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スポーツ 2011年03月07日 11時30分
キャンプ・オープン戦中間報告(9)「埼玉西武」 豪腕ルーキー・大石は「条件付き」で先発枠入り?
注目の新人・大石達也(22)が先発枠を争っている。学生時代は主に救援で活躍してきたこと、そして、渡辺久信監督(45)以下首脳陣が「それでも先発で育てたい」としているのは改めて説明するまでもないだろう。去る3月2日、その大石が先発デビューした(対巨人戦)。最速144キロ、2回被安打2、無失点。数字上では「合格」かもしれないが、昨秋ドラフト会議で6球団が入札した本領は見せてくれなかった。 早稲田大学時代、大石の持ち球にはチェンジアップ(緩いボール)も数えられていた。「緩急の配球=先発投手の必須事項」とも言われている。チェンジアップが投げられるのに、『緩急』に疑問符が付けられるのは、その精度がプロのレベルに到達していないからだろう。 今季の西武・先発ローテーション候補は、涌井秀章(24=14勝)、岸孝之(26=10勝)、帆足和幸(31=11勝)、ベテラン・石井一久(37=9勝)の4人。残り「2議席」を、4年の平野将光(27=4勝)、サブマリンで26歳のオールドルーキー・牧田和久、トレード加入の坂元弥太郎(28)、そして、大石が争う図式になった。当落を予想するならば、まず、牧田は面白い。千葉ロッテの渡辺俊介同様、地面をかするような低い位置からボールが放たれており、ブルペンを見学した限りでは「超の付くほど遅〜いカーブ」と、120キロ台のカーブを使い分けていた。渡辺俊介とも異なる配球構成は、面白い。昨季プロ初完封をマークするなど、成長著しい平野の落選も考えにくい。左投手不足のチーム事情からして、帆足も同様だ。ライバルたちの仕上がり具合からして、大石は当確ラインのギリギリにいると思われる。また、事実上の一軍を意味する『キャンプA班』に組み込まれた新人投手は、大石と牧田の2人だけ。大石を先発で使うとすれば、救援の経験も持つ坂元がセットアッパーにまわされるだろう。しかし、救援陣も「再編」が必要と思われる。昨季、長田、藤田、小野寺、シコースキー、岡本篤たちが頑張ったが、ペナント終盤戦、全員が息切れしてしまった。彼らは順調に仕上がっていたが、大雑把な分け方をすれば、この5人は全て『右のオーバーハンド』だ。坂元も右のオーバーハンドである。07〜08年にクローザーを務めた左腕・グラマンの復活が待たれる。本人も「今年も駄目ならクビ」の危機意識は持っているはずだが、キャンプは慎重に、ゆっくり調整していた。今季も、「左のリリーバーが1人もいない」状態で臨む試合があるかもしれない。 大石が救援にまわれば、往年の大魔神・佐々木のような絶対的な守護神になる。「ストッパー・大石」を推す声が消えないのは、こうしたブルペン陣の不安要素が解消されないからだろう。 しかし、今季は「先発・大石」で行くべきかもしれない。投手出身のプロ野球解説者によれば、大石はまだ身体が出来ていないという。確かに、ランニングなどではすぐに辛そうな表情を見せていた。つまり、大石にはまだまだ「伸びしろ」があるわけだ。身体を絞り、筋肉が付いてくれば、もっと凄いボールを投げられるはずだ。先発投手の利点は、シーズン中、一定の登板間隔のなかで調整ができること。対照的にリリーバーは毎日肩を作らなければならない。おそらく、首脳陣も大石が先発する試合は「これ以上の球数は投げさせない」といった制限も設けるだろう。今シーズンは実戦経験を積みながら、身体を作っていけばいいのではないだろうか。 2年目の菊池雄星(19)は「一軍デビューできるかどうか」だろう。「育てる」という意味では大石と同じだが、投球フォームがまだ固まっていない。甲子園を席巻したときと投げ方が違う。そりゃ、そうだろう。一昨年の夏の甲子園で背筋を痛め、プロに入ってすぐに肩痛…。1年半近く、ピッチングらしいピッチングはしていないのである。焦らず、じっくり、二軍で身体を作らせるべきだ。昨秋11月まで全力投球していた大卒と、故障を経験した19歳の差は歴然としていた。プロ野球人生はこれからである。 もう1つのチーム課題だった『新・正捕手』だが、炭谷銀仁朗(23=登録名「銀仁朗」)の肩の強さはピカイチである。エース・涌井とも息が合っており、正捕手は銀仁朗で決まりだろう。ただ、昨季、91試合に出場した上本達之(30)も捨てがたい。突出した特徴はないが、スローイングや打球を処理する動作など、全てのプレーにおいて堅実である。こういうプレーはゲームに出て初めて光るのだが…。 野手では、一発のある秋山翔吾(22)に注目が集まっているが、主に二塁の守備練習に入っていた林遼(22)もいい。小柄だが、打球が速い。中村剛也、中島裕之、片岡易之らのいる内野陣に割って入るのは並大抵ではないが、『右の代打』も務まるのではないだろうか。20歳の新星・浅村栄斗は『ポスト中島』の最有力だが、この林もやってくれそうな気がする。秋山、林。西武は本当に良い新人を見つけてきたものである。(スポーツライター・飯山満)
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トレンド 2011年03月07日 11時00分
鎌倉散策 兵どもが夢の跡=平家物語
鎌倉には、無数の楽しみ方がある。神社仏閣を巡ったり、人で賑わう小町通りを鶴岡八幡宮へ向けて食べ歩きをしてもよい。しかし、その小町通りにしても、脇へ一歩、踏み出せば、山のふもとに広がる閑静な街並みがある。美術館や映画館、情報誌には載っていないカフェや史跡に巡り会うこともある。歴史と自然、そして、人々の暮らしが共生し、そのことにより魅力を増していく場所がある。鎌倉は、そんな街の一つ。 JR鎌倉駅から、大仏様がある高徳院へ歩くと、道ばたに大木があった。枝振りが見事。幹も太い。木の隣に庚申塚が建っていた。木の周りには民間信仰の石碑も集められていた。 大木に寄り添うようにして「盛久頸座(もりひさくびのざ)」という、大正8年に建てられた碑が残っていた。碑文で、平家物語の中のエピソードが紹介されている。平家の家人である主馬八郎左衛門盛久が、鎌倉の正面に広がっている由比が浜の海岸で斬首されることになった。しかし、「不思議の示現ありて」赦されたとのこと。 「盛久頸座」の隣に、謡曲史跡保存会による碑があった。こちらに詳細が記載されている。鎌倉に送られた平盛久は首を切られることになったが、厚く京都清水寺の観世音菩薩を信仰していた。盛久は、処刑前夜に観音様の夢を見た。すると、当日、持っていた経巻が光を発し処刑人の刀を折った。その話を聞いた源頼朝が、「自分も同じ夢を見た、観世音のお告げである」と助命し、盛久に舞を所望したという。 平家物語には、生死に関わる逸話が多く残されている。有名なのは、織田信長が好んで舞った「敦盛(あつもり)」。源平の戦い隋一の要塞戦となった「一の谷の戦い」は、平家が万全に守っていたが、頼朝の弟・義経の奇襲攻撃により勝敗が決した。戦いに参加していた熊谷直実は、平家方が停泊する船団に逃げ込むとみて、渚へ向かった。熊谷は、馬を海に入れている一騎を見つけた。みぐるしくも敵に背中を見せるなと扇を開いて招く。平敦盛が応じた。しかし、対峙した熊谷が見たのは、17歳の少年の姿であった。当日朝の戦いで自分の息子が負傷していた熊谷は、敦盛を逃がそうとする。が、振り向くと、友軍の50騎ばかりが駆けつけていた。自分が見逃してもいずれ誰かに捕まる、そう思った熊谷は敦盛の首をはねた。敦盛の鎧を解くと、錦の袋に笛が入っていたという。 敦盛の兄経正(つねまさ)も誉れ高き武人であった。経正は、都落ちのさい、暇乞いのため仁和寺に立ち寄った。琵琶の名器「青山(せいざん)」を、「田舎の塵になさん事の口惜しゅう」と置いていった。経正がかつて宇佐八幡宮の神前で琵琶の秘曲を披露したときは、神官たちがみな袖をしぼったという。経正は一の谷で戦死している。 経正と同じく一の谷で命を落とした平忠度(ただのり)は、武人であり、歌人であった。勅撰和歌集である『千載和歌集』には、忠度の歌が、詠み人知らずとして、一首だけ載せられている。(竹内みちまろ)
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レジャー 2011年03月07日 10時00分
弥生賞、単勝1番人気サダムパテック直線抜け出し優勝
競馬の皐月賞トライアル「弥生賞」(GII・芝2000メートル、6日中山・11頭)は、中団後方から直線勝負にかけた単勝1番人気のサダムパテック(岩田 康誠騎手)が最後の坂を上がってから、渾身の力を爆発させ、上位5頭が0秒1差にひしめく混戦の中から1/2馬身差抜け出して優勝。本番に名乗りを挙げた。 勝ちタイムは2分1秒0。2着プレイ・1/2馬身、3着デボネア・ハナ。以上の3頭が皐月賞の優先出走権を獲得した。単勝2番人気を集めたターゲットマシン(田中 勝春騎手)は、パドックから激しい入れ込みが響いたか、よもやの11着シンガリ負けに終わった。 岩田騎手、西園 正都調教師とも弥生賞初勝利。 単勝(6)270円 複勝(6)140円(3)300円(4)220円 枠連(3)(6)1,660円 ワイド(3)(6)670円(4)(6)480円(3)(4)800円 馬連(3)(6)2,220円 馬単(6)(3)3,130円 3連複(3)(4)(6)3,780円 3連単(6)(3)(4)1万8,840円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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レジャー 2011年03月07日 10時00分
高橋 義忠調教師、JRA初出走・初勝利
3月1日に厩舎を開業した、高橋 義忠調教師(栗東、41歳)は6日の阪神競馬2レースで管理するメイショウサマリン(秋山 真一郎騎手)が1着となり、JRA初出走・初勝利を挙げた。 これは2007年の高木 登調教師(美浦)以来で、1975年以降では16人目。
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レジャー 2011年03月07日 10時00分
吉田 豊騎手、JRA通算900勝を達成
吉田 豊騎手(美浦・大久保 洋吉厩舎、35歳)は6日の中山競馬2レースでアイティテイオーに騎乗して1着となり、JRA通算900勝を達成した。史上30人目、現役13人目。 JRA重賞勝利27勝(うちGI9勝) 吉田 豊騎手「先週あとひとつになったので早く決めたい気持ちがありました。レース中は馬の全能力をだせるように、馬の邪魔をしないことを心掛けています。 先週サンカルロが(阪急杯)勝って、今後大きな舞台に出られそうなので楽しみです。これからも1つ1つの積み重ねを大事にして頑張ります。応援よろしくお願いします」
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レジャー 2011年03月07日 10時00分
オーシャンステークス、ダッシャーゴーゴー差し脚爆発!
高松宮記念(3月27日)の前哨戦「オーシャンステークス」(GIII・芝1200メートル、5日中山競馬・16頭)は、先団の一角を進んだ単勝3番人気のダッシャーゴーゴー(牡4歳、川田 将雅騎手)が直線で差し脚を爆発。2着キンシャサノキセキ(U、リスポリ騎手)を3/4馬身差退けて優勝。本番へ大きく弾みをつけた。1分7秒8。 川田騎手、安田 隆行調教師ともオーシャンS初勝利。単勝1番人気に推されたレッドスパーダ(横山 典弘騎手)は最後に力尽き、0秒1差3着と長蛇を逸した。 単勝(5)700円 複勝(5)200円(10)140円(9)130円 枠連(3)(5)590円 ワイド(5)(10)560円(5)(9)470円(9)(10)250円 馬連(5)(10)1,590円 馬単(5)(10)3,210円 3連複(5)(9)(10)1,520円 3連単(5)(10)(9)1万80円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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トレンド 2011年03月07日 08時00分
「東京都浴場組合」公認アプリ「東京秘湯」
昔ながらの銭湯が少なくなって寂しい昨今。でも、根強い銭湯ファンがいるのもまた事実。こんなアプリでお気に入りの銭湯を見つけてみてはいかがだろうか? 「東京秘湯」(http://itunes.apple.com/jp/app/id418089299)は東京都多摩地区にある59カ所の銭湯の情報が閲覧できる東京都浴場組合公認のアプリ。地図や路線から銭湯を探せて、各銭湯の特徴や歴史が閲覧できるというものだ。また、銭湯の番台に貼ってあるポスターをアプリで読み込むとスタンプが貯まる、スタンプラリー機能も搭載。3月27日までのキャンペーン期間中にスタンプを集めると、コメディ風呂漫画『テルマエ•ロマエ』とのコラボグッズがもらえるという。 2月27日からは期間限定で、吉祥寺の銭湯「弁天湯」が『テルマエ•ロマエ』仕様になるというから、こちらもチェックしたい。こんな時代だからこそ、銭湯でスローライフを!(谷りんご)
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芸能 2011年03月06日 19時00分
人材難のフジテレビ女子アナ 「スーパーニュース」長野アナの後任が決定
安藤優子がキャスターをつとめるフジテレビの夕方のニュース番組「スーパーニュース」。サブキャスターとして、長らく安定して番組を支えてきた長野翼アナが昨年に結婚した事情で、今月で番組を降板、フジテレビも退社することが決定している。そんな長野アナの後任が誰になるのか、注目が集まっていたが、4月からは、椿原慶子アナ、大島由香里アナの両アナウンサーが日替わりでつとめるとの情報をキャッチした。 椿原アナは1985年生まれの聖心女子大出身で2008年入社。大島アナは1984年生まれの27歳。成城大学出身で2007年入社。ともに現在、「スーパーニュース」のフィールドキャスターをつとめている。 両アナウンサーが起用された経緯について番組関係者は語る。 「どちらか1人をとの思惑もあったのかもしれませんが、人気、実力ともに大して変わりませんしね。どちらかには決めきれなかったってこと。2人とも代役としての出演経験がありますから、それが今回の起用に繋がったようだ」 そんな今回の消極的な人事からは、フジテレビの“女子アナ人材不足”を懸念する意見も。 「その場しのぎといった感じがしてしまう。めぼしい人材がいないんでしょう。木佐彩子や西山喜久恵などフジのエース級がつとめた席ですから、見劣りしてしまう。報道でめぼしい人材がいないのは、女子アナをバラエティ中心で育てたツケが回ってきたってこと」(週刊誌記者) 民放夕方のニュース番組としては年間視聴率で8連覇を達成している「スーパーニュース」。しかし、最近は他局に押され気味との声もある。激しい視聴率争いが繰り広げられる夕方のニュース番組で、今回の抜擢は吉と出るか、凶と出るか。春の番組改変を目前に控え、不安材料をかかえた船出となりそうだ。
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芸能 2011年03月05日 19時00分
ミック・ジャガー、只今レコーディング中!
ミック・ジャガーが、ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートと新作を製作中。 ミックにとって2005年にローリング・ストーンズとして発売した『ア・ビガー・バン』以来の作品となる。詳細は分かっていないが、ミックの弟クリスさんは、ポルトガルのRTPに以下のように語った。 「ミックはデイヴ・スチュワートと一緒にロサンゼルスで今レコーディングをやっているよ。昨夜、電話をくれて何をしているのか教えてくれたんだ」 デイヴは、アニー・レノックスと結成したユーリズミックスのメンバーとして知られているが、ビートルズのリンゴ・スター、トム・ペティ、ボブ・ゲルドフなど多数のアーティストを手がけ、プロデュサーとしても成功している。デイヴは、これまでにも様々な機会でミックとコラボして、1987年のミックのアルバム『プリミティブ・クール』を共同制作、及びプロデュースした他、2004年の映画『アルフィー』の為に制作した『オールド・ハビッツ・ダイ・ハード』でも共作している。 ストーンズ側は、「2011年にツアーを行なう計画はない」と声明文を今月頭に発表したため、バンドが直ぐにライブを行なうというウワサは、立ち消えになった。
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芸能 2011年03月05日 19時00分
ミランダ・カー、ランウェイ脅威の復帰!!
夫オーランド・ブルームとの間の息子フリンを1月に出産したばかりのミランダ・カー、3日木曜日に開催されたパリ・ファッション・ウィークで、産後わずか7週間でキャットウォークにカムバック。 『バレンシアガ』の2011/12秋冬コレクションに登場したミランダ、オーランドが最前列で見守る中、出産後とは思えないその魅力的な姿で、ドレープの施された黒のドレスをまとってランウェイを闊歩した。このショーには、ミランダの他、男性から性転換した世界初のトランスジェンダー・スーパーモデルとして活躍中のリア・Tや、ステラ・テナント、フレジャ・ベハ・エリクセンらも登場した。 また『ザック・ポーゼン』も、美しいイブニングドレスの数々を含む最新コレクションで、クリスタル・レンやココ・ロシャ、カルマン・キャス、カーリー・クロス、そしてリンジー・ウィクソンらの有名モデル達を起用していた。 2日水曜日のファッション・ウィークでは、『ガレス・ピュー』が鮮やかな青や、きらびやかな金色を取り入れた宇宙からインスピレーションを得たというコレクションを発表、ランウェイに登場したモデル達はぴったりしたレザーのドレスに厚底のブーツを身に付け、観客の目を虜にした。
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