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レジャー 2011年03月04日 15時30分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(3/5) オーシャンS、他5鞍
中山11R「オーシャンS」(芝1200メートル) 春の短距離王決定戦「高松宮記念」(3月27日)の前哨戦として、興味深い一戦。 実績は昨年の高松宮記念の覇者で、2連覇を目指すキンシャサノキセキが最右翼だが酷量59キロを背負っており、過信は禁物。 そこで、本命には好走条件の整ったレッドスパーダを推す。今回と同じ休み明けの阪神Cでキンシャサノキセキとクビ差2着の接戦を演じたスピードは、掛け値なしにGI級。しかも、その時は同斤量57キロだったが、今回は3キロ差の56キロだからこれはアドバンテージ。 父のタイキシャトルは平成9年のスプリンターズSを含めGI4勝を挙げた超一流のスプリンター。そのDNAを受け継いでおり、初の1200メートルも全く心配無用。 肝心の状態も前走以上と判断でき、大いに期待したい。 相手は実績からキンシャサノキセキと、ダッシャーゴーゴーだが、台風の目は意外性を秘めたショウナンアルバと、セイコーライコウ。◎9レッドスパーダ○10キンシャサノキセキ▲5ダッシャーゴーゴー△2ショウナンアルバ△3セイコーライコウ 中山10R「スピカステークス」(芝1800メートル) 2着、3着と惜敗続きのダイワファルコンが今度こそ決める。 全3勝(うち1800メートル2勝)を挙げている中山コースにかわり、チャンスは大きく広がった。 当面の相手は、放牧効果で本来のデキに近づいたニシノメイゲツ。◎2ダイワファルコン○1ニシノメイゲツ▲7クーデグレイス△3テラノファントム△4ラルケット 中山9R「黄梅賞」(芝1600メートル) 有力馬は五指に余る、難解なレース。その中で牝馬ながらGI級メンバー相手に、6着(0秒9差)、9着(0秒7差)と好戦してきたマイネイディールが狙い目。 自己条件に戻れば能力は上位。混戦に断を下すとみた。差し切りが決まる。◎9マイネイディール○8プランスデトワール▲11オメガブレイン△4ショウナンカライス△7ジャービス 中山最終12R(ダ1800メートル) 地力強化の目覚ましい、トウショウロジックをイチ押し。 昇級後は2着、3着と毎回上位争いを演じていてチャンスは時間の問題。得意の中山で決める。◎13トウショウロジック○15ナイトフッド▲2トップオブパンチ△7ブラストヘッド△12マジカルブリット 小倉11R「中京スポーツ杯」(ダ1700メートル) 休み明け2戦目で走り頃の、エーシンマダムジーに期待。ハンデ54キロも強調材料だ。◎11エーシンマダムジー○1ハジメレンジャー▲5レッドサーパス△4ルナキッズ△9ツヨイキモチ ☆阪神11R「チューリップ賞」(芝1600メートル) 2歳女王レーヴディソールの右に出る馬はいない。無傷の4連勝で桜花賞に王手をかける。◎8レーヴディソール○10ライステラス▲1ケイティーズジェム△2タガノラヴキセキ△9ジョーアカリン※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2011年03月04日 15時30分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(3/5) チューリップ賞
◆阪神11R チューリップ賞◎レーヴディソール○ライステラス▲タガノラヴキセキ△ケイティーズジェム△メーヴェ 無傷3連勝、しかも勝ちぶりが半端でないレーヴディソール。今週の追い切りでも弾けるような反応で仕上がりの良さは歴然。ここもこの馬で決まりだろう。混迷する3歳牡馬戦線とは異なり、牝馬戦線の主役は誰しもが認めるところだろう。実際、桜花賞の出走権を目標にする馬たちで抽選になるようなトライアルレースなのに、明らかにチャンスが狭まったと判断してか、フルゲートに遠く及ばぬ出走頭数。鉄板だろう。馬券の焦点は、2、3着争い。阪神JF3着のライステラスが相手筆頭か。ライスは、輸送を考慮して栗東に滞在しての調整。追い切りでもバネの利いた走りで軽快感たっぷり。仕上がりが良いので極端に勝ちに行くような競馬をしなければメンバー的に上位入線するだろう。他では、常に良い競馬をしながらも、何かしら強い馬がいて善戦の域を出ないケイティーズジェムとタガノラヴキセキ。ケイティーズは、馬体を維持しており堅実タイプなので今回も大崩れは考え難い。タガノは、武豊騎手への乗り替わりが大きなプラス材料。阪神JFでも0.4秒差7着に頑張っており名手の手綱捌き如何では連下も。以下、クイーンC3着の関東馬メーヴェを3連単の穴に少し抑えておきたい。【馬単】流し(8)軸(1)(2)(10)(12)【3連単】フォーメーション(8)→(2)(10)→(1)(2)(10)(12)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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スポーツ 2011年03月04日 15時00分
亀田大毅 スーパーフライ級への転級初戦はロートル選手と
1月にWBA世界フライ級王座を返上し、スーパーフライ級に階級を上げた亀田大毅(22=亀田)が、4月2日、沖縄県立武道館で転級初戦を行なう。その対戦相手が、元WBC北米大陸ライトフライ級王者のヘスス・マルチネス(35=メキシコ)に決定した。契約体重は1階級上のバンタム級のリミット(53.5kg)より、200g下回る53.3kg。 マルチネスは02年9月に当時のWBC世界フライ級王者、ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に挑戦し敗れた経歴をもつ。99年には現WBC世界スーパーフライ級王者のトマス・ロハス(メキシコ)を判定で下した経験もある。ただ、それはいずれも大昔のこと。ここ数年はこれといった活躍は見られず、現在はほぼリタイア状態の選手。そんなロートルの選手を引っ張り出してきて、世界2階級制覇へのステップになるのかはなはだ疑問だ。 大毅は「相手は有名な選手だし、小柄でうまい。あと3試合ぐらいして、みんなが世界戦をしてもいいと、いってくれるようになってから世界戦をしたい」とコメントしている。(ジャーナリスト/落合一郎)
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トレンド 2011年03月04日 14時45分
『遺恨あり』藤原竜也が演じた被害者遺族の悲しみ
テレビ朝日系列でドラマ『遺恨あり〜明治十三年最後の仇討』が、2月26日に放送された。深い悲しみを抱えた人物を、藤原竜也が見事に演じていた。 『遺恨あり』は、慶応4年に秋月藩で両親を惨殺された臼井六郎(藤原竜也)が明治に入って仇討ちを成し遂げる物語である。江戸時代において仇討ちは武士の義務であり、美談であった。ところが、明治時代に入ると仇討ちは禁止され、謀殺の罪に処せられるようになった。江戸時代と明治時代の価値観の逆転が物語の見どころであるが、ステレオタイプにならない描き方がドラマを引き立たせた。 六郎は一貫して仇討ちに突き進む。藤原竜也の演技は、序盤では舞台俳優のような大げさな演技が目についたものの、中盤以降では抑制が効いていた。表情や話し方、間、立ち居振る舞いで「心をなくした」人物を好演した。 山岡鉄舟(北大路欣也)ら多くの人から復讐の無益さを説かれるが、六郎は決して翻意することはない。しかし、六郎が仇討ちという封建的価値観に縛られていた訳ではない。むしろ六郎の動機は父母の無念を晴らす復讐であった。この点で現代人も六郎に感情移入できる。 両親の惨殺時に国家老・吉田悟助(石橋蓮司)は、下手人の処罰を不問とする不公正な裁きを行った。現代でも警察や司法制度の問題によって、桶川ストーカー殺人事件や光市母子殺害事件のように被害者や遺族が浮かばれないことも少なくない。六郎の行動は時代錯誤ではなく、現代の被害者遺族の無念の代弁でもある。 一方で近代国家を目指す明治政府にとって、仇討ちは許すべからざる犯罪であった。その明治政府の立場をドラマでは、六郎の仇討事件を担当した東京上等裁判所判事・中江正嗣(吉岡秀隆)に代表させた。この中江が中盤の主役とも言うべき味を出している。 土佐の郷士出身で上士に虐げられる立場であった中江は、仇討ちなどの武士道的な価値観に反感を抱いていた。「私情を挟まない」と言いつつも、繰り返し郷士出身であることを強調しており、その法治主義を目指す姿勢も、傍から見れば明らかに特権身分であった武士への反感が原動力になっている。 私情を出発点に正義を語るキャラクターが登場したことは、日本社会の成熟を示す。これまでの日本社会は正義を唱える人に対して過度の倫理性を求める傾向があった。正義を唱える人が少しでも私的利益を得ようものならば、偽善者として猛烈なバッシングを受けた。 しかし、欧米では私的利益と公的な正義を相反するものとは考えない。たとえば欠陥品の被害者が自らの損害回復という私的利益を求めて消費者訴訟を起こすことは、同種被害を減少させるという公的正義にも合致する。この点で中江は単に明治政府の立場を単に代弁するだけの存在ではない。自らの体験した社会矛盾を出発点として世の中を変えたいと考える現代人が感情移入できるキャラクターになった。 ドラマでは復讐の虚しさを描きながらも、救いのあるラストで幕を閉じた。仇討ちを成し遂げても得るものは何もない。それは事実である。しかし、仇討ちがなければ最後の救いも存在しない。無責任に「復讐心を捨てろ」「嫌なことは忘れろ」と言うだけでは済まない悲しみが、視聴者に突き付けられたドラマであった。(林田力)
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トレンド 2011年03月04日 14時30分
巨樹巡り 大イチョウの鶴岡八幡宮=鎌倉市
鎌倉の話題が出ればすぐに風景が浮かぶ鶴岡八幡宮。お正月の三が日だけでも200万人以上が訪れ、参道が人で埋まる光景はテレビなどで報道される。鎌倉は、源頼朝が幕府を開いた古都。正面に相模湾を望み、三方を囲む山からリスが下りてくる。その鎌倉の中心にあるのが鶴岡八幡宮。 鶴岡八幡宮は、頼朝の5代前・源頼義が石清水八幡宮から、祭神の霊を分けてもらう勧請(かんじょう)を行ったのがはじまり。鶴岡八幡宮の祭神は、応神天皇、神話に登場する比売神(ひめがみ)、神功皇后。頼朝が現在の場所に移設した。また、石清水八幡宮のはじまりは、平安時代初期、空海の弟子である行教が宇佐宮に参籠(さんろう)し、八幡様から受けた託宣「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」と伝えられている。 鶴岡八幡宮は幕府の重要な儀式や行事が執り行われた政治的中心地であり、多くの文化財も残されている。鶴岡八幡宮所蔵の国宝「女衣(にょい)」は、完全に保存されている女装では国内最古。平安朝の古式を伝え、本殿奥にある宝物殿で複製を展示している。現在、鶴岡八幡宮では、2月1日から4月30日までの期間限定で、「静御前キティー守」を授与している。これは、お守り袋の絵柄に、頼朝の弟義経の妻である静御前をイメージしたキャラクターを採用したもの。 八幡宮は、摂社らを含めると全国に4万社以上ある。最も身近な神社の一つといえる八幡神社にまつられている八幡様には、多くのエピソードが残されている。東大寺の大仏建立の際には、大仏に塗る金が不足したが、神霊となった八幡様から金は国内から出るという託宣があり、陸奥国から金が献上された。また、「宇佐八幡宮神託事件」も有名だ。皇位を狙った道鏡に対し、朝廷は、和気清麻呂(わけのきよまろ)を宇佐神宮に派遣し、八幡様からお告げがあったという道鏡の進言を確かめた。現在、皇居を取り囲むお濠のそばに、和気清麻呂像が建っている。 武運の神でもある八幡様は、武家からも厚く信仰された。鶴岡八幡宮を勧請した頼義は、平安時代に起きた「前九年の役」のとき、陸奥守・鎮守府将軍として奥州へ向かった。途中、荻窪八幡神社(東京都杉並区)を参詣し戦勝を祈願したといわれている。その荻窪八幡神社に、「道灌槇(どうかんまき)」と呼ばれる槇の木がある。源氏の故事にならい戦勝を祈願した太田道灌が植樹したという。 鶴岡八幡宮の本殿へ続く階段脇には「樹齢1000年」の大イチョウがあり、鎌倉のシンボルとして愛されてきた。しかし、昨年、強風のため倒れた。その後、幹の一部がそばに移植された。 その大イチョウの気になる現在の様子だが、残った根から出ている新芽はだいぶ育っている。移植された幹は、根がない状態だが、専門家によると、数年間は様子を見なければ動向はわからないという。現在、鶴岡八幡宮を訪れる人はみな、大イチョウの前で立ち止まり、祈りをささげている。(竹内みちまろ)
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トレンド 2011年03月04日 14時00分
吉原界隈を真面目に散策する(2)
悲しい魅力にあふれた町、吉原。伝奇小説や落語では、情死などにまつわる幽霊話もたくさんある。 似たような話はないのだろうか。 昭和59年に界隈にあったウイークリーマンションは7つ。平成5年になると20に増えた。そして現在では、吉原エリアに程近いウイークリーマンションには、嬢さまの長期借り手が殺到。およそ「空きが出ることはない」(地元不動産屋)というのが現状のよう。 その借り手のひとりが、美和さん(25歳)だ。明るい茶髪・色白で華奢な体躯の彼女は、非常に人なつっこい女性。ヘルスなどの風俗のフルコースを経て、大阪からやって来たらしい。 彼女が、こんな話をした。 「今でも、欝になってウイークリーマンションから飛び降りる子はいますよ。表ざたにならないだけなんです」 色々と内部ならではの複雑な人間関係なども理由にはあるのだろう。でも中には、現代の情死、ということもあるのだろうか…。 幽霊については、 「ボーイさんは、『見た!』ってしょっちゅう言っていますね」(同) ということだった。 筆者が界隈で見たのは、ズダボロの着物のような服を着たまだ若い女性。やはりもうこの世にはいないはずの人物だったのかもしれない。 なお、急に話は変わるが、伝統のある町だけに食の名店も多く、桜鍋の中江や天ぷらの伊勢屋などのほぼ遺構建築と言ってもいいような外観の店を訪ねてもいいし、三ノ輪や南千住あたりまでエリアを拡げて散策すれば、ハンバーグを食べてもケーキをいただいてもそばをすすっても、中身ぎっしり・ご主人凄腕、という隠れた名店にあたる確立も極めて高かった。実際、そんな意味でも、意外に若い層の新規住人が増えているのがこういった周辺エリアの実情でもあるようだ。 秘史の散歩はいろいろと楽しい。
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芸能 2011年03月04日 13時35分
栗山千明「ひな祭りロックナイト」トークショー出演
女優で歌手の栗山千明が、NEWシングル「おいしい季節/決定的三分間」の発売を記念して、3日夜東京FMホールで「ひな祭りロックナイト」と題した新曲ミュージックビデオ上映会とトークショーを行い、ひな祭りという事で黒と黄色のロック調の着物で登場した。 今回のNEWシングルは、栗山自身も大ファンという椎名林檎が作詞・作曲のプロデュースをしており、「林檎さんと初めてお会いしたレコーディングは本当に緊張しました、でも林檎さんが盛り上げてくださって緊張がほぐれました」、そして上映されたミュージックビデオを振り返り、「おいしい季節はすがすがしい気分で歌えまして、決定的三分間はストーリ的に彼の部屋に忍び込みという意識で撮影しました」と語った。 カップリング曲には、栗山が大のアニメ好きと猫好きという事で、週刊少年ジャンプに掲載されていた大人気TVアニメ「キャッツ・アイ」のオープニングテーマ「CAT'S EYE」をキュートでドライブ感抜群の最新型ロックサウンドにアレンジして収録されている。 さらに3月16日には、1stフルアルバム「CIRCUS」も発売予定で、総勢10組のロックアーティストのプロデュースによる栗山の魅力を引き出した個性的でエッジの効いた歴史的ロックアルバムになっている。【発売記念イベント】3月19日14:00〜渋谷タワーレコード21日13:30〜名古屋アスナル金山、18:30〜タワーレコード梅田NU茶屋町店で行われる。
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トレンド 2011年03月04日 13時30分
【コラム】『江〜姫たちの戦国〜』だけじゃない! 視聴者置いてきぼりのNHK歴代“トンデモ”大河ドラマ
歴史をナメきったファンタジックな展開と、キャスト驚きの年齢設定で回を追うごとに視聴者をビビらせまくる上野樹里主演・前代未聞のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(NHK総合他)。かなり心の広い大河ファンのお年寄りたちでさえ、舌っ足らずの大きな娘子(上野)が演じる“幼い江”のありえない活躍や、人物設定にイライラ。視聴率も急落ぎみとか。でも、これで驚いちゃいけない。歴代の大河ドラマにはもっととんでもないドラマも多々存在している。まだネットが世の中に無い時代、吐き出せなかった当時の思いをここに吐露しよう。○自分勝手な女医の生き様に振り回される家族の悲惨。三田佳子主演『いのち』 まずは三田佳子主演『いのち』(1986年)放送。原作と脚本は橋田壽賀子。戦後の日本を生きた情熱の女医・高原未希(三田)の一代記。泉ピン子、赤木春恵、宇津井健と橋田ファミリー大量投入のヒューマンドラマであったが、なぜかヒロインである未希先生の人生設計がグダグダ。疎開先の青森で育ち医者になった未希は農家の嫁の妊婦を救えなかった後悔からアメリカに留学。恋人(役所広司)と再会しプロポーズを受けるも、嫁を失った農家の長男と結婚。でもみんなを置いて東京で開業し、家族が分裂。おばあさんになって元の恋人とまた再会して終わるという、いい人ぶった女医のワガママぶりばかりが際立った作品。江以上の若作りシーンとして、当時50才くらいの三田と妹役の石野真子(当時35才くらい)が第一話で女学生姿に…。○大昔の沖縄のってこんな感じなの!? 東山紀之主演『『琉球の風 DRAGON SPIRIT』 1993年放送、NHK本体ではなくNHKエンタープライズによる「外部製作」第二弾。1年は長すぎるから半年放送としたが、それでも長く感じた恐ろしくメリハリのないストーリーで展開した大河ドラマ。歌やダンスが得意な少年隊のヒガシが政治家で、デビューしたてでドンくさかった渡部篤郎が“沖縄一の踊り手”役って合ってないキャスティングが未だに疑問。ヒロインは原田知世と工藤夕貴。寺島しのぶがこれでデビューするも、バブル期なのに安っぽい事この上ナシの作品に。この後NHKは朝ドラ『ちゅらさん』に至るまで長いこと沖縄ブームを続け、斬新なアイデアだった半年放送はこのあと2作続いたが、不評でやっぱり1年放送に戻った。○淀君が石田三成に乳を揉ませるシーンが!渡辺謙主演『独眼竜政宗』 平均視聴率39.7%、ドラマ自体は「大河最大のヒット作」と言われる渡辺謙主演『独眼竜政宗』(1987年放送)。幼い伊達政宗を演じた子役の男の子と小学生だったお姫様役の後藤久美子が可愛くて日本中で話題に。そんなフレッシュさとは裏腹に、岩下志摩演じる鬼母への恨み節や、なぜか勝新太郎演じる風格ありすぎの豊臣秀吉がドロドロ感を盛り上げていた、とにかく陰湿なドラマ。その数年後、映画や写真集で脱ぎまくる事になる樋口可南子演じる淀君(よどぎみ)が自分を優位にするために、石田三成(演:奥田瑛二)に着物の上からオッパイを揉ませるシーンが。歴史秘話で不倫疑惑はあったものの、そのもの見せる大胆な演出。NHKもここまで! とビックリしたものである。 以上。上記3作品以外にも、「なんだこれ?」っていう設定や「年齢的にキビしいなこの役」というキャスティングは日常茶飯事なNHK大河ドラマ。全体的に良い評価の作品でも一年通して見ていくと、いくつかつじつまが合わなかったり、かならずツッコミどころシーンがあったりする。それは長いゆえ仕方がないのかもしれない。今酷いと言われる『江〜姫たちの戦国〜』に至っても、しばらく我慢して見ていれば、そのうち斬新すぎる歴史解釈やラブストーリー重視の物語に目が慣れてくるであろう。主演の上野やスタッフの頑張りにはぜひ期待したいところだ。(コダイユキエ)
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トレンド 2011年03月04日 13時00分
たま駅長とドラえもん! 世界的に有名なすごい猫の共演!
3月3日、和歌山電鉄貴志川線・貴志駅(たま博物館貴志駅)の一日駅長として『働くネコの先輩』ドラえもんが就任した。 貴志駅は三毛猫のたまが駅長として就任していることで有名な駅。ドラえもんとたま駅長は同じ働く猫同士、意気投合していたようだ。 和歌山電鉄貴志川線では、通常の車両のほかにたま駅長の愛らしいイラストがふんだんに描かれ、車内のカーテンやシートなども猫柄が満載の「たま電車」が一日七〜十往復ほど運行しており、2月22日の猫の日からは今春3月5日より公開の『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜』に先駆けて車内の展示ショーケース内にドラえもんの映画フィギュアなどが多数飾られ、中吊り広告もすべて映画の名シーンを描いた特別セル画ポスターとなっている。 またドラえもんが一日駅長に就任した3月3日から4月上旬までは車内アナウンスもドラえもん(声:水田わさび)が担当することになっている。 首に「一日駅長」のメダルを掛けてもらったドラえもんは就任式の後、着ぐるみのたま駅長(本物のたま駅長代理)と、かけつけた大勢のファンとともに仲良くたま電車に乗り込み、『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ天使たち〜』のヒット祈願とたま駅長の長寿祈願のために伊太祁曽神社、國懸神宮、竈山神社を回る「西国三社参り」に向かった。
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スポーツ 2011年03月04日 12時30分
キャンプ・オープン戦中間報告(8)「オリックス」 熾烈な外野のレギュラー争いがチームを活性化
昨季最多勝のタイトルをソフトバンクの和田毅投手と分け合ったエース・金子千尋(27)が故障で戦線を離脱した。加えて、近藤一樹(27)、先発ローテーション入りが期待されていた新外国人のフィガロ(26)もリタイア…。なのに、岡田彰布監督(53)は慌てなかった。 キャンプ終了時点で、開幕投手候補の筆頭は朴賛浩(37)だ。オリックス主催ゲームが韓国で放送されるので「営業サイドのゴリ押しか!?」と思っていたが、違う。キャンプ序盤から休日返上で黙々と練習をし、その寡黙さにオリックスナインも尊敬の眼差しを向けていた。単なる“助っ人”ではなく、チームを牽引する中核選手である。金子離脱の影響を受けた先発ローテーションだが、木佐貫洋(30)、新加入のマクレーン(28)、トレードでやってきた寺原隼人(27)、小松聖(29)、中山慎也(29)といった面々で構成されそうだ。6人でまわすとしたら、「あと1人」、足らない。また、昨季10勝の木佐貫は12敗を喫している。「勝率の高い投手が少ない」ため、3人以上のリリーバーをつぎ込む継投策、乱打戦になる試合も少なくないだろう。 ブルペン陣も層は厚くなった。左のセットアッパー・古川秀一(23)は今季も健在だ。小林雅英(36)、小島心二郎(28)の加入も大きい。ただ、小林の投球練習を見て、オリックスというチームには「速いボール」を投げる投手が少ないことが分かった。小林のストレートは年齢を感じさせないものがあるが、36歳のベテランに匹敵するストレートを投げる投手は数える程度しかいなかった。小林に負けるとも劣らないストレートを投げていたのは、桑原謙太朗(25)。横浜ベイスターズ時代から手元でホップするストレートには定評があったが、指名打者制のパ・リーグに入っても、「ストレートで押せる」と思った。この桑原と、同じく横浜から移籍していた高宮和也(29)、将来のエース候補・西勇輝(20)が、金子の抜けた先発枠を狙っているという。 また、打線は本塁打王のT-岡田が4番定着を目指すが、その前後を打つバッターがポイントとなる。昨季はカブレラがいた。そのワガママぶりはともかく、李承(34)、三塁のレギュラー掴んだバルディリス(28)、後藤光尊(32)がある程度の数字を残さないと、「T-岡田が歩かされたらお終い」なんてことにもなりかねない。新加入のマイク・ヘスマン(33)は活躍できるかどうか、判断できない。マイナーとはいえ、15年間で329本塁打を放ったパワーは凄まじく、打球の飛距離だけなら、T-岡田を凌ぐものがあった。しかし、典型的な一発狙いの大振りタイプなので、変化球が多彩な日本人投手には対応できないような気もした。 高卒ルーキーの後藤駿太(18=登録名は『駿太』)が奮闘していることは既報通り。坂口智隆(26)、森山周(29)など走れる選手もいるので、「出塁=チャンスメイク」のできるメンバーは確実に増えたように思う。また、駿太の奮闘が外野のレギュラー争いを熾烈化させていた。 T-岡田は指名打者ではなく、レフトに入るという。センター・坂口は3年連続ゴールデングラブ賞に輝いた外野手である。この2人が外野のレギュラー争いで一歩リードしていると思われるが、駿太、森山、田口壮(41)、荒金久雄(32)、前日本ハム・坪井智哉(37)、新人の宮崎祐樹(24)、長打力のある下山真二(35)、スイッチヒッターの赤田将吾(30)も順調に仕上がっていた。坂口もうかうかしていられないだろう。赤田にも注目したい。昨季、西武から移籍してきた直後はスタメンで出ていたが、「2番」の役目を果たせず、出場機会を失っている。指揮官をもう1度、振り向かせようと必死だった。 外野、ブルペン陣の層が厚くなったことで、チーム内の競争意識は高まった。金子など主軸投手の故障離脱は痛いが、岡田監督は選手の状況を見極めながら、使いこなしていくつもりなのだろう。世代交代、T-岡田に続く生え抜きの中核選手の育成など、まだまだ課題は多い。長いペナントレースを戦い抜くには先発タイプの投手を補強すべきだろう。しかし、金子らの離脱を、中堅・若手投手に「チャンス到来」と思わせた岡田監督の手腕はさすがである。(スポーツライター・飯山満)
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