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データインパクト 冬の東京ダート編

 今回は、この時期の東京コースのダート戦を分析する。集計対象は2006〜09年の1回東京開催。果たして狙い目となるのは…。

 ◆距離別の傾向 馬連の平均配当を見ると、荒れているのは平均7000円超の2100メートルと1600メートル。そして、6500円の1400メートルまでは荒れる部類に入れていいだろう。特に2100メートルは、万馬券発生率が3割強と荒れまくっている。ただし、2000円以下の堅いレースも多く、両極端な傾向。中途半端な狙い方は禁物だ。
 逆に、手堅く本命サイドを攻めたいなら1300メートル。3レースに2レースは2000円以下と平穏に収まっており、1番人気の連対率も56%。1〜4番人気馬までの馬連のボックス6点買いで6割方の馬券が取れてしまうのだから、下手に大穴を狙わずにコツコツいくことをオススメしたい。

 ◆騎手 この時期の東京ダートで30鞍以上に騎乗している騎手を対象に、単複を100円ずつ買い続けた場合、プラス収支になっていたのは吉田豊、小野、丹内、田中勝、石橋脩、柴山、勝浦の7人。なかでも、吉田豊は<17、10、5、66>と、勝率が非常に高いうえ、12番人気→1着、10番人気→1着、9番人気→1着など、人気薄も頭に持ってきている。思い切って「3連単1着固定」で勝負したい騎手である。一方、弟の吉田隼は複勝率1割以下。

 ◆種牡馬 この時期、産駒が20戦以上している種牡馬の中で、単複収支がプラスだったのはステイゴールド、サクラローレル、フサイチコンコルド、クロフネ、サンデーサイレンス、エルコンドルパサー、サクラバクシンオー、ボストンハーバーの8頭。
 とりわけ、クロフネは、牡馬でも牝馬でも単複収支がプラスと安定感抜群。さらに、産駒が1〜4番人気に支持された場合の結果は<11、4、1、15>。基本的に1着狙いで勝負したい種牡馬である。

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