マルチネスは02年9月に当時のWBC世界フライ級王者、ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に挑戦し敗れた経歴をもつ。99年には現WBC世界スーパーフライ級王者のトマス・ロハス(メキシコ)を判定で下した経験もある。ただ、それはいずれも大昔のこと。ここ数年はこれといった活躍は見られず、現在はほぼリタイア状態の選手。そんなロートルの選手を引っ張り出してきて、世界2階級制覇へのステップになるのかはなはだ疑問だ。
大毅は「相手は有名な選手だし、小柄でうまい。あと3試合ぐらいして、みんなが世界戦をしてもいいと、いってくれるようになってから世界戦をしたい」とコメントしている。
(ジャーナリスト/落合一郎)