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レジャー 2009年11月26日 15時00分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」地方のスナックもいいものだ
婚活、闇サイトといった、日頃、私が取材・執筆をしていることについての講演をするため、先日、北海道・札幌に行きました。講演が終わった後に、夜の街・すすきのへ飲みに行ったわけです。 すすきのといったら、ニュークラグやキャバクラの街といったイメージが強いと思います。以前にも書きましたが、すすきのニュークラブは本州でいうキャバクラであり、すすきののキャバクラは本州でいうおっぱいパブ、セクシーキャバクラを指します。もちろん、ニュークラブにも行きましたが、今回は、スナックについて。 ある晩、札幌市内に住む知人(30代)女性と飲みに行こうという話になりました。彼女は、関西出身で、長年東京に住んでいましたが、ここ数年は札幌で働いています。 旧ロビンソン前で待ち合わせをしました。すると、彼女が現れましたが、一緒にアジア系外国人も一緒にいました。彼女が働いていたスナックで一緒に働いていたのだ、といいます。2人ともいまはその店を辞めて、別の店を探しているといいます。3人でまず夕食を済ませた後、彼女の知り合いのスナックへ行くことになりました。そこには、やはり彼女の知り合いのゲイもおり、4人で一緒に飲んでいました。 スナックというのは、一般にカウンター越しか、ソファ席の対面で女性がお酒をつくってくれます。「ラウンジ」と呼ばれることもあります。この店でも、カウンター席とソファ席がありまました。「ママ」が挨拶をしてくれましたが、なんとも若いママでした。 スナック 地方のスナックというと、50代以上の女性がママをしていて、説教じみた話をするものの、そうした話が好きで常連の男性がくる、といったイメージを持っているのは、私だけではないでしょう。熟女バーや熟女パブという店もあったりするほどです。 しかし、ここでは40代以上の女性は働いていません。会話の内容も、ニュークラブでの会話とあまり変わりません。私の地方スナックのイメージを覆しました。 たしかに、若い女性たちがスナックはある地域もありますが、そこにはキャバクラがなかったり、あったとしても少なかったりします。しかし、ニュークラブやキャバクラが激戦区のすすきので、こうしたスナックがあるとは思っていませんでした。やはり、地元のことは地元の人に聞くのが一番です。 それにしても、こうした若い女性が働くスナックは都心ではすっかり減ってしまいました。原因はいろいろ考えられます。キャバクラ嬢が人気職業となったり、ガールズバーができ、働く場所の選択肢が増えたといったこともあるんだろうと思います。 キャバクラやガールズバーは、自分と他のキャストとの競争によって順位が付けられます。そのため、いくら仲が良いキャスト同士でも、幾ばくかの競争心はあるものです。しかし、スナックはキャバクラやガールズバーほど競争心はなく、どちらかえといえばチームプレーです。客がせかされて飲むといった光景もほとんどなく、料金をそれほど気にせずにゆっくり飲むことができます。 このスナックは、私の「すすきの」のイメージを覆してくれました。今後、すすきのに行くたびに、立ち寄る店の一つになることでしょう。<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年11月26日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、29日) 谷やんの地獄耳 復活期すウオッカ 優勝請負人ルメール騎手を直撃!
ウオッカの復活はあるのか。「第29回ジャパンC」(GI、東京芝2400メートル、29日)は、限界説もささやかれる女王の取捨がカギを握るが、そこに関西本紙・谷口記者がズバッと切り込んだ。武豊騎手から乗り替わったルメール騎手を直撃。今や世界を代表する名手の胸のうちに迫った。 −−今や日本の最強馬といってもいいウオッカに騎乗する。 ルメール騎手「騎乗できることになり、とてもうれしい。大変有名な馬だし、とても光栄に感じている」 −−ウオッカの印象は? ルメール「ビデオで何度も見たが、パフォーマンスがすごいし、アクションも大きい。ディバインプロポーション、プライド、シャラナヤなど、いろんな牝馬に乗ったけど、それらの馬とは比較できない。むしろ、パワーがすごくて牡馬のような気がする」 −−先週に続き、今週の最終追い切りにも騎乗した。 ルメール「最初は馬と仲良しになろうと努力した。彼女はとてもボランティア精神のあふれる馬だし、それがとても良かった。今回の追い切りはゴールまで抑えたままだったが、ラスト200メートルはすごい加速力だった。ベリーグッドだよ。すぐ息が入っていたし、コンディションは素晴らしい」 −−あえて課題を挙げるとすれば? ルメール「自分自身でハミを取り前向きに走りすぎるところ。基本的に走りたくて闘争心のある馬。正直、彼女にとって12Fという競馬は少し長いと思うので、できるだけ快適に走れるよう注意を払いたい。できればペースが速くなってほしい」 −−ジャパンCに向けて期待のほどを。 ルメール「今週はさらに走る気持ちに満ちあふれていた。JCは世界でも有名なレースのひとつで、まだボク自身勝っていない。勝てることを願っている」
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レジャー 2009年11月26日 15時00分
京阪杯(GIII、京都芝1200メートル、28日) ハアさんの厩界舞台裏 スプリンターズSの雪辱に燃えるアルティマトゥーレ
単勝1番人気に推されたスプリンターズSで、5着と期待を裏切ったアルティマトゥーレの敗因は作戦ミスではないか。 「逃げていれば勝っていたと思う」と新畑助手が振り返れば、逃げ切ったローレルゲレイロの藤田騎手も「松岡(騎手)に勝たせてもらった」と言ったとか、言わなかったとか。 絶好の2番枠を引き当てながら、13番と外枠だったローレルにハナを譲った結果、直線ではブロックされるはめに。「消化不良のレースだった」と三浦厩務員も歯がゆくて仕方ない様子だ。 このモヤモヤを晴らす特効薬は勝利しかない。幸い、馬は元気いっぱいだ。25日、美浦のポリトラックで行われた最終追いは5F68秒1。時計こそ目立たないが、「予定通り。これで十分だよ。先週の時点で仕上がり過ぎるぐらい仕上がっているから、心配な点は何もない」と巻き返しへ意欲をみなぎらせている。 今年はこの京阪杯が走り納め。「来年はシルクロードS、高松宮記念の2走で引退(繁殖入り)が決まっている」とあって、陣営は1戦必勝の心意気だ。まして前走が不完全燃焼だっただけに、是が非でも汚名返上しなければ、気持ちよく新年を迎えられないだろう。 「直線競馬のアイビスSDでも馬なりでハナに立ったように、スピードは超一流」とアピールする三浦さん。 「相手の出方次第だけど、自然とハナに立つんじゃないかな。とはいっても、ハナにこだわるわけではないし、普通に走ってくれば結果は付いてくるよ」。一方、新畑助手も「ブロックされなければ勝てる」。自信は揺るぎない。
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トレンド 2009年11月26日 15時00分
細川家の財宝紙上大公開
いま政界を代表する名家といえば鳩山家と麻生家だが、その両家に引けを取らない名門一族が細川護熙元首相を輩出した細川家だ。鎌倉時代から700年余り続く家柄。そんな華麗なる一族の家に眠るお宝が来年、特別展として大公開される。豪華絢爛(けんらん)なお宝の数々を本紙紙上で先行大公開。とくとご覧あれ。 細川家の歴史は鎌倉幕府の御家人時代にまでさかのぼる。幾多の戦乱の世を乗り越え、近代では肥後熊本の大大名として君臨し、その名を今日にも残す。 その700年余りの歴史の中で、細川家は数々の国宝級のお宝“細川コレクション”を所有してきた。歴代の中でも特に芸術品に目があったのが第16代当主の細川護立。志賀直哉や武者小路実篤ら芸術家たちのパトロンでもあった護立は、1950年に細川家伝来の文化財を後世に伝えるため、永青文庫(東京・文京区)を設立。「単なるお金持ちではなく、近現代を代表する美術パトロンだった」(永青文庫・竹内順一館長)と称されるほど、お宝ハンターぶりは有名だった。 そんな永青文庫を中心に細川家にザックザックと眠る約280点のお宝がこのたび、東京国立博物館の特別展としてお目見えすることとなった。 激動の乱世を生き抜いた細川家のお宝は、武家時代の物が多い。 関ヶ原の戦いでは東軍についた細川家。細川幽斎は敵将・石田三成に囲まれるも少ない人数で3カ月間逃げ続ける。幽斎は古今伝授を伝える数少ない人物だったため、後陽成天皇から異例の勅命が下り、講和が成立して命を取りとめた。その労を謝して、幽斎から勅使に贈られたと伝えられるのが「太刀 銘『豊後国行平』」(国宝)だ。 幽斎の子息・忠興が関ヶ原の戦いで着用した甲冑(かっちゅう)も存在する。「黒糸威横矧二枚胴具足」は、頭上から伸びるほうきを逆さにしたようなシルエットが強烈。山鳥の尾を束ねて作った“とさか”で細川家は黒田長政隊らとともに三成の軍に突っ込んだ。 近代に入り、お宝マニアの細川護立が収集したコレクションも一見の価値ありだ。 氏の芸術品への審美眼を如実に物語るのが「金銀錯狩猟文鏡」(国宝)だ。中国から出土した紀元前4―3世紀ごろのものと言われる古鏡。金銀を溝にはめ込む象眼技法によって虎狩りのシーンを描いたその鏡は、それまでまったく類似品のないものだった。しかし、護立は一目見てその価値を見いだし、古鏡に詳しくなかったにもかかわらず即断即決で購入。その一品がのちに国宝に認定されるに至ったのだからあっぱれだ。 展示に先立ち、第18代当主の細川護熙氏が細川家の重みを語った。 「細川家には美術品以外にも膨大な記録が残っています。古文書だけで約15万枚。その10分の1もまだ読まれていません。たとえば3代・忠利の時に巌流島の決闘がありました。細川家は元来記録を大切にする家。そこに書かれている記録によれば小次郎は死んでいなかった。木刀でたたかれて気絶しただけ。そこに遅れて家来がやって来て小次郎が起き上がろうとしたので『とどめを刺してしまおう』と…。また、細川家の記録によれば、有名な赤穂浪士の討ち入りの日は雪ではなく、曇りになっているんです。こんな話がまだまだたくさんあります。司馬遼太郎さんがよくうちの蔵に見にきては『これはどこで切っても細川家は大河ドラマになる』とおっしゃっていましたよ(笑)」 珠玉の“細川コレクション”は来年4月20日から東京国立博物館の平成館で公開される。◎開催情報 特別展「細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション」 場所=東京国立博物館平成館。展示期間=2010年4月20日から6月6日。チケット=一般1500円、学生・団体割引あり。<プロフィール> 細川護熙(ほそかわ・もりひろ) 1938年1月14日生まれ。肥後細川家第18代当主。朝日新聞社記者から熊本県知事、内閣総理大臣などを歴任。1993年、非自民連立政権の首班となり、鳩山政権より16年早く“一時的な”政権交代を実現させた。 細川護立(ほそかわ・もりたつ) 1883年10月21日生まれ、1970年11月18日没。肥後細川家第16代当主。近代日本を代表する生粋の美術品コレクター。数々の芸術家たちのパトロンとしても知られた。
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その他 2009年11月26日 15時00分
細川家の至宝展招待券プレゼント
細川家の至宝展招待券を5組10人にプレゼント。 住所、氏名、電話番号を明記のうえ、 〒116-0013 日本郵便荒川支店私書箱第22号「細川家の至宝」展プレゼント・リアルスポーツ係まで。 発表は発送をもって代えます。 ※WEBでの応募はありません。
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その他 2009年11月26日 15時00分
幻覚ナビ
左から1・2・3・4
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レジャー 2009年11月25日 15時00分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、29日) ウオッカ ルメールとの新コンビで復権だ
1番人気に推された天皇賞・秋では期待外れに終わったウオッカ。3着という結果に対して「もう峠は越した」との声があちこちから聞こえてくる。そんな周囲の声をシャットアウトして、現役最強馬が新たなパートナーを迎えて世界制覇へと挑む。 2008年3月のドバイ・デューティーフリーから手綱を握ってきた武豊から、鞍上をクリストフ・ルメールへとスイッチ。秋2戦でらしさを見せられなかった女王に対してできるだけの策を打つ。陣営のJCに懸ける意気込みが伝わってくる英断だった。 1週前追い切り(Wコース)ではそのルメール=ウオッカが初コンタクト。5F68秒5、ラスト1F11秒8をマークした。秋2走の敗戦のショックを吹き飛ばすかのような素晴らしい瞬発力でフィニッシュを飾った。 「前走後も回復が早く、すこぶる順調にきている。結果は出ていないけど、状態に関してはいうことないし、1週前に乗ったルメール騎手にもいい感触を得てもらった」と清山助手。 05年の有馬記念でディープインパクトに土をつけたハーツクライ、そして、昨年のJCダートでのカネヒキリ…世界、そして日本の一流馬の背中を知る男がその感触に感嘆の声を上げた。 「過去にボク自身、JCで2着が2回(04年コスモバルク、05年ハーツクライ)ある。すごく取りたいレースだし、彼女とのコンビは素晴らしいチャンスだと思う」 女王復活へ。フランスの最強助っ人を背に、初の世界の頂へと挑む。 【最終追いVTR】ルメール騎手がまたがり、Wコースで5F66秒2→50秒9→37秒6→11秒6(馬なり)。例によって3頭併せで追われた。終始、馬任せの内容だったが、体全体を使ったフットワークで最後は併走馬に3馬身先着を果たした。秋3戦の中でも最も反応がいい。
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
WBC世界フライ級タイトルマッチまであと4日 2年に及ぶ因縁ついに決着
いよいよ4日後に迫ったWBC世界フライ級タイトルマッチ(29日、さいたまスーパーアリーナ)。誰もが待ち望んでいたビッグマッチがついに実現する。王者・内藤大助(宮田)と挑戦者・亀田興毅(亀田)は、2年前から続く因縁に終止符を打つことになる。世紀の一戦「かつしかダービー」を制すのは果たして!? 今年のボクシング界で一番の注目カード、内藤VS興毅。この2人の関係は2年前にさかのぼる。 当時、日本同級王者だった内藤がポスターを製作し、日本人と対戦しない興毅を挑発。その後、内藤は世界王者となり、初防衛戦の相手に亀田家を指名した。そして、2007年10月、次男大毅の挑戦を退け、V1を達成。それから2人は対照的な道を歩くことになった。 一夜にして国民的ヒーローとなった王者内藤は、今回が6度目の防衛戦。これまで自身が持つ最年長防衛記録を更新し続けてきた。 今回の試合に向け、北海道、千葉、長野の3カ所で走り込み合宿を敢行。内藤は「スタミナ強化を重視してきた。35歳という年齢も考えて、毎回毎回(走る量が)増えていってる気がするんだよね」と語るように、その体力は衰えることを知らない。 野木丈司トレーナーの指導のもと、週休2日制のトレーニングメニューをこなし「バッチリ。トレーナーの言うことは大事。すべて100%言うことを聞いてる」と順調に調整は進んでいる様子だ。 体力面での充実はもちろん、精神面の向上は目を見張るものがある。これまで興毅から度重なる挑発を受けても動じなかった。「注目されれば、されるほど弱かったけど、あん時(大毅戦)の方がプレッシャーかかってたのかなって気はする」(内藤) 宮田博行会長は「自信がつきましたよね。元々いじめられっ子で、自信が無いからイジメられてましたから。『自分が出来る』っていう決断が出来るようになりましたね。石橋をたたいても今までは渡らなかったのが、チャンピオンと呼ばれるようになってから渡るようになりましたからね」と太鼓判を押す。 体力、精神面で充実の一途をたどる王者。日本人相手に無敗を誇る“日本人キラー”として死角はなさそうだ。 一方、3階級制覇を目指す前WBAライトフライ級王者の興毅は、ここまでたどり着くのに2年の歳月を要した。昨年末に一度内藤との対戦の話が持ち上がったが、交渉面で折り合わず破談となっていた。 WBA王者のデンカオセーンのマネージャー二重契約問題など、曲折を経てようやくつかんだ2度目の世界挑戦。だが、興毅は「通過点。レベルの違いを見せつけたる」と揺るぎない自信を示す。 奄美大島で走り込み合宿、鳥取では大リーグで活躍するイチローを指導しているトレーナーにも弟子入り。初動負荷理論を学んだ。フィリピンから新たにスパーリングパートナーも招へいし、100Rのスパーリング。やることはすべてやった。 「1本目のベルト(ライトフライ級)は判定やったから2本目はKOで。前半戦で仕留める。いい試合して2階級制覇したい」と宣言している。 23歳の誕生日を迎えたばかりの興毅。2階級制覇を達成し、2009年を最高の形で締めくくることができるか。 「世紀の一戦」を放送するTBSでは、試合当日と翌日はボクシング一色となりそうだ。29日には14時から直前番組を放送し盛り上げる。翌30日の21時からは世紀の一戦の舞台裏となるドキュメンタリー番組を放送する。この試合の勝者は、翌日の生放送番組からのオファー殺到が予想され、“TBSジャック”するというビッグボーナスも得られるだけに、負けられない戦いとなりそうだ。◎レパード玉熊がズバリ予想 元WBA世界フライ級チャンピオンの玉熊幸人氏は世紀の一戦を「まったくの五分五分」と予想。その上で勝負の分かれ目をいくつか挙げた。 興毅選手は、小さい時からやっているんできれいなボクシングをしますね。ファイターとして打ち合うこともできるし、アウトボクシングもできる。器用な選手です。 でも、打ち合いをやったら内藤選手の方がキャリアがあるので、クリンチでうまく逃げられたりされると思います。逆に離れると左右のフックがあるので警戒しなければなりません。 勝敗を左右するのは、パンチの力だと思います。パワーは五分。内藤選手は、いろんなところからパンチが当てられるのでKOするとすれば内藤選手。アウトボクシングでポイントを稼いでいけば興毅選手だと思います。(写真=KOか判定決着か? 亀田興毅と内藤大助の世紀の一戦は日本中の注目を集める(写真は合成))
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
WBC世界フライ級タイトルマッチまであと4日 内藤 興毅の“罠”にはまる
WBC世界フライ級タイトルマッチ(29日、さいたまスーパーアリーナ)で激突する王者内藤大助(宮田)と同3位の亀田興毅(亀田)が24日、都内で予備検診に臨み、ともに異常なし。両陣営の配慮で鉄のカーテンに覆われ、接触は一切なかった。世紀の一戦に向け静かに闘志を燃やす両者だが、実はこれは興毅の“儀式”であったことが判明。したたかに勝利の方程式を完成させた。 これまで丁々発止の舌戦を繰り広げてきた両者。公開練習では一際手の内を明かさず、駆け引きを繰り広げてきた。 タイトルマッチが近づくにつれ緊張感が高まる中、両陣営合意のもと、混乱を避けるため、時間をずらして予備検診が行われた。検診終了後はTBS関係者が完全ガード。会見も別々に行われ、終了するまで両選手がバッティングすることはなかった。 6度目の防衛戦となる内藤は「プレッシャーはあるよ。けど、(それに)負けるようじゃダメ。お客さんの期待に応えないとね」と自信に満ちた表情で語った。 一方、2階級制覇を狙う興毅は「順調ですね。リングで強い方が勝つ。あとは結果を出すだけ」と言い切った。 調印式まで対面せず一時“休戦”状態となったが、実は亀田にとってみればこれも作戦のウチだという。 JBC関係者が言う。「別々にやることは1週間くらい前に決定しました。興行主が宮田プロモーションさんの方なので、そちらから連絡がありました。異例と言えば異例かもしれませんが、亀田側の意図かもしれませんね。ランダエタ戦、デンカオセーン戦もそうでしたから」 思い起こせば、大毅の世界戦の予備検診も大毅は東京、デンカオセーンは大阪で別々に行ったことが記憶に新しい。それ以前の世界戦も同じように検診での接触を避けてきた。こと興毅に関しては未だに負け知らず。いわば「亀田流のルーティンワーク」といったところ。 世紀の一戦まであと5日。すでに内藤は亀田の術中にはまっているのかもしれない。
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社会 2009年11月25日 15時00分
市橋容疑者「焼き肉弁当」で“半落ち”
千葉県市川市のマンションで英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕され断食と黙秘を続ける市橋達也容疑者(30)が24日、拘置されていた千葉県警行徳署で初めて食事をとった。手を伸ばしたメニューは「焼き肉弁当」だったもよう。頑なに拒んできた姿勢が崩れたわけで、事実上の“半落ち”とみていい。 市橋容疑者の断食が終わったのは24日の昼食時のこと。行徳署の出入り業者による和風仕出し弁当を完食した。この日のメーンディッシュは豚の焼き肉という“ガッツリ系メニュー”だった。 15日目に突入した断食劇の幕切れは、焼き肉弁当完食という意外な結末を迎えた。事件取材するジャーナリストは「市橋容疑者はいずれ食べると確信していた。事件についてはまだ口を開いていないようだが、拒絶していた食事を受け入れたことで捜査当局との対決姿勢は音を立てるように崩れるはず。供述こそないものの“半落ち”状態になった」と指摘する。 映画化された横山秀夫氏の小説のタイトルにもなった「半落ち」とは、警察用語で容疑者が自供を始めた状態を指す。すべてを供述する「完落ち」に対し、もうひと押しという意味からそう呼ばれるようになったという。 市橋容疑者のケースでは、断食と黙秘が抵抗姿勢を示す2本柱だった。 千葉地検と千葉県警は同日、市橋容疑者の身柄を行徳署から千葉刑務所内の拘置施設に移送。弁当を食べたのはよかったが、逮捕された10日から長期間食事を取らなかったため、地検と県警は健康上の理由から、医師と看護師が常駐する拘置施設で取り調べをするのが妥当と判断した。 捜査本部によると、弁当を食べ終えた午後3時前に拘置施設に移送した。移送の際、市橋容疑者は自力で歩け、ふらつくこともなかったという。 市橋容疑者は16日、行徳署の留置場から取調室に向かう際にふらつき、医師を呼んで栄養剤の注射を受けた。地検の担当検事が署に通い、取り調べを続けていた。 栄養剤はビタミンやアミノ酸、電解質などで構成され、脂肪やタンパク質を体内に補給できないため、医療関係者は「点滴だけでは栄養不良で衰弱し、危険な状態になり得る」と話していた。
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