プロレス
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スポーツ 2021年06月21日 11時45分
大谷晋二郎がガン☆プロにレギュラー参戦決定!「注目の選手が2人いる」
CyberFight傘下のガンバレ☆プロレスが東京・後楽園ホールで記者会見を開き、ホットジャパンを提唱する大谷晋二郎(ZERO1)が同27日の東京・板橋グリーンホール大会からレギュラー参戦することを発表した。今後、大谷はZERO1と日程が重ならない限りは、ガンプロに出場する(7月11日の板橋は参戦せず)。 大谷とはホットジャパンの同志で、ともにNWAインターコンチネンタル・タッグ王座を保持する今成夢人は「12日(北沢タウンホール大会)に桜井鷲とシングルでやってもらって、ものすごい熱量が生まれたと思ってます。ガンプロの熱量こそが最大の武器と思ってるんですが、団体の規模感、ネームバリュー感がまだ弱いなと、サイバーファイトフェスでも痛感しました。この熱量を最高の武器にしたいし、搭載できる熱量の分母を増やしたいと考えました。熱量×熱量、このシナジーを発火させていきたい。ホットジャパンでインタコンチネンタル・タッグのパートナーである晋さん(大谷)に力を貸ししていただけないかとということでお願いさせていただいて、快諾いただきました。レギュラー参戦、正式決定を発表させてもらう運びになりました」と経緯を説明。 大谷は「先日の北沢で桜井選手と闘ってちょっとスッキリした。夢人から“ガンプロに”と言われていたんですけど、この団体が何をもって、大谷晋二郎を必要としているのか、今ひとつ分からなかったんです。いろんなプロレスがあって、みんないろんな信念があってやっているんだったら何の文句もない。ガンプロは、来てくださったお客さまに楽しんでいただきます、そういう団体のイメージがあったんです。でも、桜井選手、いや鷲田(旧リングネーム)と闘って、なるほど。この団体には闘いもあるんだと思ったんです。そこで、大谷晋二郎を必要としてくれたと解釈した。このリングに上がりたいと思った。鷲田はもちろん、プンプン匂ってきた。いったい誰か分からないけど。この目で確かめたい。団体から求められたけど、俺からも求めたい。話がなかったら勝手に来ちゃったかも。大谷晋二郎を必要としてる。大谷晋二郎が必要としてる。改めて願ってもない申し出、ありがとうございます」と熱弁を振るった。 すると、今成は「熱量×熱量、“緊急熱量宣言”として、プロレス界にガンプロと大谷晋二郎で発令します。無期限で終わりはない。スケジュールはZERO1とかぶりがないようでしたら、出てもらいます」と発言。続けて、今成は「晋さんの参戦にあたって、懸念でございましたギャランティー、ガンプロの予算の問題は、(親会社の)サイバーエージェント本社から、大谷選手と一緒に熱い運動をしてほしいというお墨付きをいただきまして心配ご無用。ノア、DDT、東京女子に負けないようにやっていきたい」と熱く語っている。 さらに、大谷は「きっかけは夢人だけど、夢人を超えるような熱を持ってる人がいるんじゃないか探して。コイツと闘いたい、熱さを競いたいと思ったら、ガンプロで(NWAインタコンチネンタル・タッグの)タイトルマッチをやってもいい。誰とは言わないけど、男女も言わないけど、(注目の選手が)2人いた」とコメント。レギュラー参戦の初戦となる27日の板橋大会で、大谷は島谷常寛と組み、入江茂弘、岩崎孝樹組と対戦する。島谷が同じ山口出身だと聞いた大谷は「熱い試合をして、(負傷欠場中の)鷲田を悔しがらせてやる」と意気込んだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月10日 10時50分
DDTが谷津嘉章の復帰2戦目を発表「レスリング出身者を集めるのは難しくない」8人タッグ王座に挑戦!
DDTプロレスが8日に記者会見を開き、「CyberFight Festival 2021」(6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)での時間差入場バトルロイヤルで、プロレス用の義足を着用して“再デビュー”を果たした谷津嘉章が、高木三四郎社長とともに会見に出席した。 2年ぶりの復帰戦を終えた谷津は「義足でデビューさせていただき、目標を達成して。長いことプロレスをやってなかったもので、筋肉痛、打撲になって。練習とは違って、実戦でかなり堪えましたけど、デビューできたことを御礼申し上げます。こんな機会を与えていただいた高木社長、ありがとうございました」と深々と頭を下げると、高木社長は「試合を拝見させていただきまして、花道を谷津さんが歩いて来られた時、義足での再起戦に携わってきたのでグッと来るものがありました。リングインして手を上げた時に感慨深いものがあって。試合は何の支障もなく、ブルドッキングヘッドロックや往年の技も決まり、もう少しで監獄固めも決まっていた。動きは申し分なかった。(川村義肢の)川村(慶)社長にもお礼を伝えさせていただいて。勇気、元気を与えられた。再起戦、新たなプロレス再デビューということで。タイミング、コンディションが許せば、不定期になると思いますけど、DDTに参戦していただきたい」と出場オファー。 それを聞いた谷津は「本当ですか?それもまた励みになるんで。容赦はしないでください。義足も素晴らしいわけですよ。チャンスをいただいて、モチベーションを上げないと。欲も出てくるんで、バトルロイヤルじゃなくて、もっと組んでいただければ。必殺技も実戦でできるように。せっかくチャンスをいただいたんで、できる限り頑張りたい」と満面の笑みを浮かべる。 次戦について、高木社長は「復帰をお祝い、敬意を表して、普通のタッグ、6人タッグを組むのも申し訳ないので。再起を懸けたプロジェクトをお手伝いさせていただいたんで。僕、チャンピオンベルトを持ってるんです。KO-D8人タッグのベルトです。チャンピオン権限で、あと3人探していただいて、タイトル戦をお受けします」と提案。 ここで、今林久弥GMが7.4東京・後楽園ホール大会でタイトル戦が予定されていることをアナウンスすると、谷津は「突然で、どんなメンツか思い浮かばないんですけど。オリンピアンチームもいい。オリンピック選手でなくても、レスリング出身なら集めるのは難しくない。“谷津のためにやるよ”という人がいれば」と快諾した。 現段階で3人のパートナーは未定だが、同大会でチーム・サラブレッドの高木社長、納谷幸男、力、なべやかん組が保持するKO-D8人タッグ王座に谷津組が挑戦することが決定。谷津が“聖地”後楽園ホールに戻って来る。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月07日 22時30分
サイバーフェス秋山準がHARASHIMAを破りKO-D王座防衛、次期挑戦者に大社長を逆指名!
CyberFight傘下の4団体(DDTプロレス、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス)による合同興行「CyberFight Festival 2021」が6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催され、トリプルメインイベントIIで秋山準がHARASHIMAを制して、KO-D無差別級王座のV3に成功している。 試合は、秋山が花道でのヒザ、雪崩式バックドロップなどで攻め立てれば、HARASHIMAはファルコンアロー、スワンダイブ式ボディプレスなどで応戦。15分過ぎ、秋山はヒザ連打、エクスプロイダー、リストクラッチ式エクスプロイダーで怒涛の攻め。それをしのいだHARASHIMAはハイキック、リバース・フランケンシュタイナー、蒼魔刀、バズソーキックで反撃。しかし、スワンダイブ式蒼魔刀をかわされると、秋山がヒザ、リストクラッチ式エクスプロイダーを決め、最後はフロント・ネックロックで絞め上げると、レフェリーが落ちたのを確認して試合を止めた。秋山がさいたまスーパーアリーナという大舞台で防衛に成功した。 試合後、バックステージで秋山は「DDTのアイコンと言われる人間は全部倒して、あとは誰か? 次、(DDT最強決定トーナメントの)『KING OF DDT』があるから、俺が優勝して、今日最後頑張ってた、50代でビンタをバンバン打たれる高木三四郎社長を指名します。なかなか、51歳であんなビンタ食らう人いないから。それでまだ立ってたから元気だよ。社長しながら、大変だと思うけど。そのためには優勝しないと」と大社長こと高木を指名。 一方、敗れたHARASHIMAは「僕が返せなかったんで、レフェリーが止めたのは正解でしょう。強かった。今回僕が目標になったことがあって。秋山選手、僕より年齢上でもチャンピオンでやってるんで。僕も今の秋山さんの年齢くらいまではバリバリできるんだなと、一つの自信になったんで。悔しいけど追いかけます」とまだまだ諦め切れない様子だった。 この試合を見る限り、秋山政権はしばらく続きそうな勢いと強さを感じただけに、DDTの選手の中で、秋山から誰が至宝を取り返すのか、今後注目が集まるのは言うまでもない。絶対王者と化して来た秋山を若い力に止めてもらいたいところだが、Mr.KO-DことHARASHIMAがこのような負け方をしたのは、ショックな出来事である。◆サイバーファイト◆『CyberFight Festival 2021』2021年6月6日埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ観衆 4800人(超満員)▼KO-D無差別級選手権試合(60分1本勝負)<王者>○秋山準(18分53秒 TKO勝ち )HARASHIMA●<挑戦者>※フロント・ネックロック→レフェリーストップ。第76代王者が3度目の防衛に成功。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月02日 10時50分
ノア金剛脱退のマサ北宮が中嶋勝彦と敗者髪切り金網デスマッチで決着へ!ブル中野さんも来場
5月31日に東京・後楽園ホールでプロレスリング・ノアが『三沢光晴メモリアル2021 in 後楽園ホール~Forever in our hearts~』を開催し、中嶋勝彦&マサ北宮がGHCタッグ王座の防衛に成功するも、北宮が中嶋を裏切って金剛離脱を宣言するハプニングが発生した。 GHCタッグ王者の中嶋勝彦&マサ北宮はモハメドヨネ&谷口周平の挑戦を受けた。試合は、中嶋のカウンターのハイキックで怯んだところをトラースキックで顔面を撃ち抜かれ、最後はバーティカル・スパイクが決まり、カウント3。王者組が防衛に成功している。 試合後、中嶋は北宮とグータッチを交わし笑顔でベルトを掲げるが、突如として北宮が背後から中嶋にサイトースープレックスをさく裂。完全に不意を突かれてKOされた中嶋を見下ろしながら、北宮は「何をヘラヘラしてんだよ。信用出来ねーんだテメーは。確信犯だか知らないが、たった1回の誤爆で我慢ならなくなっちまった。ハッキリ言っといてやるよ。10年前だよ。10年前から、健介オフィスに入門したその時からテメーのことがな、嫌いで!嫌いで!嫌いで!大嫌いだったんだよ!もう無理だよ。……拳王、世話になったな!」と中嶋を罵倒するとともに、金剛の離脱も宣言。これには金剛のリーダー、拳王を始めメンバーたちもあぜんとした表情を浮かべて、中嶋を介抱するしかなかった。 バックステージで、北宮は「いけすかねーんだ。見ての通り。たった1回の誤爆でこのザマなんだよ。我慢なんねーんだ。自分を押し殺して金剛に来て呉越同舟でやってきたかもしれないが、もう我慢なんねーんだよ」と捲し立てていたが、よほど不満が溜まっていた様子。対する中嶋は痛みと憎しみに顔を歪ませて、「あのクソガキ……!ケジメ付けてやる、クソガキが……」と制裁を誓うのが精一杯。 北宮は中嶋が金剛入りする前から「中嶋勝彦が嫌い」と口にしていただけに、中嶋が金剛に入り、先輩面されるのが嫌だったようだ。 事態を重く見たノアは、「CAGE WAR powered by ABEMA 〜敗者髪切り金網デスマッチ〜」6.26後楽園大会で、両者による敗者髪切り金網デスマッチで決着戦を行うと発表。“金網の女帝”ブル中野さんが来場することも決定した。男子による敗者髪切りマッチは久々なだけに、話題を呼ぶのは間違いない。(どら増田)
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スポーツ 2021年05月31日 22時30分
タッグリーグ優勝のDDT竹下幸之介、ノア清宮海斗に「勝ち目ないでしょ」
DDTプロレスとしては、16年ぶりとなるタッグリーグ戦「Ultimate Tag League 2021」(5チーム参加)が27日、東京・新宿FACEで最終戦となり、サウナカミーナの竹下幸之介、勝俣瞬馬組が激戦を制して優勝を果たした。竹下組はスマイルピッサリ(HARASHIMA、岡林裕二=大日本プロレス)が保持するKO-Dタッグ王座に挑戦することが決まった。 同9日の東京・後楽園ホール大会で開幕した同リーグ戦は、最終日を迎えた時点で大混戦。イラプションの樋口和貞、坂口征夫組と、準烈の秋山準、大石真翔組が4点で首位タイ。ダムネーションの佐々木大輔、火野裕士組、竹下、勝俣組が3点で追走していた。この日、まず第4試合で樋口組と佐々木組が対戦し、佐々木が坂口からクロス・フェースロックでギブアップを奪い、ダムネーションが勝利。続く第5試合では、竹下組と秋山組が激突したが、竹下のザーヒー(ヒザ蹴り)から、勝俣がスクールボーイで秋山を丸め込んで殊勲の星を挙げている。 この結果、佐々木組と竹下組が得点5でトップに並び、優勝決定戦が行われることに。試合は一進一退の攻防となったが、竹下が佐々木を投げ捨てパワーボムでコーナーマットにたたきつける荒技に出た。2発目をかわされた竹下は佐々木にラリアットを一閃。ここで勝俣がバックドロップで火野を投げて動きを止めると、合体式のMADMAXを決めて竹下が佐々木から3カウントを奪取。 竹下は「最後まで僕たちの優勝を信じて応援してくれたファンの皆さまのお陰で、僕と勝俣、初めて何か実績を残すことができました。最後、やっと渾身のMADMAX決まって、3カウントを奪ったのは俺やけど、今日の主役は俺よりも先に秋山準から3カウントを奪った勝俣じゃないですか!」とマイクすると、勝俣は「28年間、リーグ戦だったりトーナメントで優勝したことがないんで、メチャクチャうれしいです。この先も、もっともっと竹ちゃんと突っ走っていきたいと思いました。私、優勝して満足したくなくなっちゃいまして。欲がすごく出ちゃったんです。KO-Dの現タッグ王者って誰かわかります? 僕と竹ちゃんで(スマイルピッサリに)挑戦しませんか?」と挑戦表明。 これを聞いた竹下は「今の俺たちなら勝てる!今林(久弥GM)さん、竹下、勝俣組、今しかないです!挑戦させてください!」とアピール。今林GMは「この激闘を勝ち抜いた優勝チームですから、もちろんOKです。日程に関しては大日本さんと協議の上、決めて発表させていただきます」と了承し、竹下組のKO-Dタッグ王座挑戦が決定した。 バックステージで、竹下は「まずは勝俣が奇跡を起こしましたね。プロレス界に数年に1度訪れると言われている奇跡を、今日は勝俣が起こして、俺より先に秋山さんから3カウントを取って。ずっと2人がサウナカミーナ、サウナ部になる前、オールアウトの時から、毎週末タッグ組んで、いろんな地方でメインイベントやってきたんですよ。『WRESTLE UNIVERSE』に残ってないような大会とかでも、2人で組んでメインで闘って、いつも勝俣が負けてきたんですよ。いつも勝俣が3カウント取られて。いい噛ませ犬になってたタッグチームだったので、こうして実績を残せて、うれしいですし、強豪チームの中で優勝できたというのがうれしい」と満面の笑み。勝俣は「MAOでもなく、(上野)勇希でもなく、竹ちゃんとタッグリーグに出て優勝できたってことにすごく意味があると思うんです。オールアウトに入ってから、今日までたくさん、いろんなことがありました。ケガも多かったし、プロレスが怖くなった時期もあったし、竹ちゃんが怖くなった時期もあったし、ダムネーションと試合するのがイヤだったという時もあったし。それが今日のためにあった過程だった」と感慨深げに語った。 また、竹下は「CyberFight Festival 2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)でのプロレスリング・ノアの清宮海斗、稲村愛輝組との対抗戦に触れ、「清宮選手は毎日落ち込んでるな。この調子の良さ、勢い。これ清宮、稲村組に勝ち目ないでしょ。4人でこの日の一番を取ろうという、熱のこもった試合をしようという気持ちも最初はありましたけど。申し訳ないけど、もう圧勝で」と必勝宣言。この言葉は清宮の耳に入るのか?(どら増田)
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スポーツ 2021年05月27日 11時30分
義足レスラー谷津嘉章が練習で監獄固めを披露!「これ取ってストンピングやったらもっとすごい」
「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)での「時間差入場バトルロイヤル」で、義足を装着して2年ぶりに復帰する谷津嘉章が5月26日、都内のDDT御茶ノ水道場で公開練習を行い、上々の仕上がり具合を披露した。 CyberFight・高木三四郎社長の同級生である川村慶氏が代表取締役を務める川村義肢株式会社が製作したプロレス用の義足を着けた谷津は、DDTの若手選手・中村圭吾を練習パートナーに、ロープワークからショルダータックル、義足でのキック、ブルドッキングヘッドロック、フロントスープレックス、パワースラム、裏投げなどを試した。さらに、ブレーンバスターで投げられた際の受け身も確認。フィニッシュホールドの一つでもある監獄固めを決めると、中村はたまらずギブアップし、万全とも言える動きを披露。 練習後、囲み取材に応じた谷津は「試合でやるより、ちょっと動いたかもしれない。実戦はまた違うから。こんな風にできることはあり得ないけど、実戦はこんな風にやりたいなと。ただ立つところがね。(義足は)足首が動かないでしょ。立つ時に狙われますね。そういう時は逃げるしかないね。(スープレックスは)あのぐらいできれば。俺は足があって現役の時は裏投げなんてやったことなかった。裏投げでもパワースラムでも、スープレックス系の技はこの義足でもできます。あと流れですよ。どういう時に、それを使うか。それは義足を着けて実戦で経験しないと。たまに、これ(義足の裏の部分)が取れるんですよ。これがなかったら、蹴ったらもっとひどい。ある程度、設計上取れるようになってるみたいです。あと、これは殴るためにあるんですよ(笑)」と笑みを浮かべた。 義足での蹴りは強烈だが、谷津は「これ取ってストンピングやったらもっとすごい。あれは効きますよ。DDTのルールは『それは禁じ手だ』というのはまだないから。今のうちに禁じ手に近いのをやっておこうかと。そのうち禁じ手になったら、蹴っ飛ばしたらまずいでしょ。ここでやっても受けてもらってるだけだから。実際やってみないと、いい方向に向かえばいいけど、悪い方向に行っちゃうかもしれないし。だから俺は燃えてますよ。この義足で全開で行けってことだから」と容赦なく行く構えだ。 蹴りについて、さらに谷津は「(義足は)生身じゃないから、やっちゃたら大変なことになっちゃうから。かと言って、やらないと自分もダメになっちゃう。多少は当たってもしょうがないかなと。みんなは鍛えてるから一発くらいもらったっていいんじゃないかと。かなりトラースキックとかストンピングとか練習してますから。ただ、ある程度試合前に10分くらい感覚をつかんで臨まないと、たぶん乗り切れない。(ふだん)履いてる義足と、この義足は違うんで。当日は試合会場に行って、この義足のメーカーさんと微調整をもう1回して。ウォーミングアップと同時に調整してから、自分のカードに臨むつもりです」とさらなる調整をして当日に臨む。 「義足の強度に不安は?」との問いに、谷津は「ないです。最初は慣れてないので、慣れるまで10分。立つ時がどうも。自力でもうちょっと早く立たなきゃいけない。ヒザがない分立てない。足首も動かない。そこを体幹でどうやって早く立てるか。ロープをつかまずに立てるかということ」と語っていたが、不屈の闘志で幻のオリンピアンとして、大会に華を添えてくれるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2021年05月20日 11時15分
DDT秋山準「いい勝負になると思います」6.6さいたまSAでHARASHIMAの挑戦を受けて立つ!
CyberFightが「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に向け、同所で3大タイトルマッチの調印式を行い、「トリプルメインイベントII」で、秋山準が保持するKO-D無差別級王座に挑戦するHARASHIMAがベルト奪還を誓った。 HARASHIMAは「今回GHCヘビー、KO-D無差別級に出る自分以外の3選手は、新日本、全日本、ノアというメジャー団体で素晴らしい実績を残してきています。僕はもうプロレス界に入った道から何から、全然違いますけど、だからこそそこにも負けたなくて、絶対勝ちたいと思ってます。秋山選手は竹下(幸之介)、遠藤(哲哉)、樋口(和貞)、(男色)ディーノ、たくさんの選手に勝ってきている強い選手です。DDTを昔から知る身として、絶対負けられないと思ってます。あと、『サイバーファイトフェスティバル』、僕の中ではDDT最大のビッグマッチと思ってるので、昔から見てるファンのためにも、しっかり結果を残します」とコメント。ふだんあまり大口を叩かないHARASHIMAが、これほど“勝利”を連発するのは異例である。 受けて立つ秋山は「DDTのアイコンの一人、HARASHIMA選手とやって、勝ったらDDT制圧みたいな感じになってますけど、僕も一応所属なので。もちろんHARASHIMA選手に勝つことも大事なんですけど、いい試合をして、『DDTの試合はこういうもんなんだ』ということも見せていきたいと思います。何よりサイバーファイトがこれからもっと上に行けるように、チャンピオンとして責任をもってタイトル戦を務めたいと思います」と話した。 これまでの前哨戦を闘ってきた印象として、HARASHIMAが「何回も当たってきて、タッグのタイトル戦もやってますけど、非常にうまいし、見せてない部分がまだまだある」と言えば、秋山は「見た目はさわやかな笑顔、ジェントルマンですけど、試合になると割とそういう部分がなくて。負けちゃいけないとか、そういう強い部分が出てくる選手。僕もこういう選手は好きなので。DDTはどうしても、おもしろいとか楽しいとか、そういう部分が強調されると思うんですけど。彼とならガッチリしたプロレス、魅せるプロレスができるんじゃないかと思います」と分析。 両者には体格差があるが、HARASHIMAは「サイズの違いは感じます。身長、体重、あと骨太さというか、サイズの違いは感じますけど、自分はそういう相手ともいっぱい闘ってきているので。攻め方はいくらでもあるし、相手が大きくて強い分、僕はガッチリ技に行くだけです」と問題とせず。秋山は「HARASHIMA選手に限って言えば、やっててそんなに小さいとか、そういう感覚はないですね。そう感じる選手もいるんですけど、HARASHIMA選手に限ってはそんなに感じない。たぶん彼が一つ一つのことを力強くやってきているからだと思うんですけど。いい勝負になると思います」とHARASHIMAの実力を高く評価しているようだ。 大舞台に強いHARASHIMAがKO-Dのベルトを再び腰に巻くのか?それともまだまだ秋山が壁になり続けるのか?注目の一戦だ。(どら増田)
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スポーツ 2021年05月19日 22時30分
大仁田厚新団体旗揚げ戦の日本語実況は若林“恩知らず”健治アナが担当!「プロレスは男の唄」
“邪道”大仁田厚の新団体「FMW-E(FMW explosion)」の旗揚げ戦(7月4日、神奈川・鶴見青果市場)のインターネットライブ配信の実況を、元日本テレビの熱血アナ・若林健治氏が担当することが決まった。英語版はドリュー・パーカー(大日本プロレス)、中国語版は山下輔、布仁ブレンが実況するという国際色あふれる実況陣となっている。 若林アナは局アナ時代の1980年代から2000年まで「全日本プロレス中継」で実況を担当し、その熱さでファンから多くの支持を得ていた。同年に日テレが全日本の中継を打ち切るとプロレスから離れたが、「恩知らずのキラー・カーン」「イカ天とはイカす天龍のことであります」など数々のフレーズを残し、自身も若林“恩知らず”健治を名乗ったことがある。07年に同局を退社し、フリーに転向。CS放送のFIGHTING TV サムライ、GAORAなどでプロレス実況に復帰。現在は若林健治アナウンススクールを主宰し、後進の指導にあたっているが、プロレスへの熱い思いは消えていない。 大仁田は今回、ライブ配信を行うにあたり、その実況に、若手の頃からの付き合いである若林アナに白羽の矢を立てた。快諾した若林アナは「プロレスは男の唄、裸の唄、昭和の唄!頑張ります!」とコメントし、久しぶりのプロレス実況に燃えている。 同大会の前売券は5月7日に発売を開始したが、大仁田以外の出場選手が発表されていないにもかかわらずわずか1週間でソールドアウト。そのため、会場側と協議して、ソーシャルディスタンスを保った上で増席したが、それも完売間近。ライブ配信チケットは、北米からの反響がすごく、問い合わせが殺到しているそうだ。当初予定の6月1日から前倒しして、5月22日から発売を開始することになったという。 そのライブ配信チケットでは、異例ともいえる「事前応援投げ銭」制度を導入。これはチケット購入時に同時に申し込むもので、「応援投げ銭」をした人の氏名が、会場正面の横断幕(6メートル×3メートル)に掲載され、SNSなどでも公表。氏名が掲載された横断幕は今後のすべての会場で使用される。 大仁田は今回の新団体旗揚げを「アメリカ進出」の足掛かりにすると明言している。世界的に配信され反響が大きければコロナ収束後、アメリカで「オーニタ」の電流爆破マッチが見られるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年05月12日 22時30分
大仁田FMW-E旗揚げ戦のメインで史上最大の電流爆破マッチ執行!世界配信決定「いいアピールになる」
“邪道”大仁田厚が新団体「FMW-E(FMW explosion)」の旗揚げ戦「インデペンデンス・デイ」(7月4日、神奈川・鶴見青果市場)のメインイベントの試合形式を「地獄デスマッチ」にすると、会見で明らかにした。 今年3月に米AEWで行われた有刺鉄線電流爆破デスマッチ(ケニー・オメガVSジョン・モクスリー)をライブやインターネット配信で見た世界中のプロレスファンから、Twitterなどで「オーニタのホンモノの電流爆破が見たい」との声が多数寄せられた。これをきっかけに大仁田は電流爆破に特化した新団体の設立を決断。「FMW-E」の旗揚げを発表したところ、国内のみならず海外、特に米国のファンから問い合わせが殺到しているという。 その旗揚げ戦のメインは、これまで幾多の危険な試合を経験してきた大仁田ですら、いまだ臨んだことがない過激な試合形式となる。今回は、リングの2面が有刺鉄線電流爆破となり、有刺鉄線電流爆破バットを2本用意。場外の1面には有刺鉄線バリケードマット地雷爆破(地雷8個)を設け、さらに新たに開発された有刺鉄線電流爆破テーブルが用いられる、まさに“地獄”のようなデスマッチだ。テーブルといえば、大仁田の十八番の一つに机上パイルドライバーがあるが、技を仕掛けたときに爆破が起きれば、攻撃する側も大ダメージを負いかねない。 さすがにこれほど過酷な試合形式となると、並み居るデスマッチファイターも尻込みしかねないが、大仁田は「過激だからこそ、このリングに上がる意義があるんじゃないか。試合は世界に向けて配信されるから、いいアピールになるぞ。我こそはという選手は、名乗りを挙げてほしい!」と出場選手を募った。 現時点で出場を表明した選手はいないが、果たして、こんな過激な試合形式で手を挙げる選手はいるのだろうか?大仁田は電流爆破のオリジナルをデスマッチのルーツであるアメリカに本気で持ち込もうとしている。ここでチャレンジすればコロナ禍が明けた後にはなるが、アメリカ進出もオプションで付いてくる可能性もある。どんな選手が出てくるのか楽しみに待ちたい。(どら増田)
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スポーツ 2021年05月10日 23時00分
DDT16年ぶりのタッグリーグ、クリス&アントンが秋山準率いる準烈を破る波乱の幕開け!
DDTプロレスが9日、無観客で東京・後楽園ホール大会を開催した。同大会では、同団体として16年ぶりとなるタッグリーグ戦「Ultimate Tag League 2021」(5チーム参加)が開幕。セミファイナルでは、優勝候補の一角である秋山準、大石真翔組(準烈代表)が、正式なタッグチームではないクリス・ブルックス、アントーニオ本多組(欧州代表)に不覚を喫す波乱の幕開けとなった。 試合は序盤、準烈コンビが優位に進めると、アントンは早くも創作昔話「ごんぎつね」を披露しようとするも、秋山が蹴りを入れて阻止。秋山がアントンの急所にヒザを叩き込むなど、準烈の優勢は続いた。窮地のアントンは再度「ごんぎつね」をトライ。今度は秋山も大目に見たが、不意を突いてアントンがサミングを狙うも秋山はカット。アントンはなんとか大石を攻め立てるも、秋山のサミングを食らって流れが変わった。大石がミラクルエクスタシーでフォールを取りにいくも、カウントは2。ならばとフジヤマニーロック狙いも、アントンがレフェリーの死角を突いた隙にサミング。そのまま丸め込んで大石から3カウントを奪取した。 バックステージで、秋山は「まだ生きてたのか。アレくらいでダメだろうと思ったけど。リーグ戦は負けても立て直せば何とかなると思いたいけど、出場チームが少ないから。絶対勝たないといけない。あとを取らないと。あと3つがきつい」とシブい表情も、残り全勝を誓った。「すみません」を連発した大石は「(残り)絶対負けないんで」と自身に言い聞かせていた。片や殊勲の星を挙げたアントンは「偶然じゃない。運命なんだよ」と満面の笑み。クリスは「混乱して、よくわかってないけど、彼についていくだけ」とアントンに信頼を寄せているようだ。 なお、メインイベントでは「ダムネーション」の佐々木大輔、火野裕士組と「The 37KAMIINA(サウナカミーナ)」の竹下幸之介、勝俣瞬馬組によるもう1つの公式戦が組まれており、熱闘の末、30分時間切れ引き分けのドローに終わっている。◆DDTプロレス◆『Ultimate Tag League 2021 in KORAKUEN HALL!!』2021年5月9日東京・後楽園ホール無観客試合▼公式リーグ戦(30分1本勝負)秋山準&●大石真翔(13分9秒 エビ固め)クリス・ブルックス&アントーニオ本多○(どら増田)
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