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スポーツ 2008年04月10日 15時00分
K-1MAX 魔裟斗が佐藤嘉洋に抹殺宣言
「K-1ワールドMAX2008世界王者決定トーナメント開幕戦」が9日、広島グリーンアリーナで行われ、日本人3選手がそろってベスト8入りを果たした。見事なKO勝ちで王座奪還に向けて好スタートをきった“反逆のカリスマ”魔裟斗は、きょう10日に行われる準々決勝の組み合わせ抽選会を前に、日本人ナンバー2の佐藤嘉洋に「うっとおしい」と宣戦布告。次戦7・7日本武道館大会での佐藤抹殺宣告をぶっ放った。 カリスマが“ヤル気”だ。 王座奪還に向けてヴァージル・カラコダとの開幕戦に臨んだ魔裟斗。今季第一戦は盤石の闘いだった。ゴングと同時にガードの上から左右のフック。息つく間もなく上段と下段にキックを打ち分け、回転の速いパンチとキックのコンビネーションでカラコダに突け入るスキを与えなかった。 圧倒的に攻め続けたものの、2Rにはカウンターの左ストレートを立て続けにもらう。「さすがボクシング世界王者だけあってキレのある良いパンチで3発くらいはききました」。それでも元ボクシング世界王者を相手に真っ向からのパンチ勝負にこだわった。 ただ「パンチは全部見えてた」と言うように、その後は有効打を食らうことなく、相手の攻撃はすべて見切っていた。そして3R開始早々に訪れたチャンスをモノにする。相手のガードが下がったところに、鮮やかな右フック一閃。カラコダのアゴにクリーヒットさせるや一瞬でマットにごう沈させた。 決戦前には元ボクシング世界王者からパンチでの顔面破壊を予告されたが、逆にKOしてみせた魔裟斗。反逆のカリスマの名にふさわしい闘いで今年も好スタートを切り、試合後はマイクを握って「今年はやるよ。チャンピオンになるからみてて」と王座奪還を宣言。その上で「次は佐藤かな」と、開幕戦前から再三挑発してきた佐藤を逆指名してみせた。 きょう10日に都内で行われる準々決勝の組み合わせ抽選会を前に、佐藤への対戦を促した魔裟斗だが、実は佐藤の「抽選会で魔裟斗選手の横に行く」発言にかなりイラついていた。魔裟斗は「アイツがああやって言うから周りにイチイチ報告されて正直うっとおしい」と語気を荒げて説明するや「来るなら来いって。いまのオレはヤバいからマジで倒すよ」とまだ対戦が決まっていないにもかかわらず臨戦態勢だ。 それどころか「いい加減ヤ(殺)ルよ」と佐藤抹殺まで宣告してみせた魔裟斗。果たしてきょう行われる7・7日本武道館大会のベスト8組み合わせ抽選会で2人が激突することはあるのか、日本人ツートップの抗争ぼっ発によりMAX戦線がヒートアップしてきた。
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スポーツ 2008年04月10日 15時00分
K-1MAX 城戸康裕が今年の台風の目か
日本人3選手が開幕戦で世界の強豪を打ちのめし、ベスト8進出そろい踏みを果たした。 3選手の中でMVPに相応しい活躍をみせたのは、日本人で実力が頭一つ抜け出している魔裟斗や佐藤嘉洋ではなく、2月の日本トーナメントを勝ち抜き、この日は圧巻の瞬殺劇を披露した城戸康裕だった。 日本王者が世界デビュー戦で圧巻の40秒殺をやってのけた。イム・チビンとの日韓王者対決に臨んだ日本GP覇者の城戸は開始から間もなく、懐に入ってきたチビンの顔面にジャンピングニー。戦前から「顔面ヒザ狙いで練習していた」という毒針をブチ込んでKO勝ちを収めた。 悲願のベスト8入りとともにプロ24戦で初めてとなる秒殺決着に、試合後はうれしさの余り言葉にならず「やった、やったぁー」とまるで子供のように大はしゃぎ。さらには「親も来てたし、地元の金がない大学生の友達が、わざわざ青春18きっぷではるばる応援しに来てくれたんで、ホント勝てて良かったッス」と胸をなでおろした。 日本王者の秒殺勝利には谷川貞治イベントプロデューサーも「彼は化けた。きょう一番の試合だったんじゃない。次は魔裟斗選手の横に行けば面白くなるよね」とニンマリだ。一方、快勝した日本人2人とは対照的に、ムラット・ディレッキーと対戦した日本人ナンバー2の“スナイパー”佐藤嘉洋は納得のいかない判定決着。有効打もない内容に、試合後は「KOを狙っていたのに…」と歯切れが悪かった。 また、きょう10日に行われる抽選会についても「僕はMAXの選手なので盛り上がるところを選びたい」とポツリ語るので精いっぱい。スナイパーらしからぬ悔いの残る開幕戦となり、これまで繰り返していた魔裟斗への挑発も鳴りをひそめてしまった。
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スポーツ 2008年04月10日 15時00分
K-1MAX 藤鬥嘩裟は無念の判定負け
注目の藤鬥嘩裟は僅差の判定負けに涙をのんだ。K-1ワールドユース特別試合“魔裟斗2世対決”でHIROYAと対戦した鬥嘩裟は、1Rから予告していた前蹴りがさく裂。HIROYAの顔面を突き飛ばして鼻から流血させるなど、終始圧倒した。しかし、3R終盤にHIROYAのラッキーパンチ気味に入った左ボディーブローを受けてしまい、そのまま判定で惜敗。試合後は「ダメージはなかった。次やったら今度は勝つ自信はある」と悔しさにじませた。惜しくもK-1デビュー戦を飾れなかった鬥嘩裟。だが、谷川イベントプロデューサーからは「やっぱり藤選手はスター性がある」と賛辞が送られた。
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芸能 2008年04月10日 15時00分
X JAPAN 危惧される空中分解の可能性
先月末に東京ドームでの3日間連続公演を成功させ、7月に仏・パリ、9月に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で公演を行うことを発表した「X JAPAN」。MSG公演の発表会見でドラムのYOSHIKIは新メンバー加入のプランがあることも明かしたが、相変わらずボーカルのTOSHIとの溝は埋まらず、関係者の間では同バンドの“空中分解”が危惧されているという。 「高校の同級生という腐れ縁のYOSHIKIとTOSHIだが、そもそも音楽性が違う。今回の再結成はどちらも金欠で利害関係が一致しただけ」(音楽関係者) 3月のドーム公演は、初日にYOSHIKIの遅刻によって、公演開始が2時間以上遅れ、ドームの使用時間の関係で曲数が約半分にカットされるハプニングがあった。 「ずっと客席を映していたので、クレームが殺到。全てはYOSHIKIの身勝手ぶりが招いたアクシデント」(ライブを生中継したWOWOW関係者) 今年1月、再結成ライブを発売した際のトークイベントでYOSHIKIがTOSHIにカラオケでリクエストしたことを明かすなど和気あいあいとトーク。しかし、実情は相変わらずバチバチだという。 「YOSHIKIは再結成にあたり、TOSHIに新興宗教との縁を切るように説得したが、受け入れられなかった。YOSHIKIにすれば、Xの再結成で稼いだ金が宗教に流れるのがどうしても納得いかず、TOSHIに対する不信感が消えない」(先の音楽関係者) それでも、“再結成イヤー”で活動を続けるのは両者とも金欠のためだという。 「YOSHIKIはこれまでいくつもプロジェクトを立ち上げ、昨年はGacktらとのスーパーバンドを結成したが、儲からないと見切りをつけて再結成にシフト。TOSHIは宗教活動に金がかかるから」(同) MSGといえば、これまで有名アーティストがライブを行った“ロックの聖地”。Xは日本人初の単独公演だが、裏があるという。 「Xがライブを行うのは、サブアリーナの方かもしれません。キャパは約5000人。大物アーティストのライブやNBAの公式戦が行われるメーンアリーナは2万人以上入る。おととし、韓国の歌手・Rainがサブでライブをした際は、お客さんは現地在住の韓国人がほとんどでした。おそらく、Xは韓国でも人気があるので、現地在住の日本人や韓国人が席を埋めることになるでしょう」(ニューヨーク在住のジャーナリスト) YOSHIKIといえば、今年に入ってテレビのバラエティー番組で「ライブ前日のリハで、カレーが辛くて帰った」と明かしたかなりの気分屋。 このままキレずにTOSHIとともに突っ走ってほしいものだ。
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芸能 2008年04月10日 15時00分
上戸彩 ミニスカ・ナマ足で新型電車PR
女優・上戸彩(22)が9日、都内で京成電鉄の「新型スカイライナー」のデザイン発表会にゲスト出演した。列車のデザインを担当した山本寛斎氏(64)と親交が深いための“友情出演”。 ナマ足を露出したミニスカのワンピース姿で登場した上戸。その衣装は寛斎氏が上戸のために街中を探し回って選んだそうで、「その気持ちにこたえたくて、2日間ダイエットをしました」。また「移動時間は短縮されるほどいい。手紙をよく書くので、揺れないのもうれしい」と電車をPR。(写真=ミニスカ・ナマ足で登場した上戸彩と山本寛斎氏)
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芸能 2008年04月10日 15時00分
葉山エレーヌアナがファッションショーに出演
映画「ファクトリー・ガール」(19日公開)のファッションショー付き試写会が9日、東京・新橋のヤクルトホールで行われ、日本テレビの葉山エレーヌアナが出席した。 60年代のファッション界の頂点に君臨したイーディ・セジウィックの人生を描いた作品で、葉山アナはモデルとしてイーディファッションで登場。 「やせていたころにモデルをしていたけど、きょうは(レギュラー出演中の)『スッキリ!』のポーズを決めることが目標だったので、100点満点です」と満足そうだった。(写真=映画の試写会でモデルに挑戦した葉山エレーヌアナ)
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レジャー 2008年04月10日 15時00分
桜花賞 本紙・橋本記者が東のダークホースを直撃取材
牝馬3冠の第一関門「第68回桜花賞」(JpnI 阪神芝1600m)は13日、火ぶたが切って落とされる。不確定要素の多い牝馬の一戦で予断を許さないが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは、“関東の秘密兵器”ソーマジック。3連勝中と勢いはメンバー屈指で、まだ底を見せていない点もアドバンテージ。指揮官の田村師を直撃インタビューした。 −−まず最終追い切りの感想をお願いします。 田村師「1週前に事実上の最終追い切りを済ませ、出走態勢は整ったので、今週は予定通り坂路で微調整。現時点でやれることはすべてやったし、非常にいい状態で臨める」 −−長所は? 田村師「終い確実に切れる脚が使えるところ。前々走は前が詰まり、どうなるかと冷や冷やしたが、前が開いた瞬間、一気に伸びてきた。前走も3角からロングスパートをかけ、長くいい脚を使ってくれたからね」 −−相手関係をどう見ますか? 田村師「そうそうたるメンバーがそろったし、桜花賞ともなればイメージ通りの展開にはならないもの。でも、この馬の場合、瞬発力と持続力が備わっているので、どういう展開になっても力は出せる」 −−初めての長距離輸送になりますが? 田村師「確かに時間は長くなるけど、精神的に成長して“お姉さん”になっているから、長距離輸送にも耐えられるでしょう」 −−希望する枠順は? 田村師「公開抽選で希望通りにはいかないから、どこでもかまわない。もらった(確定した)枠順が“ラッキーナンバー”です(笑)。枠順が決まってから、ジョッキー(後藤騎手)と作戦を立てますよ」 −−最後に意気込みをお願いします。 田村師「現時点で最高の状態で臨めるのは何より。レース展開や馬場状態にも左右されずに力を発揮できるし、応援してください」
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レジャー 2008年04月10日 15時00分
桜花賞 オディール 新桜花賞男とのコンビで混戦桜制す
まだまだ見限れない。「第68回桜花賞」(JpnI 阪神芝1600m 13日)の最終追い切りが10日行われ、オディールが軽快な動きで好調をアピールした。昨秋のファンタジーS快勝の後、勝ち切れないレースを続けているが、差はわずか。チューリップ賞を叩かれた上積みに加え、鞍上はアンカツこと安藤勝騎手。目下、桜花賞を連勝中の新桜花賞男のエスコートが怖い。 前哨戦のチューリップ賞は3着に終わった。しかし最もTRらしい試走で収穫を得たのがこのオディールだった。 「阪神JFで自分から動いて勝つ競馬をしてみた。それで伸び切れず4着だったから、前走はじっくり構えるつもりでいたんだ」と安藤勝騎手は振り返った。 それまで好位から結果を残してきたが、前走は思い切った後方待機策。エアパスカルが逃げ切ったように、馬場状態に展開も先行有利だったが、鋭い末脚でハナ+ハナ差の接戦に持ち込んだ。 しかも、当時は休み明けで良化途上。「返し馬からハミを取らず妙に落ち着いていた。いまひとつの状態だったように思う」。そこで繰り出した上がり3F33秒5の切れ味は桜花賞に向け、十分手応えのある結果だった。 中間は順調にきた。ひと叩きの上積みは大きく、きっちり本番仕様の馬体に仕上がった。 鞍上の安藤勝は一昨年がキストゥへヴン、昨年がダイワスカーレットと目下、桜花賞を2連勝中。コース形態が新しくなった後の新桜花賞男が狙うのはもちろん3連覇だ。 「前走の内容から自在に立ち回れると思うし、何より今年は混戦だからね。僕の乗り方ひとつでチャンスはあるはず」 前に行くか、控えるか。激戦になればなるほど、頼りになるのは瞬時にレース展開を判断できるベテランの手綱だ。 【最終追いVTR】3歳未勝利のブライティアダンスを1馬身追走。中間地点で馬体が合うと、手綱は抑えられたままで半馬身先着。気合乗り、馬体の張りともに抜群で文句なしの仕上がりだ。
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レジャー 2008年04月10日 15時00分
桜花賞(JpnI 阪神芝1600m 13日) 伏兵エアパスカルが怪気炎
前走のチューリップ賞で見事な逃げ切りVを決めたエアパスカル。420kg前後の小柄な馬だけに馬体維持がポイントだったが、この馬なりにふっくら見せて前走以上と思えるデキに仕上がった。 「スタートがいい馬だからこの前は先行しようと思っていたけど、ハナに行くつもりはなかった。でも、結果的に気分良く走れたことが大きかった」と藤岡佑騎手。最後はトールポピー、オディールにハナ差まで食い下がられたが、それをしのぎきるあたりが能力の高さだろう。 「そうですね。内に秘めた闘志がすごい馬で、そのあたりを生かせればと。気分良く走れればすごくチャンスがあると思っている。それが馬に伝わらないようにしたい」と鞍上は冗談めかして笑った。 勝てばウォーエンブレム産駒初のGI制覇。名馬の血が開花するか、注目だ。 【最終追いVTR】前半を馬なりでセーブしてラスト1Fで軽く追われた。強い風雨でコンディションは最悪だったが、その中でこれだけの時計が出れば十分。上々の仕上がりだ。
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レジャー 2008年04月10日 15時00分
皐月賞(JpnI 中山芝2000m 20日) 1週前追い切り マイネルチャールズが圧巻のパフォーマンス
デビュー前から大物と呼び声の高かったマイネルチャールズが、皐月賞に主役として挑む。 前走・弥生賞は正攻法で押し切る強い内容。稲葉師は「勝つには勝ったが、勝負どころでいくらか掛かっていたように、まだまだ課題がある」と厳しいジャッジを下したが、それも将来を嘱望するからこそだ。 中間は放牧へ出され、8日に帰厩した。放牧先でも乗り込んでおり、いたって順調に調整が進んでいる。 「本来、どんな競馬でもできるし、後ろから抜かれたことがないほど勝負根性のある馬。いい状態で臨めさえすれば」とトレーナーの鼻息は荒い。 【1週前追いVTR】松岡騎手を背に、ポリトラックで追われ、5F68秒6、上がり3F38秒4→11秒9を計時。直線でGOサインがかかると、5Fで4馬身追走したプレンティスピード(古馬500万)をアッというまに1秒突き放した。気配は絶好だ。