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レジャー 2008年11月25日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、30日) 3歳世代は弱くない! ディープスカイが猛反発
悔しさは、もちろんある。しかし、視線の先に広がる可能性の方が、ディープスカイの主戦を務める四位騎手には、はるかに強く感じていた。 「あそこまでいったら勝ちたかったという思いはある。それになぜ、牝馬に負けるんだという気持ちも…。だけどウオッカとダイワスカーレットは別格の存在だとも思うし、3歳の代表としていい競馬ができたんじゃないかな。よく走ってくれている」 静かな口調に力を込めながら、そう振り返ったのは前走の天皇賞・秋だ。神戸新聞杯を快勝しながら菊花賞に向かわず、現役最強馬決定戦へ挑んだ。ディープインパクトのようなデビューから突出した実績を残した馬が見当たらず、周囲からは「今年の3歳馬は弱い」と揶揄する声も聞こえてきた。だが、それでも、あえて身を投じた厳しい戦い。それは、辛口な世代論への反発のようだった。 3着。確かに敗れた。ただ四位は今までと違うスタイルで戦えたことに光明を見いだした。「攻める競馬ができたから」。道中は5、6番手を確保した。内枠で包まれるのを嫌い、いつもの末脚勝負を捨てて好位に取りついた。「向正面では折り合いを欠いてしまったし、それでいてあそこまで接戦に持ち込めたんだから」と、ハナ+クビ差の激戦を評価した。 ジャパンCは極限の底力が要求される。ただ、逃げるだけ、追いこむだけでは勝てないことは歴史が証明している。だからこそ四位は、結果より内容を重んじた。 デキも文句なしだ。20日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは、2本目に800メートル52秒9→38秒1→12秒9。ハードに追われた。「最近の坂路は時計がかかるからこれで大丈夫。無事にきているし、この前より良くなっている。もう最後の追い切りは手控えてもいいんじゃないかな」 やれる。四位はうなずいた。ダービーを制した東京のチャンピオンディスタンス。3歳王者の底力を示すのに、舞台も不足はない。「天皇賞からジャパンC、そして有馬記念へ。王道で結果を残したい」。若い力と、最も高い頂へ挑む心は、いささかも折れていない。
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スポーツ 2008年11月25日 15時00分
全日本プロレス 鈴木みのる&太陽ケアのGURENTAIが性悪プランを披露
全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」の公式戦が24日、東京・後楽園ホールで行われた。世界タッグ王者太陽ケア、鈴木みのるのGURENTAIが勝利し、2連勝で首位に躍り出た。早くも最強タッグ優勝の手応えをつかんだケアは、新たな野望を吐露した。性悪なプランが明らかになった。 GURENTAIは開幕戦で黒星を喫し、スタートダッシュに失敗。それでも、23日の浜松大会で真田聖也&征矢学を下し、星を五分に戻した。 ケアは「今でもオレはチャンピオン。もう負けられない。この試合に負けたら、眉毛を剃る」とのハラをくくっていた。 武藤敬司&浜亮太を迎え撃った3戦目で、現王者の意地とプライドが爆発した。191キロの浜からコーナースプラッシュ、ぶちかましなど巨体を生かした攻撃を受けながらも、みのるが張り手、ひざ蹴り、ローキックなどで反撃。ケアも逆水平チョップ、串刺しラリアートなどでデビュー5戦目の浜の体力を奪うと、最後はみのるが、浜をゴッチ式パイルドライバーで脳天からマットに叩きつけ、2連勝を飾った。 勝ち点を4に伸ばし、首位タイに浮上。試合後にはケアが「一番強いのは俺達。このリーグ戦を勝つのは俺達しかいない」とあらためて優勝を宣言した。さらに「(最強タッグに)優勝したら他団体の誰でもかかってこい。ニュージャパン(新日本プロレス)だろうが、WWEだろうが、どんな奴がきてもやってやる」と国内外から挑戦者を募る防衛プランをぶち上げた。 タッグリーグ戦後の野望を明らかにしたGURENTAI。だが、その前にやっておかなければならないことがある。ヘイトの抹殺だ。 開幕戦に乱入し、みのるがヘイトに場外で捕縛された。その間にケアが3カウントを奪われ、初戦を落とした。その“借り”があるだけに「平井(=ヘイト)の野郎、絶対に許さねえぞ。捕まえてブチ殺す」と宣告した。 そろばかりか「リーグ戦なんて待ってらんねぇよ。夜道歩くときは気をつけろ。ダテにGURENTAIっておどろおどろしい名前つけてるわけじゃねぇんだ」とテロ予告までぶっ放した。 タッグ戦線完全制圧に向け、着々と計画が明らかになってきたGURENTAIに死角は見当たらない。
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スポーツ 2008年11月25日 15時00分
全日本プロレス テンコジまさかの敗戦
優勝候補のテンコジにまさかの土がついた。 諏訪魔&近藤修司と対戦した“テンコジ”小島聡&天山広吉(新日本プロレス)。両チームとも連係攻撃を繰り出し、一進一退の攻防が続いたが、互いに3カウントを奪えず、時間だけが過ぎていく。このまま引き分けかと思われた29分26秒、小島が捕まり、最後は近藤のキングコングラリアートでごう沈した タイムアップ寸前での敗戦に天山は「ギリギリのところで…。悔しいよ。俺らが最強っていうのを証明したるから」。 また、最凶軍団ブードゥー・マーダーズ(VM)のTARU&ヘイトは、鉄パイプ、チョークなど反則殺法で西村修&カズ・ハヤシに主導権を渡さず。最後は消火器をぶっ放し、視界を奪われたカズを丸め込み勝利した。 公式戦3日目を終えてケア&みのる、諏訪魔&近藤が勝ち点4で首位。テンコジ、西村&カズ、ゾディアック&ジョー・ドーリング、TARU&ヘイトが勝ち点2で続き、武藤&浜、真田、征矢は勝ち点0となっている。
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スポーツ 2008年11月25日 15時00分
ボクシング 亀田大毅が万能型ボクサーへの変身を予告
“浪速乃弁慶”亀田大毅が24日、茨城・古河市古河体育館でチャリティー興行に参加。子供相手にトレーナーを務めた。復帰後、優等生へと変ぼうを遂げた大毅は、2戦目(12月8日、栃木県立県南体育館)に向け、「オールラウンダー」への変身を予告した。 この日は古河体育館で行われた「チャリティーチャレンジャーズボクシング」に参戦。ちびっ子ボクサーのミット打ちトレーナーを務めた。その後も熱心に試合を観戦するなど、研究熱心な一面を見せた。 ボクサーライセンス停止が解除され、すっかり優等生となった。来月8日に復帰2戦目を控え「1回(内藤大助に)負けてるし、誰々とやりたいですって指名できるレベルじゃない」「タイミング、流れでKOできればいいかな。けど、内容で勝てれば」などと殊勝なコメントに終始した。 さらに「アウトボクサーなら、アウトボクシングをするし、ファイターなら俺もファイターでやる。何でもできるようになりたい」と万能型ボクサーへの成長を口にした。 21日、三男・和毅がメキシコでプロデビューを果たし、亀田3兄弟全員がプロになった。「それ(=3人で同じリングにあがること)がひとつの目標やし、夢やな」とプロになった3兄弟の“競演”を見据えている。 「(ケガがなければ)1カ月に1回でもしたいな」。弟のプロデビューに刺激を受けた弁慶が、新たな亀田祭りに向け突っ走る。
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スポーツ 2008年11月25日 15時00分
戦極 三崎和雄が原点回帰で奇天烈トレ
「戦極の乱」(2009年1月4日、さいたまスーパーアリーナ)で、ミドル級チャンピオンシップに臨む三崎和雄が24日、千葉県下でエコイベントに参加。格闘人生初のベルト奪取に向け、奇天烈トレーニングで原点回帰することを明らかにした。 ヒットマンが野生の本能を研ぎ澄ます! 戦極ミドル級のエース三崎は1・4大会で2007年度の同級GPシリーズ覇者ジョルジ・サンチアゴを迎え撃つ。決戦まで40日を残し、すでに「コンディションは60%ぐらい」まで仕上がっている。 三崎によれば「あとはメンタルの部分だけ」で「いつも区切りで山ごもりをしてるんですが、今回も裸で地元の山に入る。木の実とかあけびとか、おやつを獲ったりして自分の原点に戻る」とサンチアゴ戦前に“真っ裸山ごもり特訓”で原点回帰を目指すという。 三崎にとって山ごもりは効果絶大のトレーニング。昨年大みそかに行われた秋山成勲戦の前にも敢行している。あの野性味あふれる伝説のサッカーボールキックは、山ごもり特訓で鋭気を養ったたまものだ。「打ち合ってしっかり勝ち負けがつく試合をする」。ヒットマンは強豪サンチアゴをもKOで沈めるつもりだ。
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芸能 2008年11月25日 15時00分
紅白司会 仲間&中居が打ち解けていない理由
大みそかの「第59回NHK紅白歌合戦」の司会が24日、東京・渋谷のNHKで発表され、公開中の映画「私は貝になりたい」で夫婦役を演じるSMAPの中居正広(36)と女優の仲間由紀恵(29)に決定した。映画の宣伝でこのところメディアに出ずっぱりの2人。一部で不仲説が流れ、早くもチームワークが不安視されている。 「中居と仲間の司会は一部が先行して報じた。例年、そういう場合はNHKはわざと違う人間を用意して裏をかくことが多いが、今年はそんな余裕もなく、あっさり2人に決まった」(音楽関係者) 映画「私は貝になりたい」は22日公開だったため、このところ2人はPRのためメディアに出ずっぱり。それだけに、中居は司会の発表会見で「映画の宣伝でもなんでもありません」とわざわざあいさつするほどだった。 「まさに“メディアジャック”と呼べるほどの過剰な露出ぶり。中居は映画の宣伝のため、先月末にサッカーJ1の試合に来場。空気がまるで読めない映画の宣伝と寒いギャグでひんしゅくをかっていた」(映画関係者) 中居は3年連続5回目、仲間は2年ぶり3度目の紅白司会で2人のコンビは06年以来2年ぶり。だが、早くもチームワークが不安視されている。 「映画の撮影で長期間一緒にいたにもかかわらず、映画の宣伝で出た番組を見ても、まったく深い会話がなされていない。司会の発表会見で中居は『紅白当日までに(仲間が)どこに住んでいるのかを聞いてみたい』と集まった報道陣を笑わせていたが、純粋に笑いを取りに行ったわけではない。なぜかといえば、2人は撮影中、全く仕事以外の会話をしていない」(同) というのも、中居が所属するジャニーズに対する“アレルギー”が仲間にあるというのだ。 「仲間は今から2年ぐらい前、ドラマ『ごくせん』で共演した嵐の松本潤との熱愛説が浮上し、マスコミに追い回された。仲間のマンションはかなりセキュリティーが厳重でマスコミもあきらめたが、あの時のことでジャニーズタレントとの浮名はこりごり。映画で共演した中居とは、必要以外の会話を交わさないように事務所にきつくクギをさされ、それをしっかり守っているうちに、中居の方が『なんだよ、アイツ』となって、自然とよそよそしくなった」(週刊誌記者) 確かに、映画の宣伝で2人が番組に出ても、どうも会話がよそよそしく全くかみ合わないような気が…。ともかく2人にとって、紅白司会が映画のヒットにつながれば言うことはないだろう。
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芸能 2008年11月25日 15時00分
中島美嘉 クリスマスツリー点灯式に出席
歌手の中島美嘉(25)が24日、東京・台場のメディアージュに設置された巨大クリスマスツリーの点灯式イベントに出席し、ファン400人の前でスペシャルライブを行った。 黒のロングドレス姿で登場した中島は、26日発売のニューアルバム「VOICE」から、ヒット曲「LIFE」を熱唱。 サビの部分では地上15メートルのツリーが一斉に輝き始め、ファンの感動を誘った。さらに最新曲「ORION」も披露し、ひと足早いクリスマスムードを演出。 「すごくキレイ!! こんなに大きなツリーは初めて見ました」と自身も感動していた。
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芸能 2008年11月25日 15時00分
沢村一樹 “エロ男爵”2世誕生にニンマリ?!
俳優の沢村一樹(41)が24日、東京・新宿の紀伊国屋書店新宿本店でエッセー本「サワムラ日記」の発売サイン会を行った。 執筆に1年半をかけて“エロ男爵”の原点をつづった初自伝&エッセー。本人が「ギリギリ」という下ネタ満載、巻頭にはセクスィーグラビアも掲載されている。「赤裸々に書きすぎてちょっと後悔。あんまり売れて欲しくない」と苦笑い。 2児の父親だが「次男はびっくりするくらい自分に似ていて、目を光らせている。あと半年したら(性に)芽生えてくる」と“後継者”の誕生を喜んでいた。
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その他 2008年11月25日 15時00分
競輪人国記 大阪(1)
競輪の創成期には大阪勢が抜群の強さを見せた。アマ車連に登録していた選手が多かったこともあるが、太平洋戦争で中止となった東京五輪のために、多くの代表候補の中に大阪勢がいたことが要因だろう。 なかでもボス格は横田隆雄だった。小倉の第一回に間に合わせるために横田はアマ車連から除名されながら選手集めに協力した。24年に開かれた大阪中央の日本選手権では甲規格、乙規格ともに優勝、同年10月の川崎第二回日本選手権でも甲規格で優勝した。 「横田さんじゃ仕方がない」というムードがあったことは確かだ。32歳のベテランが天下をとった。だが、横田時代はそんなに長く続かなかった。 昭和25年から始まった高松宮杯では熊本から大阪に来た山本清治が優勝、このとき山本は19歳の若さだった。山本は翌26年も優勝して宮杯を連覇した。 山本は同年の後楽園・日本選手権も獲っている。新設された小倉競輪祭も優勝しているから当時の3冠王だった。 同年の大宮・全国都道府県選抜では高倉登(埼玉)が地元の維持を見せているが、もしこのレースも優勝していたら当時のG1グランドスラムを達成したことになる。 「昔の競輪はバックからのもがきあいだった。だから番手はあまり関係がない。山本さんとか西田勇、後藤欣一なんかは好きな位置からまくり気味に仕掛けて行く山本さんにマークでいい着をとっていたよ」というのは黄金井光良(埼玉)だ。 そんなラインに平気で競って番手を作る選手も現れた。なにしろ遠征レースの時には地元のボス選手に挨拶しないとグラウンドにも入れなかったという時代だ。戦争が終わってまだ5、6年では脚力よりも気質の荒さがものを言った時代だったのだ。そんな時こわい者知らずに番手を狙う若手が現れ、やがて先行マークの競り合いも競輪の華になる。 小倉競輪の成功に刺激されて全国で67もバンクを作り、自治体が争って競輪開催をしていた時代である。
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トレンド 2008年11月25日 15時00分
大江戸線蔵前駅の厩橋
都営大江戸線の蔵前駅A7出口は蔵前2丁目や厩橋方面に近い。この辺りではちょうど大江戸線の上を春日通りが走っている。地上に出て春日通りを東に進むとすぐ隅田川で、そこに架かるのが厩(うまや)橋。3つの小型アーチで構成されている。 厩橋というだけあって、橋の随所に馬のレリーフがちりばめられている。子供ウケを狙った幼稚なアニメ絵ではなく、美術工芸品を思わせる本格的なタッチ。馬の親子などが立体的に描かれており、都を流れる隅田川にふさわしい細工といえる。かつて西岸にあった米蔵用の厩にちなんで命名されたという。 隅田川には何本もの橋が架けられている。厩橋の上流にあるのは、大きなアーチ1つの駒形橋。浅草駅に近く、毎年7月に東京の夜空を彩る隅田川花火大会を見学する絶好のポイントとして知られる。下流には、アーチ橋ではなく橋脚部のしっかりした蔵前橋。いずれも比較的近い距離にありながら、橋のかたちが異なるからおもしろい。屋形船から仰ぐ橋はどれも雄々しく、なかでも厩橋は橋全体が芸術作品のようなダイナミックさを醸し出す。 地上に目を移すと、厩橋の周辺にはおもちゃや工具、材料の問屋が集まる。あくまで業者向けのおもちゃ問屋だが、散歩がてら店内をのぞくと、古き良き昭和時代の懐かしいおもちゃと再びめぐりあえた。馬にちなんだおもちゃがないか探してみたが、残念ながら見当たらなかった。橋のふもとには老舗の大手玩具メーカーであるエポック社のビルがそびえている。