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ヴィクトリアマイル追い切り速報 ジョリーダンス絶好

 老いてますます盛ん。前走の阪神牝馬Sを快勝し、2度目の重賞制覇。陣営の引退表明を撤回させた8歳牝馬ジョリーダンスが頂点を目指す。

 一昨年の同レースで初重賞Vと阪神の1400メートルがベストだったのは確かだが、最年長馬がメンバー最速の上がり3F33秒6で今が旬の若馬を一蹴したのだから、競馬は面白い。テン乗りだった四位騎手は「年齢を感じさせないし、最後はすごい伸びだった。本当に牝馬はわからない」と、おばさんパワーに脱帽していたほど。堀調教師も「強い競馬だった」と振り返った。
 この中間は3度目の挑戦になるヴィクトリアマイルに照準を定め、調整されてきた。1週前の7日には併せ馬で追われて、6F83秒2、上がり3F39秒3→13秒1をマーク。直線一杯に追い出されると、グイグイ伸びて、ポパイザセーラマン(古馬500万)を4馬身ちぎって見せた。

 「トモの張りが素晴らしくて、若返ったみたい。逆に体が少し立派になったので、長めからやった。反応が良かったし、元気いっぱいだね」と堀師。
 過去2年は(5)(7)着に終わっているが、一昨年は「かなり使い込んだ」後でも上がり3F32秒9の脚を使って0秒3差。昨年は「カイ食いが良すぎて」プラス6キロの重め残りが響いた。今回は女王ウオッカが相手になるが、「前2年より、間違いなくいい状態で臨める。強い馬がいるが、東京のマイルは合っているし、ためていけば終いは切れる脚を使ってくれるから」と気後れはない。
 一昨年の安田記念では、この東京芝1600メートルで王者ダイワメジャーの0秒4差3着した実績の持ち主。老練さが加わった今なら、アッといわせるシーンがあって不思議ない。

 【最終追いVTR】Wコースで併せ馬で追われ、5F70秒9→52秒5→37秒8→12秒1(馬なり)をマーク。5Fから先行するポパイザセーラマンを2馬身追いかける形でスタート。4角で内から馬体を併せ、ゴール前で軽く気合を入れられるとスッと反応し、1馬身先着した。馬体の張り、フットワークとも年齢を感じさせず、仕上がりは絶好だ。

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