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NHK「ゲゲゲの女房」 初回視聴率史上最低の14.8%

 3月29日から始まったNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の初回視聴率が、関東地区で14.8%、関西地区で10.1%だったことがビデオリサーチの調べでわかった。これは集計を始めた1964年以来、初回放送分としては最低だった。

 NHKは番宣も積極的に流し、28日深夜にはドラマ『鬼太郎が見た玉砕』の再放送もしたがこのような残念な結果となった。
 平均視聴率の最低記録は、同月27日が最終回だった「ウエルかめ」で(ビデオリサーチ調べ)、関東地区で13.5%と過去最低を記録、それまでの記録だった「つばさ」(13.8%)より0.3ポイント下回った。関西地区でも10.8%と低かった。
 「ゲゲゲの女房」は放送開始時間を15分繰り上げ、午前8時からとなった。
 1961年4月に始まった朝ドラの時間変更は第2作(62年4月〜63年3月)以来のこと。NHKも駅頭の看板や折り込みチラシなどでかつてない宣伝を実施した。しかし、結果としてはこの48年ぶりの変更が視聴者側の混乱を招いたことも、低視聴率となった一因とみられている。
 いずれにしろ番組は始まったばかり。水木しげるという幅広い年齢層に知られる有名人夫婦がモデルだけに、今後の巻き返しを期待したい。

 なお、「ゲゲゲの女房」はドラマとは別に映画も進行中で、企画自体はこちらの方が先とのこと。
 監督は鈴木卓爾。主人公・布枝を吹石一恵、水木しげるを宮藤官九郎が演じ、2月にクランクインで今秋公開予定。
 今年は水木しげるさんの創作開始60周年にあたり、どちらもその記念の一環としての作品。相互に連絡を取り合っており、映画、ドラマのスタッフとも「水木先生の記念イヤーを盛り上げていきたい」と話しているそうだ。

(横浜 六太 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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