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社会 2009年03月14日 15時00分
永田町血風録 “小沢外し”から党内若返りの流れ
民主党の小沢一郎代表の政策秘書が起こした政治資金規正法違反に端を発した政界の「カネ」にまつわる不祥事は、底なし沼の状態になってきた。自民党も民主党もお互いが「ああだ」「こうだ」の中傷合戦の泥仕合を繰り広げている。 「この際、長老支配から若手に思い切って切り替えた方がいい」という声も聞かれ始めた。民主党内には、旧経世会(故田中角栄の流れを組む派閥。現・平成研究会、津島派)の主力メンバーがずらり揃っていて、それが民主党を“支配”している。若手は「ここで人心を一新して、党を立て直すべきだ」と、脱長老政治をもくろんでいる。 とくに、地元愛知県の地方首長に立候補を予定している民主党の河村たかしは「若手中心に政党役員を決めるべきだ」と、それとなく反小沢を鮮明にしている。 「ポスト小沢」に動き出した証しだ。今回の事件で小沢は、「秘書(大久保隆規容疑者)が送検され容疑が晴れなかったら、代表はおろか議員も辞める」と側近に話しているそうだ。 ポスト小沢が活発化しておかしくはなく、その候補は若手が中心になっている。 「若手はかつて、小沢支配(旧自民党や自由党、新進党)を受けてない。動きやすいのは確かだ。鳩山由紀夫幹事長、岡田克也副会長、前原誠司、川端達夫、石井一らは、小沢にまともにモノ申すことのできない人たちだけに、小沢と袖(たもと)を分かって云々(うんぬん)は『少し成り行きを見定めて』ということのようだ」(民主党元議員) ただし、同じ代表代行の菅直人や輿石東は出身母体がちょっと違うだけに、ポスト小沢の先頭に立てるとあって、別行動を取り始めつつある。 これまでは地方に行くと「国民の生活が第一」のコピーで、小沢と候補予定者の組みポスターが目立っていた。ところが、今回の小沢の事件以来、ポスターを替える、それこそ小沢外しが当たり前になりつつある。 小沢との組みポスターでアピールしようとしてきた若手や、これまで小沢の庇護の下で当選してきた議員はハタと困っている。 「小沢の名を使ってイメージを悪くするより、候補の個人ポスターでアピールした方がはるかにいい、と考える若手が目立ち始めた。中には気の合う連中で政策集団とかグループとかを結成して、次の選挙に臨む動きが民主党内に出てきている」(前出・民主党元議員) 一方の自民党も、二階俊博経済産業相の閣僚経験者が西松建設からのパーティー券など資金提供で事情聴取され、近日中の捜査があり得るという。 政治とカネの問題は、衆院の解散含みもあり、一気に加速しそうだ。 国民には定額給付金が配られ始めた。「小沢は辞めるべき」「どっちでもいい」と、それこそ国民にとっては、小沢ではないけれど「生活が第一」になってきているのは、皮肉な話である。(文中敬称略)
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社会 2009年03月14日 15時00分
金融豆知識 プライベートバンキング(2) 資産増加より保全が目的
傭兵の金を有力者が管理する。預けた側と預かった側の結びつきが強く、地縁・血縁などから何世代にもわたる付き合いがある。 預かる側は預かった資産を戦乱や革命や天災などから守ると同時に、インフレに備えて運用による収益も上げなくてはならない。運用のノウハウを蓄積することになり、銀行業としての体裁を整えたといえる。 こうした経緯から、スイスのプライベートバンクは個人資産に対して、無制限に近い責任を負うパートナーシップの形態をとっている。原則として貸し出しは行わず、顧客の運用面に徹している。プライベートバンキングの本質は、顧客の資産増加よりも顧客の資産保全を主眼にした運用を旨としていることになる。 なお、預かり資産は最低で3000万円から1億円と富裕層向きのサービスだ。
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その他 2009年03月14日 15時00分
総理大臣杯クオカードを20人にプレゼント
17日より多摩川競艇で開幕する「SG第44回 総理大臣杯」。同レース開催記念のオリジナル・クオカードを20人にプレゼントします。 ※プレゼントの応募は締め切りました。
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スポーツ 2009年03月14日 15時00分
ボクシング 粟生が五輪王者との対戦熱望
WBC世界フェザー級王者の粟生隆寛が13日、都内の帝拳ジムで会見を行った。新王者は「もっと強くなりたい」と所信表明。さらに最強王者を目指すべく五輪王者との頂上対決を熱望した。 オスカー・ラリオスにリベンジを果たした。この日は、まだ新ベルトが届いていないため、ホルヘ・リナレスのベルトを手に「早くベルトが来ないかな。枕元に置いて寝たい」と笑顔を見せた。 ジムの同僚であるWBCスーパーバンタム級王者の西岡利晃とWBAスーパーフェザー級王者リナレスからも祝福され喜び一杯の粟生だが、初防衛戦の話になると表情を引き締めた。 帝拳プロモーションの浜田剛史代表によれば、前王者のラリオス陣営が興行権を持っているため、「向こうが指名する選手との試合になるのではないか」という。同級1位のエリオ・ロハスとの対戦が有力だ。 「強く勝つことだけを考えて試合をしていきたい」という粟生にとって、初防衛戦は通過点に過ぎない。今後、対戦してみたい選手としてアテネ五輪フライ級金メダリストのユーリオルキス・ガンボアの名前を挙げ「僕もアマ出身だし、機会があればやってみたい」。 ガンボアは、米国で現地時間4月17日、ホセ・チェオ・ロハスとWBAフェザー級王座決定戦に臨む。もし、ガンボアがベルトを奪取し、粟生も防衛を重ねれば統一戦の可能性も出てくる。
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スポーツ 2009年03月14日 15時00分
K-1MAX 長島★自演乙キレた
「K-1ワールドMAX2009 FINAL16」(4月21日、マリンメッセ福岡)のカード発表が13日、都内のホテルで行われた。“アニヲタ戦士”長島☆自演乙☆雄一郎(ながしま・じえんおつ・ゆういちろう)の参戦が決定。開幕戦で初代世界王者アルバート・クラウスと対戦する。 長島は日本代表決定トーナメント準決勝で、ドクターストップ負け。世界行きの切符を手にすることはできなかった。だが、K-1を主催するFEGがオフィシャルサイトで推薦枠のファン投票を行った結果、全体の50%の支持を集め出場権を獲得した。 この日も大好きなアニメ「マクロス・フロンティア」の登場人物ランカ・リーのコスプレで登場し「前回を上回るクオリティー(のコスプレ)を出す」と意気込んだ。 だが、対戦が決定したアルバート・クラウスから「あんなの出していいのか? ゲイだろ」とクレームを受け表情は一変。「俺はゲイじゃねえ。ちゃんとアニメを勉強して来い」とケンカ腰。両者は視殺戦を展開した。 殺気立った最強アニヲタ戦士VS初代世界王者の対決は、早くも両者が臨戦態勢だ。
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スポーツ 2009年03月14日 15時00分
K-1MAX 佐藤が魔裟斗不要論を訴えた
佐藤嘉洋が「魔裟斗不要論」をほえまくった。 昨年のトーナメントでは魔裟斗からダウンを奪いながら判定で敗れ、日本人ナンバー2の座に甘んじた。この日は魔裟斗が、昨年の準々決勝で判定で下したドラゴとの対戦が決定。「比べるのもしゃくにさわる。KOで倒す」と宣言した。 さらに「ナンバー2なんて言われたくない。出てこねぇヤツがなんでナンバー1なのか」と皮肉った。魔裟斗のトーナメント参加が現段階で未定とあって、「発表してないってことは、出ないってことじゃないですか。マラソンを完走してほしいですね。(魔裟斗は)いらんです」と訴えた。
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スポーツ 2009年03月14日 15時00分
元川悦子のサッカー魔法陣(12)
昨季、Jリーグ連覇を果たし、開幕したばかりの今季も揺るぎない安定感を示していた鹿島アントラーズ。ところが11日に始まったアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ初戦の水原三星戦で1-4とまさかの大敗。いきなりACL制覇へ黄信号が灯った。 すでに国内12冠を獲っている常勝軍団にとって、次なるターゲットは間違いなくACL優勝だ。2007年に浦和レッズ、08年にガンバ大阪がアジア王者に輝いているだけに、ライバルに負けられない意地もある。 しかし鹿島はどうも「内弁慶」な傾向が強い。過去のACLは08年のベスト8が最高。その08年も1次リーグで北京国安(中国)にアウェーで負け、相手の取りこぼしで何とか決勝トーナメントに進出できた。だが、準々決勝もアデレード(豪州)に敵地で敗れ、アジア制覇の夢が途絶えている。今回もアウェーからのスタートだったため、最低限引き分けたかったが惨敗した。知将・オリヴェイラ監督も「最悪の試合」と肩を落とすしかなかった。今後のJリーグへの影響も懸念される。 浦和やG大阪に比べると、鹿島には修羅場をくぐった選手が少ない。W杯の大舞台に立った経験を持つのは小笠原満男と中田浩二だけ。その小笠原も負傷が癒えたばかりでフル稼働できず、中田はいまだにリハビリ中だ。他のメンバーは若く国際経験が不足している。そのせいか、水原に1対1で負けていた。「多くの選手が球際を怖がっていた」と小笠原も不満を吐露したという。 02年のナビスコ杯優勝を最後に5年間、国内タイトルから遠ざかった時も「小笠原ら、かつての常勝時代を知る世代と下の世代の実力差が大きい」と揶揄(やゆ)され続けた。それでも岩政大樹や青木剛、興梠慎三ら若手が奮起。07年と08年に3冠を獲ったことで、彼らも自信を得たといわれた。だが、世界に出てみると、やはりタフさが足りないことがよく分かる。岩政らも現実の厳しさを実感したはずだ。この苦境から這い上がるためにも、たくましさを身につけるしかない。
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トレンド 2009年03月14日 15時00分
PHOTO CRUSHERS (フォト・クラッシャーズ)で写真を粉々にしてスッキリしよう
「エネミー・ライン」シリーズの最新作のDVD「エネミー・ライン3 激戦コロンビア」が6日にリリースされた。今回の発売を記念して、面白ウェブサイト「PHOTO CRUSHERS (フォト・クラッシャーズ)」(http://photo-crushers.jp)が開設されている。 シリーズ最大の爆薬量を使用した「エネミー・ライン3」の爽快感溢れる爆撃戦を背景に、忘れ去りたい思い出の写真や嫌いな上司の写真が粉々になっていく様子を体験できる面白い内容のウェブサイトだ。
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その他 2009年03月14日 15時00分
小林里穂ちゃん大特集予告
内外タイムス3月17日号(3月16日発売)に小林里穂ちゃんの大特集をカラーで掲載します。 <プロフィール>4月7日 東京生まれ血液型:O型スタイル:T156 B83 W60 H84デビュー:1992年10月1日「浅草ロック座」において趣味:カラオケ、ネットショッピング、飲みに行くこと初エッチ:15歳性感帯:クリトリス、胸、耳所属:ロック座 <スケジュール>4月1日〜15日「川崎ロック座」4月21日〜30日「福山第一劇場」 みなさん応援よろしく!
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トレンド 2009年03月13日 15時00分
日テレ大誤算 WBC中継高視聴率
WBCの侍ジャパンは日本に悲喜こもごもの置きみやげを残した。東京ドームで開催されたアジア予選、第1ラウンドは連日、ダフ屋まで出るほどの超満員。テレビ視聴率も驚異の数字を残した。中継したのはテレビ朝日系。大会を主催する読売グループの日本テレビが放映権を手放したからだった。アメリカで日本代表が登場する16日からの第2次ラウンドの中継も日テレは蚊帳(かや)の外。おいしい商売を指をくわえて見ているしかなくなった。 3戦あった日本戦の1試合の平均入場者数は、約4万4000人。2006年の第1回大会の約2万9000人とは雲泥の差だった。この2つの大会を写真取材した本誌カメラマンが言う。 「盛り上がり方が全然、違った。前回大会は記者もカメラマンもオープン戦が中心だったが、今回はこっちが最優先でしたから」 スポーツ紙記者の見方はこうだ。 「前回大会の目玉選手はイチローぐらいしかいなかったのが、今回は松坂、城島に岩村とメジャーで活躍している選手がそろって出場していた。観戦者はそれらの選手のプレーも見に来たんじゃないですか」 盛り上がる前兆はあった。宮崎合宿にファンが押しかけ、練習試合は入場無料とあって徹夜組も出現。試合当日は交通渋滞が起きたほどだった。 そして、本番。球場で応援できないファンはテレビの前に釘付けになった。 9日、日本がコールド勝ちした韓国戦初戦の視聴率は関東地区で平均33.6%(関西地区37.3%)。瞬間最高視聴率は47.2%。関西では50.8%にもなった。もちろん、今年最高。ここ数年、シーズン中の視聴率が10%に届かないことと比べれば、驚くべき数字だ。大手広告代理店関係者が言う。 「もはやプロ野球中継は、スポンサーには魅力に乏しいコンテンツ。WBCの数字で見直す可能性は低い。一過性のものと思われています」 だから、日本テレビは中継権を手放したのか。テレビ局関係者の見方はこうだ。 「日テレは今季の巨人戦中継を大幅に減らすのは決定済み。セ・リーグで2連覇した昨年も視聴率は回復しなかったからです。だから、WBCも見送った。今回の高視聴率は悔しいけど、シーズンに入ったら中継した局は泣きを見るぞ、といったところじゃないか」 原監督では人気回復はかなわないと踏んでいることになるが、テレビ朝日に続いてそろばんをはじいているのがTBS。アメリカでの試合は、平日の正午からの試合も実況放送枠を確保している。前出の広告代理店関係者が証言する。 「スポット広告が相当数、入るのは確実です。今はテレビ局も売り上げ減で大幅に経費を削減している。日本代表が決勝進出を果たせば、大入り袋が出るんじゃないか」 16日早朝に、侍ジャパンはキューバとの第2ラウンド初戦を迎える。ルールの読み違いから松坂がぶっつけ本番で先発登板する。もし快投を演じるようなら、日テレは“羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く”をことになるのか。