに入団したデービスはそれまでに通算117本塁打を放つなど主砲として活躍していたが、同日に大麻取締法違反の疑いで逮捕されてしまう。 この事態を重く見たチームは、翌8日に解雇処分とすることを決定。その後同月27日にデービスは起訴猶予処分となったが、翌28日にチームから日本球界でのプレーが不可能となる「不適格選手」に指定されたこともありそのまま現役を引退した。 デービスを「不適格選手」としたチームは、穴埋めとして同日に中日から金銭トレードでブライアントを獲得。すると、このブライアントが加入したシーズンにいきなり34本塁打をマークするまさかの活躍。結局、ブライアントは同年を含めチームで8年間プレーし、本塁打王に3回(1989、1993、1994年)、打点王に1回(1993年)輝くなど、デービスの逮捕・解雇というマイナスが結果的にはプラスに転じている。 応援してくれる人々を裏切るだけでなく、自身の選手生命も閉ざされてしまう現役アスリートの大麻使用。今回の一件を含めた悲しい事例が、今後続いていかないことを願いたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月23日 19時15分
大相撲、土俵下で審判と力士が激突 「審判席が近すぎる」ファン苦言、浅香山親方の負傷退場後の状況は
23日の大相撲初場所12日目に行われた幕下の取組2番に、ネット上の相撲ファンが騒然となっている。 きっかけとなったのは、4勝1敗同士の顔合わせとなった天風対隠岐の富士の取組。勝負は自らも倒れ込みながら天風を寄り切った隠岐の富士に軍配が上がったが、この際に土俵下へ落下した体重186キロの天風が審判の浅香山親方(元大関・魁皇)を直撃。その衝撃の影響からか、浅香山親方は右足のあたりを押さえてうずくまったまま立ち上がれなくなり、車椅子で裏手へ搬送された。 浅香山親方の負傷退場を受け、急遽間垣親方(元幕内・土佐豊)が審判を代行する措置が取られ幕下は取組を再開。ところが、今後は3勝2敗同士の対戦となった狼雅対竜勢の取組で、狼雅に寄り切られた拍子に土俵下に落下した竜勢が間垣親方と激突。大事には至らなかったものの、観客からはどよめきの声も挙がっていた。 相次いだ親方と力士の接触に、ネット上のファンは「180キロオーバーの天風に上から降られるのはやばいぞ」、「浅香山親方の怪我が深刻じゃなければいいが…」「審判席が近すぎる、もう少し離せばいいのに」、「高さ下げるとか余白広げるとか、土俵には何か手を加えた方がいいのかも」といった声が多数寄せられている。 「本場所の取組では正面に1名、向正面に2名、東西に1名ずつ審判が配置され、それぞれ土俵から1メートルほど離れたところに座って取組を判定しています。ただ、土俵から近いがゆえに審判を務める親方が力士と接触して負傷するケースは少なくなく、例えば昨年夏場所では二子山親方(元大関・雅山)が北勝富士に押し出された貴景勝と衝突し左足を負傷。また、2016年春場所では当時の井筒親方(元関脇・逆鉾)が、白鵬に投げ飛ばされた嘉風と激突して左足を骨折する重傷を負っています。こうした事故が起こるたびにファンからは対策を求める声が挙がっていますが、角界全体の議論にはなかなか結び付いていないのが現状です」(相撲ライター) “右の股関節を痛めた”、“ぶつかった際に音がした”と説明し、都内の病院へ移動したと伝えられている浅香山親方。こうしたアクシデントを少しでも減らせるように、今後議論をしていく余地はあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月21日 17時00分
横綱・白鵬、休場中「いいね」が物議? アントニオ猪木氏・田村淳らの投稿に反応「協会がSNS使用禁止してるんじゃ…」の指摘も
大相撲の横綱・白鵬が運用する公式ツイッターが、ツイッターの相撲ファンの間で物議を醸している。 昨年九州場所で通算43回目の優勝を果たした白鵬は、2017年夏~名古屋場所以来の連覇を目指して今場所に出場。しかし、14日の3日目までに連敗を含め1勝2敗と振るわず、翌15日の4日目から蜂窩織炎を理由に途中休場した。 ところが、白鵬の公式ツイッターを見ると、自身が休場した14日以降に投稿された8件のツイートに「いいね」が押されている(21日15時現在)。 また、その中には元プロレスラーで元参議院議員のアントニオ猪木氏やサッカーJ1・ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキ(18日に退団発表)、さらにはロンドンブーツ1号2号・田村淳といった著名人のツイートなども含まれていた。 ネット上のファンからは「休場中に何やってるんだ、せめて場所が終わるまでは大人しくしとけよ」、「見るのは自由だと思うが、なぜわざわざ足がつくようなことをするのか」、「休場中にツイッターって暇なの?それなら今からでも再出場したらいいのに」と苦言が噴出。 一方、「力士はSNS使うのは協会が禁止してるんじゃないのか」、「研修やるまでSNS使用は当面禁止だったはずだが…」、「協会が禁止してるのは投稿だけってことなのか?」といった疑問の声も複数見受けられた。 「力士のSNSといえば昨年11月に小結・阿炎と十両・若元春(現幕下)がそれぞれのインスタグラムに投稿した、お互いの口や手足をガムテープで縛ってふざける動画が問題となりましたが、これを受けて日本相撲協会は私的SNSの禁止を同月の九州場所前に全力士へ文書で通達したと報じられています。また、解禁時期については“2月に行われるSNS研修の内容を全力士が理解してから”とも伝えられています。ただ、ツイッターでの『いいね』に関しては、禁止期間中に押している力士は白鵬以外にも大勢いますが…」(相撲ライター) 協会が通達した“SNS禁止”が投稿だけを指すのか、それともアカウント上での「いいね」や「リツイート」なども含むのかは公表されていないが、怪我で休場中の横綱の行動に違和感を抱いているファンも多いようだ。文 / 柴田雅人
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今場所に新入幕を期す力士も? 大鵬、琴櫻、朝青龍…横綱の血を引く“サラブレッド力士”たち
2020年01月18日 11時00分
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大相撲、協会の対応にファン激怒 力士が首から土俵下へ落下、退場シーンに「悪化したらどうする」批判の声
2020年01月17日 20時15分
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スポーツ
横綱・白鵬の休場に心無い批判も 稀勢の里とは正反対の逆風、“ヒール横綱”に仕立て上げられているワケは
2020年01月15日 19時30分
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スポーツ
大相撲、石浦の処遇に「フェアじゃない」と批判の声 貴ノ富士・拓郎とは対照的、軽度な処分の理由は
2020年01月10日 19時03分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分