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芸能 2010年01月13日 15時00分
ぬらりひょん打田の「挑戦してみるシリーズ」R-1ぐらんぷり!!
女優・上原さくらがエントリーするなど、何かと話題の「R-1ぐらんぷり2010」。今年で8回目となるピン芸人のコンテストです。優勝賞金はなんと500万円! 今回、私はこのコンテストの内部へと潜入しました。取材としてではなく、なんと出場者として…。友人と話をしていたのが盛り上がって、引くに引けなくなったというのが理由です(汗)。当然、私の本業は芸人ではありません…(滝汗)。 【予選一回戦当日】 私はあらかじめR-1のHPで、エントリーシートをダウンロードし、提出していました。そしてHPに記載された自分の集合時間を確認し、東京の予選会場へ向かいます。会場は東京都渋谷区、電力館の8F「TEPCOホール」。渋谷の片隅でひっそりと熱い戦いが行われているのです!! 電力館の中に入ると、普通に勉強しに来ている子供にいました。7階までは普通に開館しているのです。芸人にとっては、さぞやアウェイ感を感じる状況でしょう(笑)。 エレベーターで8Fに上がり、受付で出場料の2000円を払います。そして「音響を使いますか?」「センターマイクは使いますか?」などと、機材の使用について聞かれます。「使いません」ときっぱりと答える私。…そんな余裕はありません!! 集合時間は13:15。出番の予定は14:30〜15:30の間なので、かなり早め。どうやら出場者の当日キャンセルが出るのを見越してのことのようです。 【準備と楽屋】 受付を済ませると、楽屋から出たところの通路で着替えます。私の姿は「ぬらりひょん」という着物姿の妖怪なので、着替えているとかなり目立ちます(実際、芸人さんによく挨拶されました・笑)。楽屋の顔ぶれは、アマチュアからプロまで多士済々。緊張している芸人、落ち着いている芸人…、様々です。もちろん、テレビで見る顔もチラホラ。普段はコンビで活動している芸人がピンでエントリーしているケースも多く、それ目当てのお客さんもかなり来ていたようです。 そして、ここで驚愕の事実が発覚! 一時間以上プログラムが遅れているのでした。いわゆる「押している」というやつです。今回はキャンセルが少なかったよう。これはキツイ。待てば待つほど緊張が高まっていくからです。 なんとか緊張を鎮めようと、周りを見渡します…。お! 『ドラゴンボール』のベジータのモノマネでテレビに出演している「R藤本」さんを発見! 一緒に写真を撮ってもらいました。妖怪とドラゴンボールの夢のコラボ!! 舞台のほうへ耳を澄ませると、ウケていたり、苦戦していたりと、反応は様々…。出演が終わった芸人の表情も様々…。『北斗の拳』のザコキャラの格好をした人から、「ボク、出落ちだったんで、ぬらりひょんさんも気をつけて下さい」とアドバイスを受けましたた。今さら、何をどう気をつけたらいいんですか(笑)。 私は妖怪総大将「ぬらりひょん」として急造の妖怪漫談をすることになっていました。かなり不安。ちなみにネタの持ち時間は、一次予選では2分。そうこうしていると、出番が近づいてきました。緊張はピーク! はたして…。 【そして出番】 舞台に出て行った瞬間に、会場がざわつきます(笑)。そして「妖怪総大将ぬらりひょんです。怖くないよ! 笑顔を作れば作るほど、子供は逃げますが…」と掴みのネタ。その後は芸能人を妖怪に喩えたネタを繰り出しました。緊張のせいかあまり覚えてませんが、全体的には少々ウケた…というところでしょうか。無反応でなくてよかったです。本当に。 【そして戦いは続く】 予選結果は、当日の夜に舞台上、そしてHPで発表されます。私は当然のごとく一回戦敗退でしたが、芸人たちの熱い戦いはまだまだ続きます。決勝は例年ですと2月の中旬のようです。やはり、テレビで顔が知られている方や、ネタやキャラクターがわかりやすい方は予選を突破している確率が高い気がしました。予選一回戦は500円で観られるので、お笑い好きの方にはオススメです! 本当にいろんな芸人が見られますよ(一回戦は東京1/12、大阪1/17が最終)。 そして、極上の緊張感が味わいたい方、是非次回はエントリーを! 一回戦を突破できたとしたら、たとえどんな不景気でも、たいていの企業面接なら余裕でクリアできるはず! とにかく一皮ムケること間違いなし!!「R-1ぐらんぷり2010公式HP」http://www.r-1gp.com/top.htm参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年01月13日 14時00分
【ナツカシ映画館】 追悼・ブリタニー・マーフィ、日本の“下流世代出現”を予感させた米国サクセス・ストーリー『8 Mile』
昨年12月に32才の若さで急死した女優・ブリタニー・マーフィ。少女と共演したかわいらしい映画「アップタウン・ガールズ」や、大人の魅力を見せた「シン・シティ」、日本で撮影された「ラーメンガール」など、女優として様々ないい作品を遺した彼女だが、彼女の代表作といえば何といってもラッパーのエミネムが、自らの生い立ちを下敷きにした半自伝的映画『8 Mile』であろう。この映画について語る。 2002年に公開されたアメリカ映画『8 Mile』。当時30才ぐらいだったエミネムが、20代前半の頃の1995年のミシガン州デトロイトが舞台。「8 Mile」とは富裕層と貧困層、そして白人と黒人とを分けるラインになっている境界線の事。男にだらしのない母(キム・ベイシンガー)と幼い妹とトレーラーで暮らす白人青年・通称ラビット(エミネム)は、ラッパーで成功し、貧しい生活から脱する事を夢見ている。工場で働きながら日々思った詩をラップに綴り、シェルターと呼ばれるライブハウスでMCバトルに励むのだが…。 かつて隆盛を極めたアメリカの自動車産業が没落し、黒人のみならず白人でも貧困層が増え始めたデトロイト。ロックスター、マドンナもこの辺の出身で、父はエンジニア。「音楽で成功」は多くの貧しい若者の夢なのであろう。公開当時この映画をジョン・トラボルタ主演の「サタデー・ナイト・フィーバー」似ていると言った批評家がいたが、70年代の若者像を描いた「サタデー〜」と90年代の『8 Mile』はまったく別なテーマの作品で、どちらかと言うと80年代に公開された、ロックスタープリンスの自伝映画「パープル・レイン」に近い。しかしながら、80年代の黒人層の若者の成功を描いた「パープル・レイン」と、お先真っ暗の90年代を描いた『8 Mile』では、若者の切迫感が違う。紫の衣装でステキなバイクにまたがっていたプリンスに比べ、ボロボロのシャツを着てゴミ袋に私物を入れて歩くエミネムはあまりにも殺伐としている。 そして、ラビットと一時深い関係になるアレックス。彼女を演じたブリタニー・マーフィの存在が、『8 Mile』の大きな花だ。アレックスはモデルを夢見る少女で、二人は夢を語り合い、お互い好きになるが、結局は関係が壊れる。しかし、なんとか街から出たいアレックスの立場はラビットと一緒で、彼は彼女を責められない。恋人というよりは、群像劇の一片のような形で描かれる。ブリタニーはいつもより陰を見せ、見事アレックスを演じきった。この映画で意気投合したエミネムとブリタニーはその後しばらく付き合っていたという。 公開当時、今ほど不況の波が訪れていなかった日本でこの映画を見た記者は、アメリカもそんなものかと思った程度で、大して“貧困”に脅威を感じなかった。そして2010年現在、「下流社会」という言葉が定着し、この映画の登場人物のように貧困から抜け出せない若者が日本中に溢れ出し、そしてその多くが、ラビットやアレックスのような夢さえも持てない。貧困が決して他人事では無くなってしまった今、この映画のいわんとする事は何か。8年経った今、更に評価したい作品である。(コアラみどり)写真 (2003年頃、記者がグアムで買ってきたお宝ビデオ。)
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トレンド 2010年01月13日 13時00分
「おやすみアンモナイト」公開記念 インタビュー
1月7日阿佐ヶ谷ロフトA http://www.loft-prj.co.jp/lofta/ にて、1月30日公開の『おやすみアンモナイト 貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇』 http://www.oyasumiammonite.net/ 主演俳優、辻岡正人さんと女優、疋田紗也さんのWインタビューを敢行した。この日は会場となった阿佐ヶ谷ロフトAが主催する新年会が行われたこともあり、多くの芸能関係者が詰め掛け大いに賑わっていた。 さて、映画『おやすみアンモナイト』のストーリーだが、“男と女のノンフィクション群像劇に、交差して描かれる東京タワーと中央線。劇団員・竹田成子(疋田紗也)は、家計を助けるべく、夜の六本木に一念発起して飛び込んで行く。そしてもう一人、破天荒ゆえに風来坊となった男・小日向 登(辻岡正人)は、友人たちと高円寺の街を熱狂に巻き込む「祭り」を追求していく…。決して交わらない2つのエピソードと、周囲を取り巻く欲望、嫉妬、そして愛情…すべては新たなムーブメントの胎動”、このリリース文章からすると、行き場の無い若者のフラストレーションを爆発させる陳腐な物語を想像しがちであるが、実際には大きく異なり「貧乏は単に金がない」だが、「卑屈になると心が荒む」をよく思い起こさせてくれた家族愛と友情が満載の秀作だ。 辻岡さんは膝上まであるチャコールグレーのニットパーカに細めのパンツ、疋田さんは黒いミニドレスの上に襟元がファーの白いショート丈のジャケットで会場に現れた。二人がテーブルにつくと程なくしてインタビューが始まった。 −−まずこの映画に出演されることになった経緯を教えてください。 (辻岡、以下T) 『おやすみアンモナイト』は企画段階から、実在するモデル(松本 哉氏)と容姿が似た俳優を探していたらしいのですが、増田監督が松本氏とは真逆のイメージの俳優で行くと宣言した為に、急きょ自分にオファーをいただきました。俳優・辻岡正人とはイメージが相反する主人公を僕に託した事で、監督はかなりの賭けを強いられたと聞いています。 (疋田、以下H) 台本を戴いた時点ではあまりに自分とかけ離れたイメージの役柄だったので、増田監督とよく相談しました。台本中の台詞の多くはこの主人公のメンタルな部分がまったくイメージ出来ずにいたのですが、監督と話していくうちにどんどんこの主人公、成子ちゃんにのめりこんでいきました。 −−この主人公たちを演じるにあたり、何か特別にリサーチやアプローチはされましたか? (T) 実存するモデルがいますので、その方の活躍されたDVDを見たり、出版された本を読みました。 (H) 15歳から芸能活動を始めましたので、生まれてから一度もアルバイトの経験が無いんです。私の役柄が体験する新聞の勧誘員、クラブホステス、劇団員などまさしく未知の世界で、周りの親しい友人たちにも聞いたりしましたが、その友人たちでさえ、これらの仕事を経験した人がいなかったために自分なりに演じてみました。 −−自分たちが演じられた役柄を紹介してください。 (T) 貧乏な大学生ですが、仲間たちとお金を使わなくても楽しめる生き方があることを模索していた人物です。僕も両親の反対を押し切って、大阪の実家から離れて東京で一人暮らしを始めたんです。上京当時の自給自足をしないといけない生活はこの主人公と似ていたと思います。同年代の人たちが22,3歳のときに学校を卒業して就職して安定した賃金を得始めたときに、自分はお金が無いからといって夢をあきらめることは出来ないし、夢を追いかけながらも実生活を維持しないといけないジレンマがあり、お金というものがいかに大事かを考えさせられる時期もありました。 (H) 自分の演じた成子ちゃんは、お母さんと仲が良くて、お父さんは借金を作って失踪しました。そこでお母さんを支えてあげたいといろいろな仕事をする頑張り屋さんの女の子です。そして何事にも耐える女の子です。 −−お二人が考える「貧乏」って何だと思いますか? (T) 目に見える貧乏と見えない貧乏があると思います。この映画の主人公は目に見える貧乏で単にお金が無い人間なのですが、目に見えない貧乏は心が豊かではない人だ、と僕は思います。お金が無くても、楽しんで生きることがこの映画のテーマなんです。この映画に出演させてもらう前までは貧乏って単に経済的に不安定なことと捉えていましたが、本当の貧乏ってもっと内面的なものではないかと考えるようになりました。 (H) まず、欲しいものが買えないことが貧乏だと思います。でもお金では買えない大事なものってたくさんありますよね。私もこの映画を通して、そのことをよく考える機会を得たと思っています。 −−この映画の中でお二人の競演シーンはまったくありませんが、それぞれを役者としてどう感じられていますか? (T) 疋田さんの涙を流すシーンですが、本当にこころから悲しそうな雰囲気で泣いていて、凄く感受性の高い人なんだなあ、と感じました。 (H) まず演じてる役柄の人物像に関してスゴイ人だなあ、と思いました。その役を演じきれた辻岡さんにスケールの大きさを感じました。 −−今後、演じてみたい役やジャンルをお聞かせ下さい。 (T) 18歳から演じてきて、大きな役柄から小さな役柄まで、だいたい見た目の怖そうな役を演じることが多かったんです。今後はもっと人の内面を深く掘り下げて演じられる役柄を演じてみたいです。 (H) 小さい頃から歌手になりたかったんです。今後は演じている役柄が映画の中で歌を披露できるような役ができたらいいな、と思います。 −−好きな俳優や監督、お勧めの映画をピックアップしてください。 (T) 好きな俳優は山田孝之くんです。塚本晋也監督、ウォルター・ヒル監督、好きな作品は『ウォーリアーズ』です。2か月に1回くらい見たくなる映画なんですよ。 (H) 沢尻エリカさんと、中島美嘉さんです。お二人とも作品の中で歌を歌う役を演じられていたことがあって、とても憧れています。 −−お仕事がオフのときは何をしていますか? (T) ドライブです。運転が好きなんです。 (H) 実家に住んでいますので、お休みの日は基本的には寝ていますが、母とよく買い物に出かけたりします。母とは友達みたいに本当に仲が良いんです。 −−最後にこの映画のアピールをお二人からお願いします。 (T&H) まず、みんなに元気を出してもらいたいです。見たら元気をもらえる映画だと思っています。2人の主人公はどん底の人間ですが、こんな人間でもここまで頑張れるんだ、って感じてもらえると信じています。世の中に多くの人がいて、多くの出会いがあるように、この映画と一人でも多くの方が出会ってくれたら嬉しいです。『おやすみアンモナイト』1月30日(土)、渋谷ユーロスペースにてレイトショー、監督:増田俊樹 脚本:レイチェル・マキ 昼間たかし 「貧乏人抹殺篇」出演:疋田紗也 黄金咲ちひろ 神楽坂 恵 リエコ・J・パッカー 他 「貧乏人逆襲篇」出演: 辻岡正人 大塚麻恵 加冶佐 悠 伊藤 宏 千陽 須藤沙南 他 製作:月の石製作委員会 配給:月の石 2009年/カラー/100分 (C)月の石 公式HP=http://www.oyasumiammonite.net/
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芸能 2010年01月13日 12時00分
ポスト・ナカミー争いは生野アナがリード
3月に医師と結婚することを発表したフジテレビの中野美奈子アナ。 いまのところ、“寿退社”は発表していないが、後輩の女子アナたちが虎視眈々と狙っているのがポスト・ナカミーの座だという。 「今のところ、中野アナは寿退社を発表していないが、いずれはするだろ。となると、現在、高島彩アナとともにフジの2トップと言われる中野アナが担当する朝の情報番組『とくダネ!』など、中野アナの後任としていかに食い込めるかの争い」(スポーツ紙記者) とはいえ、ポスト・ナカミーの条件はそれなりの外見、アイドル性などハードルは高いが、候補は3人に絞られたようだ。 「元アイドルで入社時から注目度の高かった入社6年目の平井理央アナ、入社4年目ながら看板番組『ショーパン』を担当した生野陽子アナ、国立音大卒という異例の経歴で、看板番組『カトパン』を担当した入社3年目の加藤綾子アナが有力候補」(フジテレビ関係者) 3人の中だと、経験で平井アナ、アイドル性で加藤アナがリードし、生野アナはやや遅れをとっているように思えるが、意外にも最もリードしているのは生野アナだという。 「生野アナのみ入社以来、スキャンダルがない。平井アナは同僚のディレクターとの旅行を写真誌に報じられたり、脇が甘い。さらに、先日は、西武にドラフト1位で入団した菊池雄星にインタビューした際の挑発するようなミニスカート姿に視聴者から抗議が寄せられ、同局の問題検証番組で取り上げられてしまった。加藤は月刊誌に中学生時代のギャル写真が流出。たたけば過去のホコリはいくらでも出てくるようで、入社時に期待された割には人気が伸び悩んでいる。この2人に比べると生野アナは地味だが、着実に実力をつけている」(同) 生野アナの今後のブレークが期待される。
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芸能 2010年01月13日 10時50分
メッセンジャー黒田釈放へ 復帰時期は?
大阪のガールズバーの男性の店長にけがをさせたとして、傷害容疑で逮捕された人気漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(39)が店長と示談が成立、釈放された。 気になるのは黒田の復帰時期。芸能事務所関係者は「今回は早く復帰するのでは」と話す。「遅くとも3月復帰でしょう。4月だと番組のリニューアルにともない完全に消える可能性もあります。その前に過去に出演していた番組で復帰し、一言謝罪して復帰しないと時期を失う可能性がありますね。事件を起こした店も問題があったことが報道されていますので、事務所がその気になれば復帰は意外とはやくなるでしょう」。 しかし、そう甘くはないと話すのは芸能ライター。「2004年に同じ事務所の島田紳助が女性マネージャーに対して傷害事件を起こした時はおよそ2か月の謹慎でした。ただこの時には時期尚早だと世間から騒がれました。事務所はすぐ復帰させたいと考えているかもしれませんが、『芸能人は甘い』と視聴者からの反発もあるかもしれないですね」。 本人は「会社におまかせします」と会見で話したが、復帰時期を失敗すると、黒田の芸能生命も危ないかもしれない。
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芸能 2010年01月12日 17時00分
赤西仁で大丈夫? 映画 『BANDAGE』“頼みの綱”は優等生・北乃きい
1月16日に公開を控えている、KAT-TUN赤西仁の主演映画『BANDAGE バンデイジ』。 正月特番で、KAT-TUN全員のテレビ出演は多かったが、年末年始でこの映画の告知の為に赤西が情報番組などに出演する機会は得られず、とうとう公開週になってしまった。昨年ファッションショーのゲストに出演し、映画絡みでソロの歌を披露した赤西。ある程度の歌唱力が知れてしまった今、ソロで歌うシーンはそれほど楽しみではない上に、彼の話す“むにゃむにゃ”セリフ。この映画は大丈夫だろうか? そんな赤西主演の『BANDAGE バンデイジ』を、「陰日向」になって支える心強い共演者がいた。 さすが赤西仁だけあって、雑誌特集は豊富にあるようだが、昨年公開された「スノープリンス禁じられた恋のメロディ」(森本慎太郎主演)に比べ、ジャニーズ事務所もさしたプロモーションをしていない映画『BANDAGE バンデイジ』。やっと年末流され始めたTVCMを見る限り、嫌な予感がする記者だった。 「ソボにいてよ(そばにいてよ)…。」 北乃きいを抱きしめる赤西が言うセリフだ。「祖母?」ドラマ「有閑倶楽部」の時同様、赤西がしゃべる主人公ナツのセリフがぼそぼそして聞き取れない。映画「スピード・レーサー」の日本語吹替版の時はそれなりに上手かったが、ドラマや映画ではアクションや表情を気にしすぎるのか、どうにもセリフが内にこもるのだ。いくら赤西が美形でも、顔だけで2時間観客を惹き付けるのは難しい。やっぱりセリフはっきり聞こえた方がいい。このタイプのセリフ回しで成功した木村拓哉は、赤西より声に特徴があり、ぼそぼそしゃべりになったのはかなり演技を積んでからだったと思う。なんとも危なっかしい。 主役が危なっかしくても、共演者やストーリーが良ければそれなりにいい映画になる場合もある。 今回、ドラマ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜 」で好演だった金子ノブアキが、バンドのドラマー役で出演。本業としての一面でもあるドラムさばきが注目が集まる。その他、ちょっと不似合いだが長髪の高良健吾や、笠原秀幸など実力派の若手と、杏や伊藤歩、柴本幸など脇の女性キャストも豪華。そしてなんといっても映画を盛り上げるのは、ドラマ「ライフ」や映画「ハルフウェイ」の主演で注目され、女子中高生に絶大な人気がある北乃きいだろう。北乃は、赤西演じるバンドのボーカル、ナツに恋する女子高生・アサコを演じる。映画を見る大多数の女性はアサコに感情移入するわけだから責任重大。しかし、演技力が高く、器用な北乃は上手く映画に溶け込んでいるようだ。 これが、沢尻エリカや長澤まさみ、ガッキーなどの有名どころではやっかむ赤西ファン達も、爽やかな北乃きいなら彼女役をやっても許せる。また、今年はこの後、宮崎あおい主演「ソラニン」の公開が控えており、バンド映画はブームの兆しがある。本来バンドに憧れるのは若い男の子が多いが、ジャニーズ映画と判断されると男は見てくれない。しかし北乃が出演している事で男性客の導引も見込め、男女のお客のバランスが取れる。この点で北乃は優等生だ。“赤西ファン以外”をどれだけ取り込めるかによってヒットの度合いが違うからだ。 頼みの綱はやっぱり、演技が上手くて多くのお客を呼んでくれる北乃きいか。
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スポーツ 2010年01月12日 16時30分
トライアウト受験の悲劇は解消されないのか…
プロ野球の元旦が『2月1日のキャンプイン』ならば、現在行われている1月の自主トレは、年越しの準備期間ということになるだろう。マスメディアの関心は菊池雄星(18=埼玉西武)など有名新人に集まっているが、“新年を迎えられなかった面々”もいる。トライアウト受験に失敗した元プロ野球選手たちである。 「阪神の今岡(誠)? テスト生として千葉ロッテのキャンプに参加することになっているが、『合格』の内定がでていると見てまず間違いないでしょう。フロントの信頼が厚い井口(資仁)が同い年ということで、強く推薦しているようだし」(球界関係者) 今岡については、トライアウトを受験した当初、オリックス・岡田彰布監督が「晒し者にするな!」と古巣・阪神に噛み付いていた。その岡田監督の一喝が千葉ロッテを動かしたかどうかはともかく、大多数のトライアウト受験者は新天地を見つけることができなかった。何人かに取材してみたが、トライアウト受験者は大きく分けて、『2つ』に分けられる。1つは再起を目指し、必死になっている者。もう1つは、野球に見切りを付けるために受験した者。つまり、「何処の球団からもオファーがなかった」事実を自分自身に言い聞かせるためである。 後者の受験者の心境も、分かる気がする。しかし、問題なのは前者である。トライアウトを取材したことのある者なら、分かると思うが、出場機会に恵まれれば、戦力として十分にやっていけそうな選手も少なくないのだ。あるプロ野球OBによれば、「もし他球団で再起したら、旧在籍チームの二軍指導者の引責問題に発展する」とし、故障や性格面におけるウソの情報を流すのだという。 「首脳陣に嫌われただけで、解雇された選手いますよ」(同) もし本当なら、プロ野球の世界も、ビジネスマンと変わらない辛さがあるようだ。 08、09年のセ・リーグ新人王は巨人から輩出された。その2人の受賞者、山口鉄也と松本哲也は『育成枠』から這い上がってきた。彼らの頑張りには頭が下がる思いだが、「70人まで」と支配下登録選手数を定めているプロ野球各チームは、新人を獲得するためには、その人数分の「支配下選手」を解雇しなければならない。 昨秋のドラフト会議を見て、疑問に思うことがある。支配下登録する新人の指名を4、5人で終えておきながら、育成枠ドラフトに再び参加する球団もあった。支配下登録する選手にはそれなりの契約金も払わなければならないが、育成選手なら多少の支度金と年俸240万円で済む。人件費を削るための計略だとしたら、解雇を通告されたトライアウト受験者も納得できないだろう。 育成枠の在り方に限らず、ドラフト会議後に行われるトライアウトの日程、アマチュア復帰のための条件緩和など、プロ野球は“年始”までに解決できなかった問題も少なくないようだ。(スポーツライター・美山和也)
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社会 2010年01月12日 16時00分
男と女の官能事件簿 不倫相手をひき殺した29歳人妻(2)
家族を持ちながら不倫関係を続けていた岡島と浜口さんだったが、ケンカが絶えなかったといわれている。もとは飲み友達だった2人は居酒屋などで一緒に飲むことが多かったが、酔って店の中で言い争いになることもよくあったらしい。 その原因というのは、ひとつに岡島の酒癖の悪さがあった。飲めばヒステリックに叫んだり、すぐに手が出たりすることも少なくないような有様。浜口さんも、顔面を殴られたり、足蹴にされたりしていたという。 一方、浜口さんは大変なヤキモチ焼きで、岡島のちょっとしたこと、たとえば彼女の携帯に誰かから電話がかかってきただけで怪しみ、居酒屋で他の客と話をしただけでも怒って怒鳴り散らすという具合だったという。 その浜口さんだが、岡島の酔って振るう暴力には耐えていたようだが、ヤキモチのほうは度を増すばかりで、事件が起こる直前まで、岡島の携帯に1日に何度も繰り返し電話をするなど、かなりしつこかったらしい。また、岡島が家から出るところを待ち伏せて見張るなど、ストーカーまがいの行為をしていたともいわれているが、これは岡島の思い込みとの可能性もある。 また、岡島のほうが浜口さんに結婚を迫ったものの、子供のいる浜口さんが断ったため、より2人の関係がこじれたという話もある。実際、事件の直前に岡島は夫と正式に離婚が成立していたらしい。だが、子供を大切に思う浜口さんが、岡島の申し出を拒否したことは十分に考えられる。 詳細についての真偽は定かではないが、ともかく、2人の関係がこじれていたことは確かなようである。 そして事件は9月24日の夜に起こった。 当日の午後10時頃、小川町腰越にある焼鳥店を出た2人は、駐車場で激しく口論となった。そして岡島がクルマに乗りこむと、いきなりバックで発進させて、その後ろにいた浜口さんをはねたのである。 だが、バックでたいしたスピードが出ていなかったためか、浜口さんはすぐ立ち上がった。ところが、岡島はさらに彼をはねた上に、さらにクルマの向きを変え、今度は直進して彼の正面から追突した。そして、倒れた浜口さんを、さらにクルマでひいて岡島は猛スピードで逃走した。 浜口さんは即死状態だったという。事件翌日の25日、岡島は警察に逮捕された。取り調べに、容疑を認めたという。(了)
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芸能 2010年01月12日 15時30分
水樹奈々“本業”での主役抜擢に不安の声
紅白出場歌手である水樹奈々が、テレビ朝日系アニメ「ハートキャッチプリキュア!」の主役、キュアブロッサムの声を演じることが分かった。昨年に続き今年も好調な出だしの彼女だが、厳しい意見も出ている。「業界には水樹が主役をつとめるとコケるというジンクスがあります」と話すのはアニメ業界関係者。「2009年の作品でも主役級をつとめた『WHITE ALBUM』や主役をつとめた『RIDEBACK』は期待ほど成功したとは言えません」。紅白歌手として世間に認知された水樹にとってはなんとも不名誉なジンクスだ。 水樹奈々は「人気があるけど技術がない」とアニメファンの間でささやかれているという。「ビジュアルやキャラクターが愛されているのは事実ですが、声優としての技術はファンの中でも疑問視されています」(前出のアニメ業界関係者)。さらに、彼女の声優としてのモチベーションを疑問視するのは芸能事務所関係者。「水樹奈々はもともと歌手志望であり、地元では“のど自慢大会荒し”と呼ばれていました。本来の目標は歌手を“本業”とすることであり、『声優は腰かけでは?』との噂もあります」。 ただ、今回はオーディションを受けての出演。『ハートキャッチプリキュア!』は2004年から放送された人気シリーズ。今回コケたら紅白歌手という名誉に泥をぬるリスクを持ちながらの行動には相当の意欲を感じる。しかし、前出のアニメ業界関係者は「声優から歌手へシフトするために慎重になっているのでしょう。今の段階で完全に声優から足を洗えば“アニメを踏み台にした”とブーイングが起きるのは確実です」と解説。また別の関係者は「彼女は堀越高校卒業時に表彰されるほど真面目です。不名誉なジンクスを払しょくしてからでないと歌手に完全転向できないと考えているのではないでしょうか」と話した。 果たして彼女は歌手一本で活動する前に“不名誉なジンクス”を払しょくすることができるのだろうか。
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スポーツ 2010年01月12日 15時00分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元ヤクルト(ドラフト1位)・竹本由紀夫さん
去年の各球団のドラフト1位に指名された注目の菊池雄星や長野久義、今村猛などは今季どんな活躍をするのだろうか。「ドラ1」と言われた選手はえてして当たりが少ない。 1980年のドラフト会議で社会人野球で輝かしい記録を数多く残した選手がヤクルトから1位指名を受けて入団した。竹本由紀夫がその人だ。 竹本は56年8月1日静岡県に生まれた。県立修善寺工業高から新日鉄室蘭に入社。79年の都市対抗野球大会ではエースとして投げ、ベスト8に進出する活躍を見せた。この年のドラフトではロッテに1位指名されたが、これを拒否した。 翌80年、世界選手権の代表に選ばれ、キューバ戦で好投した。そして都市対抗野球でも大昭和製紙北海道の補強選手として出場、準決勝まで勝ち進んだ。この年のドラフトで再び注目を集めた。そして、ヤクルトから1位指名を受けた竹本、石毛宏典(西武)、原辰徳(巨人)の3人がこの年のドラフト“御三家”とまで言われた。 竹本は右腕の即戦力として大いに期待されるが、その期待を裏切る結果となった。ヤクルトに4年間在籍したが、通算37試合に出場して、0勝5敗0セーブで、投球回数72回と3分の2、防御率4.71で引退した。社会人時代は輝かしい実績を残したにもかかわらず、プロでは1勝もできなかった。 引退後は、飲食店を経営するなど、さまざまな事業に手を出したがことごとく失敗、現在はその消息が知れないという。 ちなみにこの年のドラフトは前述の原、石毛以外に中尾孝義(中日)、川口和久(広島)、愛甲猛(ロッテ)、高木豊(大洋)、駒田徳広(巨人)、大石大二郎(近鉄)など、80年代のプロ野球を支えた錚々たる選手が輩出した。それだけに竹本のハズレが目立つものであった。
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1970年09月26日 22時10分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分