エンゼルス
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スポーツ 2021年08月03日 11時30分
エンゼルス・大谷の右手親指故障は深刻か 歴史的快挙達成に黄信号、本人・球団も詳細をひた隠し?
ベーブ・ルース以来となる「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」まで、あと5勝。エンゼルス・大谷翔平選手を休ませてやることはできないのだろうか。 7月28日(現地時間、以下同)のロッキーズ戦の途中、ファールボールが右手親指にぶつかり、8月1日の先発登板を回避。翌2日へのスライドも発表されていたが、エンゼルスはそれを訂正した。「早くても8月5日か、6日。確定ではない」と。 ジョー・マドン監督は「(怪我が)悪化したわけではない」と補足していたが、右手は二刀流の源であると同時に、“ウィークポイント”もある。故障を抱えてながらの出場は完治を遅らせるだけではなく、投打ともに好調さを狂わせてしまいそうだ。 >>エンゼルス・大谷に“日本復帰説”が急浮上? 球団が目論む球宴級のフィーバー、実現は鬼門から始まる後半戦次第か<< 「大谷は右投げ左打ちです。右手で投げて、右手でバットを振るので、右手を怪我したら、野球ができません」 日本のプロ野球解説者の見解だ。 右手親指にボールが直撃した28日だが、大谷は37号3ランを放っており、翌29日は盗塁も決めている。“ハツラツ・プレー”が続いていたので、日米双方のメディアも登板回避の発表があるため、気がつかなかった。 米国人ライターがこう続ける。 「故障した状況が、よく分からないんですよ。エンゼルスも発表してくれないし…。大谷は指名打者で出場していたので、味方野手が守備についている間、ダグアウト(ベンチ)に座っていました。ファールが跳ね返り、エンゼルスのベンチに飛び込んできたそうです。大谷は2列目のベンチにいて、とっさに両手で頭部をふさいだ時にぶつかったそうです」 その瞬間、大谷は声を上げていない。跳ね返った打球の方向に大谷がいたことは分かっていたが、マドン監督やチームメイトも大事に至らなくて良かったと思い、またグラウンドに目を向けたそうだ。 右手親指の負傷がマドン監督に報告されたのは、試合後だったという。 8月1日、1試合2併殺の屈辱も味わった。負傷後から同時点までのバットマン成績は、4試合2安打1打点。ホームランはゼロだ。「バットを振ること自体、さほど影響はない」との報道もあったが、やはり、実戦でボールを打つ衝撃に負傷箇所が“悲鳴”を上げているようだ。 「大谷は自分から『休ませてくれ』とは絶対に言わないタイプです」 NPB時代を知る日本人メディアがそう言う。マドン監督は球団が登板回避を決めなければ、大谷は先発マウンドに上がっていたかもしれない。 「負傷箇所について、大谷はノーコメント。試合後のオンライン会見も身体のケアやミーティングを理由に辞退しています」(前出・米国人ライター) 米メディアによる報道、現地関係者に連絡を取った限りでは、8月第一週の週末登板が可能だとしても、短いイニングになるとのこと。また、「投手・大谷」は味方打線の援護に恵まれないケースも少なくない。2ケタ勝利に関しては「ギリギリで届くかどうか」というのが大方の予想だ。 1918年以来となる2ケタ勝利、2ケタ本塁打達成は見たい。「痛い」「休ませてくれ」とは絶対に言わない大谷のサムライ・スピリットも応援したいが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月20日 11時05分
エンゼルス・大谷、後半戦初アーチは同僚のおかげ? 記録のためにもぎ取った安打で自覚した修正点とは
「大谷っていいヤツじゃん!」、改めてそう感じさせられた一戦だった。 7月18日(日本時間19日)に行われたマリナーズとの一戦で、後半戦初となる34号アーチが飛び出した。試合は落としたものの、9回裏の第5打席でスタンドに叩き込んだ。 「球宴での疲労、ホームランダービーでのフルスイングの連続などで調子を落としているとも指摘されていました。エンゼルスの首脳陣、そして、ファンを安心させる一発だったと思います」(米国人ライター) これで、本塁打王争い2位のゲレーロ(ブルージェイズ)とは3本差。「シーズン60本ペース」なんて米報道もあったが、エンゼルスのジョー・マドン監督を始め、チーム関係者はその前の第4打席に注目していた。 >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< その第4打席とは、平凡な一塁ゴロ。しかし、必死の全力疾走で「セーフ」にしてみせた。これが、なぜ注目されたかというと、チームメイトの記録更新も掛かっていたのだ。 「チームメイトのデビッド・フレッチャーが『26試合連続安打』の記録更新中でした。エンゼルスの球団史上では1998年にギャレッド・アンダーソンがマークした28試合が1位。あと2試合で1位タイ、なんとかしてあげたいと大谷は思っていました」(前出・同) フレッチャーはここまで4打数ノーヒット。第4打席は7回、このまま試合が進めば、フレッチャーに打席は回ってこない。大谷は自身が出塁することで、9回の第5打席をプレゼントしたいと思っていたのだ。 フレッチャーの記録は第5打席で三振を喫し、ストップ。フレッチャー本人はもちろん、チームメイトも感じるものがあったはすだ。 しかし、同時にこんな指摘も聞かれた。 「大谷の第4打席ですが、前半戦の大谷なら、間違いなくボールがスタンドまで届いていました。明らかな打ち損じ。力で引っ張ろうとしたのか、左肩が下がりすぎている印象を受けました」 同試合の衛星放送を見ていた日本のプロ野球解説者がそう指摘する。 力で引っ張る。つまり、球宴前日のホームランダービーの影響である。 とは言え、大谷は「並みのバッター」ではない。打ち損じた第4打席の反省を、次の第5打席に活かしていた。 「第5打席のホームランですが、低めのボール球です。見逃していたら、完全にボールカウントになっていました。大谷は無意識のうちに左肩が下がっていることを試合の中で自覚したのでは? だから、左肩が下がっても影響の出ない低めの投球に狙いを定めていました。すごい応用力です」(前出・プロ野球解説者) 試合後、エンゼルスのマドン監督も「センター方向に打とうしていた」と、第5打席のホームランを評価していた。34号アーチは右中間スタンドのややセンター寄りに飛び込んでいる。無意識のうちに力が入りすぎていた。それを大谷本人も気づき、“センター返しを意識したバッティングで修正した”と称賛したのだ。 チームメイト思いで、打撃フォームを崩しかけていた自身の状態に気づく。かつ修正もできる。大谷の快進撃は止まりそうにない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月16日 11時00分
エンゼルス・大谷に“日本復帰説”が急浮上? 球団が目論む球宴級のフィーバー、実現は鬼門から始まる後半戦次第か
「大谷フィーバー」を正確に判断することが必要となってきた。 AP通信によれば、今年の米オールスターゲームのTV視聴率は4・5%。過去最低の数値を更新したという。日米の野球ファンが大谷翔平選手に釘付けとなり、米国内では、普段はスポーツ情報を扱わない経済誌や社会情報のTV番組までがその様子を伝えていた。なのに、視聴率が史上最低とは…。 「大谷フィーバーの第2弾と言うか、次のビッグイベントがすでに企画されています」(米国人ライター) そのビッグイベントとは、2023年3月にエンゼルスの開幕戦を「日本で開催する」と言うもの。イチローが現役だったころ、マリナーズも日本での開幕戦を行っている。企画自体に目新しさはないが、大谷の凱旋帰国試合となれば、日本のファンは「絶対に観に行きたい!」と思うはず。 日本市場でのチケットの完売は必至。しかし、母国での活躍を中継し、通常よりも多くのCMスポンサーを獲得したいとする米国TV局側の目論見は怪しくなってきた。 日本のプロ野球関係者がこう言う。 「エンゼルスが日本での開幕ゲームを企画しているとの一報は、こちらにも届いています。責任者との細かな打ち合わせはこれからですが、12球団の興行(試合)と被らないよう、日程などの調整がつけば、大歓迎ですよ」 マリナーズの前例に倣えば、エンゼルスと日本球団のオープン戦も企画されるだろう。 しかし、問題は「米国のTV視聴率の低迷」だ。一部報道によれば、米球宴の前日に開催されたホームランダービーの視聴者数は前回2019年よりも約15%も増えたそうだ。 「エンゼルスのSNSの契約者が急激に増えたとのニュースも紹介されていました。間違いなく、大谷のおかげです。エンゼルス以外のファンも大谷には好意的です。後半戦も活躍してもらわないと」(前出・米国人ライター) >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< エンゼルスの後半戦は日本時間の明日7月17日、マリナーズとの一戦で始まる。 そのマリナーズ戦だが、良い情報と悪い情報の両方が聞かれた。17日に対戦するマルコ・ゴンザレス投手との昨年の対戦成績は11打数1安打。前半戦最後のカードもマリナーズだったため、同投手と対戦しているが、3打数1安打。33号アーチを放ったが、第3打席では空振りの三振を喫している。苦手克服とはならなかった。 「18日の先発が予定されている菊池雄星投手とは、7打数3安打で1本塁打(19年対戦成績)と相性が良いようです」(前出・同) 高校時代の先輩相手からホームランを打てば絶対に盛り上がるはず。まずは苦手投手の克服だが、その打撃成績は“凱旋試合”の打ち合わせにも影響してきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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社会 2021年07月14日 17時00分
『ひるおび』恵、大谷翔平選手のひげなし&黒髪を絶賛 「価値観古いな」疑問の声集まる
14日放送の『ひるおび!』(TBS系)で、MCの恵俊彰がエンゼルスの大谷翔平選手を絶賛したものの、その言葉にネット上から困惑の声が集まっている。 問題となっているのは、大谷選手が史上初めて二刀流でMLBオールスターゲームに出場したことを取り上げた際の一幕。大谷選手は1回裏の先発マウンドに上がり、見事勝ち投手に。日本選手が勝利投手になるのは2大会連続となった。 スタジオでも大谷選手の偉業を大絶賛。そんな中、恵は「やっぱりこう、アメリカに行ったりすると、ヨーロッパでもサッカーでもいいんだけど、日本人の場合、ひげ生やしたりね、髪染めたりね、すごみを見せなきゃなめられてしまう、って」と、海外進出したスポーツ選手の多くがひげを生やしたり髪を染めていることを指摘した。 >>『ひるおび』恵、駆除された札幌ヒグマに「かわいそう」発言で疑問の声も「怪我人出てるのに…」<< 恵は「それも分かるじゃないですか、侍的なイメージが」と理解を示しつつも、ずっと黒髪でひげも生やしていない大谷選手について、「この方、まったくないですよ、それが!」と絶賛。これに出演していた元プロ野球選手で野球解説者の槙原寛己氏も、「アメリカンナイズされてっちゃうみたいなのは彼に限ってはないだろうなって気はしますよね」と同意していた。 さらに恵は「常に自然ですよね。髪染めるわけでもひげ生やすわけでもなんでもない」といい、「カメラの前に現れるときはいつも同じ大谷さんじゃないですか」と力説していた。 しかし、この発言にネットからは、「価値観古いな…」「髪染めてもいいでしょ…」「人をディスって誰かを上げるのはやめたほうがいい」という困惑の声が集まってしまっていた。 大谷選手の好青年っぷりをほめたかったのかもしれないが、古い価値観が思わぬ形で明らかになってしまったようだ。
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スポーツ 2021年07月13日 11時00分
エンゼルス・大谷の影響で元全米ドラ1がNPB入り? 大ボーンヘッドで干されるも、日本式練習で開花の余地アリか
これも、大谷効果か? メジャーリーグ・オールスターゲームのホームランダービーを翌日に控えた7月11日(現地時間、以下同)、傷心のスラッガーが「アジアのプロ球団と契約した」との一報が全米を駆け巡った。 「大谷翔平の活躍で、『日本の野球』のレベルの高さ、選手育成のことなどが再評価されています。米球宴に選ばれた大谷、菊池雄星、ダルビッシュ有(欠場)は、みんな個性が違います。共通して言えるのは守備力が高く、走攻守の基礎がしっかりしているということ」(米国人ライター) 日本で学びたいと思う若手や、マイナーリーグの選手も増えているそうだ。 >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< そのアジア球団と契約した天才選手とは、ピッツバーグ・パイレーツのウィル・クレイグ内野手。2016年ドラフト会議で1位指名され、昨年、メジャーデビューを果たしたばかりの右のスラッガーだ。 なぜ、「傷心」と称されるかというと、今年5月27日のカブス戦で“歴史的な珍プレー”をやらかしてしまったのだ。 クレイグが一塁守備に就いていた。バッターは三塁ゴロを放ち、三塁手が一塁に送球。送球が本塁側にやや逸れて、クレイグはベースを離れて捕球した。打者走者にそのままタッチしようとした。打者走者は本塁方向に2、3歩下がって、それを避ける。 「クレイグが一塁ベースを踏めば、その時点でスリーアウト・チェンジなのに?」 ところが、である。クレイグは何をどう勘違いしたのか、打者走者を追いかけ出したのだ。打者走者はビックリして本塁方向に逃げる。最後はクレイグが味方捕手に送球。その間に二塁走者はホームインし、打者走者はガラ空きになった一塁へ。味方野手のエラーも重なって、二塁まで到達してしまった。 これには、スタンドのファンも「野球のルールを知らないのか?」と大爆笑だった。「その後、クレイグはマイナー落ちとなりましたが、怪我ではありません。行く先々で珍プレーのことを言われ…」(現地関係者) 移籍は、環境を変えるためでもあったようだ。 「大谷に限らず、NPBを経験したメジャーリーガーたちは、『日本は反復練習が多い。コーチは辛抱強く、細かいことまで教えてくれる』と話しています」(前出・同) 「アジアの球団」とは報じられたが、詳細はまだ明かされていない。巨人、ソフトバンク、楽天、打線低迷に苦しむ日本ハムが「再生可能」と見たのか、それとも、韓国プロ野球界か? 「大谷とダルビッシュが同じ日本ハム球団出身で、ともに背番号が『11番』だったとか、大谷と菊池が同じ高校の先輩後輩だったなど、日本球界の話が紹介されています。クレイグが日本で素質を開花させたら、日本の育成法がさらに注目されるでしょう」(前出・米国人ライター) 巨人を始めとするNPBの各球団は“即戦力”を求めている。その点ではクレイグは当てはまらないが、大谷の活躍でNPBも注目されている。今後、「日本で学びたい」と思う米球界の若手も増えていくだろう。日本球界のステータスも上がった。これも、大活躍の大谷のおかげである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月09日 11時20分
エンゼルス・大谷、ホームラン競争の特別ルールが追い風に? 大活躍の裏でMLBに起きている異常事態とは
米オールスターゲーム・ホームランダービーの組合せが発表された(7月8日/日本時間)。“本命”大谷翔平選手は1回戦でナショナルズのフアン・ソト外野手と対戦する。 「今年のホームランダービーに関する注目度が、さらに高まりました」(米国人ライター) その理由は、「特別ルール」の採用が決まったからだ。 ホームランダービーは球宴前日の7月12日(同13日)に開催される。8人の選手がエントリーされており、1対1のトーナメント方式で決勝戦まで計3ラウンドが行われる。特大ホームランを2本打ったら、30秒間のボーナスタイムが与えられる。「限られた時間内にたくさん打った方が勝つ」という、シンプルなルールだ。 >>エンゼルス・大谷出場のホームランダービー、賞金は日本の100倍! 破格の大金ゲットへ本人も準備万端か<< 今回採用される特別ルールというのは、“飛ぶボール”だ。米各紙では「ダービーボール」「保湿室を使用しないボール」と称されていた。 日本では紹介されていないが、今季のメジャーリーグは「歴史的な投高打低」の傾向にある。大谷が日本人メジャーリーガーのシーズン最多ホームラン数を塗り替えたためか、日本にいるとピンと来ない話だが、メジャーリーグでは公式球の材質を少しだけ変えている。飛距離を落とし、機動力や、「アウト、セーフか?」の間一髪を争うスリリングな展開を増やすのが目的だった。 また、今季から公式球を保湿室で管理されるようになった。保湿室を使わず、ボールの乾燥具合が高まれば、飛距離は増す。ド派手なホームランショーになりそうだ。 「ホームランダービーなのに、1ケタ台の少ない数での争いになったらシラケてしまいます。同ダービーと球宴の舞台となる『クアーズ・フィールド』は高地にあるため、ホームランの出やすい球場と位置づけられています。お祭りなんだから、派手にホームランを量産してくれということ」(前出・同) ホームランダービーを契機に、各チームの大谷への警戒はさらに高まるだろう。ア・リーグ本塁打王争いのトップに君臨しているせいもあるが、エンゼルスも“大谷効果”で勝率が上がってきた。直近の10試合で見れば、8勝2敗。地区優勝争いにはまだ遠いが、首位アストロズ、2位アスレチックスは「下位チームに取りこぼしをしたくない」とし、エンゼルス叩きを仕掛けてくる。 「後半戦は投手よりも、打者としての出場が増えそうです。大谷が欠場すると得点能力も落ちるので」(特派記者) 対戦チームのピッチャーは大谷を封じ込めるため、ストライクを投げてくれなくなる。敬遠の場面も増えるだろう。勝負をしてくれないイライラで調子を崩す選手も多い。ホームランダービーを勝ち抜くヒケツは、集中力だとされている。後半戦も好調さを持続してほしい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月06日 11時45分
エンゼルス・大谷、マリナーズ戦が明暗を分ける? ホームラン競争へ立ちはだかる鬼門を「日本流」の秘策で乗り越えられるか
エンゼルスの大谷翔平選手が31号本塁打を放った(7月5日/日本時間)。31本は2004年に松井秀喜氏が記録した日本人最多本塁打数だ。“新記録”は時間の問題であり、同時に米オールスターゲームのホームラン・ダービーへの期待もさらに高まってきた。 「大谷は本当に優勝できるんじゃないか?」 “本命”説も浮上してきた。複数の日本のプロ野球関係者たちがそう言う。それも、単なる期待論ではなく、れっきとした根拠があってのことだ。 >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< 「優勝候補と目されていた何人かの選手が出場を辞退しました。ホームラン・ダービーは限られた時間の中で数多く打った選手が勝利します。そうなると、力でボールを飛ばそうとしたり、慌ててフルスイングしたために本来の打撃フォームを崩してしまうこともあります。過去、後半戦に成績を落とした選手もいました」(米国人ライター) 打撃投手役が投げた球数ではなく、「制限時間内にどれだけ打ったか?」が問われるのだ。 その「4分間」の勝負は、決勝に進めば3度繰り返されることになる。パートナーは出場選手が決めることができ、大谷は自軍のブルペン捕手であるジェーソン・ブラウン氏を“指名”している。 「ブラウン氏は試合前の打撃練習でもピッチャー役を務めています。ホームラン・ダービー本番でも自分のテンポで打つことができると思います」(前出・同) 米メディアは「スタミナ勝負」とも伝えていたが、日本の関係者たちは違う見方をしていた。 「日本の打撃練習と似ているんです。一人の選手が30分以上、打ち続けるフリー打撃の練習があって、ホームラン・ダービーと似ています」(プロ野球解説者) キャンプ中、ホームベース付近にケージを2、3か所用意し、打撃投手、もしくはマシン相手にひたすら打ち続ける練習だ。メジャーリーグでも行われているが、30分以上も打ったりはしない。日本では当たり前の練習だが、米国では「実戦的ではない」とされ、練習試合を重視する。 「NPBに来日してきた外国人選手は、日本式のフリー打撃をやったとしても、短い時間で切り上げてしまいます」(前出・同) どちらの練習が理に適っているかの話ではない。大谷は花巻東高校、日本ハムで“ひたすら打ち続ける練習”を積み重ねてきた。「4分間計3回のフルスイング」でバテるなんてことはあり得ないのだ。 この日本式の練習がホームラン・ダービーにおいて、プラスに転じるというのが日本の関係者たちの見解だ。 大谷は打撃好調であり、この調子のままホームラン・ダービー本番を迎えれば、本当に優勝するのではないだろうか。 「あえてマイナスのことを挙げるとすれば、11日のマリナーズ戦です(日本時間)。マリナーズはマルコ・ゴンザレスの先発を予定しています。大谷はゴンザレスが苦手で、昨季は11打数1安打と完全にカモにされていました」(前出・米国人ライター) ゴンザレスは技巧派左腕。今季は開幕投手も務めたが、故障でしばらく戦線を離れていたため、今季の対戦はなかった。苦手投手を克服できれば大きな自信にもなるが…。大谷がホームラン・ダービーで勝利すれば、“心技体の日本流”も見直されるのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月21日 11時25分
エンゼルス・大谷出場のホームランダービー、賞金は日本の100倍! 破格の大金ゲットへ本人も準備万端か
エンゼルスの大谷翔平選手が米オールスターゲームの前日(現地時間7月12日)に開催される「ホームランダービー」に出場する。「日本人メジャーリーガー」として初出場となることは既報通りだが、それに勝てば、得るものは名誉だけではない。 「ホームランダービーに大谷が出場するということで、米国の野球ファンは例年以上に強い関心を示しています。ホームランダービーは全米が注目する人気イベントなんです」(米国人ライター) 大谷は本塁打22本でア・リーグ2位(同6月20日時点)。470フィート(約143m)の大アーチも放っており、ホームランキング争いを繰り広げるライバルたちよりも「平均飛距離が長い」とも伝えられている。 「大谷はア・リーグ指名打者部門でファン投票1位(同時点)、ホームランダービーにも選ばれて当然」(前出・同) >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< ホームランダービーは、8選手によって争われる。日本のオールスターゲームでも行われているが、決定的な違いは「優勝賞金」の金額だ。ナント、100万ドル(約1億1000万円)。日本でも優勝賞金は出るが、100万円。100倍以上も違うのだ。 MLB機構が開示したメジャーリーガーの最低年俸が約57万ドル(2021年)だから、優勝者は「4分×3ラウンド」の12分間で“1年分”以上を稼ぎ出してしまうわけだ。 興味深いのは、それだけではない。米オールスターゲームは「ミッドサマー・クラシック」の愛称で呼ばれている。直訳すれば、“真夏の古典劇”。1933年、カール・ハッベル投手(ニューヨーク・ジャイアンツ/当時)とベーブ・ルース選手(ニューヨーク・ヤンキース)が対戦したらどちらが勝つのかという、普段は対戦のないナショナル・リーグとアメリカン・リーグのスター選手の対戦願望から球宴が始まった。その歴史を選手も大切にしていて、選ばれたことを誇りに思っているそうだ。 日本の球宴だが、出場の経験を持つプロ野球解説者が、こんな内幕を教えてくれた。 「各チームがリーグ指揮官を務める監督に連絡し、『ウチのピッチャーは投げさせないでくれ』『何球以内に』とお願いするんです。リーグ指揮を執る監督が各投手に登板予定を告げても、『投げるなって言われて来ました』なんて言い返したり…」 「故障」を心配する声は、米球界でも聞かれる。しかし、それは張り切りすぎるなという意味である。 普段は対戦のないナ・リーグ球団のファン、エンゼルス戦が中継されていない東海岸地区の野球ファンも二刀流の活躍は知っており、今年の球宴を楽しみにしているという。 「ホームランタービーで大谷のパートナーを務める打撃投手も決まりました。エンゼルスのブルペン捕手であるジェーソン・ブラウン氏です。大谷自らが指名したということは『勝ち』を意識しているのでしょう」(前出・米国人ライター) “クラシック”に名を刻むのもスゴイが、100万ドルの使い道も聞いてみたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月18日 18時30分
エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声
18日(現地時間17日)に行われたロサンゼルス・エンゼルス対デトロイト・タイガースの一戦。「7-5」でエンゼルスが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがエンゼルス・大谷翔平を襲った珍アクシデントだった。 注目が集まったのは、両チーム無得点の1回裏にあった一幕。この日「2番・投手」で先発した大谷は、1回表に1死一、二塁のピンチを招くも無失点でピンチを切り抜ける。その裏、1死で打席に立つと四球を選んで一塁へ出塁した。 すると、一塁を守っていたタイガースのカブレラが大谷に何か言葉をかけた後、突然大谷の股間をちょんとつつくようにタッチ。大谷はタッチされた瞬間に大きく腰を後ろに引き、その後は苦笑いを浮かべながら走塁体勢に入った。 >>オリックス・山本が捕手の“金的”に爆笑! お立ち台で思い出し笑い、インスタライブで真相を明かす<< この光景を受け、ネット上には「談笑から急に股間を触るとは予想外過ぎる」、「股間タッチ食らった大谷が完全に腰砕けになってて笑う」、「あんな大男(カブレラは身長193センチ、体重110キロ)から股に手出されたら誰でもビビるわ(笑)」、「カブレラ初回に三振してたから、『やられたぜこのヤロー』って感じでちょっかいかけたようにも見えた」といった反応が多数寄せられている。 一方、「カブレラって前にもイチロー(氏/元シアトル・マリナーズ他)にセクハラしてなかったか?」、「イチローが塁上で胸揉まれたのを思い出した、あれももう5年前か」、「ちょっと前は上原(浩治氏/元ボストン・レッドソックス他)もカブレラに日本語で絡まれたことあるって言ってたな」と、イチロー氏や上原氏を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 「カブレラは2016年6月30日のマイアミ・マーリンズ戦の試合中に、当時マーリンズのイチロー氏にちょっかいをかけ話題になったことがあります。同戦でイチロー氏がヒットを打って出塁した際、カブレラはイチロー氏の背後から右腕を回して抱きつき、そのままイチロー氏の左胸を鷲掴みに。イチロー氏は表情を変えず冷静な様子でしたが、ファンの間からは突然のスキンシップに対する驚きの声が多数挙がりました。また、上原氏は2020年12月に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画内でカブレラについてトークする中で、試合中ベンチに座っていた時に守備中のカブレラから突然日本語で『ガンバッテ!』と声をかけられ驚いたことがあるという話を明かしています」(野球ライター) カブレラは初めてメジャー昇格した2003年から昨季まで「2457試合・.313・487本・1729打点・2866安打」といった通算成績を残し、2012年にはMLBでは45年ぶりとなる三冠王に輝いたMLBを代表する打者。このこともあってか、一部からは「大打者に触られるなんてなんかご利益ありそうだな」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年06月10日 11時00分
エンゼルス・大谷に打撃不振の危機? 指揮官が危惧する四球攻め、体たらくな同僚たちにも頼れずか
二刀流・大谷翔平選手に試練が降りかかってきた。 チームメイトのマイク・トラウト外野手が右ふくらはぎの故障で故障者リスト入りした。トラウトはMLBの現役最高選手とも称されるスラッガーだ。エンゼルス打線の得点能力はもちろんだが、「打者・大谷」のバットにも影響を与えていた。 「トラウトが欠場したことで、対戦投手の大谷への配球も変わってきました」(米国人ライター) “四球攻め”だ。トラウトが4番で出場してきたが、彼が故障者リスト入りするまでの39試合で大谷が選んだ四球は「6」。これに対し、トラウトが途中退場した5月17日(現地時間)以降の19試合で、「17」と跳ね上がっている。 打者・大谷は「2番・DH」で出場しており、4番・トラウトとの間にはパワーヒッターのアンソニー・レンドン内野手もいるが、今季の打撃成績はイマイチで、 「大谷と勝負しない。四球で歩かせれば、後続バッターは怖くない」 と、バットを振らせてもらえない状況が続いているのだ。 四球で歩かされた大谷はそのモヤモヤを払拭するように「盗塁」を記録しているが、レンドンや代わりに4番に入ったジャレッド・ウォルシュのバットから快音が聞かれず、エンゼルスは厳しい状況が続いている。 >>エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か<< ジョー・マドン監督は大谷への四球攻めについて、「しっかりと(投球を)見極めてほしい」と記者団に語っていた。しかし、メジャーリーグでも好打者が四球攻めで打撃不振に陥るケースは珍しくない。「打ちたい」の一心で、ボール球に手を出し、打撃フォームを崩してしまうからだ。 大谷も「打たせてもらえない」となれば、エンゼルスの得点能力がさらにダウンするのは必至。エース級の投手との対戦では得点好機は少なくなる。四球攻めを食らっている大谷のイライラも気になるが…。 そんな大谷の状況について、米メディアはこんな予想も立てているそうだ。 「指名打者制の使えない米交流戦では、先発しても打席に立つリアル二刀流になると思われます」(現地関係者) それだけではない。現在の2番から3番か4番に打順が変更されるのではないかとも予想されていた。 「レンドン、ウォルシュの状態によっては、『4番・大谷』をマドン監督も検討するでしょう」(前出・同) リアル二刀流での4番では“マンガの世界”だが、指名打者でバッターに専念できる試合では4番での出場も十分にあり得る。大谷の活躍には日米が熱視線を送っている。だが、エンゼルスはア・リーグ西部地区で下位に低迷している。チームの起爆剤として、「4番投手・大谷」も見てみたいが…。(スポーツライター・飯山満)
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