中条あやみと水川あさみのダブル主演でナースコメディが描かれている本作。中条は元ヤンの新人ナース・はるかを、水川は結婚を目指すアラサーのナース・夏美を演じている。第3話では、かつて別の病院で婦長をも務めたベテランナース・加奈(財前直見)がすい臓がんで入院してくるというストーリーが描かれた。
第1話では、はるかが勤務初日から点滴交換をさせられたり、歩きながら大声で患者情報を喋ったり、ポニーテールを振り回したりなどして、医療従事者の間で物議になった本作。第2話でも、ゴミ漁りや無駄話しているシーンが多く、「実際の現場はこんな暇ない」「現実と比べると違和感しかない」という厳しい声が聞かれていたが――。
「第3話でも、はるかが勤務中にパソコンで加奈の息子を調べ上げ、休日を使って会いに行くシーンがありましたが、個人情報の観点から見て、まずありえないこと。また、ドラマの演出上仕方のないことですが、加奈ひとりに大勢のナースが掛かりきりになっていたことなどから、『ナースが1人の患者にだけ過剰な
サービスをするのもどうなの?』『プライベートに患者の家族に勝手に会いに行ったら処分ものだわ』『ほぼファンタジー。別次元の病院が描かれてるって感じ』という苦言が集まってしまいました」(同)
しかし、一方では真逆の意見も集まっているという。
「実は、そうしたツッコミに対し、『ドラマって分かってるんだからいいじゃん』『そんなにリアリティを求めるならドキュメンタリーだけ観ればいい』『現実にはありえないからこそドラマなんじゃないの?』といった擁護の声が聞かれています。近年、現実との乖離が見られるドラマには批判が起こりがちですが、そうした批判に対し、疑問の声を抱いている視聴者が一定数いるのも事実。特に、本作は“ナースコメディ”ということもあり、現実には起こりえないと理解した上で展開を楽しんでいる視聴者も多いようです」(同)
賛否両論集めている本作。果たして今後2ケタ視聴率回復となるだろうか――。