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日経賞 本紙・橋本がグランプリホースに迫る

 昨年のグランプリホース(有馬記念)マツリダゴッホがいよいよ、今週に行われる「第56回日経賞」(GII 中山芝2500m 29日)から始動する。厩舎の番頭格、佐藤助手は「今年の最大目標は凱旋門賞」と大きな夢を語るだけに、ここはその序章にすぎない。美浦黄門こと本紙・橋本千春記者がその佐藤助手を直撃インタビューした。

 −−まず、中間の調整過程を聞かせてください。
 「当初はドバイ遠征を予定していたが、馬インフルエンザの影響で検疫が複雑になり回避。日経賞に目標を切り替え、調整してきました」

 −−最終追い切りは蛯名騎手が騎乗しましたが、何か報告を受けましたか?
 「1週前の追い切りに有馬記念以来、久々に乗ってもらったら『(動きは)最高!』といってくれたし、26日もひと言『大丈夫』と。有馬記念とそん色ないデキで出走させられる」

 −−休む前と比較して変わったところは?
 「ハードなケイコをやっても、体が減らなくなった。動きにも迫力を増し、風格が出てきましたね。とにかく、変わらないのが一番だし、状態に関して心配な点は何ひとつない」

 −−意気込みを。
 「59kgと久々がちょっと気になるけど、勝たないといけないレース。有馬記念がフロックだったといわれたくないですから(笑)」

 −−理想の枠順は?
 「今の中山は内が伸びているので、できれば内枠がほしい。そうなれば有馬記念のようなレースができるし、自ずと結果はついてくると信じています」

 −−このあとは香港遠征(香港クイーンエリザベスII世C 芝2000m 4月27日)ですか?
 「勝ったら直ちに検疫の準備に入ると思います。三二の天皇賞・春より、右回りで距離も二千と条件は最適。有馬記念を勝ったことだし、海外に向けて夢を膨らませてもいいんじゃないですか」

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