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ハッシーの地方競馬セレクション(11/5)「第25回ロジータ記念(SI)」(川崎)

 偉大な母にはまだまだ及ばず…。先週船橋競馬場でおこなわれた「第60回平和賞(SIII)」。本命に推した森山直太朗ことドライヴシャフトは、スタート一息で押してハナを取りに行くが、内枠の馬がハナを主張したため控えて3番手からの競馬。道中は折り合いも付き、絶好の展開になると思いきや、向正面中ほどからコンドルダンスが早めに動いてくると一気にペースが上がり苦しい展開に。それでもなんとかついていき直線に入ると、一度抜かれたコンドルクエストを差し返す根性を見せたが、最後は力尽き4着。敗れはしましたが、前で競馬をした馬たちが崩れている中、本馬だけが4着に粘ったのは力がある証拠。多少距離が長かった感じがあるので、1400mまでであれば今回のような 厳しい展開でも粘り切れる可能性大。

 さて、今週は「第25回ロジータ記念(SI)」が川崎競馬場でおこなわれます。南関の歴史的名牝・ロジータの功績を称え創設された競走。昨年から地方交流となり、各地を代表する乙女が我こそはと激しい闘いを繰り広げる一戦。熱く激しい乙女たちの闘いに注目です。

 3歳牝馬の頂点に立つのはこの馬! 距離延びて本領発揮する栗毛のかわいい女の子ヴァイスヴァーサ。栗毛のかわいい女の子…トリンドル玲奈のようなイメージとでもいいましょうか。そんなトリンドル玲奈のようなヴァイスヴァーサですが、注目すべきは前々走の黒潮盃。3着に敗れはしましたが、勝ったのは東京ダービー2着馬・スマイルピース。着差は0秒3差ですが、直線で進路が狭くなり、決してスムーズな加速が出来なかった中でのもの。スムーズならもっと際どい勝負になっていたと見ます。良い走りをしたことで、前走は1番人気に推されましたが、少し余裕のある仕上がり、距離不足な上に展開が向きませんでした。今回は一度使われて状態は明らかに上向いてきており、距離延 長もプラス。条件は確実に好転しており、好勝負必至です。

 相手筆頭はトーコーニーケ。同条件の関東オークスでJRA勢を相手に2着と好走。勝ち馬にこそ1秒4差をつけられましたが、3着馬には0秒5差付けておりフロックでは出来ない内容。前走こそ11着と大敗しましたが、使い詰めと輸送疲れが重なってのもの。今回は放牧明けになりますが、追い切りの動きを見る限り、リフレッシュ放牧の効果があり力を出せる仕上がりです。状態さえ戻れば要注意。

 一発なら上がり馬モフモフ。新馬戦こそ成長途上だったことや距離不足もありしんがり負けでしたが、しっかりと成長に充てた放牧で一変。復帰後は6連勝と本格化し、母系から距離延長も臨むところ。鞍上は3年連続連体中の今野騎手とくれば期待せずにはいられません。

以下、トキノセレブ、クライリングまで。

◎(9)ヴァイスヴァーサ
○(2)トーコーニーケ
▲(7)モフモフ
△(8)トキノセレブ
△(11)クライリング

買い目
【馬単】8点
(9)⇔(2)(7)(8)(11)
【3連複1頭軸流し】6点
(9)-(2)(7)(8)(11)
【3連単】12点
(9)→(2)(7)→(2)(7)(8)(11)
(2)(7)→(9)→(2)(7)(8)(11)

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。

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