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レジャー 2016年01月30日 16時09分
今日のキャバ嬢ごはん(14)〜明美が愛したイクラの輝き〜
笹田明美(仮名・23歳) 光に照らされて、煌びやかに輝くその赤い球体の集まりは、まるで宝石箱のようだった。子供の頃、回転寿司で出会って以来、お寿司屋さんでまず最初に頼むのは、イクラと必ず決まっている。当時は鮭の卵だとか、美味しそうだとか、そんな考えは一切頭になく、ただそのキラキラとした美しいデザインに魅了されていた。 口に入れると全体に広がるイクラの旨みと磯の風味。そしてなによりも刺激を加えた瞬間に、薄皮がプチッと弾けるあの食感が、楽しくて仕方がない。長年、人類を魅了している梱包用のプチプチ素材のように、無の境地に導いてくれる可能性すら感じる。ここまでの領域に達している食材がイクラ以外にあるだろうか。 栄養面でも文句はない。確かにイクラは鮭の卵だから、脂肪が多く、カロリーが高い。でも豊富なビタミンが含まれている以外に、DHAやEPAという不飽和脂肪酸がコレステロール値を下げて、脂肪を燃焼してくれる。だからイクラはダイエットにも向いているってわけ。出勤前は、新宿の海鮮屋でイクラ丼を食べてから、店に行くこともよくある。 そしてイクラを食べる時、赤い球体を凝視しながらよく思う。こんな輝きをいつまでも放っていたいって。きっと私は夜の蝶でなく、夜のイクラになりたいんだ。ドレスに身を包み、照明に照らされた観賞用だけでなく、触れると弾けるようなトークで切り返し、お客様を満足させる。そんな飽きの来ない極上のキャバ嬢を目指すために、今日もイクラを食べてから夜の街へと向かいます。(取材/構成・篠田エレナ)写真・Adam Chamness
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芸能ネタ 2016年01月30日 15時50分
「ブラタモリ」の新アシスタントに内定で、がぜん注目を集めるNHK福岡・近江友里恵アナ
昨年4月、3年ぶりに復活したNHKの旅バラエティ番組「ブラタモリ」(土曜午後7時30分〜)のアシスタントが今春、交代することになった。 同番組でブレイクした桑子真帆アナに変わり、この春に東京アナウンス室に異動する福岡放送局・近江友里恵アナが新アシスタントに就任する予定だ。桑子アナが4月より、深夜の新報道番組「ニュースチェック11」のMCに起用される見込みで、それに伴う措置。タモリが福岡出身であることから、福岡に縁があり、街歩きが趣味の近江アナに白羽の矢が立ったものとみられる。 同番組は、タモリがブラブラ街歩きしながら、街の歴史や人々の暮らしに迫る番組で、常時10%以上(数字は関東地区)の好視聴率をマークしている。“名アシスタント”ぶりを発揮している桑子アナの存在も人気の要因のひとつだ。その後任となるだけに、近江アナに懸かる期待は大きい。 近江アナは高知県生まれの東京育ち。昭和女子大学附属昭和高等学校在学時には、05年「第52回NHK杯全国高校放送コンテスト」に出場し、アナウンス部門で入選を果たしている。早稲田大学政治経済学部政治学科に進むと、アナウンサー養成スクール・テレビ朝日アスクに通い、アナウンサーを目指した。同スクールでは、宇佐美佑果アナ、久冨慶子アナ(ともにテレビ朝日)、林みなほアナ(TBS)と一緒だった。 同大卒業後、12年4月にNHK入局。初任地は熊本放送局で、14年春に福岡放送局に転勤。現在は、夕方の報道番組『ロクいち福岡』のキャスターを務めている。「NHKニュースおはよう日本」では、代理キャスターで全国ネットに登場したこともある。 女子アナ・ウォッチャーのA氏は、「ルックスはキュートなロリロリフェイス。典型的な黒髪清楚系で、福岡では人気者です。童顔好きな視聴者には、たまらない女子アナ。東京に移っても、人気が出そうなタイプです」と語る。 なんせ、大御所タモリのアシスタント役で、人気上昇中の桑子アナの後釜となると、プレッシャーもかかるだろうが、それを乗り越えて、新たなフィールドでがんばってほしいものだ。(坂本太郎)
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社会 2016年01月30日 15時30分
こたつでみかんを推奨! 冬の風物詩で健康で若々しい体に
暖冬とは言われていますが、いよいよ本格的に寒くなってきました。暖房器具は手放せません。こたつから出られなくなっているという方も多いのでは? こたつのお供といえば、みかん。足元を暖めながら、ひんやりしたみかんを食べるのが、なんだか贅沢に感じます。みかんはとても体に良い食べ物とも言われていますね。 では、詳しくはいったいどんな効能があるのでしょうか。看護師の大木アンヌさんにお聞きしました。■人間は体内でビタミンCを作れない 「みかんに含まれる代表的な栄養素といえば、ビタミンC。生きていく上で欠かせない栄養素です。実はほとんどの哺乳動物が、自らの体内でビタミンCを作り出すことができます。しかし、人間にはその機能がありません。進化の過程で失われてしまったようです。そのため、食べ物から摂取する必要があります」■美肌効果と若返りを 「風邪予防にみかんを食べると良いというのはよく言われますが、これはビタミンCに免疫力を向上させる効果があるからです。クエン酸による疲労回復効果も予防に繋がります。ただ、みかんには体を冷やす効果もあるので、食べ過ぎには注意が必要。ビタミンCには、メラニンの生成を抑制する働きがあるため、美肌効果が見込めます。また、コラーゲンの生成にも関わる栄養素なので、肌の若返りが期待できます」■骨粗鬆症を予防 「他にも、豊富に含まれているのが食物繊維です。言わずと知れた整腸作用を促す栄養素。腸が綺麗になれば、肌の吹き出物などの予防になり、美肌効果に繋がります。みかんの橙色の成分となるβクリプトキサンチンには、骨粗鬆症を予防する効果があります。歳を重ねるほどに食べて欲しい食品と言えますね」■皮ごと食べるにはお鍋で 「多くの野菜や果物がそうであるように、みかんも皮にこそ栄養が豊富に含まれています。ですから、そのまま捨ててしまうのはもったいない。かといって、みかんの皮をそのまま食べるのもどうか。そういう場合にお勧めしたいのが、お鍋に皮ごと入れる使い方です。こうすると、栄養素が流れ出して、食べなくても汁で補給することができます。農薬の心配をされるかもしれませんが、国内のものであればほぼ問題はありません。心配な方はよく洗ってください」 美味しいみかんを選ぶのには、軸の部分を見るといいのだそう。鮮やかな緑色をしていると新鮮で、切り口が細いものを選んだほうが、大味にならずに甘くて美味しいようです。参考にしてみてください。【取材協力】大木アンヌルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士で使える簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。
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芸能 2016年01月30日 15時22分
ダレノガレ明美 ベッキーに「炎上枠取られて迷惑してます」
モデルでタレントのダレノガレ明美が30日、東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYAでファースト写真集「ENJO」(1月25日発売)発売記念イベントに出席した。 自身初となる写真集は初めて訪れたロサンゼルスとラスベガスで撮り下ろし、男性用と女性用の2部構成となっている。表から見るとエロ要素満載の男性目線、裏から見るとお洒落でかわいい“美”の参考書ともいえる女性目線となっている。極小ビキニ、何も着けていないシャワーシーン、下着シーンなど超お宝ショットや過激カットなどが満載。 写真集を手にしてダレノガレは「思い出が一杯詰まった1冊になりました。自分でも頑張ったなと思います」とニッコリ。写真集の売れ行きが気になるというダレノガレは「変装してTSUTAYAさんに行きました。2軒とも置いてなかったので店員さんに苦情を言ったら『売り切れています』と言われ満足して帰りました。ついでにハーフタレントMさんの本の上に乗せさせていただきました」と満足気味。 炎上タレントとして世間を賑わせているダレノガレだが、報道陣から「今ハーフの人が炎上してますが」の質問には「炎上枠取られて迷惑してます(笑)」と話し、「固有名詞を出すとまずいので」と言いながら「ベッキーちゃんの枠を埋められる子はいないと思いますが…。でも空いた席には座らせて貰います」と実名を出して宣戦布告。続いて「不倫はダメです」とキッパリ。(アミーゴ・タケ)
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芸能ネタ 2016年01月30日 15時12分
不倫の代償が大きすぎたベッキー
今月初めに「週刊文春」(文芸春秋)でロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との不倫愛を報じられ、29日付の一部スポーツ紙が休業を報じたタレントのベッキーだが、同日所属事務所が地上波レギュラーを持つ各局に出演見合わせを申し入れたことを、各スポーツ紙が報じている。 報道をまとめると、フジテレビ系生番組「にじいろジーン」を制作するカンテレ(関西テレビ)は、今日30日放送分からの休演を発表。日本テレビは「真実解明バラエティー! トリックハンター」、「天才! 志村どうぶつ園」、「世界の果てまでイッテQ!」の3番組について、収録済み分は放送するがその後の出演は見合わせを発表。 テレビ東京は「ありえへん∞世界」の次回収録から参加しないことを発表。2月2日、16日放送分は収録済みだが放送については対応調整中。3番組放送するTBSは「制作の過程についてはお答えしておりません」との回答にとどめたというが、ほかの各局と同様の対応をとることになりそうだというのだ。 「地上波レギュラー9番組のうち7番組がゴールデン帯とあって、放送している各局には抗議が殺到している。6日の釈明会見の段階では、『かわいそう』という声もあったようだが、その後、『ありがとう文春!』と川谷とLINEでやりとりしたり、開き直ったようなLINEの内容を『文春』が続々と報道。どこかで謝罪会見する手もあったが機会を逸し、視聴者の反感を買ってしまい、これまで築き上げてきたものをあっという間に失ってしまった」(テレビ関係者) 一部報道によると、相変わらずベッキーは川谷と別れる気がないようで、おまけに、「かなり憔悴し激やせ、と報じた記事もあったが、本人は元気そのもの。反省の色は見えないようだ」(週刊誌記者)。 続々と契約しているCMが打ち切られ、ほとんどのレギュラー番組も事実上の降板。事務所幹部も頭を抱えているに違いない。
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社会 2016年01月30日 14時00分
人が動く! 人を動かす! 「田中角栄」侠(おとこ)の処世 第4回
昭和9年3月27日朝、田中角栄は夢見ていた上京への一歩を踏み出した。新潟の柏崎駅から信越線回り上野行きの鈍行列車であった。夕方、高崎駅下車。折りから高崎競馬場で持ち馬を走らせていた父・角次と待ち合わせ、一晩、一緒に宿を取って久し振りに父子の時間を過ごした。翌日、上野駅着。晴れての東京、15歳の人生の冒険の始まりだったが、田中にとってこの地はとんでもないところであった。 まず、上京に際して紹介された日本橋区本石町の井上工業という土建会社の東京支店を訪ねるため上野駅からタクシーに乗ったのだが、番地を書いた紙を運転手に見せたものの、15分程で着くはずが1時間走っても目的地に着かなかった。田舎から出て来た子供と見た運転手は適当にぐるぐる走り回り、結局、ガマ口に入れておいた5円の大金をすべて払わされ、日本橋の上で放り出されたのだった。あえてタクシーに乗ったのは、母・フメの「東京は物騒なところ。初めは電車やバスに乗らず、タクシーに乗って行き先の住所を書いた紙を運転手に見せなさい」の言葉を守ったものだったのだが…。 その晩は井上工業の支店長の紹介で旅館に泊まり、翌日、本来の目的である理研コンツェルン創始者の大河内正敏子爵の住み込みの書生になり上級学校に通わせてもらえるということで下谷区の邸宅を訪ねたが、ここでも大わらわの展開であった。バスに乗ったが車掌が早口でどこを走っているのか分からず、やむなく適当なところで降りたら上野・不忍池の手前。大雪の中を歩いてようやく大河内邸にたどり着いたのだった。 ところが、折りから大河内子爵は不在、応対した女中の東京の早いテンポの言葉がさっぱり理解できず、またまた大雪の中を宿に引き返すはめに。結局、どうしていいか分からず、井上工業に頼み込んで“小僧”としての住み込みでようやく職を得たのであった。 このときの窮地を、田中はこう言っている。「世の中は案ずるより産むがやすし。捨てる神あれば拾う神もまたあるものだ」と。世の中はどうあれ、何とかなるものだ、捨てたものでは決してないと実感したということだった。 井上工業では朝は5時起きで掃除などを済ませ、昼間はリヤカーを引いたりの工事現場手伝い、職人の手配、沖仲仕まがいの建築用材の船からの荷揚げなどをこなす一方、向学心に燃える田中は夜は神田猿楽町にあった私立中央工学校の土木科に通った。これまでの中学講義録での独学修学が役立ち、工業英語には少々苦労したが、数学などは教師の代講を務めるほどの勤勉ぶりであった。 田中は「私の勉強法は徹底した暗記が中心だ。国語の辞書は暗記してはページを破って捨てた。英単語も同じだ。数学はもともと得意だった。大蔵省の数字の羅列の資料なども、パッと見ただけで頭に入った」と、後年、語っているくらいであった。 学校の授業は午後6時から9時過ぎまで。仕事が終わるのを待って自転車を飛ばすのだが、夜、無灯火で警官に捕まったこともあったのだった。また、昼間の疲れから授業でウトウトすることもあり、そのたびに切り出しナイフ、尖った鉛筆の先を手のひらに当てて眠気を防いだものだった。田中の右手親指の内側は後年でも黒ずんでいたが、鉛筆の芯が刺さった跡だったのである。 一方、井上工業の月給は5円の薄給、本や学校の教材を買えば生活の余裕はまったくなかった。あるとき、校友会費として納める1円ほどのカネがなく、神田神保町で「一番勝てば50銭」というフレコミの大道五目並べに挑戦した。二、三番勝てば校友会費が払えるとの読みだったがサクラに取り込まれて大負け。揚げ句に脅かされて有り金にプラス上京の際に姉が買ってくれた7円ほどの腕時計もむしり取られるなどの失態もあった。「勝負事でカネをもうけること自体が間違っていることを知ったのが収穫だった」との“述懐”がある。 やがて、こうした井上工業での職は1年足らずで失うことになった。 全身全霊を打ち込んでの屋根工事で、スレートを破損させたことで現場監督と大ゲンカ。これが原因でここにはいられないとの判断だった。田中は正義感が強い一方で、「ワカッタの角さん」といわれたように短気、なかなかの癇癪持ちでもあったということである。 こうした一所懸命な働き、ドタバタ続きの東京での第一歩を、田中は次のように語っている。「母が1年中愚痴ひとつ言わずに働いていたのを思えば、この程度の自分の苦労などは何のことはなかった。人に馬鹿にされても結構。“踏まれても踏まれても、ついていきます下駄の雪”の姿勢でやってきた」と。 行き先の見えない田中の職探しが始まった。(以下、次号)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材46年余のベテラン政治評論家。24年間に及ぶ田中角栄研究の第一人者。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書、多数。
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その他 2016年01月30日 12時00分
【不朽の名作】ウンナンが揃って出演「七人のおたく cult seven」のビミョーなオタク度
お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良は最近でも、バラエティー番組で体を張った企画をしている。しかし、昔はそれこそアクション俳優のようなハードなアクションもこなしていた。その若い頃の内村が輝いた映画が、1992年公開の『七人のおたく cult seven』だ。主要キャストにはウッチャンナンチャンの2人が出演。各分野の「オタク」を題材にしたコメディ作品だ。 ストーリーとしては、密漁をする網元・高松家で、某国から嫁いできた妻のティナが息子・喜一と共に逃亡。しかし、高松家が跡取り欲しさに喜一を奪い去り、それを南原清隆演じるミリタリーオタクの星亨が仲間を集めて奪還するという流れになっている。奪還に関わる他のメンバーとしては、格闘技・特撮オタクの近藤みのる(内村)、PCオタクの田川孝(江口洋介)、無線オタクの水上令子(浅野麻衣子)、アイドル・改造車オタクの国城春夫(武田真治)、田川の連れてきた、旅行オタクの美女・湯川りさ(山口智子)などがいる。「オタク」という言葉が定着し始めた時期の作品で、主要メンバーに無線オタクがいるところが時代を感じる。 公開当時も大きなアピールポイントとなっていたが、内村のアクションシーンは、かなり頑張っている。とにかくキレキレに動き、劇中では格闘シーン中に、壁蹴り宙返りなども披露している。劇中で一番活躍シーンが多いのではないだろうか。まあ、ストーリー自体はオタクたちが、専門的な知識を活かして、悪いやつから外国人妻の子供を救出するという、単純なものだ。それでもコメディ要素と上手くマッチしており、観ていて楽しい作品ではあるはず。 しかし、登場するオタクたちの、知識の活かし方は中途半端な部分も多い事には言及しておこう。特にミリオタである星の「サバイバルゲーム(サバゲ)じゃ飽き足らない」という言葉には引っかかるものがある。要は、刺激を得るために今回の救出作戦を立案したと告白する場面などだが、サバゲ好きな人は、まずそんな言葉を発しないだろう。あれは死なないゲームとしてやっているから面白いのだから。ゴルフ同様、サバゲは審判のいない自己申告制の紳士的なスポーツであることを強調して欲しかった。 加えて、中盤以降に悪徳網元を裏切ってチームに参加する益岡徹演じる7人目のオタク丹波達夫にもっと掘り下げて欲しかった気がする。丹波は、かつて伝説のフィギュア(ガレージキット)原型師と言われた役どころなのだが、漁村というオタクに理解の薄い地域で生活する為に、すでに脱オタクをしている。劇中では、オタを辞めたが、妻や子供もいるので幸せだと、星や近藤に話すシーンはあるのだが、特に虐げられたエピソードも語らないので、地方に住むオタクの苦しさを表現する存在としての印象は、極めて薄いものとなっている。 あまりオタク要素を掘り下げると、オタクに悪意を持って歪めていると思われるので、薄めたのだろうか? この作品、オタクを扱っているが、殆ど“キモさ”を強調した部分がない、国城だけはアイドルオタクなので、後の創作物に頻繁に登場するステレオタイプなオタク像が若干みられるのだが、それでも抑えている。確かにその配慮のおかげで、分野の違うオタクたちにチームワークが芽生え、力を合わせて問題に立ち向かっていく王道な展開が、すんなり観る側には入ってくるのだが、もうひと癖欲しかった気もする。 結果的にキャラとして一番上手に動くのは湯川だろうか。脚本が『私をスキーに連れてって』などの脚本を担当した一色伸幸氏だけあり、ボディコンに身を包み、まだバブルを引きずっている当時の「イケてる女」感がかなりよく出ている。サバサバ感もちょうどよくて、外国人妻に金持ちの男をオトす方法などを教えるかたりも、それっぽいな、などと思ってしまうだろう。 全体的に無理矢理感のある展開ではあるが、まあ娯楽映画なので、肩の力を抜いて見ればそれなりに面白い作品ではあるだろう。しかし、なぜ敵役を網元にしたのだろうか? コメディなのだから、ヤクザとか、悪徳地方議員とかのほうが、より分かりやすかったような気がするのだが。密漁だって寒村の資金確保の為に仕方なくやっている訳だし。それで他の漁師が逆らえないのは問題もあるが…。所々でクズさを発揮するので、ありえないかもしれないが、仮に網元に感情移入をすれば、貴重な跡取りを奪った7人という印象になってしまう。 しかも、当の外国人妻は、ラストに子供を奪還して、送り届けると、別のお金持ち男性と良い関係になりボロアパートを出るところだったりする。結果的には母性を取り戻し、子供に駆け寄り、めでたしめでたしとは、なるのだが、その後の親子は幸せになれるのだろうか? 母親は特に専門的な技術を持ってなさそうなので、その美貌を活かして、水商売をやるのか? 現状維持の方が良かったのでは? と感じてしまうのは、心が汚いからなのだろうか。せめて、外国人妻が知り合った男性が、理解のある人物であることを願うばかりだ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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芸能ネタ 2016年01月30日 12時00分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol48 JP)
ものまね番組などで、やたら見る。ダウンタウン・松本人志の完コピは、感嘆に値する。素性がわからない謎のものまね芸人・JP。昔は、いじめられっ子だったという。(伊藤雅奈子) −−どういう経緯で芸人さんになったんですか? 「もとは声優になりたかったんですよ。声優半分、芸人半分みたいな感じで。芸人にもずーっとなりたかったんですけど、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)を観て、小学校6年生からダウンタウンさんの英才教育を受けて育ったんで、芸人になるのは怖いなぁというのがあって。そのころから、コントのキャラクターのキャシィ塚本とかMr.BATERとか、ものまねしてました。っという、これも理由なんですけど、実はもうひとつありまして。笑っていただきたいんですけど、ずっといじめられてたんです」 −−「ずっと」というのは? 「小・中・高・専門学校。そのあと、上京するために某大手企業で働いたんですけど、ずっと。いじめられっ子です、早い話が」 −−壮絶だったんですか? 「小学校のときは田んぼに突き落とされたり、用水路の水を飲まされたりする程度ですけど、その後エスカレートして…。これをなんとかせなアカンということで、中学のときに先生のものまねをしたら、めっちゃウケて、殴られなくなったんです。でも、同じネタをやったら、またいじめられるんで、先生だけじゃなく、ウルトラマンとかポケモンとか、モスラの曲をフルコーラスで歌うとか。高校入ったら『池袋ウェストゲートパーク』(TBS系)がはやって、TOKIO・長瀬智也さんのものまねして、レパートリーを増やしていったんです」 −−過去の蓄積で、松本さんという代表作が生まれたんですね。 「ものまねには売れる条件があって、誰もが知ってて、誰もがやってない、カリスマ的な人じゃないとダメだと、僕は思ってるんですね。でも、ホリさんが売れたあと、ものまね界は焼け野原になったんですよ。僕は当時、芸人になるためにお金を貯めようと、社会人になってたんですけど、車を運転してたら『チキンライス』(浜田雅功と槇原敬之)が流れてきて。車中でひとりでMr.BATERのものまねしたら、“あれっ、今のめっちゃ似てなかった?”って(笑)。これを極めたら、ホリ=キムタク(木村拓哉)、コージー冨田=タモリ、原口あきまさ=明石家さんま、JP=松本人志になれるんじゃないかと。オーディションには10年落ち続けたんですけど、あるとき、“すべらない話”の松本さんをやったら受かって、ものまね番組の30秒コーナーに出られた。そっからですね」 −−昨年末の『絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』(日本テレビ系)では、SMAP・香取慎吾さんのマネで出演。ついに松本さんと対面しましたが、今年の夢は? 「ズバリいうと、『ものまねグランプリ』(日テレ系)でMVPか、年末の優勝。自分が尊敬してた人と戦って、1位になることですね。引きこもり的な性格なので、あまりこういうことは言わないんですけど、今年は言おうと。同じ畑の人を倒してこそ、認められるみたいなとこ、ありますから。あとは、松本さんと共演して、“すべらない話”のオープニングで僕が座ってて、“どけや! おまえ”って言われるのが夢です」【プロフィール】'83年7月生まれ、滋賀県出身。2002年デビュー。ファインステージ所属。(次回は16年2月最終週に更新)
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芸能ネタ 2016年01月30日 12時00分
長澤まさみ 「真田丸」収録そっちのけ波瑠へのストーカー行為
『半沢直樹』(TBS系)の大ヒットで国民的俳優となった堺雅人と人気脚本家・三谷幸喜氏がタッグを組んだ今年のNHK大河ドラマ『真田丸』。 「初回(10日)視聴率は19.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)、2回目も20.1%(同)と大台に乗せ、前作の『花燃ゆ』とは違って上々のスタート。長野ロケでは、堺がスタッフや共演者のために高級な信州牛を100人分差し入れるなど、現場は大いに盛り上がっています。“旬の女”たちもたくさん出演していますから、今後、視聴率は上昇カーブを描いていくと思います」(芸能関係者) その中の一人が、第3話(24日)から登場する予定の長澤まさみ(28)。 「彼女が演じているのは、堺が演じる主人公・真田信繁(幸村)の側室で、生涯のパートナーとなる『きり』。その人物像について彼女は『おせっかいなおばさんという感じ。信繁の隣でずっと話している。気が回るというのは一種のおばさんですよね』と話しています。それにしても、彼女はいつもキラキラと輝いていますね。収録現場に入って来ると、そこだけスポットライトを当てたようにパーッと明るくなるんです」(ドラマスタッフ) プライベートでも、そのオーラとフェロモンは消せないらしく、先日、こんなシーンが目撃された。 「東京・表参道の高級ブランド『プリーツプリーズ イッセイミヤケ』のショップに長澤が来店したそうです。スッピンのメガネ姿でしたが、お肌はツヤツヤ、瞳はキラキラ。すぐに長澤と分かったそうです。約20万円ほどの大人買いをしたそうです」(芸能レポーター) さて、『真田丸』収録現場では、信繁の妻(正室)・梅を演じている黒木華とのバトルも取り沙汰されている長澤だが…。 「黒木が先輩である長澤にあいさつに行かなかったからとか何とか言われてますが、ドラマの世界では長澤の方が数段格上。歯牙にも掛けていません」(ドラマ関係者) それより、長澤が気になって仕方がないのが同局の朝ドラ『あさが来た』の結末だという。 「彼女は波瑠の大ファンで、毎日、チェックを怠りません。しかも、自分もNHKで仕事をしているのをいいことに、休憩中は“朝ドラ情報”収集に駆け回っているようなのです」(芸能記者) ストーカーされたい!
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芸能 2016年01月30日 11時46分
「ゲスノート」呪い? ベッキー、SMAP、甘利大臣など次々と…自身にも?
人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音と関わった人物に不幸が訪れるということがネット上で注目され、人気アニメ「デスノート」にちなんで「ゲスノート」「ゲスの呪い」などと話題となっている。 まず、「週刊文春」(文藝春秋)で川谷との不倫が報じられたタレントのベッキー。“好感度NO.1タレント”として人気者だったが、不倫疑惑噴出で一気にイメージダウン。約10社と契約していたCMも続々と打ち切りが発表され、全滅。一部報道によると、損害額は5億円にまでのぼるとされ、事務所にも相当なダメージが予測される。そして、29日には、レギュラーを務めているフジテレビ系「にじいろジーン」の休演が発表。さらにその他の番組の休演も続々と発表されており、芸能活動を休業するという一部報道も。タレント生命存続の危機に陥っている。 そして次は、日本中に激震が走った「SMAPの解散&分裂」騒動。実は、川谷はSMAPに楽曲を提供している。2014年9月3日に発売された21枚目のオリジナルアルバム「Mr.s」に収録されている「アマノジャク」と「好きよ」の作詞・作曲を担当。「好きよ」は、2015年6月29日放送のフジテレビ「SMAP×SMAP」のライブで、メンバーも披露していた。今回の騒動により、SMAPの内部事情が明るみになっただけでなく、ジャニーズ事務所の体質も露見し、同事務所のイメージ急降下してしまった。 3つめは、甘利明経済再生担当大臣にスキャンダルが噴出。21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、“賄賂1200万円疑惑”をスクープ。国会内でも大問題となり、野党は徹底追及した。実は甘利大臣はマイナンバー制度導入に際して、「ゲスの極み乙女。」の楽曲「私以外私じゃないの」の替え歌を披露し、PRしていた。今回の疑惑により、甘利氏を大臣に任命した安倍晋三首相の任命責任の問題にも発展。永田町が騒がしい中、甘利大臣は28日に会見を開き、違法献金疑惑の責任を取って大臣辞任を表明した。 そして4つめは、「紅白歌合戦」の視聴率ワースト記録を更新してしまったこと。同バンドは、2015年12月31日に生放送された「第66回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、「私以外私じゃないの」を披露。関東地区での前半の(午後7:15〜8:55)平均視聴率は34.8%、同地区の後半(午後9:00〜11:45)は39.2%を記録。後半は「第55回」の39.3%を下回り、2部制になった1989年以降歴代最低となった。 5つめは、日本国内最大の自動車メーカー・トヨタ「ポルテ」「スペイド」のCM曲に、2015年6月17日リリースの「ロマンスがありあまる」が起用され、CMには自身たちも出演した。その直後の6月18日、なんとアメリカ国籍の同社初の女性役員が麻薬を密輸したとして警視庁に逮捕されてしまった。7月1日に役員は辞任したが、企業としてはイメージダウンとなってしまった。 最後にSEKAI NO OWARIのボーカルFukaseときゃりーぱみゅぱみゅの破局。SEKAI NO OWARIのSaoriが自身のツイッターでFukase、きゃりー、川谷が写った集合写真をアップ。その3か月後に2人は破局してしまった。 ちなみに、自身にも呪いをかけてしまったのか、27日、「ゲスの極み乙女。」は、パーソナリティーを務めていたTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」内のコーナー「ゲスの極みLOCKS!」への出演を休止することを発表。川谷は「一旦休講とさせていただきます」と説明した。
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