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芸能 2019年08月20日 12時10分
「結婚向いてない」の声も 西山茉希の離婚に視聴者納得?「自分以外の人と共存できない」発言が波紋
今年6月、俳優の早乙女太一との離婚を発表したモデルの西山茉希。その際は、早乙女が夜遊びを頻繁に繰り返し、育ち盛りの2人の子どもの育児にも消極的であることから西山の不満が爆発、離婚問題に発展したと報じられていた。 ところが、である。彼女は19日に放送されたトーク番組『人生イロイロ超会議SP』(TBS系)に出演。すると、ネットユーザーからはこんな声が聞こえて来たのだ。 「早乙女太一くん側に問題あるんだと思ってたけど、西山茉希側なんじゃ‥とも思ってしまうw離婚」「西山茉希って結婚向いてないわ あれじゃあ旦那が休まらないよ 離婚したのもわかるわ」「だから離婚すんだな、納得」 一体、西山は何を語ったのか? 「今回は、MCの高嶋ちさ子を超える『せっかち芸能人』という形で登場。彼女はマッサージ店での丁寧な接客が時間のムダとして、入店したらすぐ施術をしてほしいと不満をぶちまけていました。また、ママ友の付き合いにも疑問を持っており、会話は幼稚園の送り迎えの時にバーッと喋るだけと主張。ランチやお茶についても『じっとテーブルに座って動くこともできず、お友達と過ごすことができない』と話していました」(芸能ライター) さらに、致命的な離婚原因が、同番組の事前打ち合わせで録音された音声から判明したのだ。それによれば西山は、「私は基本的に1人がいいです。自分のペースを崩されたくない。旅行に行ったとしても待ち合わせから一緒、夕ご飯までも一緒というのは、私の中ではないですね。自分以外の人と共存というのはできないんじゃないかな」と表明。つまり、人に合わせることができないと語ったのだ。 早乙女との交際当時は、彼のDV騒動がクローズアップ。深夜の路上でガードレールに叩きつけられたこともあったという。また結婚後も、早乙女が何も言わず一人で遊園地に行ったことで大ゲンカしたと明かしたり、「お腹いっぱいになったら帰ってこない」といった彼の謎の行動に物申すなど、決して良好とは言えない関係にあった。だが、今回の番組出演で、西山の性格にも難があることが発覚してしまった。是非、元夫・早乙女の言い分も聞いてみたいものだ。
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芸能ネタ 2019年08月20日 12時00分
美女ざんまい「実話劇場」 松本伊代インタビュー
――当時のアイドルって、今と比べて、近寄りがたいイメージでしたよね。伊代 ちょっと遠い存在でしたもんね。“トイレも行かないんじゃないか”みたいな(笑)。――各アイドルごとに熱狂的なファンが結成した“親衛隊”もいたりしました。伊代 “松本伊代隊”もありましたよ。新幹線に乗る時にガードしてくれたり、番組の公開録画では、みんなで協力して声援を送ってくれたり、移動先のホームで待ってたりとか。でも、なぜか「何時の新幹線で帰る」とか知ってましたよね。あれは何でですかね?――昔は、アイドル雑誌にもタレントのスケジュールが載ってましたからね。伊代 確かに、野球選手だと住所まで載ってたといいますよね。ファンクラブの会報にも「来月のスケジュール」が載ってましたし。今考えると怖いですよね。――実際に怖いことはなかったですか?伊代 ありましたよ。どこの会場に行っても、いつも一番前の真ん中にいるファンの人がいて、その人、移動の新幹線にも一緒に乗ってきちゃうんですよ。親衛隊の人たちはホームでバイバイだから、中まではガードされていないんです。それである時、帰りの新幹線で疲れて寝ちゃって、パッと目が覚めたら、すぐ目の前にその人の顔があって…。――寝てる顔をジッと覗き込んでたんですね。伊代 家まで来ちゃったこともありました。私が家に着く時間を見計らって庭から忍び込んできたんです。当時は、1階に住んでいたので“ジャリジャリ”って音に「何だろう?」と思って見たら、カーテンの隙間からこっちを見ていたんです。それで目が合ったら“ニヤッ”と笑って手を振ってきたんです。――怖すぎます。伊代 熱狂的なファンなのはありがたいけど、怖かったですね(笑)。 1981年、テレビ番組『たのきん全力投球!』(TBS系)の田原俊彦の妹役オーディションに合格した伊代さんは、同年『センチメンタル・ジャーニー』でアイドル歌手デビュー。『日本レコード大賞』新人賞をはじめ、多くの賞を受賞し、一躍、人気アイドルとなる。当時のキャッチコピーは“瞳そらすな僕の妹”。…とはいえ、実は伊代さん、マッチ(近藤真彦)ファンだったのだ。伊代 田原さんからは「お前はマッチ派だからなぁ」って、いまだに言われます(笑)。『たのきん全力投球!』に出演していた当時、まだデビューして間もない16歳の頃に、「マッチに渡して」って、田原さんにバレンタインの手作りのチョコを預けて頼んだこともありましたからね。――天下のトシちゃんをパシリにしたんですか!?伊代 今思うと「何てことしたんだろう」って(笑)。でも、ちゃんと渡してくれたのかなぁ…。★電話番号の交換はラジオ番組――当時のアイドルたちの恋愛事情はどうだったんですか?伊代 携帯もないですから、今みたいに簡単に連絡できないですよね。歌番組で共演した時に、こっそり連絡先を渡したり…。それに、当時は今よりもっと事務所も厳しかったですよね。マネジャーさんがマンションを見張ってたっていうアイドルもいましたから、それをかいくぐるのは大変でしたよ。――それでも、かいくぐる人もいたんですよね?伊代 「今度、新しい曲が出たから聞いてね」ってレコードを渡して、その中に電話番号が書いてあったり。ラジオ番組はチャンスだったと思いますね。スタジオブースの中まではマネジャーさんも入って来られないから、しゃべりながら台本の端にちょこっと電話番号書いて渡したり。――やっぱり伊代さんも“恋愛禁止”でしたか?伊代 私の場合は“禁止”ってことはなかったんじゃないかなぁ。事務所の社長さんに「伊代も写真ぐらい撮られて来い」って言われましたから。あまりにも浮いた話がなさすぎて(笑)。――電話番号を聞かれたことはなかったですか?伊代 2〜3人ぐらいかなぁ…。みんな、もっと聞かれてると思いますよ。――どうして伊代さんは聞かれなかったんですかね?伊代 私は実家暮らしだったからじゃないですかね…。だいぶチャンスを逃してました(笑)。――たしかに実家暮らしは、ハードル高いですよね。伊代 だって私、自宅の電話ですからね。みんなに「伊代んちに電話かけると“伊代ママ”が出るからなぁ」とか言われて敬遠されてました(笑)。――電話番号を聞かれないわけです。伊代 それで、やっと自分の部屋に電話を引いてもらったんですよ。それもデビューしてしばらく経ってから。留守番電話も付いて、録音できるようになって、「やった!」って、すごく嬉しくて。それが当時の思い出ですね。――あれだけの人気絶頂期にプライベートは意外に地味だったんですねえ。伊代 当時のアイドルはみんな10円玉をいっぱい握りしめて、公衆電話に行ってましたね。テレホンカードもまだなかったし、100円玉の公衆電話もない10円玉の時代。それが当時のアイドルの恋愛事情です(笑)。 彼女の同期には、堀ちえみ、早見優、石川秀美、シブがき隊など錚々たる人気アイドルが名を連ね、“花の82年組”と呼ばれている。――プライベートで遊んだりすることはあった?伊代 18歳ぐらいの時に、堀ちえみちゃんと2人で原宿に出かけたのが唯一、あるぐらいですね。――大変なことになったんじゃないですか?伊代 大変なことになりました(笑)。ファッションブランドのお店に行こうって、表参道からキデイランドの方に歩いて行ったら、一つのお店に入るたびに、付いてくる人がどんどん増えていって。とうとう最後は、大名行列みたいにすごい数の人たちを引き連れて歩くことになっちゃったんです。「これはダメだね」って、ちえみちゃんと別々のタクシーに乗って帰りました。★一緒に16歳に戻りましょう! 堀ちえみといえば、今年2月に口腔癌(舌癌)のステージ4と診断され、頸部リンパ節や舌の6割を切除する手術を受け、現在は芸能活動を休業して療養中。伊代さんとは現在も交流があるという。伊代 つい先日、優ちゃんと3人でご飯食べました。――お元気そうでしたか?伊代 元気でした。もう何でも食べられるし、普通に会話もできます。ちえみちゃんって、もともと考えながらゆっくりしゃべる子なので、違和感なく普通におしゃべりできました。――芸能界復帰も近いですね?伊代 そう遠くない日に芸能活動を再開できるんじゃないかなと思います。また、一緒のステージに立ちたいですね。 10月5日(土)に、松本伊代さんが出演する『80’s Idol Fes(80年代アイドルフェス)』(ニッショーホール)が開催される。出演は早見優、西村知美、渡辺美奈代の80年代アイドル4人。懐かしいあの頃の歌、キラキラ輝いていたアイドルたちが今蘇る!伊代 ステージに立つと、当時のあの頃に戻った気持ちになりますね。衣装もアイドルっぽい、可愛い衣装を着たりしますし。私だけでなく、お客様にも「一緒に16歳に戻りましょう!」ってステージから呼びかけてお誘いしてます(笑)。――“伊代はまだ16だから”ですもんね。伊代 それを歌う時に、心の中では「本当にごめんなさい…」と思いながら歌ってます(笑)。この年で歌うのはちょっと気が引けますけど、皆さん『センチメンタル・ジャーニー』を歌うのを楽しみにしてくださっているので。――実は、少し恥ずかしい気持ちもあるんですか?伊代 一時期“センチメンタル・ジャーニー拒否反応”みたいな時期があって、「歌いたくないな」って、自分の中で封印していた時期があったんです。それで、せっかく見に来てくださったお客様を『センチメンタル・ジャーニー』を歌わないで帰らせちゃったり。あとで振り返ってみて「なんてことをしたんだろう」と反省しました。――お客さんにしてみると“なんてことを”ですよね。伊代 でも、それから優ちゃんや、ちえみちゃんと一緒にイベントとかやるようになって、変わりました。自分1人だと“恥ずかしいなぁ”とか“歌いづらいなぁ”っていうのがあったんですけど、優ちゃんやちえみちゃんが一緒に歌ってくれたりすると、すごくスムーズに歌えるようになったんです。そこからまた『センチメンタル・ジャーニー』が歌えるようになりました。――もちろん、今回のフェスでは歌いますよね?伊代 もちろん、いっぱい歌っちゃいます!********************************************まつもと・いよ=1965年6月21日東京都出身。1981年、『センチメンタル・ジャーニー』でアイドル歌手デビュー。“花の82年組”として絶大な人気を博す。1993年、『B21スペシャル』のヒロミと結婚。現在、テレビバラエティーを中心に、幅広く活躍中。松本伊代&香坂みゆきの昭和歌謡ショー『IYO and MIYUKI LIVE at ROPPONGI KENTO’S』が8月25日(日)に開催。チケットお問い合わせ先 https://www.80s-idolfes.com/
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社会 2019年08月20日 12時00分
あおり運転でタンクローリー運転手に暴行した挙げ句車を奪って逃走 37歳無職男の異常な行動に恐怖の声
19日、今年6月20日に高速道路でタンクローリーを運転していた男性を煽るなどして停車させた挙げ句、因縁をつけ、暴行したうえ車を奪ったとして岡山県津山市に住む無職の37歳男の逮捕状を取ったことが判明。その酷すぎる行動に怒りの声が上がっている。 事件があったのは兵庫県佐用町の中国自動車道。タンクローリーを運転していた男性に、男が運転する車が進路を妨害するなどして停車させると、車外に連れ出したうえ男性を殴りつけ、顔や腕、足に全治約2週間の怪我を負わせた。 さらに、男はあろうことか男性が運転していたタンクローリーに乗り込み、7キロ運転したところで乗り捨てる。そして、さらに別のトラックを奪い、大阪府吹田市まで逃走。同市の路上を歩いていた通行人の顔を複数回殴り、逮捕された。警察は男をタンクローリー運転手への暴行などについて強盗致傷容疑で逮捕する意向で、現在逮捕状を請求しているという。 煽り運転といえば18日、茨城県内の常磐自動車道で男性を煽ったうえ停車させ、複数回に渡り運転者を殴りつけた宮崎文夫容疑者の振る舞いが世間を震撼させているが、この男は煽り運転を行った挙げ句暴行したうえ、運転していた車を奪うという暴挙に出ている。犯行動機などは不明だが、煽り運転と暴力を楽しんでいたようにも見えるため、宮崎容疑者よりもかなり「悪質」と憤る声が上がっている。 「煽り運転は高速、一般道に限らず、かなり多く行われているようです。そのきっかけは大体が抜かれたことに腹を立てたであるとか、非常に些細なものです。 煽ってくるような人間は、基本的にまともな精神構造ではありません。相手にしないことがベストですが、進路を塞がれてしまっては止まらざるを得ない部分もあります。 ともかく、そのような時はドアにロックをしたうえで、何を言われても窓を開けないようにしてください。そして、速やかに警察を呼ぶようにしてください。 また、万が一の場合に証拠として提出できるよう、ドライブレコーダーを搭載することをおすすめします」(自動車ライター) 重大死亡事故が発生しているにもかかわらず、凶悪な煽り運転が後を絶たない現在の日本。法律が犯罪抑止になっていない以上、個々で防衛策を講じるしかない。
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スポーツ 2019年08月20日 11時30分
G1初優勝!「覚悟」を確信した飯伏幸太が見せていく新日本プロレスの新しい世界
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』最終戦が12日、東京・日本武道館で開催され、Aブロック代表の飯伏幸太と、Bブロック代表のジェイ・ホワイトが決勝戦で激突。ジェイは11日に決勝進出を決めると飯伏を呼び込み、マネージャーの外道とともに痛めている左足首をイスで滅多打ちする暴挙。昨年はタマ・トンガ、バッドラック・ファレの暴走を、ハロルド・ジョージ・メイ社長が強権発動で止める場面が見られたが、G1という舞台はヒールレスラーであっても個々の実力で勝負する場とされてきた歴史があり、乱入や介入はご法度とされていた。決勝前日の襲撃など、とんでもない話である。 しかし、飯伏幸太はどんなことをされても諦めなかった。 決勝当日、ジェイはこの日、柴田勝頼を裏切ってバレットクラブ入りを果たしたばかりのKENTAも含めて、フルメンバーを率いて入場。KENTAはG1開幕戦で、飯伏と対戦し飯伏はこの試合で左足首を痛め敗れている。だが、レッドシューズ海野レフェリーが厳格な対応を見せて、バレットクラブ勢を控室に引き戻させてから試合はスタート。途中、唯一セコンドにつくことが許された外道も試合に介入したことから、控室に戻されている。セコンドがいなくなったとはいえ、飯伏同様、連敗スタートから連勝を築き上げ、決勝に進出したジェイの成長は著しいものがあり、インサイドワークに飯伏の立体的な技が封じられてしまう。試合が終盤になると、レフェリーが場外へ倒れた隙に再び外道が登場したが、これを乗り切ると、最後は渾身のカミゴェが決まりカウント3。飯伏が初優勝を飾った。 「みなさんで乾杯しましょう」 試合後、フラフラになりながら会見場に現れた飯伏は、乾杯用に置かれたビールを集まったマスコミやカメラマンに配り、自ら乾杯の音頭を取って一気飲み。余程嬉しかったのだろう。リング上ではあれだけ苦手としていたマイクで、「僕が言うことじゃない。でも僕に言う権利が回ってきたので言わせてもらいます。新日本プロレスをみんなで大きくしていきたいです」と自分の気持ちをハッキリと伝えて見せた。プロレスを広めたいという気持ちはデビューする前から全くブレていない。ただ昨年、棚橋弘至から「プロレス界を背負う覚悟はあるのか?」と突きつけられたことが、飯伏の気持ちに大きな変化をもたらせた。 「そうですね、僕の中でずっと覚悟はあったつもりだったんです。今こうやって振り返ると、あの時はそういうつもりだったんだなって。それが確信になったと、今は本当に覚悟しています。これからも変わらないです」 今シリーズ「諦めない」と言い続けることで、2年連続の決勝進出、そして初優勝を手に入れた。「諦めない」気持ちは棚橋もよく口にする言葉。飯伏の中で確信した「覚悟」は、かつて“エース”として新日本を背負っていく「覚悟」を持った棚橋からしっかりと引き継がれたと言ってもいい。翌日、飯伏は来年1.4東京ドーム大会のメインイベントのIWGPヘビー級王座への挑戦権利証を手に入れると、「G1で敗れたKENTA選手、EVIL選手とやって勝つ」ことを誓うとともに、1.5ドーム大会では「インターコンチネンタル王座に挑戦したい」と、二大タイトルへの連続挑戦をぶち上げた。これは今までの飯伏にはなかったこと。これを聞いて、公式戦で飯伏に敗れたIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカと、IWGPインターコンチネンタル王者、内藤哲也は黙ってないだろう。これが実現すれば、前代未聞のダブルドームは2日間観ざるを得なくなる。 「新日本プロレスは新しい世界に進みます!」 飯伏幸太が見せていく新日本の新たな世界を大いに期待したい。(どら増田 / 写真 サイトー・ジュンヤ)
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社会 2019年08月20日 06時00分
咀嚼音が許せず激昂“危険人物扱い”されていた41歳男性、病気と判明 共感の声が続々?
YouTubeなどの動画サイトでは、人がものを食べる「咀嚼(そしゃく)音」の投稿が一部のユーザーの間で人気だという。しかし、中には咀嚼音のせいで生活を台無しにされた人もいるようだ。 特定の音に対し激しい怒りや嫌悪を感じ、激昂しては家族やパートナーとの関係をうまく築けずにいた男性が、2019年8月3日、海外ニュースメディア「Mirror」の記事の中で、自身の症状や経験について語った。 米・サンディエゴ州に住む41歳のデロール・マーフィーさんは、特定の音が引き金になり、怒りを爆発させることがたびたびあったため、周囲に異常な性格の持ち主だと思われていたという。例えばデロールさんは、職場の同僚がペンをカチカチとノックする音や、映画館で誰かがスナック菓子の袋をガサガサ開ける音などにイライラし、相手を突然責め立てることがあったそうだ。 デロールさんが特に我慢できないのが人の咀嚼音だという。家族が食事中に立てる咀嚼音に激昂してしまい、何年も疎遠になっていたという。また、咀嚼音が原因でパートナーと別れることがあったそうだ。 「自分でも説明できない感情を、家族やパートナーなど近い人であればあるほど、理解してほしいと感じて思いをぶつけてしまうので、距離を置くことしかできなかった」とデロールさんは語っている。 しかしデロールさんは30歳の時に、自分と同じ症状が全て当てはまる「ミソフォニア」(音嫌悪症)の存在をネットで知ったという。ミソフォニアは、特定の音に対して怒り、パニック、嫌悪など否定的な感情を覚え、時に社会生活に支障をきたす医学的傷害だ。自分のいら立ちの原因を知り、デロールさんは必要な時にヘッドホンを着用し、苦手な音を音楽やテレビなど他の音でかき消すなど、対処法を学んだそうだ。 また現在のパートナーである41歳の男性、カート・ヴィンさんはデロールさんの症状を理解し、デロールさんの症状が現れそうになるとお互いに警告し、音を聴かずに済むよう対処し、今までではあり得なかった2年間という長い関係を続けているという。デロールさんは「ミソフォニアのような見た目では分からない症状を持つ人が、社会生活に受け入れられるには、周りの理解が必要」と語り、現在ミソフォニアで苦しむ人々への理解を深める活動に取り組んでいるという。 この記事を受けネット上では「私は指をポキポキっと鳴らす音がダメ!」「唇をパッと開く音を聴くと気が狂いそうになる」「ガムを噛む音やリンゴをかじる音、鼻をすする音に怒りが抑えられないんだ」など、デロールさんと似た感覚を持つ人の声が集まり、中には「母親とは一緒に食事できない」「ビニール袋の音が苦手で、職場で変なやつ扱いされて笑われている」など社会生活の苦労を語るネットユーザーも散見された。 しかし現在、あえて人の咀嚼音を聞き快感を覚える、ミソフォニアとは正反対の感覚「ASMR」が注目を集めている。 海外の健康サイト「Health」は同年6月6日の記事で「ASMRの仕組み、それらの感覚の背後にある科学」と題し、特集している。 同記事によると、ASMRは2010年に作られた「Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)」という言葉の略だという。咀嚼音や、スライムを手でこねる音、パソコンのキーボードを叩く音などをあえて聞き、快感を得るものだ。同記事では動画やニュースを共有できる海外人気サイト「Reddit」には183,000人を超えるASMRのコミュニティーがあると紹介されている。実際に、YouTubeで「ASMR」と検索すると、いろいろな音を聴くための動画が出てくる。2000万回超の視聴回数を誇る動画もあり、咀嚼音が人気のようだ。こうした動画は寝る前や勉強の合間などに、リラックス効果を得るために聴かれているようだ。 しかし「Health」の同記事によると、米バージニア州のシェナンドー大学の博士は、ASMRはミソフォニアのように、その影響が科学的に証明されたものではないとしている。多くの人が夢中になる感覚には何か原因がありそうだが、研究はまだ初期段階だそうだ。しかしよく言われる「脳のオーガズム」といった興奮よりは、心拍数や脳波の変化からみると、人になでられたりすることで得るリラックス効果に近い作用ではないかとも推測しているという。 ASMRが人気を集める一方で、特定の音に苦痛を感じ、社会生活がままならないことに悩む人たちもいるようだ。記事内の引用についてMan enraged by sound of chewing hasn’t spoken to family for four yearshttps://www.mirror.co.uk/news/weird-news/man-enraged-sound-chewing-hasnt-18824666How Does ASMR Work? The Science Behind Those Brain-Tingling Soundshttps://www.health.com/mind-body/what-does-asmr-mean
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社会 2019年08月20日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第332回 民間黒字と政府貨幣発行残高
財政赤字とは「=政府の歳出―政府の歳入」で計算される収支だ。政府の歳出が歳入よりも多ければ、当然の話として政府は「財政赤字」になる。 とはいえ、ここで注意しなければならないのは、「誰かの赤字=誰かの黒字」という原則だ。赤字と黒字はトレードオフの関係にあり、全員が同時に黒字になることは不可能である。 分かりやすい例として、大相撲の取り組みを考えてみよう。全力士が「勝ち越す」ことはできるだろうか。もちろん、不可能だ。誰かの白星は、別の誰かの黒星。ある力士が勝ち越したとき、反対側に必ず負け越した力士が存在する。 黒字・赤字も同じなのである。政府が財政赤字になったとき、反対側に必ず黒字の“誰か”が存在する。 それでは、政府が財政赤字になったとき、誰が黒字になっているのか。もちろん“民間”だ。具体的には、家計、一般企業、海外のいずれかである。 家計、一般企業、海外、そして政府の四経済主体は、赤字・黒字を分け合う形になる。分かりやすく書くと、四経済主体の赤字額と黒字額を足し合わせると、答えは必ず“ゼロ”になるのだ。 現在の日本は、経常収支の黒字が続いている。つまりは、海外部門が赤字になっている。さらには、政府の財政赤字も続いている。 その反対側で、家計と一般企業が“黒字”になっているのだ。海外部門を省くと、政府の財政赤字と、国内の民間部門の黒字はイコールになる。「政府の赤字=民間の黒字」なのである。 現在の日本政府は、プライマリーバランス黒字化を目指している。これは「民間を赤字化する」こととイコールだ。PB黒字化目標とは、民間赤字化目標なのである。 より正しく現実を理解するために、今後、財政赤字は「民間黒字」と呼ぶべきだ。現実の話として、「財政赤字=民間の黒字」なのであるから、仕方があるまい。現実から目を背けるのはやめよう。 ところで、政府の財政赤字が積み上がったものが「国の借金」(正しくは「政府の負債」もしくは「政府の債務」)である。「財政赤字=民間黒字」であるため、政府債務とは「民間の黒字が積み重なったもの」と表現することができる。 より突っ込んで考えてみよう。 日本銀行は、日本政府の子会社になる。政府の子会社である日本銀行が、日本国債を市中銀行から買ったとする。すると、国債の債権者が市中銀行から日本銀行へと移動する。日本政府と日本銀行は会計上、連結決算となる。会計ルールに則る限り、そうならざるを得ない。 いわゆる「統合政府」だが、統合政府のバランスシートを作成すると、日銀保有の国債は「債務者=債権者」となるため、相殺されて消滅する。もっとも、日銀が国債を購入する際に発行した「日銀当座預金」という貨幣は、バランスシートの貸方(右側、負債や純資産を計上する)に残る。 さて、政府債務、あるいは財政赤字の蓄積の多くは、要するに「国債(及び財投債)発行残高」である。 日本政府と日本銀行のバランスシートを統合すると、「国の借金!」と、やたらクローズアップされる「国債・財投債」の半分近くが日銀保有ということで消滅する。代わりに、日銀が国債を購入する際に発行した日銀当座預金が貸方に現れる。もっとも、日銀当座預金の内、115兆円は市中銀行に「現金化」されている。 というわけで、2018年末時点の統合政府のバランスシートの貸方は「現金115兆円」、「日銀当座預金405兆円」、「国債・財投債442兆円」、「その他負債421兆円」となる。ちなみに「その他負債」とは、政府が発行した国庫短期証券や地方債である。 図を見ると、いわゆる量的緩和政策とは、単に「統合政府の国債・財投債という負債を、日銀当座預金という貨幣に置き換えた」だけであることが理解できる。実際、中央銀行の国債買取について、英語では「Monetization」となる。直訳すると「貨幣化」なのだが、なぜか日本では「財政ファイナンス」と呼ばれている。 意味不明な日本語訳はともかく、実体として中央銀行が買い取ることで国債は貨幣化される。日本国債が100%日本円建てである以上、国債発行残高(図では国債・財投債)は単に「貨幣化していない政府の借用証書」という意味を持つにすぎないのだ。 さらに突っ込んで考えてみよう。国債とは、償還期限が決まっており、代わりに金利が多少高い政府の債務(保有者の債権)である。一般の市中銀行において、我々が債権者として保有できる「償還期限が決まっており、代わりに金利が多少高い」預金のことを何と呼ぶだろうか。そう、定期預金である。 実は、国債とは保有者にとって「定期預金」そのものなのだ。「国債発行残高が積み上がって、政府は財政破綻する!」と煽る者は、市中銀行に対して「定期預金残高が積み上がって、この銀行は破綻する!」と主張しなければ、筋が通らない。もちろん、そんな意味不明な主張をする者はいない。 お分かりだろう。統合政府のバランスシートにおいて、現金・日銀当座預金は貨幣そのもの。国債・財投債にしても、定期預金という貨幣が名前を変えたものにすぎないのである。 財政赤字ならぬ「民間黒字」が積み上がった履歴である政府債務、財務省やマスコミの言う「国の借金」は、政府貨幣発行残高なのだ。何しろ、会計上の実態として「そうなっている」以上、否定することは誰にもできない。 というわけで、今後の日本は正しい表現ということで、財政赤字は「民間黒字」、国の借金は「政府貨幣発行残高」と呼び変えるべきである。財政破綻論者の皆様には、是非とも、「日本は民間黒字が膨れ上がり、政府貨幣発行残高が膨張して破綻する」 と、これまで通りヒステリックに叫んで欲しいものだ。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能ネタ 2019年08月19日 23時30分
M-1メンバーがずらり! 長期休暇にピッタリの爆笑ネタ共演、『お笑い夏の陣』がアツい
8月5日から配信されている大阪チャンネルのネタ特番『お笑い夏の陣』の収録が都内で行われ、NON STYLE、千鳥、横澤夏子、ゆにばーす、ジャルジャル、かまいたち、和牛、とろサーモン、ロバート、銀シャリがスタジオでコントや漫才を披露。客席を沸かせた。 大阪チャンネルは全国のエンターテインメント番組を見放題形式で配信する映像サービス。主に関西の番組が楽しめる。今回の特番ではNON STYLE、千鳥、ゆにばーす、和牛、とろサーモンが漫才を、横澤、ジャルジャル、かまいたち、ロバート、銀シャリがコントを披露。前説をバビロンが務めた。 NON STYLE(石田明、井上裕介)は服屋に彼女へのプレゼントを買いに来た井上と、店員の石田とのひと悶着を小気味良く見せる漫才で客席の笑いを誘う。石田のイライラを誘う接客ぶりと、井上の慌てたリアクションが見所だ。 和牛(水田信二、川西賢志郎)は水田が元プロの料理人役を演じおいしい料理の作り方が覚えられるという「歌」を披露。だが、氷室京介ばりのロックなパフォーマンスに川西が「想像と違う」と呆れる展開で、2人の掛け合いの妙に魅せられる。 コントでは、横澤が回転寿司に家族でやってきた母役をテンポ良く演じて笑いを誘う。2人の子供を引き連れ、ヒステリックに暴れ回るさまがツボにはまる。ロバート(山本博、秋山竜次、馬場裕之)は人間ドックの結果を医師と患者の立場に分かれて再現。秋山の爆発した頭の医師姿や、その立ち回りが怪演と呼べるほどのインパクトを見せている。 出演者がとにかく豪華で、ネタも期待を裏切らない。大阪のお笑いが好きな人はぜひ一度チェックしてみてほしい。(取材・文:名鹿祥史)
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その他 2019年08月19日 23時00分
おんなのエロス「あえぎ声」都道府県別の方言イキ声研究(4)
「ナムアミダブツ」とよがる方言多めの異色なイキ声 京都・石川・鹿児島etc 女性との交わりは、彼女が生きてきた人生を男性が追体験する行為でもある。簡単に言えば、セックス相手の女性がどんな背景を持って、自分の前で股を開いているのかを知れば知るほど、男性の興奮と快楽は増すということだ。その点で、ふだん聞き慣れぬお国言葉でのイキ声は、最上のスパイスと言えるだろう。 「このテーマでの筆頭は、京都府の女性でしょう。欲求不満ランキングでは2位で、いつも男性を待っており、感じてくると『ようなるえ〜』『そこどす、ああええわ!』とみやびなイキ声を聞かせてくれます。かつて都が置かれていた奈良県の女性も同様で、『あかんえ、やめたらあかんえ!』のイキ声に参ってしまう男性も多いはず。正常位好きランキングでは1位、逆ナンパが多い都道府県ランキングでは2位につけている県民性も見逃せませんよ」(色川氏) まずは都にフォーカスした色川氏だが、一方の矢野氏が注目するのは辺境部。「鹿児島県の気質は、九州人のなかでも独特。九州の方言のなかでも鹿児島弁は他とまったく異質です。江戸時代、薩摩藩の厳しい閉鎖的な政策によって、他の地域との交流がなかったため、個性的な気質が形成されたのです」 これには色川氏も激しく同意のようだ。「たしかに、鹿児島県の女性のイキ声は異色ですね。感じ始めると『すごか、すごか』『こげんなよ、初めてたい』と悶え、絶頂に達すると『死もす、死もすがぁ〜』といった具合です。九州では、大分県の女性もすごいですよ。変態セックス好きランキングではトップの県民性で、感極まった際のよがり声はもはや言語が崩壊してしまい、『あぐ、あぐ、おん、おん』と呪文のような奇声となります。似たような事例として、石川県の女性は、感じながら『ナムアミダブツ』と唱えることがあるそうです。『真宗王国』と呼ばれるほどに浄土真宗が盛んな土地ならではの現象です」 ありがたい念仏とは対照的に、即物的に男性器の名称を連呼する土地もある。「鳥取県の女性の場合は、『チンポ、いいっちゃ!』と叫ぶことがありますし、宮城県の女性は、『へのこ(男性器)、太ーい!』とよがりますね。宮城県が、妄想好き度と乱れ度の両ランキングで2位、イキ始めたら止まらない多発連続絶頂ランキングで3位に入っているのも納得です」(同) スケベ王国宮城県の隣にありながら、好色の流入を奥羽山脈によって遮られてきたのだろうか。山形県は、色川氏の各ランキングの上位にほぼ出てこないという。「Gスポット派が多いランキングで3位に顔を出すくらいですね。山形県の女性は、『はぁ〜はぁ〜』とあえいだ後、興奮が高まると『来だ、来だァ』と訛り始め、『あんだ、あんだァ〜!』とよがるパターンが多いです。押し寄せるオーガズムを喜ぶイキ声は愛媛県にも共通していて、『来とる、来とる!』あるいは『イケれる、イケれる!』といったあえぎ声が報告されていますよ」(同)
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芸能 2019年08月19日 23時00分
ジャニーズ事務所の“要望”にテレビ局はまだ逆らえない? 頭を抱えている「戦略」とは
TOKIOがMCを務めるフジテレビ系バラエティー番組「TOKIOカケル」の放送300回記念スペシャル番組が、9月4日に放送されることを、一部スポーツ紙が報じた。 記事によると、このほど行われた収録では、節目を祝う特別企画として、V6のユニット・20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人が、TOKIOの4人を招待して、ギョーザをふるまうホームパーティーを開催。 ジャニーズJr.時代から苦楽をともにしてきた30年来の盟友である7人が、トークで本音を炸裂させ、7月9日に死去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長とのエピソードなどを披露したというのだ。 「井ノ原は売れっ子だが、坂本と長野はあまりテレビ局サイドからの需要はない。そんな事情もあるだけに、ジャニーズとしてトニセンの売り込みに成功。とはいえ、そこまでジャニーズタレントの“内輪話”に需要があるかは微妙なところ」(テレビ局関係者) また、元SMAPの木村拓哉が型破りなフランス料理のシェフ役で主演する10月スタートのTBS系日曜劇場のタイトルが「グランメゾン東京」に決定し、Kis―My―Ft2の玉森裕太が木村と初共演することが決まったことを、各スポーツ紙が報じた。 「ジャニーズ事務所といえば、7月に元SMAP3人の民放への出演を巡る圧力問題で公取委から注意を受けたことが報道された。そのため、各局は同じ番組への複数のジャニーズ勢の起用を自粛したいが、ジャニーズは以前より売れないジャニーズ勢の“バーター”が露骨になっているようだ。それを突っぱねられない各局も問題だが…」(芸能記者) 演技や歌に秀でた非・ジャニーズ系の台頭が著しいだけに、ジャニーズも“営業”に力を入れ始めたようだ。
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社会 2019年08月19日 22時00分
石破茂が激白!「自民党が終わるとき日本が終わる」
安倍政権が長期化し、自民党内にますます萎縮した空気が流れる中、言うべきことをきちんと言う唯一の存在が石破茂元幹事長だ。人口減少、消費税、日米貿易交渉、国家安全保障など、難問山積の現状をどう見るのか? そして“ポスト安倍”への真意を問う!――改めて参院選はひどい選挙だったと思っています。48・80%という投票率は過去2番目の低さ。とくに選挙権年齢の下がった18〜19歳といった若者のそれは、31%と驚くべき数字でした。この無関心さ、石破さんはどう受け止めてますか。石破 民主主義そのものの危機だと思っています。権利を持つ人がなるべく多く参加しなければ、そもそも民主主義は成り立ちません。もっとも、有権者には何が争点なのか、よく分からなかった選挙でもあった。安倍(晋三)首相も「安定かそれとも混乱を選ぶのか」と、非常に抽象的でした。対して、野党は「変革しなければダメだ」とは言うが、有権者を得心させる“なぜならば”に説得力がなかった。大体、立憲民主党と国民民主党がバトルをやっているんだから、「彼らが与党になったら何が起こるか分からん」と思うのは当たり前じゃないのかな。――結果、メディアいわくの自民党「堅調」で終わりました。しかし、あれだけ投票率が低かったら、組織政党の自民党は圧勝して当然だったのに、公明党と合わせて与党で改選過半数がやっとという有り様でした。「堅調」ではなく「辛勝」もしくは「薄氷の勝利」が正しくありませんか。石破 その通りだと思います。今は野党があまりにもふがいないから、「自公」両党が組んでいる限りは決定的な負けにはならないでしょうが、人心を得られるような野党が出てきたら、どうなるのかと危惧しています。慢心している状況ではありません。――一方、石破さんの「ポスト安倍」のライバル候補ともされる菅義偉官房長官は、お膝元の秋田で自民党公認を落とした。また、岸田文雄政調会長は、2人区のやはり地元・広島で官邸と党本部から2人目の公認をゴリ押しされ、結果、自派の最高幹部議員を落とされるハメになった。総理・総裁たる者は自分の選挙はもとより、地元での支持基盤が圧倒的でなければならない。その意味では、菅さんも岸田さんも“貧乏くじ”を引いた感があります。石破さんは、応援依頼も多くなく、批判の対象にならなかったことで“無傷”で済んだ形です(笑)。世の中、何が幸いするか分からない。石破 私の場合、地元の鳥取と島根が合区となったことで、そちらにエネルギーを注ぐ必要があり、他を多く回れないという事情もありましたからね。もっとも、「アイツを呼ぶと(政権幹部に)ちょっとにらまれるんじゃないか」ということはあったのかも知れないな。まあ、唯一の反主流派だからね(苦笑)。(明日に続く)
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